☆自由気ままに☆

 ☆自由気ままに☆

PR

Profile

もっちタイプR

もっちタイプR

Calendar

2007.07.12
XML
カテゴリ: 野球魂
全米のメディアが絶賛!





【サンフランシスコ10日(日本時間11日)】7年連続7度目の出場となったマリナーズのイチロー外野手(33)が大リーグ球宴史上初のランニング本塁打を放つなど、3打数3安打2打点の大活躍。ア・リーグを10連勝(1分け挟む)に導き、日本選手で初めてMVPに選出された。マリナーズと5年1億ドル(約121億円)での契約延長が合意に迫っていることも明らかになったスーパースターが、夢舞台で光り輝いた。

 地響きのような大歓声の中、イチローがダイヤモンドを飛ぶように疾走する。ボールが右翼のフィールドを転々とする間に、二塁、三塁を華麗に蹴り、最後は流すように楽々ホームイン。78度目となる伝統の球宴で、史上初のランニング本塁打。日本が生んだ天才がまた、メジャーの歴史を塗り替えた。
 「行った(サク越えした)と思った。疲れちゃって大変でしたよ。イヤな球場ですね。史上初? そうなんですか。ボクにとっても初。それがオールスターとは」
 普段クールな男が、野球少年のように、満面笑みで声を弾ませる。1点を追う五回一死一塁で、クリス・ヤング投手(28)=パドレス=の真ん中低めの直球を強振。打球は128メートル、高さ7.6メートルの右中間フェンス上部を直撃し、右翼定位置方向へ不規則にはねた。クッションボールを中堅寄りで待っていた右翼のケン・グリフィー外野手(37)=レッズ=が、ボールに追いついた時には、快足を生かし、三塁を回っていた。
 3打数3安打。五回の守備でベンチへ下がった。ジャイアンツの本拠地開催。バリー・ボンズ外野手(42)がサンフランシスコ湾へ打ち込む豪快な一発に関心が集まる中、歴史的なランニング本塁打で、文句なしのMVP選出だ。
 「これまでの6年間とは違う自分がいることを感じることができた」
 “スーパースター”への仲間入りを実感した。01年の新人王&リーグMVP、01、04年首位打者、04年年間最多安打(262安打)、6年連続ゴールドグラブ賞…。数々の偉業を打ち立てた日本の天才は、メジャーの豪華布陣の中でも特別な存在となった。
 試合前のロッカールーム、デレク・ジーター内野手(33)=ヤンキース=が「来年はヤンキースへ来るんだろ」と親しげに話しかけてきた。ランニング本塁打の後、マニー・ラミレス外野手(35)=レッドソックス=がタオルで仰いでくれた。この日、「5年1億ドルでマリナーズと契約延長」という報道が駆け巡るなど、力も評価も超一流。イチローは尊敬する側から、尊敬される側へとなっていた。

 「(MVPを)獲得したことは生涯、忘れない。“ナントカ”(ワールド)シリーズに行ってみたいもんですね」
 マ軍はア西地区2位で折り返した。まだ手にしていない世界一の栄光へ。天才は、打って、守って、走り続ける。

【イチローに聞く】
 --ヒットが3本でました
 「“出ました”ではない。“出した”んです」

 --ランニング本塁打も
 「(打球は)いいイメージでしたよ。(サク越えと思い)走るのを途中で止めようと思ったくらい。疲れちゃって大変ですよ。昨日も今日も走っていないから」

 --7度目の球宴は
 「これは楽しかった。もちろん出ることも(意味は)あるけど、やっぱり選手は結果を残さないと。これまでの6年と明らかに違う。初めて楽しい球宴になった」

 --7度出場できたことについて
 「こういう舞台を用意してくれたのは、投票してくれたみなさんのおかげ。感謝したい」


 「作品という感じ。いっぱい、いっぱいのヒットではない、過去6年と違う自分がいる」

 --MVP受賞は後半戦へ向けての刺激になるか
 「そうなればいいけど、ボク個人の力ではどうにもならない部分がある。自分の仕事をキッチリやりたい」

 --ホームランを狙ったら何本打てるか
 「難しいですね。打率が2割2分でいいなら、40本と言っておきましょうか。でも、だれも求めていないでしょ、そんなこと」


「おれの知る限り、あんな打球の跳ね方は見たことがない。どこかの角に当たって、逆方向に跳ねたね。でも、(イチローが)改めて素晴らしい選手だということがよく分かった」

【クリス・ヤング投手(28)=パドレス】
「打たれた直後、あのバウンドを見たらそう(ランニング本塁打に)なると思った」

【自らが率いるタイガースが、後半戦最初に戦うのがマリナーズだけにア・リーグのジム・リーランド監督(62)】
「(イチローのMVPは)本当はいい知らせじゃないんだ。木曜日に対戦する相手だからね」

【ナ・リーグのトニー・ラルーサ監督(62)=カージナルス】
「(イチローは)バットを持った芸術家だ。走りも守備もいいし、完成されたプレーヤー。アウトにできるボールがないよ」

■イチロー、メイズ氏に感激
 試合前には1951年から72年途中までジャイアンツでプレーしたウィリー・メイズ氏(76)をたたえるセレモニーが行われた。通算660本塁打、球宴にも最多タイの24試合に出場し、最多の通算23安打、6盗塁、20得点の記録を持つ。全選手が出迎え、「バリー」の名を同氏につけられたというボンズがサポートして外野で始球式を行った。同氏と同じ中堅のイチローも「あの瞬間、同じフィールドにいたことは生涯忘れられないでしょう。プレーしてするところを見てみたかったですね」と話した。もちろん同氏の背番号「24」はジ軍の永久欠番となっている。

全米のメディアが絶賛!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.07.12 23:27:55
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: