かみかくし日記

かみかくし日記

2003.12.17
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ウチには「銭金金太郎」という番組の制作スタッフから問い合わせが何度かあった。
もちろん「おたくの劇団に凄く貧乏な人いたら紹介して下さいよ」というオファーである。だいたいウチは劇団じゃないし、某中小企業の三男が家業手伝いながらやってたり、きちんと芸能活動をしていたり、年齢層が高くて芝居を続けていたりするとそれ相応の糊口のしのぎかたというのは確立しているものだと思う。

それはおいといて、本日の問い合わせは某情報番組から。
4週間後のステージ情報の候補を探しているとのこと。条件は協賛やスポンサー企業がついていない事。もちろんついていないし、広告料もいらなのでチラシ・あらすじ・企画書を送ることを承諾する。

あんまり期待はしない。テレビに。
前回の『温室』の公演の前にも、告知してくれる、という条件で「ケータイ将軍」という番組の出演を承諾したのだ。お宅訪問コーナーで。
そんなに隠すようなアレでもないけれど、でもやっぱりこんなわたしにも以前から応援してくれる人がいるわけで、夫ともどもテレビに出るというのは結構決断だったのだ。

まあ結果はさんざん。
深夜1時台の放送がスーパーボール中継の為に、深夜3時台になり。

一応「から騒ぎ」に出演していた方をというピックアップだったのだけれど、そういう風に紹介されてないからテレビを見てただけの人は「誰だよ!」だよ。
(わたしは女優としてテレビなんかに出たことはないのだ。事務所の人はめんどくさいのでわたしを舞台女優と説明する。それも舞台の人が怒ると思う。三流モデルあたりが適当な肩書きだと思う)
結局自分のお馬鹿っぷりを露呈しただけで終わったのでした。(ギャラは一人分だし)

チケットの予約や問い合わせの電話はまだないけれど、広告出しませんか?とかそういう問い合わせが今回から増えた。ぴあに掲載・委託したからか、本多グループの劇場公演だからか。
とにかく、無冠の夫と(すまん!)本当に誰にも知られないところで、ひっそり芝居をしているような孤立感がずっとあったので、人が自分たちが芝居をやることを知っているというのは不思議な気分だ。
もちろんありがたい。本当にありがたいのは、実際に劇場に来て何の評価も棚上げにされている夫の作品を観て貰うことなんだけれど。

そしたらわたしの役割も終わる。もっとこれに興味を持てる人なり、評価してくれる人に、出演も作品も託すことができる。わたしはその中でチャレンジすることができる。本当にその世界を体現できるのにふさわしいかどうか。

世間と繋がって芝居があるのは嬉しい。
ちょっと今日はそんな気分で稽古場へ行ったのでした。





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Last updated  2003.12.19 12:20:18
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