2003年06月05日
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カテゴリ: 分類できませぬ
最近そうでもないのですが、以前はやや辛口の

そうなると、大体メンズ用が多かったのですが、
香水の本をよく見てみると、
大体がシプレ・ノートであることが分かりました。

~シプレ・ノート~

フランソワ・コティーが、地中海に浮かぶ島「シプレ」
(キプロス島の仏語)で実際に感じた香りの印象を元にしてつくられた
「シプレー」(1917年)という香水が分類名の由来です。


苔や樹木の香りをベースにし、そこに
フルーツ・花・ムスクなどで彩りを添えています。

全体的な特徴として、
「木の葉の湿ったような、くすぶったような香調」
「心を落ち着かせる、静かな格調のある香り」
という言葉が上げられるそうです。

今で言う、~癒し~リラックス~落ち着き~などの
印象を私個人としては持っています。

~~~~

幼い時、よく母に連れられて遠くのお寺に行っては
お線香をあげていたり、お墓の掃除をしたりしていました。

と母を恨めしく思うと同時に、思春期になっては
もう母についていくことさえもしなくなりました。
しかし、故郷を離れて数ヶ月後、不意にそのお寺にとても
行きたくなったのです。何故だか・・・引き寄せられる様に。

そのお寺は、手入れが行き届いており

その空気感といったら・・・、清々しく、透明。
心の中の不浄を許してくれるような、存在感。
もうその場所からしばらく離れる事が出来なかったくらいです。

苔の中にぽつんとある石の椅子に腰掛け(苔を踏まない様に)
ぼんやりと眺めていました。
眼の先には、また素晴らしい藤棚がありましたが、
その甘い蜜の香りが邪魔に思えるくらい、湿り気のある
苔の香り?に心奪われていたのです・・・。

そう、私の記憶の中にある好きな香り・ルーツのひとつは
この「苔の香り」なのかも知れません。

そして何となく、湿った印象・大地の息吹、そして心の落ち着き
を感じてしまうシプレ・ノートの香りに心惹かれるのは
偶然ではなく、必然と感じてしまうのです・・・。

後日、そのお寺(私は勝手に苔寺と呼んでいる)を管理していた
先代の住職さんが亡くなってしまい、私はあの綺麗な
苔が無くなってしまうのではないかとがっかりしていましたが、
息子さんが後を継いで苔の管理をしている、と母から聞いて
一安心したところです。

【本日の香水】 オ・パフメ オーテブラン

中国生まれの友達にオーテブランの代表香料の1つ
「白茶を知っているか?」と尋ねたところ、「知らないが
どんなお茶か?」と逆に尋ねられ、「産毛がついているお茶」
と説明したところ、「ああ、分かった、高級茶ね」
と教えてくれた。
中国では、皆、お茶の葉を入れた湯のみにお湯を入れて蓋をして
その蓋をずらしながらお茶を飲んでいると思っていたが、
「正直面倒」と言っていて可笑しかった。
「香りはとても良い、でも、高級茶」だそうです(笑)。





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最終更新日  2003年06月05日 21時47分12秒
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