『遠い空の向こうに』
元NASAのエンジニア、ホーマー・ヒッカムの、自叙映画。
今を溯ること40数年、ソビエトは世界で初めて、
人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
その軌跡は、世界中のどの場所からでも確認することが出来た。
ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町コールウッドでも、
夜空を横切るスプートニクに魅せられた高校生、
ホーマー( ジェイク・ギレンホール
)が、自分でもロケットを作りたいと、
友達、家族、そして町全体を巻き込んでいく。
もうこういうの、弱いです。
なんかね、仲良し男の子4人組が、つるんでいるのが、
『スタンド・バイ・ミー』
みたいで。
音楽も、60'sだし。
もっとも、線路沿いのシーンなんて、
モロ『スタンド・バイ・ミー』にしか、見えないけどね。
この頃のアメリカのガキンチョは、そういう悪さばっかりしてた、
ってことか?(謎)
炭鉱町で、昔気質の父親とぶつかって、
でもやっぱり父は息子を、息子は父を…というパターンは、
『リトル・ダンサー』
だし。
こんなに泣く要素満載で、泣かずにいられますか。
アメリカの、小さな炭鉱の村。
スポーツで奨学金をもらい村を出るか、
町に残り、一生炭鉱夫で過ごすしかない将来。
同じ年頃の男の子は、女の子とデートの話ばかり。
そんな中、いきなりロケット作りに夢中になり始めた少年を、
最初は馬鹿にしていた友達も、一緒に作り始め、
そんな彼らに、町の人たちも協力し始める。
ホーマーの父親を除いて。
いくつもいくつも、小さなロケットは、地上で爆発。
文字通り、手探りの試行錯誤を経て、ついに打ち上げは成功。
そして科学フェアに出るという目的を持ったホーマーは、
嫌いだった学校の勉強も、頑張り始める。
が、しかし…。
遠い空を夢見ていた少年が、
暗い地下に潜って行かざるを得ない状況に、思わず涙。
子供たちが夢を持ち、それを実現しようとするには、
いかに大人たちの理解と協力が必要か、ってことをひしひしと実感。
野口さんが宇宙へ行ったのを見て、自分も宇宙飛行士になるんだ!
と思った子供たちの夢が、どうか叶いますように。
【参考】
goo映画 遠い空の向こうに
『ロケットボーイズ(上)』
著:ホーマー・H.ヒッカム
『ロケットボーイズ(下)』
著:ホーマー・H.ヒッカム
♪本日のBGM
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