*モナミ* SMAP・映画・本

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2009.01.13
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カテゴリ: 映画


『ベン・ハー』


ユダヤの都エルサレム。
豪族の息子ベン・ハー( チャールトン・ヘストン )は、
ローマ軍の新将校としてやってきた幼友達メッサラ
(スティーヴン・ボイド)と再会。

だが、今やふたりの間は対立関係にあり、ベン・ハーは、
反逆罪に問われ、奴隷として軍船に送り込まれてしまう。

やがて海賊軍隊との激戦の中、ローマ艦隊司令官アリウス
(ジャック・ホーキンス)の命を救ったベン・ハーは、
ローマ屈指の剣闘士に成長。

生き別れた母と妹の仇を討つため、宿敵メッサラとの対決、
大戦車競争に挑む。



イエス・キリストが生まれた時代のエルサレムでの、
ローマ帝国によるユダヤ人の迫害を、一人のユダヤ人豪族と、
その幼友達でありながら支配者であるローマ人との戦いを通して描く、
宗教スペクタクル。

幼馴染でありながらも、ローマ人とユダヤ人という壁が阻む2人の友情。
宗教観もさることながら、ずっと一緒に育ってきたのに、民族が違う、
というだけで対立するという構図が、日本国に生まれた私にとっては、
正直、今ひとつピンとこないのだけれど。


若いラビ(イエス)のことをメッサラに密告することを拒んだベン・ハー。
そしてそれをきっかけに、メッサラと対立することとなる。

しかしメッサラとて、唯一神であるローマ皇帝の命に背くことなど、
できないのだから、彼の心情も辛かったと思うのだけれど、
そこはキリスト教国が作った映画だから、容赦なく悪者に描かれて。

母親や妹までも牢獄送りにすることはなかったとは思うけれど、
地方の将校として、どこまで権限があったのか…。


そして大迫力の、大戦車競争。
実際撮影中に、事故とかなかったんだろうかと思うほど、激しいもので。
そりゃ死人も出るわ。

いや、殺しているのか。
ユダヤ人がローマ人に背くことなどできないけれど、
同じフィールドで戦いそこで命を落とすことは、アリなんだ、と。

そしてそこでの馬たちの、美しいこと。
メッサラの戦車を曳く黒馬たちの引き締まった体。
ベン・ハーの戦車を曳く白馬たちの優美な姿。
人間より馬に見とれてしまった。


最終的には、「汝の敵を愛せよ」とのキリストの教え満々な映画で、
ほんの数回しかそれらしき人を登場させず、でもそれと明確に示し、
そして最後には業病(ってのはらい病?)をも治ってしまう、という、
映画の規模や迫力は別として、キリスト教の宣伝的な映画?と、
クリスチャンでもない私は思ってしまった映画でしたが。


『ベン・ハー』  著:ルー・ウォレス


『不滅の映画音楽 ベスト』



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最終更新日  2009.01.13 13:32:17


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