新春ドラマスペシャル、 『味いちもんめ』
。
伊橋!あの伊橋が!
やんちゃで喧嘩っ早くて、あんなに可愛かった伊橋が!
土下座してる。
自分のせいじゃないことで、土下座してる…。
それだけで、涙涙…。
あぁ成長したなぁ。
あの、理不尽なことには一歩も譲らなかった伊橋が(涙)。
でも、熱血でお調子者のところは変わらず。
熊野親方にも女将にも板場の連中にもまだ早いと言われながらも、
立板になった伊橋。
そんな伊橋に預けられた、京都の料亭の跡取り息子、信太郎。
追廻が来たと張り切る伊橋だが、イマドキの若者である信太郎に、
イライラさせられっぱなし。
怒鳴りまくり殴りまくりの伊橋に、とうとう切れて辞めちゃった信太郎。
まぁね、信太郎の気持ちも分かるし。
伊橋の気持ちも分かる。
「人を育てる器じゃない」と落ち込む伊橋。
難しいお年頃だよね、中間管理職。
しかしすぐに立ち直るのも、さすが伊橋(笑)。
そんな折、信太郎の父が亡くなったとの訃報に、京都に駆けつける、
伊橋と親方。
しかし信太郎の母も姉も、伊橋に良い印象は持ってない模様。
料亭のデカさ、板場の立派さにも驚く伊橋。
しかし、板場は荒れている模様…。
料理界の重鎮が集まる通夜振る舞いの料理を、熊野親方に頼む、
信太郎の母。
それに異を唱える、菊華庵の板長、猿渡。
いざ料理が始まっても、猿渡はくだを巻くばかり。
結果的には料理の評判はよかったものの…。
菊華庵の味をどうやって継承させていくかと悩む菊華庵の女将。
そこに、熊野親方が、伊橋をここに預けるとの提案を。
戸惑う伊橋だが、親方の言葉に従う。
しかし信太郎の姉は、つれない様子。
菊華庵の板場の連中も、受け入れがたい模様。
一方、菊華庵にも、次々に難題が。
酔っ払った親方の味付けは、どうやら昔と違うと料理家に批判され、
目下の者に当たる猿渡。
それを止めに入る伊橋、喧嘩は伊橋の得意分野(笑)。
信太郎曰く、見た目は若いけど年寄り臭いことばかり言うって。
真摯に包丁を研ぐ姿に、なんとなく感銘を受けた?信太郎の姉。
姉も、いい加減な猿渡が嫌いらしい。
登美幸の板前、横山とも再開して発破をかけられる伊橋。
さて、菊華庵の板場改革に乗り出すか…?
まずは、寮の朝ご飯からきちんと作ることに。
やっぱり、ちゃんとした生活は、ちゃんとした食生活から!(笑)
板場の雰囲気も、次第に良くなってきたけれど、
またそれが面白くない猿渡。
どけ!と伊橋に突っかかる猿渡に、「あんたみたいないい加減な板前に、
この板場を明け渡すわけにはいかないんですよ」と揺るがない伊橋。
「出て行くのは、あんたの方じゃねぇか」
うわー。
カッコいい…(涙)。
辛いよね、色々辛いよね、伊橋も(涙)。
そんな伊橋に、菊華庵の女将も、次第に認めるように。
料理界の重鎮に挨拶に行く女将と信太郎、
「先代の味を維持していくことができるか?」との言葉に詰まる。
伊橋のお陰で、客さんからお褒めの心づけをもらい、
板場のみんなで飲み会、板さんたちが作る酒のつまみっちゃぁ、
そりゃ美味しかろねぇ。
新年を気持ちよく迎えたそんなところに事件勃発!
なんと菊華庵に、産地偽装疑惑が!
どうやら猿渡がリークしたらしい。
「お父ちゃんが可哀想」と泣く信太郎の姉に、前掛けを差し出す伊橋。
慰めるでもなく肩を抱くでもなく、ただそれだけの伊橋、素敵…(惚)。
猿渡の言うがままになるしかなかった伊端の連中も、辛かろうな。
曲がりなりにも料理人だもの、妥協できないとこもあるだろうに、
だけども上の者には逆らえない、その葛藤…。
伊橋に電話し、「もう東京に戻ってくれば?」と言う谷沢と、
「さっさと戻って来いよ」と言いつつも、「親方も何も言わないし、
もうちょっと頑張ってみれば!あばよ!」と言う山口。
あぁその友情に涙…。
と、そんな間に、信太郎と女将が謝罪会見を。
走る伊橋と姉!
記者たちに詰め寄られ、しどろもどろの信太郎と女将の前に割り込み、
土下座をし、「私、伊橋悟の責任です」と頭を下げる伊橋。
あああ涙。
そんな伊橋の謝罪も、残念ながら融資の延長には繋がらず。
身の程を知らされ、「時代が違うんですよ」と拗ねる信太郎。
「親父や伊橋さんには、俺たちの気持ちなんて分からないんですよ」
って、伊橋を随分年寄りみたいに言うな!(爆)
そんな信太郎に、熊野の親方から預けられた信太郎の父の手紙を渡す。
が、くしゃくしゃにしちゃう信太郎。
どうしても読みたくない信太郎に代わって、読んでやる伊橋。
そこには、信太郎をそんな子にしてしまった父の後悔が。
「自分の人生に立ち向かえる強い人間にしてやってください」
立派なお前の親父や熊野親方よりも、まだまだ未熟な自分は、
お前の気持ちの方が分かるという伊橋、
「世の中を変えることはできない。できるのは、自分の生き方だけだ」
大人になったなぁ。
成長したなぁ、伊橋。
とうとう、廃業してしまうことを決めた菊華庵。
それを聞き、茶道界の重鎮の前に、飛び出す伊橋。
「もう一度最後に、チャンスが欲しいんです。菊華庵の最後の味を、
食べにきてください!そして、味で判断してください!お願いします!」
と、雨の中土下座する伊橋。
さて、菊華庵、最後の日。
あんなに大見得を切った伊橋だが、震える手を止めることができない。
そこに、熊野親方が。
「あれだけの店の命運が、お前の肩にかかってるんだ。
当たり前のことだ。だがな、余計なことは考えるな。
お前に出来る精一杯のことをやればいい。
お前は俺の弟子だろう!今までの修行を信じろ!」
やっぱりいい親方だなぁ。
こんな親方に出会えた伊橋は、やっぱり幸せだ。
菊華庵に走って戻る伊橋、「精一杯自分の仕事、してみせるから!」
うううう、伊橋ーーーー!
ららーらららーらららーーーー(涙)。
板場に気合を入れる伊橋、そこに、着替えた信太郎もやってくる。
真剣な顔で料理をする信太郎。
そして、重鎮がやって来る。
緊張して、一つ一つの料理を仕上げる伊橋。
そんな板場を覗きに来る猿渡。
黙々と食べる重鎮。
伊橋と信太郎が、座敷に呼ばれる。
来るつもりはなかったが、先日の、「先代も納得してないと思います。
店も残せず、味も残せず、人も残せず…。
先代とは違う味かもしれません。でも、残された人たちが一生懸命作る、
新しい味かもしれません。私たちにもう一度、チャンスを下さい!」
という伊橋の熱意にほだされ、来たという。
最後の黒胡麻のカステラ、これは菊華庵は燃え尽きない、という、
あんたの思いの表現か?と問う重鎮。
「女将さんや信太郎、板場や仲居のみんなそれぞれが、
同じ火を灯しながら、今日という日を迎えました」
料理が大変気に入った、お金を都合するとの言葉。
しかし、「ありがたいお言葉ですが、今はその話をお受けするわけには」
と信太郎。
跡継ぎの自分は社長としても板前としても素人同然、板場も修業中の身、
菊華庵の板場を継げる人間は1人もいない、と。
それを聞いて、さすが菊華庵の跡取り、5年でも10年でも、
自信が持てるようになった時にまた、と重鎮。
自分にとっても大事な場所だったんだと言う猿渡に、
「菊華庵はなくなりませんよ。その時は、あなたの力が必要です。
新しい菊華庵のために、よろしくお願いします」
そして東京に戻ってきた伊橋。
また女将に呼ばれた伊橋、そこにいたのは、信太郎とその姉。
2人揃って、藤村に修行に来たらしい。
相変わらずの女将さんとのやりとり、「あんたいくつになったの?」
「38…ちょうどくらいですかね…」
「えーー!そんなに!?」
いつもの伊橋の毎日が始まる…。
あぁいいドラマだった!
なんていうか、予定調和じゃない?
伊橋が受け入れられて、菊華庵が立ち直って、っていうのは。
そうなるだろうな、と予期してて、そうなる、という。
でも、そういう「お約束」が、ハマるドラマ、というか。
見てて、あぁそうなるんだよねと分かってても、そうなってホッとする、
というか。
収まるところに収まるのが、イヤじゃない、不快じゃないドラマ。
なにより、中居くんが楽しそうだったのが、よかった。
男ばっかりの現場っていいな、って言ってたし(笑)。
また、見たいなぁ。
また、やってくれないかなぁ。
年に1度のスペシャルでもいいから。
ドラマ『アイムホーム』 まとめ見感想 … 2015.06.12
ドラマ『アイムホーム』 まとめ見感想 … 2015.05.21
『幽かな彼女』 第2話 「中学生にも経済格… 2013.04.16
PR
キーワードサーチ
カレンダー