*モナミ* SMAP・映画・本

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2011.05.05
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カテゴリ: 映画



1861年、南北戦争が始まろうとする直前。
ジョージア州タラの大地主ジェラルド・オハラ(トーマス・ミッチェル)の娘、
スカーレット(ヴィヴィアン・リー)は、樫の木屋敷と呼ばれるウィルクス家で、
明日開かれる野外宴会で、そこの嫡子で彼女の幼馴染みであるアシュリー
(レスリー・ハワード)と、彼の従妹メラニー(オロヴィア・デ・ハヴィランド)
の婚約が発表されると聞いて心おだやかでなかった。

激しい気性と美しさを併せ持つスカーレットは、多くの青年の憧れであったが、
彼女の心はアシュリーとの結婚をかたく決意していた。
しかし、彼の心は気立ての優しいメラニーのものだった。

スカーレットは、チャールズトン生まれの船長で素行の評判の良くない、
レット・バトラー(クラーク・ゲイブル)に会い、彼の臆面のない態度に、
激しい憎しみを感じながらも、何か惹きつけられる。

そして突然、戦争の開始が伝えられ、スカーレットは失恋の自棄から、
メラニーの兄チャールズの求婚を受け入れ結婚した。

メラニーと結婚したアシュリーもチャールズも戦争に参加した。
だがチャールズは戦争で病を得て死に、スカーレットは若い身を、
喪服に包む生活を余儀なくされたのだった。



なんと気の強いスカーレット!
その我がままっぷりすらが、美しさを増すものとなり。
女王然とした輝きをまとい、男たちを惹きつけてやまない。

が、男はやはりメラニーのような従順で寛容な女の方が、
好きなのだろう。

そのことに気づいていないのか、気づいているけれども、
自分はそうは生きられない、生きたくないと思っていたのか。


泣いたり喚いたり媚びたり、大好きな人が違う人と結婚しちゃったからって、
自分も腹いせで結婚しちゃうなんて、なんと子供っぽいことよ!
と思ったけれど、今となってはうんと年下なのよね、スカーレットのみならず、
バトラーでさえも。

いくつの設定だかは知らないけど、スカーレットなんて二十歳超えるか、
超えないか、ってとこじゃないの?

ならばしょうがないか、あんなに強気なのも短気なのも若さゆえか、
とは思うけれども、あのしたたかさと強さは、いくつになっても憧れる。

自分が美しく強いということを十分分かっていての、あの強さだもの。
弱いところなんてない、あっても見せられない。
涙を見せるのは、男を落とす時だけ。


またあの、ヴィヴィアン・リーの美しさ!
そして表情に表れる気の強さ!
スカーレット・オハラは、ヴィヴィアン・リー以外ではあり得ない。


何人もの男性に取り巻かれても、望みの人を手に入れることのできなかった、
スカーレット。
そして、そんなスカーレットの腹の内を見透かしてるかのようなバトラー。

今まで自分をそんな侮辱するような目で見る男なんていなかったから、
それがまた、悔しかったのか。
「悔しい」という気持ちはある意味、ポジティブなものなのかも。


男も富も子供も、何もかも手に入れることができるようでいて、その実、
何ひとつ完全に自分のものにすることができなかった。
得ようとするものは全て、指の間から滑り落ちてしまう。

それは、時代のせいなのだろうか。
それとも、彼女の強さゆえのものなのだろうか。

そのことに気づいていながらも、負けるわけにはいかなかったスカーレット。
それは、彼女のプライドでもあり、生き方でもあり。


文字通り何もかもを失ったけれども、タラの地に力強く立つスカーレット。
きっと多分、これからも何かを得て、そしてまた失うのだろうけれど、
彼女が彼女の強さを失うことは、ないだろう。


明日は、明日の風が吹く。



オリジナル・サウンドトラック




『風と共に去りぬ』
 著:マ-ガレット・ミッチェル



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最終更新日  2011.05.17 19:48:47


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