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2004年04月15日
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カテゴリ: 批評
 韓国の成年男子にとって女性をおいてけぼりにする話題といえば軍隊生活だという。

 徴兵が義務づけられているあの国。おたがいの共通体験として軍隊生活がある。その苦労話で他人同士でもこえられる心の壁があるらしい。

 実体験がないので想像するしかないのだが日本の体育会を千倍キツクしたようなものだろうか。国家的使命を担う圧倒的な不条理体験。結果、大人への教育=通過儀礼となる。無理やり青春期を卒業させるシステム。いいんだかわるいんだかわからないが、同世代で同じ体験をするのは悪くないかもしれない。と身近でないことに関してはなんとでもいえる。こういうヤツが戦争をおこすのだ。

 本書は70年代の自衛隊を舞台にした物語である。いつぞやの新聞で「自衛隊員の誇りを感じさせる作品」とかなんとかもちあげた書評記事になってはいたが。ちょっと違う。

 これは「軍隊を放棄した」という矛盾・建前の中で奮闘する日本人の物語である。矛盾の中で生きなくてはいけないというところでこの物語の舞台そのものが青春期にある←最近卒業しかかっているという議論はこの際置いておく。

 多くの保守系がいうように戦後多くの失ってきたものがある一方で失うかわりに命がけで守ってきたなにかがある。愚かかもしれないがかけがえのないもの。みすぼらしいけど強いなにか。なぜか同じ著者の「壬生義士伝」の主人公を思い出す。そう、あくまで不器用なみためでない美しさを描く浅田ワールドなのだ。

 ところで「ドブネズミみたいに美しく」とは天才的なフレーズだよ甲本ヒロト(脱線)。

 でたらめなのに、不条理なのに口に出さずにいようとする強がり。あえてへそ曲がりに体現してしまう自分の気持ち。哀しみ。男かくあるべし。というより、あー男ってこうだよなあというとほほで愛しい部分が泣ける。

 あいかわらずツボをはずさないつくり。ブルースが聞こえます。(♂)





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最終更新日  2004年04月16日 00時41分03秒


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