まんがよみ日記

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2004年09月25日
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カテゴリ: 批評
 仕事でぬけられない友人との飲み会キャンセルにつき、本を購入。本書+「魔笛」と野沢先生2連発+中村うさぎ「変!」。生きたカネの使い方だ。

 「あのカネでなにが買えたか」という本があったが、国家予算にいたらないまでも年間のビール代を有効利用すればいまごろは。
 英語がペラペラかもしれない。
 海外旅行にいけたかもしれない。
 マセラッティが買えたかもしれない(ないない)
 ・・・ところでマセラッティってなに?

 ほんとはわたしにとっていちばんいい生きたカネとは「使わないこと」ではあるのだが、それはまたべつの話。

 さて本書。舞台は取り壊しがきまりつつある現代の学生寮。反対する寮生に対し大学側は舎監を置くことを条件に存続を認める。その舎監とは元警察官名倉。



 自治寮。学園紛争に出動した元機動隊員という設定。本作は60年代のあの時代への総括がバックにある。時代の残滓にいいとこだけ浸りなにもなかったようにしている上の世代と、ダブルスタンダードで矛盾に反発することなくすりぬけていこうとする下の世代。世代の対立すら成立しない中でかつて学生と闘った名倉がただひとりみせようとする生き方。それは父親のありかたである。

 価値観への強烈な意思。おしつけるわけでなくひとつひとつの矛盾を指摘し、考えさせる。寮内の電球をかえ、庭をいじり、寮生の敵と戦い、環境を整えていく「舎監」というありかた。父親そのものである。否、もはや失われた父親というロマンかもしれない。

 最後の大学側の寮生への罠に対しても名倉はあくまで「舎監」として筋をとおす。その生き方に電車の中で号泣。

 60年代はよかったというノスタルジーにおちいらないのがいい。著者のほうが世代的に若いせいかもしれない。寮の騒動に乗じようとする大学内の左翼系サークルを冷淡に排除する寮生というのもリアル。寮生がみんなヘタレなのもいい。あくまで大人のありかたをしめす物語が涙腺を刺激する。

 さて、関係あるようなないような今日の名言。J-WAVE「MAKE IT 21」より。

 自分探しをしちゃだめですよ。なんにもないんだから。自分づくりをしなきゃ。(小笹芳央/株式会社リンクモチベーション社長)

 モチベーションUPが商売になるのも不思議。でもこれ、いい言葉だ。もっとはやく気づいていれば10年ぐらいムダをはぶけたのに。ちっ。(♂)





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最終更新日  2004年09月26日 11時48分45秒


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