まんがよみ日記

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大学後輩@ Re:途中下車(01/14) 自身の歩む道こそ正道であると信じている…

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2004年11月17日
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カテゴリ: 家庭
 今日のひとこと。朝5時に家をでたのにのぞみの指定席満席ってすごいよ日本のリーマン。

 福山駅からバスに乗って40分が母の実家である。コドモのころはなんとも思わなかったがあらためて行く道を眺めたらあまりの田舎道に驚愕。

 ひたすらつづく田んぼ道はいいとしても、くずれかけた家があちこちみえる過疎な風景もいいとしても、バスと軽自動車がすれ違えない道があるってどういうことっすか?これでバスを間違えてたとしたら戻れんのかオレよ。とどきどきしながら乗る。落ち着かないことこのうえない。イメージとしては「こち亀」の部長の家への道である。いやほんとに。

 BGMは広島弁。「なーや」とか「じゃけー」とか幼少慣れ親しんだ響きを聞きながら外を眺める。おやぢたちが世間話をしている。バスの座席が小さい。バス停のCMが余計遠くに来た感をもりあげる。老人しか乗ってこないバス。こんなところにもヒトがすんでいる(失礼)。

 あらためてコドモの脳内地図に思いをはせる。福山駅→バス→実家しかなかったのだなという視界の狭さを笑う。もしかしたら車酔いでへろへろだっただけかもしれないが。

 そういうわけで到着。荷物をおかせてもらってあちこちに挨拶をする。いとこと再会。でかくなったいとこの甥や姪が走り回っている。年月を感じる。自分もここによくきていたころはああいうかんじだった。ひとりは公務員。ひとりは求職中。このへんも年月か。

 せかされるように昼食の弁当をおしつけられる。しぶしぶ食べる。友人が言った名セリフがある。

「結婚式より葬式のほうが飯がウマい」

 それはそうなのだが、葬式という場からいって味なんかしない。つったっていても役にたたないのでもそもそかきこむ。食べ終わるとデクノ坊と化す。と、伯母が祖母に挨拶してこいというので行く。これはしぶしぶというよりは行くタイミングを逸していたので渡りに船。兄と2人で対面。



 祖母と最後にあったのは自分がプー太郎だったころだ。母がたまには刺激もいるだろうと無理やり埼玉に連れ出したのだ。私の家にきた祖母はしばらくはぼんやりしていたがやがて若いころのような軽口も飛び出すようになって広島に帰った。

 自分は孝行孫ではなかったがいる間は家族の一員として居心地がいいように、というよりこっちの居心地がいいようにバカ話をしていた。きっと冥土にはアホな孫として記憶していったに違いない。

 家を使っての告別式だったので坊さんの読経の後ろで正座の痛みを我慢しつつ「ご遺族」の一員になる。喪主の挨拶のときに来場された方に向き直るのははじめての体験。坊さんにはなんのありがたみもかんじなかったが喪主の伯父が目を腫らしていたのが印象的だった。宗教心よりそれぞれの想いのみえる瞬間に故人をみた。

 火葬場にバスでむかう。母のいとこのおじさんが日本酒を抱えている。火葬場の職員の方に渡すという習慣が残っているらしい。「こういうのって最近では虚礼とかいってなくなりつつあるみたいだけどねー」とはおじさんの弁。礼をむこうがほしいかどうかよりはこっちがあげたいときもある。あげたほうが落ち着く気もするが。

 こういう習慣って地方によっていろいろある。

 たとえば献花に缶詰とか日用品とか果物がつまっているのはこの地方独特だと聞いたがどうなんだろう?

 あと京都の大往生の祖父の葬儀で竹の先にお金をつけてふりまわしてみんなに振舞うというのをやっていたが、これもどうも京都独特らしいがどうなんだろう?

 などと、民俗をおもう。そういえばいとこが写真をバチバチ撮っているのだがどうよ。キモチはキモチなのだろうがどうもヘンなもん写りそうな気がするが。

 2時間まって骨を拾いに戻る。おもったよりかたちが残っている。みんなで拾って壺にいれる。

 兄2人はとんぼがえりで私のみ残留。夜は宴会。車で来ているせいもあって酒のみも少なくて、私ひとり顔を赤くしているのが恥ずかしい。と、それからは泊まる親戚の義務としてあらゆるかたづけにひっぱりまわされる。残った弁当の処理。式場のバラシ。雑用の数々。ハードボイルドにスイッチがはいる。

 メールをもらったときの衝撃ほどには祖母の死がリアルじゃない。かたづけへ意識がとんでいるからに違いない。大往生を祝いたいというキモチもある。






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最終更新日  2004年11月18日 21時44分44秒


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