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中国株システムトレードのシステム作りは少しずつやっています。作業をしていて思うのは中国株の場合の一つの問題は、入手できるデータ量がまだ少なすぎるという点でしょうか。銘柄数でいけば、現在香港市場に上場している銘柄のうち取引に値すると思われる時価総額10億香港ドル以上の企業ということになると、高々420銘柄くらいしかありません。(バックテストしようとすると、古いデータが必要になるが、そうなるとデータがそろっているものはもっと少なくなる。日本株だと新興含めると4900銘柄くらいある。)それと、yahoo!financeからのデータダウンロードでは2003~の5年分のデータしか収集できない点。あるいは個別銘柄によっては、株式分割の時点より以前がすっぽりデータが出てこないものがある、など、前途多難。日本を代表する相場師・林輝太郎先生の本にも書かれていますが、「資料と道具」は、大変でも、毎日こまめに自分で整備していくしかないので、(売ってたら手っ取り早いのですが)毎日セコセコと自作プログラムで日足の値動きデータを収集し、一日分溜めていく作業を日課としてやっています。 考えてみれば、真剣に相場で勝とうと思ったら、 これくらいの労苦はいとわず仕事と思ってやることが 必要なのかもしれない、と思います。 (林先生のほうは、手書きの場帳とグラフ、玉帳ということに なりますからプログラムを作ってしまえばあとはボタン一発、 というわけにはすまないわけで、比較にならないのでしょうが)今のところ上記の420銘柄ですが、とにかく時価総額関係なしに(それだと1000銘柄以上ある)、将来使うかどうかはわからないが収集できる全銘柄を毎日取得して溜めていくようにしようかなあ、、と思い始めています。きちんとワークする売買ルールかどうかの検証を自信を持ってやるために、5年でなく、最低あと3年くらいデータの蓄積がほしいところ。。上げ相場2回、暴落相場2回、横ばい相場2回くらいを含む期間でワークするかどうかバックテストできる体勢が欲しい気がしてます。(日本株でワークしている戦略が、中国株でも、5年くらいでも持ちこたえるのなら、使ってみてもよいかもしれませんが。特に2008年という暴落相場のデータを得たことは大きいと思っています。)というわけで、まだまだ中国株のほうは先が長い・・しかし、実際に運用するかどうかは別として、日々の取引用に、中国株の値動きの傾向を調べたりということには利用できると思うので、中国株の検証システム作りは引き続きポチポチ進めていく予定です。日本株シストレは、システムA・Bを仮想売買でフォワードテストしていますが、今のことろ、検証どおりのまずまず良い成績です。(昨日1銘柄利益確定。週明け月曜日に寄付で5銘柄利食いになる予定です。)もうしばらくフォワードテストを続けます。中国株中長期投資は、動かず。ある銘柄の下げを待っていますが、下げません。
January 31, 2009
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システムトレードを知らない方にシステムトレードについてお話すると、自動でシステムが発注してくれて、全自動でやってくれるもの、、(株売買ロボットみたいなもの)と誤解をされることが多いように思います。確かに自動発注もシステムトレードの一部の側面だと思いますが、自動発注の機能そのものは、システムトレードの概念のうち5%くらいの位置しか占めていないのではないかと思います。システムトレードの95%の意味は十分な期間とデータ量をサンプルに、ある一定の売買ルール(どういう風になったら買って、どういう風になったら手仕舞いするのか?)で売買をくりかえしたとしたらどうなるのかを、バックテスト(過去の相場データでのシミュレーション検証)し、有効な売買ルールを探す、そしてその有効な売買ルールでもって、現在いままさに取引されている相場データを検索し、システムが検索してきた、売買ルールに合致する銘柄や投資対象を、自分の裁量を入れずに、淡々と機械的に売買する(メカニカルトレーディングともいうらしい)、、というところだと思います。(つまり、”有効な売買ルールを見つけること””有効であるかどうかを検証すること”というのが最も大切であり、有効でない売買ルールに基づいて自動発注していても、絶対儲かるわけがない、ということです)売買ルールが、場中の状況によって売買を執行しないといけないタイプだったときには、例えばサラリーマンで昼間自分で注文を出せないとか、検索してからほんの数秒の間に注文を出してしまわないと、利益が出ないようなタイプの場合は、そのルールに基づいた売買を成立させるために、コンピューターによる自動発注の機能が必要になりますが、すべてのシステムトレードが、かならずしも自動発注の機能を備える必要はないです。システムが指示した売買を、人手で執行できるような売買ルール(例えば、寄り付き成り行き売買や、指値売買)の場合は、自動発注の機能がなくても十分システムトレードが可能です。
January 25, 2009
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「過去データでの検証に意味があるのか?」「過去勝てたシステムだからといって今後も通用するのか?」ということは、システムトレード批判としてよく言われることですが世の中のどんな取引方法、それは長期投資やファンダメンタル投資においても、結局は過去の経験則(自己の?)に沿って、売買を決めているわけであり、そんなことを言い出したら、どんな投資もできない、事業もできないということになるのではないか?と思います。まずは、反論その1は上記のようなこと。この「反論その1」は、水掛け論的な感じがしますのであまり意味はないと思いますが、僕がシステムトレード、機能するかもしれないな~と思っているのは、相場というのは昔も今も人間がやっていることで、ある一定の法則は、多分過去も現在も、そして未来も変わらないのではないか?(傾向として、確率・統計的に。)ということ。つまり、例えば一つの例は、裁量で取引する多くのプレーヤーは人間であり、人間であることにより、過度の恐怖によって、合理的でない安い株価で、株を売りたたいてしまったり、あるいは強気相場で合理的でない高い株価で株を買ったりする、、そういうことは過去も現在も未来永劫も、変わらないのではないかと思います。システムトレードの可能性は、そのような相場参加者が引き起こす「認知のゆがみ」や「傾向」「偏り」を過去データをあらいざらい検証してみることによって、それが統計的に有意であるのかどうか?ずっと機能し続けてきたか?ということを実データで、しかもかなり多数のデータを使って検証して売買ルールを決めることができる。ということにあるような気がします。
January 17, 2009
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前回に引き続き、検証の日々です。固めて時間が取れないので、少しずつ進めています。前回の売買ルール(ルールAと呼ぶことにする)では、ラリー相場についていけないのが欠点でしたが、それはそれでよし(損は出てない。単にトレード機会がないだけ)として、ラリー相場で逆によく利益が上がる売買ルール(ルールB)を見つけて、A・Bの2つを並行して運用(ポートフォリオ運用?)することによって、全体として上昇相場も下降相場も、それなりの成績が出るような戦略を目指す、、(まあ、ラリー相場は、普通にバイ&ホールドの、伝統的な中長期投資でもいいのですが(^^;)ということで、順張り系の売買ルールBを検討中。大変有名なトレンドフォローの戦略、ドンチアン・トレンドシステム (「タートル流投資の魔術」でカーティスフェイスが紹介している手法。 スイング系のレンジブレイクアウト・システム)もいろんなパターンで何度もバックテストを行ったが、○最終的には勝てるシステムである○しかし、勝率は高くないので、どうしてもDDが深くなり 運用が困難(途中の精神力が必要)○いくつかのフィルターをかますなどのチューニングで ある程度はDDを抑えて安定させることはできる (しかし、この場合は大きなゲインを得ることを あきらめる形になる)という感じ。一昨年の為替FXでの裁量トレードのときにも悩んでいたことですが、トレンドフォローの場合は、どこまで市場に付いていくか?が難しい。できるだけ、トレンドが続いている間は利を伸ばしたいがそうしようとすると、退出ルールを甘めにしないといけないが、×トレンドの最終局面での下落で、利益のいくらかをふっとばすことに 必ずなるのだが、その部分が大きくなる。×ダマシに遭った場合の傷が深くなる。逆に、上記を克服しようと退出ルールをキビシメに取ると×トレンドに乗れたとき、途中で振り落としに会いやすい×いいところで買えているのに、上昇初期に簡単に振落しに あい、おいていかれているパターンも多くなる。という形にどうしてもなるので、その部分がジレンマになる感じ。(まあ、そりゃそうだ。為替でもなんでも、トレンドフォローで実際にトレードしてみるとすぐにわかる)ここの部分のバランス(どれくらいきつくするか?)が大事かもしれませんが、過度に調整して最適化すると、カーブフィッティングに陥りそうな感じがします。(トレーリング系の退出ルールでなく、例えばよく言われているような、移動平均線乖離率を用いた、買われすぎ・上がりすぎ状態になったら手仕舞い、もやってみたが、こちらも今のところの検証ではあまり成績を向上させない感じ・・)そこで別途、トレンドフォローではないが上昇トレンドのラリー相場において有効な売買ルールを現在、検討・検証中。(まだDDは大きいが、年率は申し分ないほどよい戦略が一つ見つかった。(2005年の年利はとんでもない利益になっている。計算上は)そのままではまだ使えないが、トレード数も十分あるのでうまくチューニングすれば使えるようになるのではないかと期待♪)中国株検証システム開発に関しては、yahoo!USのほうで、年明け数日間分の日足データが、サイトのデータの更新がなく、「配信ストップか?!」と焦る(^^;(現在は復活)なんででしょうね?(^^;他のサイトからもデータ収集する方法も開発しておかないといかんのかなあ、、と思いましたが、とりあえず日本株での上記の検証が優先で、こちらはほったらかし。(^^;(日本株検証作業に疲れたら合間にやっていこうかと(^^;)中国株投資のほうは、福記食品はカテキンさんも買ったそうで、株価は今のところ順調。それ以外の、割安&高配当で買った株のうち一つは、買値から30%上昇、さあこれから!と思った矢先に、プロフィットウォーニングが出て、50%以上の減益見込み、とのことで、株価急落。情報が出ているのに気づくのに1日遅れたため(イタタ・・)、利益を飛ばして撤退(苦笑)。50%減益を考えても割安なのだが、一旦ここは他のより割安と思える銘柄に買い替えすることに。
January 11, 2009
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システムトレード、あまりに面白くてお正月気分そっちのけ、検証検証の日々でした。とりあえず情報の多い日本株から始めて、、売買ルールの検討と、過去18年の株価データを使ったバックテストを繰り返し続けています。1990年~2007年までものすごくよい成績で有効だった売買ルールが、2008年のデータを取り込んでバックテストしてみると、まったく機能しなかったりします。(苦笑)(昨年はさすがに100年に1度の金融危機というだけはある。昨年にシステムトレードを始めていなくてラッキーだったかもしれません。一番ヒドイ奴で、2007まで年率平均100%以上稼いでた売買ルールが2008年は-60%になってしまったものも(笑)。)なかなか面白いです。2008年も利益を出して乗り切る売買ルールが出来たら、おそらくしばらく負けることはないのではないか?と思いますがどうなんでしょうね。今のところ手元では、なんとか試行錯誤の結果2008年含めて過去18年で年率平均まずまずのものまでは作れました。最大ドローダウンも-15%程度なので、なんとか運用に耐えそうな感じです。(2008はDDは-5%程度。)一応、過去18年間マイナスの年はないので、カーブフィッティングに陥っているわけではないのではないかと思っています。(あまり複雑なルールではないですし)問題は2005年などはマイナスにはなっていないもののほとんどトレード機会がなく、この年は食っていけないシステムになっていることですね。(^^;2005年のような、バイ&ホールドだけで儲けられたような一方的なラリー相場も取れる順張り系のシステムも今後調べていこうと思っています。実運用は、まだまだ先になりそうです。あまりに調べることが多すぎ。ボチボチ進めます(^^;
January 4, 2009
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あけましておめでとうございます。年が変わり、ようやくなんだか季節感が出てきました。昨年は振り返ってみれば大変な一年でしたが、今年は回復の一年になるのか、はたまたさらに波乱の一年になるのか?という部分、諸説あり、なかなか見通しが利かない状態ですね。(本質的なところでは、僕は楽観的にものを見ていますが、金投資論者によれば、また大暴落で、金は爆騰なんだとか。なんでもあり得そうな感じですね)というわけで今年はこんな一年になる、というのを年初は大体考えてみるわけですが、今回はしないことにします。そして、今年のテーマは「相場を予想しない」です。基本的な投資方針としては「相場を予想しない」ということは今までやってきたことと相違ないわけですが、それでも結局この場(ブログ)で先行きの見通しを書いてしまったり(つぶやいてしまったり)、あるいは人と会うと自然にそういう話になり、なんらか見解を述べる、というようなことをやってしまっていたわけなんで(^^;(面白いのでそうしてしまうわけなんですが(^^;)そしてそれはまた、自分の考え方・モノの見方を固定化させるという点であまりよいことだとは思わないので、、できるだけ、自分の口にそれを言わせない一年にしていきたいなと思っています。では何をもって投資するのか?投資判断を行うのか?ということですが、そちらは過去データや歴史に照らして儲かる「確率の高い」投資行動を行う、ということで考えていこうと思っています。
January 2, 2009
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