月 翳 庭 苑

月 翳 庭 苑

2009年04月07日
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テーマ: 詩(924)




満開の桜の下で空に掲げば
陽に舞い落ちる薄紅の一片、二片と数える暇も無く
降るように散る桜吹雪に
盃の酒は零れんほどに波打てども
背に注ぐ光と花はただ快の一字
いかな嵐とてもいずれいずくの盃の内
されば嵐の時を苦とするか愉とするかは
すなわち視線を合わせる場所の違いか

窓を開けよ
顔に陽の光を受け
春の風で肺を満たせ

目を凝らす場所以外にも世界は広がり
世界は生と光に満ちているのだから












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最終更新日  2009年04月07日 15時08分27秒
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