モラと桃次郎と私のネコ的生活
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母が亡くなりました。11月2日の早朝です。5月の末に家で転び、大腿骨を骨折。入院手術をし、リハビリをしていました。なんとか退院のめどがたったころ、食欲がなくなり胃カメラ検査をしたら胃がんがみつかりました。兄があとは家で看ようと11月8日に退院する予定でした。私も11月18日から里帰りしようと思っていた矢先です。食べられなくなったころから肺炎ぎみでしたが、それが悪化し、最後は肺炎で亡くなりました。姉は前からの予定で11月1日から里帰りしていたので臨終に間に合いました。眠るような最後だったそうです。2日の夜に私が到着したときには母は家の仏間に安置されていて、きれいで穏やかな母の顔を見て私はほっとしました。93歳。母の歴史が幕を閉じたのですね。厳しい時代を生きてきた母たちの世代。従兄だった役所勤めの父と結婚し、5人の子供に恵まれ、戦後思いもかけず商売人になったワンマンな父を支えてきた人生。読書が好きで字がきれいで絵も上手。ほんとうは学校の先生になりたかったのだと言っていました。そんな希望が簡単にかなう時代ではなかったのでしょう。思い通りに生きている人などいないのかもしれないけど、恵まれた時代に生まれた私たちは母の時代の人たちにくらべれば気楽な生活をしているものだと思います。私が幼いころの母は、いつも誰かに気を使い、商売のお金の工面に四苦八苦していたことしか思い出せません。父が役所勤めのままでいたならば、母はどんな生活を送っていたのでしょう。それはそれでまた別の苦労があったのかもしれない。人の一生は別の選択肢と比べようがないから、歩んできた歴史が自分にとって最善だったと信じたいと思います。わたしも・・・今の自分の生きてる場所で最善をつくしたい。そして母に伝えたいことは「感謝」と「私は今幸せだよ」ってことです。寂しさは日ごとに募るような気がします。姉妹で母のことを笑って話せる時もくるのかな。いつも私たちのおしゃべりを楽しそうにみていた母だから、いっぱい話題にしたいと思います。ありがとうお母さん。
2012年11月16日
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