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2023年06月02日
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カテゴリ: 病院
おはようございます



今週何年かぶりに臓器提供希望の人がいますと連絡が入り、臓器提供の院内コーディネーターとしての仕事をしました




その日は早めに仕事を終わらせて5時30分過ぎには帰宅していたのですが、19時30分ごろに看護部長から私携帯に電話があり





看護部長から連絡が来るときは決まって移植の関係の話なので、 「あ、これは移植来たな」 と​思って電話に電話に出ると案の定移植希望者が今救急外来に運ばれてきているとの話でした





看護部長さんは私が入職して3年目で院内コーディネーターの委嘱を受けた時から(当時は副部長)ずっと気にかけてくれたり、入職してそれほど経っていない時からとても気さくに接してくれてフットワークも軽く誰とでもフレンドリーに関係を築ける人で




当時からずっと尊敬でもあり憧れる部分も多かった人なのですが、今回も「私から連絡が来たってことで察しもついているかもしれないけど」と、現在の状況を教えてくれました





今回は職場で心肺停止状態になり、近くに偶然居合わせた救急救命士の方に心臓マッサージを受けながら、救急車で搬送されてきた患者さんでした




搬送時は意識も無く、心肺停止状態で来院後心拍は再開されましたが、くも膜下出血もありほとんど脳死に近い状態でした(大脳の一部の機能は保たれているが脳幹はダメージ有)










結果的にはご家族さんへ主治医よりICをした際に臓器提供の意思表示が見つかったことを伝えて、一晩考えてもらうようにしていたのですが




1時間後にご家族より臓器提供は希望しないと返答があり、提供には至りませんでした




呼ばれてすぐに看護部長と看護副部長の院内コーディネーターと共に情報収集して北海道の移植コーディネーターへも連絡をしていた時に提供希望なしとの返事が来たので、今回は情報提供までで終わりました




私の働く地方の病院でも数年に一度はこうした臓器提供に関する対応が発生します





滅多にあることではないが故に提供に至るにしても至らないにしても、こうした機会に院内の体制を確認する良い機会となります




今回は心停止下での提供の可能性も考えて腎臓と角膜提供も含めて対応を準備することになるかと思っていましたが、当院の眼科医師が変わったばかりだったので夜間や早朝での眼球摘出の対応をしてもらえるか、連絡はどの医師に相談となるか等こまごまとした院内での確認が必要だったのと




今回のように救急外来に運ばれてきたときのスマホの画面で臓器提供の意思表示を確認した場合に、写真等で残しておいた方が良かったか、そもそもスマホのヘルスケアアプリで臓器提供の意思表示を確認する方法もあったのか等




新たに整理しなくてはいけない課題も多く見つかりました




スマホの ヘルスケアアプリ に関しては私も自身のスマホで確認したのですが、確かにアイフォンの メディカルID というスマホのロックを解除しなくても緊急時にその人の 本名や身長体重、既往、薬剤情報、緊急連絡先などを表示できる機能



そこに​​​臓器提供に関しての意思表示に関するチェック項目もありました




そして私自身も忘れていたのですが、私もメディカルIDに身長体重等の情報と一緒に臓器提供の希望するにチェックを付けて登録していました




臓器提供について知れば知るほど移植によってしか助からない人の存在も、移植によって健康な体と新たな人生を歩めるようになった人も、遺族の臓器提供の決定の難しさや、決断後の葛藤など色々な側面からも考えさせられることが多いです





それらすべてを加味したうえでも私自身としては死後臓器提供を希望したいと思いますし、残された家族(特に子供には)にとってもその後の人命に関して考えるとても良い機会を提供できるのではないかと思っています




提供をするでもしないでも、移植を受けるでも受けないでも一つ一つが誰もに与えられた権利です










どのように生きるかと同じように、どのように死ぬかを考えることもきっとあなたの人生をより彩るために必要なことだと思います





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最終更新日  2023年07月01日 08時20分59秒
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