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2024年01月27日
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カテゴリ: 病院







今日は仕事の話です






病棟のローテーションがあってから、もうすぐ一カ月が経とうとしています






ロテーション前からうちの部署と今回担当している病棟との関係性はマイナスからのスタートでしたが(前任の退院支援Nsが新人だったこともあり、色々と問題もあった)、配属当初から割とプラスの印象で入っていけた気がします






理由としては何年か前に医療費やSW的に介入必要な方の担当として1,2年は今の病棟を担当したこともあったので、その当時の看護師さんからは存在を認知されていたことと






かつて外来で関わりの深かった看護師さんたちが2名ほど今の病棟に移動になっていたため、こちらも存在とSWに相談したらだいたいやってくれるというイメージを持ってくれていたからです







ただ勤務年数の浅い看護師さんや、ベテランだが中途で入ってきたり部署移動で病棟が変わり私とのかかわりのない看護師さんたちの方が圧倒的に数としては多いので、それ以外の看護師さんたちとは一から関係性を築いていかなくてはいけませんでした






そして今回のローテーションの最初の1カ月で最も苦労したのは病棟師長との関係作りでした





12月末に挨拶へ行った際には 「うちの病棟は調整のスピードが速いし、先生方の意向も尊重しなくてはいけない部署だから勝手に動かれては困るし、調整もすぐに入ってもらわないと困りますからね」





これまでは担当した病棟の師長さんからは最初の挨拶で「よろしくお願いします」とか「SWさんには色々とお世話になることが多いと思います」とか好意的な感じで初回の挨拶をされることが多かったので







「これは相当にこじれているし、信頼関係構築には時間かかりそうだなー」 と強めのインパクトを初回から与えてもらいました​






年明けすぐは病棟変わったばかりで担当ケースもほぼないので 、まずは理由もなく病棟に張り付いて 患者さんの情報収集をしたり、わからない略語をワードにまとめたりしながら、まずは顔と名前を憶えてもらうようにしたのと( ザイオンス効果 といって、頻繁に会う人に対して好感を抱きやすい)





新参者に対して電話で相談するのをためらう人も中にはいるだろうと思い、 ​物理的に直接声をかけられやすいように病棟にいる時間を長く​ しました






最初の数日間はほとんどケースに関わることも無くただいるだけで、知っている看護師さんたちと軽い挨拶をしたり雑談をしながら過ごしていました






そうしていると 4,5日目あたりから少しずつケースに関しての相談 もしてくれるようになり、徐々に病棟全体から SWさんに相談したらやってくれたよと言う評判と口コミ が生まれて徐々に相談してくれる件数も増えてきて、早い段階から「この人は相談してもらった方が良いと思います」と教えてくれるようになり、早期から情報も拾えるようになってきました






病棟の看護師から医師にも 「このケースはSWさん入ってもらっても良いですか」と提案してくれたりもするので、必然的に 医師からもSWさんお願いしますという雰囲気 が生まれて先生によっては直接相談してくれたり、依頼してくれることも増えてきました






ここまでが 2,3週間ほどで生まれた変化 だったのですが、 この間病棟の師長さんとはほぼ会話も交わさない状態 で来ていました






師長からのトップダウン形式 で何か不具合や上手くいかないことに対して看護師が師長に報告し、師長からの質問とフィードバックを得て看護師がそれらを基に実行すると言う形を取っていることがわかりました







「困ったら先輩ではなくまず師長へ報告しなさい」 という文化が根付いていました






それだけ忙しい病棟で「後輩からの相談を受ける余裕もない」ということも裏返すと言えるのですが、師長の質問も「あれはやったの?これはどうなの?あなたはそれに対してどう思ったの?」と「まずは受容」などではなく、理詰めで返していくので若い看護師さんたちはたじたじになっていました(ベテランさんたちはちゃんと自身の考えを持っているので、「いやでもそれは…」と言い返したりもしています)





​​​​​​​​​​​​そんな雰囲気なので師長さん自身もとても余裕が無かったり、医師の癖も強い科が集まっているので各方面との調整も大変そうなのは見て取れました





そんな中今週に入ってから退院支援の話などでこれまでは、病棟看護師に対してのみ話をしていたのが師長さんが私の方にも目線を配りながら話をしてくれるようになったので 「少し心を開いてくれている、ここがチャンス」 と思いました






すると​師長さんが医師と患者さんの今後の方向性のやりとりをしている時に、途中で医師が不機嫌になって病棟からいなくなったタイミングがあったので「師長さんも大変ですね」と声をかけると(ローテーション後初めて声をかけました笑)



「ここの診療科はいつもICで方向性をはっきり言わないから、患者さんも先生にずっと入院させてほしいとか言われて後から困るのが目に見えているのよね」と話してくれました





それに対してすかさず受容したのと、「今後の方針とかで困ることあれば、色々と相談していくことも出来るので教えてください」と師長の負担軽減のお手伝いもしますと言うことを伝えておきました




すると翌日からは師長さんからも私に対して話をしてくれたり、 一部のベテラン勢や師長が信頼している看護師たちに私も混ざって会話が生まれたり とようやく師長との関係も築くことが出来てきた今週の一週間でした







​こうしてローテーションからの1カ月でようやく病棟全体との信頼関係も築けてきたので、あとは診療科特有の細かいルールを理解するのと、 徐々に患者支援に関する部分でのSWの権限を広げて行ける と今度は私自身も 自分のやりやすいように仕事が出来る と思うので、もう少し今の病棟での実績作りと信頼度を上げることを意識して関わっていこうと思います





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最終更新日  2024年01月28日 07時19分15秒
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