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先日、大学進学のために離れた地で一人暮らしを始める長男の引越しをした。ひと通り荷物を運び込み、ある程度部屋を整えて、私は帰途についたのだが、別れ際にどんなはなむけの言葉を贈ればいいか迷った挙句、前日に手紙をしたためておいて、それを渡すことにした。以下は、書いた当人がそれを忘れないように、その要約をここにて書き留めておいたものだ。・「二十歳で成人」というのは、単なる法律上の解釈に過ぎず、 ひとりで暮らす以上、その時点で周りからは一人前の大人として見られる。 よって“大人として”自分の行動に責任を持て。・今まで持っていた価値観に縛られてしまうと、変わっていくチャンスを失う。 周りに流されてはいけないが、自分が変わっていくことを恐れるな。・他人に迷惑を掛けることを恐れるな。 周りの空気を読みすぎるあまり、人間が小さくなってしまわないようにしろ。・トラブルは人間を成長させる。トラブルが起こったらアタフタせずに、 充分に楽しむくらいの余裕を持て。・自分の上に天井を作るな。自分自身の可能性を低く見積もるな。他にもいろいろ言いたいことはあったが、とりあえず今の彼に最も足りて無い部分について言及したつもりだ。さあ、どこまで理解してくれただろうか?
2012年03月29日
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今春から大学生になり、親元を離れて一人暮らしを始める長男にとって、パソコンは必須のツールなので、出発までに私が用意してやることとなった。とりあえず持ち運びが出来る「ノートパソコン」というところまでは決まっていたが、あとはまったくの白紙から始まった。まずパソコン本体の機種よりも、ネット環境をどうするか、ということの検討を始めた。いろいろ考えた結果、屋外でも使える「ポケットwi-fi」的なものがいいということになり、その線でいろいろ調べてみると、「au」のやってるものがいいという結論に達した。というのもウチは携帯電話もauユーザーなので、そういう点で割引が受けられるのが大きいからだ。早速行きつけのauショップに出向き、説明を受けたのだが、その際にオプションとして、月1,470円を2年間に渡り上乗せすれば、パソコン本体も提供する、という選択肢が示された。とりあえず一旦持ち帰って検討することとしたが、その機械(国産大手メーカー品)、確かに一年前のモデルには違いないが、同機種で最新のものに比べても、スペック的にはたいして変わらないことが確認できた。1,470円を24ヶ月払っても3万5千円ほどだ、これはもう迷うことは無いじゃないか、ということで、翌日にはもうそのオプションで申込んでいた。ところが実際にそのパソコンを手にした瞬間、思わず叫んだ......「ちっちゃい!」スペックの数字からはそこまで想像できなかったのだ。さらに設定の段階で、いくつもの不都合が明らかになってきた。まずディスクドライブが無い。これではDVDも見られないし、ソフトのインストールやバックアップディスクの作成も出来ない。それに「Microsoft Office」もインストールされていない。つまりワードとエクセルが使えない。これは学生にとってはとても痛いことだろう。結局ディスクドライブは外付けのものを購入し、「Microsoft Office」は改めてインストールしたが、なんだかんだでずいぶん計な出費となってしまった。要は私の注意不足だったのだ。製品使用をもっとつぶさに調べるべきだったところが、甘いエサを前にして、心は半ば飛びついていた状態だったから、完全に慎重さを欠いてしまっていたのだ。それというのも長男の進学に際し、このところかなり出費がかさんでいたので、少しでも安く上げたい、という心理がかなり先行していたんだろう。当の長男も、おそらくかなり不満を感じているはずだが、自分のための出費がかさんでいる手前、私に恨み言のひとつも言いたいのに言えないのだろうと見えた。彼には悪いことをしたと思っている。もっともそれと同時に、不自由な条件下でいかに自分の能力を十二分に発揮させられるか、という訓練を課したのだ、などと都合のいい言い訳も出来なくはないが(笑)。それにしても私も、世間的には充分分別のついているはずの年齢にあって、このような「安物買いの銭失い」を地で行くような行動をとってしまうとは......まだまだ若いな~(苦笑)。
2012年03月26日
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今回のセンバツ高校野球の開会式で、石巻工業の阿部主将が行った選手宣誓が、たいへん評判になった。私も、高校生があれだけ立派な宣誓が出来たことは、素晴らしいことだと思う。しかしその一方で、周りが称えれば称えるほど、言い様のないモヤモヤ感が生じるのも事実なのだ。別に彼の宣誓の内容に問題があるわけではない。あれは部員たちの素直な気持ちを盛り込んだものだから、それはそのまま受け取るべきだと思う。ただやはりあそこまで踏み込んだ内容の宣誓文になった背景にも、思いをはせなければいけないと思うのだ。選手宣誓のクジがたまたま一番の被災校に巡ってきたのも、ある意味運命のいたずらだったろう。そしてそんな話題性の中で宣誓分を考えなくてはいけなかった選手たち......「素直な気持ち」とはいいながらも、とても平常心ではなかったのではないかと推察する。もしこれが甲子園大会ではなく、あるいは高校野球ではなかったら、ここまで注目されることはなかっただろう。しかしある意味、被災地復興の象徴としてシンボライズされてしまった彼らに、まったく重荷は無かったと言いきれるだろうか?私は以前からこのブログで、高校野球、とりわけ甲子園大会はもっと地味にするべきだ、ということを言い続けてきた。私たちは選手たちをことさら美化したり、ヒロイックに取り上げたりすることは慎み、等身大の高校生の大会として、ごく普通に扱われるように気を配るべきだと思う。図らずも「復興の象徴」の如く祀り上げられてしまった石巻工業の選手諸君が、これからも普通の高校生として平穏に日常を送れるように、願って止まない。
2012年03月24日
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本当にどうでもいい企画、「日本中の市の名前を全部覚えよう」は、スローペースながらも進行中だ。現在、関東・中部・近畿の計22都府県を終了している。日本の真ん中から攻めていってるので、これから北海道・東北の北日本、中国・四国・九州の西日本エリアに挑戦する。県の数ではまだ半分いっていないが、今まで終えたところは比較的市の数が多いところばかりなので、トータルの市の数のレベルで言えば、おそらくもう半分は超えているのではないだろうか?それにしても興味深いのは、県によって「平成の大合併」への取り組みに、大きな温度差があることだ。私が聞いたことの無いような目新しい市名は、だいたいが「平成の大合併」によって生まれたものだと思うが、その数が多いところと少ないところが実に顕著なのである。例えば同じ北関東でも、茨城県はやたらその類が多く、市の数も大阪よりひとつ少ないだけの「32」も有る。他方、群馬県になると、平成の大合併で出来たのはたったひとつの市で、いまだに町村がたくさん残っている(市の数はたったの12)。関西でも、大阪府などはほとんど無い一方で、兵庫県には結構多く見受けられる。まあだからって、どうってことはないのだけれど。
2012年03月20日
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宮崎県は霧島酒造というところで造っている焼酎で、『赤霧島』という商品がある。通称“アカキリ”と呼ばれているもので、焼酎を飲まれる方なら、おそらく一度はこの名を耳にしたことがあると思う。この『赤霧島』だが通年商品ではなく、春と秋の年に2回限りしか出荷されない限定商品だ。ところがこの『赤霧島』、大手メーカーの商品にしては珍しく、不思議と人気が高い。人気が人気を呼んで、すぐに品薄になることも影響しているのだろうが、普通にプレミアが付く商品になってしまっている(そのあたりの顛末は、以前のブログにも書いた)。出荷直後はさすがにどこも定価に近い価格で売っているものの、しばらくして市場から商品がなくなってくると、次第にプレミア価格が顔を出し始める。そして最終的には、定価の倍以上の値が相場となる。私自身はこういう状況を快く思わないので、ウチの店に来られるお客さんに対しては、そのカラクリを解説して、理解を求めてきた。しかしここへきて、聞く側の方々の意識に、次第に変化が生じてきたのを、肌で感じるようになってきた。以前だったら私の説明に対し、「へぇ~、そうなの!?」という驚きとともに、「それはとんでもないね~」といった侮蔑感をあらわにする方が多かったように思う。ところが最近では、そういったプレミアが付くカラクリ自体が知れ渡ってきたからか、「しょうがないよね」と半ば容認するような方が増えてきたように思う。それどころか件の『赤霧島』に至っては、「プレミアが付いている状態が通常価格で、年2回の出荷時期は“安く買える”チャンス」という捉え方までされる有様だ。ここまで来るともはや、プレミア価格がどうの、という意識の次元ではなくなっている。プレミアを付けて売っている業者に言わせれば、「価格は市場が決める。それが資本主義だ」そうだ。その理念そのものは否定しないが、ことこの業界において、希少性に対して余分なおカネを取るということは、個人的には賛同しがたい。ただ私の考え方は、もはや時代の中で取り残されつつあるのかもしれない。「知ってるよ。プレミアついて高くなってんでしょ。でもそれで納得して買うからいいじゃない」そんな風に言われたこともあった。所詮は高いおカネを出して買うのもその人の勝手だから、別にどうでもいいのだが、そういう人たちから見たら私のようなことを言う存在は、いったいどう映っているのだろう?ちょっと気になった。
2012年03月13日
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ムスコの同級生の、ある女の子の話。その子は中学校の頃はそれなりに成績が良かったので、3年前の高校受験の際には当然の如く、この地域の県立のトップ校を受験した(わが県では大した私立高校が無いためか、人気・実績ともに県立高校の方が高い)。ただ結果は......惨敗だった。実は彼女は数学が、「見るのもイヤ!」と言うほどの大の苦手で、社会などは満点を取る実力があったにもかかわらず、数学に足を引っ張られた格好だった。そして彼女は不本意ながら、滑り止めの私立高校へ行った。でもそこでよほど頑張ったんだろう、先日私の妻が彼女の母親とばったり会った時に、彼女が今回の大学受験で、私学の雄である東京のW大学に、見事合格したということを聞いた。そしてその時、いみじくも彼女の母親がこんなことを言っていたらしい。「高校受験失敗して、かえって良かったわ....。」志望校に受からなかったことが彼女の負けじ魂に火をつけ、それが勉強におけるモチベーションの源になったから、という解釈も出来るだろう。しかしその真意は、別のところにあった。もし志望する県立校に行っていたら、間違いなく「数学」に潰されていただろう、ということだった。参考までに現在わが県の県立進学校では、国立大学にどれだけ送り込めるか、というのがストレートに評価に繋がる。そしてトップ校になればなるほど、その傾向は顕著になっている。よってほとんどの生徒には、センター試験を受けることを半ば義務付けているも同然なので、5教科を満遍なく勉強させる。だからそんな環境では、彼女は苦手教科の克服に気を取られ、自分の得意分野を伸ばせないどころか、ヘタをすると精神的に参ってしまう可能性もあったというわけだ。逆に彼女の行った私立校では、そのあたりが非常に自由で、各々の受験志向を重視し、それに見合った勉強方法を尊重してくれたので、自分の必要とする教科だけに集中することが出来たわけだ。もちろん高校での学習が特定教科に偏ってしまうことについては、批判もあるかと思う。それについては私も単純に良いとは思わない。ただ私がこの話を通して訴えたかったのは、県立のトップクラスの進学校において、生徒の意向を半ば無視するような形で、国立大学受験させることに躍起になっている、という事実だ。彼女のほかにも複数の筋から同じような話は聞いている。極端に言えば、滑り止めの私立受験は極力避けて、国立に落ちたら浪人は当然......そんな風潮さえ感じられるという。しかしあくまでも受けるのは生徒であり、カネを出すのはその親だ。学校ではない。学校の都合で個人の受験方針まで変えられては、たまったものではない。
2012年03月07日
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私の妻は、かつてペーパードライバーだった。大学在学中に運転免許を取ったものの、彼女の実家がクルマを持っていなかったので、実際に運転する機会がなかったのだ。私と結婚した時にクルマも買ったが、私と一緒だと運転する必要がないからと、まったく乗らなかった、というよりも、運転すること自体が好きなわけでは無かったので、あえて乗りたがらなかったのだ。ところが子供が生まれ、その子が幼稚園に行くようになると、送り迎えさえ必要無いものの、何やかやと幼稚園に出掛ける用事がある。しかしその幼稚園はちょっと離れているので、どうしたってクルマでしか行けない。その時点で免許取得から10数年経っていて、運転感覚などはまったく無いも同じという状態だった。そこで妻は一念発起して、地元の自動車学校の「ペーパードライバーコース」というのに通い出した。その結果、とりあえずは幼稚園と行きつけのスーパーには行けるようになった。しかしそれ以上のことはしなかった。自分自身の限界をあっさりと認めて線を引いてしまう、運転に関してはそんなところがあった。そうこうするうちにムスコは小学校に入り、野球を始めた。このブログでも何度となく書いたが、小学生のいわゆる「学童野球」というのは、保護者がその運営主体となって、あれこれと関わらなければいけない。妻もその一員として、送迎やらお茶当番やらで、子供たちと一緒に動かなければいけないから、当然ながらあちこちの試合会場にはクルマで行かなければいけない。これにはさすがに苦労したが、それでも1ヶ所ずつでも運転に慣れさせていった結果、卒団する頃には市内の大半のグラウンドへひとりで行けるまでになった。それでもまだ市外に出るのはおっかない、そんな日々が続いたが、今度はムスコが高校受験に失敗したことで転機が訪れた。滑り止めで進学することになった高校は、クルマで50分ほど掛かる、ふたつ隣の市の学校だった。しかも電車のアクセスが悪いところなので、必然的にクルマで行かざるを得ない。これも最初はおっかなびっくりだったが、次第に慣れてきて、それと同時に市外の他の場所に行くこともさほど抵抗なくなってきたようだ。PTAや三者面談、そして野球の応援などで合計何回通ったか分からないが、それも昨日の卒業式で最後となった。ムスコの動向によっては、いまだにまったく運転できない人間で居続けたかもしれないと思うと、節目節目でいいタイミングで母親に運転を余儀なくさせたムスコの功績を称えてやってもいいかな、と思った。さてムスコはこの春から関東の大学に進学することになっているが、ではムスコに会いに関東までひとりでクルマに乗っていくかどうか、というと、さすがに一足飛びにそこまでは無理かと思う。なんと言っても高速道路が大の苦手なのである(笑)。
2012年03月02日
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