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高校野球の県予選も大詰めを迎え、各地で続々と代表校が決まってきている。そんな折、先日新聞に掲載されていた読者からのとある投稿を見て、ちょっと考えたことがある。その当初の内容はだいたいこんなものだったと思う。「テレビで高校野球を見ていると、例えばホームランを打った選手が派手に拳を突き上げたり、優勝したチームがみんなで人差し指を立てて群がったりしているが、見ていて実にみっともない。感情をあまり露わに出さずに、もっと慎ましく出来ないものか。」言わんとすることは分からないでもない。勝者は敗者の気持ちを慮るべきだ、という考え方も根強くあるだろう。ただこれも度を過ぎると、空虚な道徳論に陥ってしまいかねない。だいたい日本の野球って、武道に比類し得る“野球道”だから(笑)でもそれ以前に、“スポーツ”なのだ。スポーツは基本的に楽しくやるものなのだ。勝ったら喜び、負けたら悔しがる。もっと感情を表に出していいのではないか。もちろん勝者が敗者を侮辱するようなことがあってはならない。ただ、単に勝って喜ぶこと自体が敗者への冒涜になるかのような見解には、同意しかねる。所詮スポーツなんだから、思いっきり喜んだり悔しがったりしたらいいんじゃないのかな。
2016年07月28日
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私も以前このブログに何度か書いたが(これとこれ)、昨今の高い日本酒人気の中で、一部の銘柄が手に入りにくいと、消費者レベルで言われている。というか、人気の出ている銘柄は、須らくそういう状況になっていると言っても過言ではない。ただひと口に「手に入りにくい酒」と言っても、その実情はふたつに分かれている。ひとつは、少ない生産量が高まる需要に対して追いついていない慢性的な供給不足。そしてもうひとつは、単に販売チャネルが少ないというケースである。で、ここではひとつめの「慢性的な供給不足」は問題にせず(しようにも、しようがないから)、「少ない販売チャネル」について書きたいと思う。ここで今一度、地酒の流通についておさらいしよう。問屋を通じてあまねく卸されている銘柄とは別に、蔵元が認めた限定的な酒販店だけに対して蔵元から直接卸される銘柄があり、「限定流通銘柄」とか「特約店銘柄」と呼ばれている。で、昨今メディアなどでもてはやされている銘柄のほとんどが、これに該当する。“蔵元が認めた限定的な酒販店”と言っても、その数は銘柄によって差はあるものの、たいていは全国で数十件くらいのものだろう。つまり消費者が欲しいと思っても、ちょっと近所に足を延ばして買いに行ける状況ではない。このように“気軽にすぐに買いに行けない”という状況が、いつの間にか“手に入りにくい”という言葉に置き換えられてしまう訳である。この制度は蔵元にとっては、「自分の眼の届く範囲で販売できる」とか、「信頼できる店だけで扱ってもらうことができる」というメリットがあり、一方取扱酒販店にとっては、「他の酒販店と差別化できる」とか、「顧客の囲い込みが出来る」というメリットがある。しかし消費者にとっては何のメリットも無いのである。今は日本酒人気もまだまだ続きそうな気配だから、どこの酒蔵でもこぞって「限定流通銘柄」とか「特約店銘柄」としてのブランドを立ち上げている。そうやって「手に入りにくい酒」はどんどん増えていくことになるが、「手に入りにくい酒」というのは市場が活気づいている時には“希少性”がウリになるものの、市場が勢いを失ってくると一転して、“そのまま忘れ去られる”存在になってしまいかねない。蔵元や取扱酒販店の思惑がよく分かるだけに歯がゆい部分はあるが、個人的にはこういった限定的な売られ方をされている銘柄を何らかの方法で、希望するお客さんにより広く売ることはできないか、と思っている。商品がふんだんにあるにもかかわらず「手に入りにくい酒」と認識されるのは、消費者だけでなく、蔵元にとっても決してプラスではないと思うのだが。日本酒が今ほど売れなくなる時代が来たとき、今と同じ売り方はまずできないだろうから。
2016年07月19日
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「ドライなアマゾン」と言っても、あの熱帯雨林にも乾季があるのか、ということではない。先日、自宅のDVDレコーダーのディスク読み取りレンズが動作しなくなった。修理しようにも多額のカネが掛かり、これなら買い替えた方が安いだろうということで、新しくブルーレイディスクレコーダーに買い替えた。ところが製品が到着し、ひと通り接続を終えてからしばらくいろいろと設定を弄っていたら、ついさっきまで正常に映っていた画面が全く映らなくなってしまったのだ。これは設定を変に弄っていたのが原因だろうと、メーカーサポートに電話をしてみた。しかし、サポート窓口氏がいろいろと指示を出したことを忠実に行ったにもかかわらず、画面は沈黙したままだったので、窓口氏はこんな結論を出した。「これは機械内部の不良と思われますので、購入店で修理または交換の相談をして下さい」これを聞いて私は少々嫌な予感がした。というのも、これはアマゾンで購入したものだからだ。実は私は、アマゾンというものを利用するのがあまり好きではない。アマゾンのメインは書籍だが、私は書籍に関しては基本的にリアル店舗を利用し、そこに無いものはホンヤクラブを通して取り寄せている。少なくとも価格が同じなら、私と同じ立場の地元のリアル店舗を利用したいという想いからだ。ただこれもあまりにも価格差が大きいとなれば話は別で、今回の場合も地元の家電量販店との価格差があまりに大きかったので、アマゾンを利用した。もっとも家電に関しては、地元であっても特に贔屓にしたいと思える店でもなかったわけだが。さて話を元に戻すが、これがリアル店舗で買ったものなら、その店に現物を持ち込んだ上で、状況を説明し、修理だの交換だのの判断を仰いで、それに従えばよい。しかしアマゾンにそういう窓口はあるのか?まずは購入時に何度か送られてきたメールをざっと見てみたが、電話番号などは載っていない。つぶさに見ていくと、「商品の返品・交換、注文内容の確認は注文履歴から」との記述があり、「注文履歴」のところにリンクが貼ってあったので、とりあえずそこへ飛んだ。飛んだ先のページには、今回購入した商品についていくつかのボタンがあり、その中の「商品の返品・交換」というところが最も該当しそうなところだ。そこから説明文に促されるままに進んでいったら、結局は訳も聞かず交換ということに相成った。訳も聞かず、というと厳密にはちょっと違うが、返品理由を記入する箇所があるにもかかわらず、字数制限が65文字だったかの超短いもので、とても満足に説明できるものではなかった。そんなんでいいのかなと思ったが、こういう仕様なので仕方がない。そのまま手続きを済ませると、翌日にはもう代替機がやって来た(さすがに早っ!)。返品機の返送はこれまた指示に従って手続きをすると、ゆうパックの引取りがすぐにやって来た。かくして今回の不良品騒動は、不良の状況を見極めることもなく、粛々と処理が進んでいった。こんな調子では本当に不良でなく、単なる操作ミスのような場合でも返品を受けることになる。中にはインチキまがいの客もいるかもしれないが、アマゾンの物流量の膨大さを想像すると、そんな些末なことにいちいち構っているよりも、機械的に処理した方がむしろ効率いいのだろう。別に彼の会社の心配をするわけではないが、本当にドライなものだなあ。
2016年07月10日
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