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ストーリーは、スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、学内に設けられた模擬刑務所に収容された。初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていた。しかし、実験が進むうち、「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。それに対して、「囚人役」は卑屈に服従するのみで、まったく抗議できなくなっていく。いつしか、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、もはや誰にも制御不能の状態に陥っていく……。しかし後味の悪い映画です。でもそこがいい!人間って自分が置かれた立場によってこれだけ精神に異常をきたすものなんかって正直ビックリしました。普通の人が看守という権力を持っただけで人が変わったように同じ人間に対して暴力的になったりするのは怖い。もし仮に自分がこの実験に参加して看守役に選ばれても今の自分を持ち続けていられる自信が揺らぐような映画です。 精神に異常をきたしていく過程は、凄く緊張感があるねんけど、その合間に恋愛シーンが入るのが気にくわないです。なんかこの映画に恋愛シーンは無意味な感じがするんですよ。恋愛シーンになる度にテンションが下がってしまいました。 この映画は未だに裁判中のアメリカでは公開不可能らしいです。そういう意味では、ほんまの問題作が登場と言えるでしょう。ちなみにこの映画はドイツ映画です。モントリオール国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞。評価★★★
2004年12月24日
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ストーリーは、厳寒の2月、ダブリンの有名産院でアイルランド有数の多国籍企業のオーナーに息子が誕生する。だがまもなく、産院の検査室で看護婦が首にメスを突き刺された惨殺死体で発見され、数日後、退院したばかりの大富豪の息子が誘拐される。この二つの大事件に、警察の必死の捜査がつづく…殺人犯は?そして、赤ん坊の命は?アイルランドで17週連続ベストセラー1位!この言葉に興味をそそられて購入しました。う~ん微妙な作品です。あまり期待して読むと裏切られてしまいます。確かに病院を舞台にしていて2つの事件を同時進行させ、タイムリミットの11日間を分刻みで進行させるなど、読み手の心をくすぐる材料は豊富なんですが、登場人物がどうも薄っぺらい感じがして感情移入出来ませんでした。主人公の女刑事ケイト・ハミルトンが、どこにでもいてるような魅力のない刑事なのが残念です。なにか特徴のある刑事なら面白かったのにって思いました。ポール・カースンは元小児科医なので病院での会話や内情などは臨場感があり説得力もありました。次作も病院を舞台にした作品なので、次に期待しています。評価★★
2004年12月23日
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ストーリーは、冬のニューヨーク、トライベッカ。イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイスは、長年のビジネスパートナー、エンリコがギャングに殺害されたことを知り気分が滅入っていた。もう一つルイスを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイスの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。しかし、今日はいつもとどこか様子が違っていた……。結論から言うとかなり楽しめました。なんか今までの料理映画にはない新鮮な驚きがたくさん散りばめられてます。ちょっと血生臭いシーンもあるけど、ストーリーがしっかりしててその血生臭いシーンも納得出来ます。料理は美味そうやし登場人物が魅力的やし、この映画を観たら充実感で満腹になるかも・・・。 実を言うと先日DVD購入してしまいました。あつぼうはかなりお気に入りにならないとDVDは購入しないのですが、観た直後に購入を決めてました。DVDには映画に登場してる料理のレシピまで紹介してくれてます。でも聞いた事もないような材料があるので料理オンチのあつぼうには再現する事は不可能でしょう。 昔、ファミレスでバイトしてたけど、この映画に出てくる【ジジーノ】みたいにお洒落なレストランやったら、もっと気合入れて働いたのに・・・って思ってしまった。 とにかくオススメの1本です。評価★★★★★
2004年12月22日
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ニューヨークのオークションハウスに勤めるごく普通のまじめな青年マイケルは、恋人ジーナにプロポーズする。しかし、彼女は涙ながらに結婚を断る。彼女の父はマフィアの一員なのだ。それでも、必死に説得する彼の熱意にジーナはやっと結婚を承諾する。しかし、案の定二人の前に組織がらみの災難が次々と襲いかかり、結婚までの道のりは決して楽なものではなかった。この映画は面白かったですよ。ちょっとベタやけどとにかく笑えます。久しぶりに腹から笑った映画かも。ヒュー・グラントやからこそ出来た映画って感じです。彼のユーモラスな演技はほんまに笑えますよ。あの情けない顔がもっと情けなくなっていくんです。グラントはホンマに演技が上手いです。ナマリがきついイタリア語も流暢に話してます。またそのイタリア語でなりきってるマフィアの役も完璧でした。ゴッド・ファーザー”で長男役を演じたジェームズ・カーンが父親役なんですが、正直老けたなぁ~ってのが第一印象でした。 しかし邦題の意味が分からん!3つのルールって何?そんなん劇中に出てきた?誰か知ってたら教えて!もっと観たいって思わせるような邦題にして欲しかったです。 最近思ったんやけど、ヒュー・グラントの映画ってハズレが少ないような気がする・・・・。評価★★★★
2004年12月21日
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ストーリーは、ベンはニューヨーク郊外の高校に通い、所属の水泳部では大学のスカウトからも注目される花形選手。その上美しい恋人エイミーとの関係も順調で、華やかな楽しい高校生活を送っていた。そんな彼の前にある日、学園中の男子の視線を集める魅惑的な転校生マディソンが現われる。帰宅途中、ベンはマディソンを家に送ったことがきっかけで彼女を夕食に誘った。2人は次第に親密な雰囲気になり、誰もいない夜のプールに忍び込む。そしてマディソンはベンを誘惑し、彼は罪悪感に苛まれながらも誘われるがまま一線を越えてしまうのだった…。この映画は全米で初登場1位を獲得した映画なんです。 高校生版「危険な情事」って話なんですが、悪女を演じるエリカ・クリステンセンはほんまに怖いですよ。グレン・クローズにも匹敵するって言ったら言い過ぎやけど、それぐらい不気味でした。ただ「危険な情事」と較べてしまうと全てが小粒に見えてしまうけど、映画としてはそこそこ楽しめた。 しかし不満もあります。マディソンがベンに仕掛ける罠やけど、どうやったら少女1人でこんな事が出来るん?って疑問に思った。実際に仲間がいてないと出来ない仕返しがある。そういうところをもう少し丁重に作って欲しかった。それとベン役のジェシー・ブラッドフォードはヒゲが濃すぎです。いつみても青白いヒゲが目立ってました。それと水泳の注目選手のくせに体格が細すぎました。 シリ・アップルビーが出演してるけどやっぱり可愛い。「ロズウェル星の恋人たち」からのファンなんです。ちょっと注目してる女優さんなんでみなさんもチェックしてみる価値あり。 一度限りの情事は怖いって事を教えてくれる映画です。自分が一度限りって思ってても相手はそう思ってるか分からんって事ですね。みなさんも気をつけましょう。 評価★★★
2004年12月20日
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はぁ~おもわずため息が出ます。今日19日が、あつぼうにとって今年最後の休暇です。この後は31日まで仕事三昧です。12日連続仕事です。それもこの時期は忙しいから、かなり大変です。31日の仕事を終えた時って達成感と充実感でいっぱいです。その反動でいつも正月に風邪をひいて本当の寝正月になってしまいます。変に気が抜けてしまうんでしょうね。嫁さんには、明日はあつぼうが自分で目を覚ますまで起こさんどいてって言ってあります。ゆっくり寝れるのも今年最後です。起きてから子供のクリスマス・プレゼントを買いに行く予定。生まれて初めてサンタクロースにでも変身しようかなって思ってます。なんせイベント好きのあつぼうですから・・・。子供が小さいから結局は、あつぼうと嫁さんが選ぶ事になるけど何がいいのか、かなり悩んでいます。アンパンマン系のオモチャになるやろうけど、アンパンマンのオモチャってビックリするぐらい種類があるから選ぶのにかなり時間がかかるでしょう。それでは今年最後の爆睡モードに突入します。( ̄○ ̄)お( ̄◇ ̄)や( ̄o ̄)す( ̄ー ̄)ノみ♪
2004年12月19日
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ストーリーは、米ワシントン州エベレット。看護婦のアナは、この日もいつものように仕事を終えると愛する夫ルイスと暮らす自宅へ帰り、一日を終えた。翌朝、彼女たちの寝室のドアが外側から静かに開けられる。ドアの向こう側には、隣家の8歳の少女ヴィヴィアンが佇んでいた。少女はルイスが異変に気づく間もなく、人間離れしたスピードで襲い掛かってきた。そしてルイスは絶命してしまう。が、間もなくルイスは息を吹き返し、今度は彼がアナに向かって襲い掛かってくるのだった。何も分からないまま、とにかく必死で屋外へと逃げ出したアナだったが…。ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」のリメイクです。なんか現代的にリメイクしすぎて、今作にはあの独特の雰囲気が再現されてません。確かにメイクなどは進歩してるけどゾンビは昔の方が肌の色からして気持ち悪かったです。それと家族や愛する人がゾンビに変身する時に悲壮感が全然伝わってこなかったです。「ゾンビ」では愛する人がゾンビになる時に、その苦闘がヒシヒシと伝わってきたのに・・・。走るゾンビがよく話題になってるけど、オリジナルでは絶対に走らなかったですよね。あのゆっくりのスピードで襲われるから手に汗握ってました。走るゾンビを観た時、ちょっと笑ってしまいました。あんなに急に方向を変えて人を襲うって今までのゾンビ映画にはなかったかも。「28日後」でもゾンビは走ってましたっけ。ちょっと安直にリメイクしすぎた感はいなめません。ちょっと疑問があります。警官が腕を怪我してゾンビの血が混じってる噴水に倒れこむでしょう。あの怪我からゾンビの血が感染しなかったらおかしくない?それも噴水の中の怪我した腕をアップで撮ってたからこの後の複線かなって思ってたのに最後まで何もなかった。なんか不満の残るシーンでした。「ゾンビ」のリメイクと思わなければ、そこそこの出来ではないでしょうか。評価★★
2004年12月18日
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ストーリーは、爆弾で吹き飛ばされた双子の暴走族。抗争に巻きこまれ路上で射殺された9歳の少女。女性法人類学者テンペは暴走族犯罪専門チームに志願、無法者の撲滅を誓うが、死体は増える一方、私生活にも不穏な影が迫る。遺体発掘や頭蓋骨の鑑定など、著者自身の豊富な知識を生かしたリアルな描写が圧巻の傑作ミステリー。法人類学者テンペ・ブレナンを主人公とするシリーズ3作目です。全2作は角川書店から発売されてますが、今作は講談社に出版社が変わっています。普通出版社が変わってしまうと、なにか違和感を感じてしまう事もあるけど、今回は訳者である山本やよいさんが引き続き翻訳をしてくれてるので全く違和感なく読めました。作者のキャシー・ライクスはアメリカ法人類学協会から正式に認定を受けた50人しかいない法人類学者の1人です。この肩書き通り法人類学の専門知識がふんだんに盛り込まれています。骨の一部などから被害者を特定する作業も詳細に書かれてるのでとてもリアルです。専門用語を使いすぎるあまりに詳細すぎて頭がパニックになる事もありました。やはり今作を読む前に1作目の「既死感」と2作目の「死の序列」を読んでからの方が今作に登場する人物の背景なども理解できると思います。それにしても「骨と歌う女」と言う邦題はどうなんでしょう? 評価★★★
2004年12月17日
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ストーリーは、モスクワの石油工場で勤勉に働くエンジニア、カイルは妻グレイと幸せな日々を過ごしていた。アメリカへの帰国を半年後に控えたそんなある日、グレイがレイプ魔に襲われ殺されてしまう。直後に帰宅したカイルは犯人を捕まえるが、その後の裁判で証拠不十分のため無罪となってしまう。それは、犯人による判事買収の結果だった。怒りを抑えられないカイルは、その場で犯人を射殺する。逮捕され終身刑を言い渡されたカイルは、最も厳しい刑務所として知られるクラヴァヴィ刑務所へ送られる。そこで彼が目にしたものは想像を絶する“地獄”の世界だった。昔からヴァン・ダムの映画ってパターンやったけど、最近はさらに輪をかけてパターン化してる。どのシーンにしてもどこかで観た事があるんです。悲しいかな落ち目のヴァン・ダム。「キックボクサー」の時は凄さを感じたアクションシーンにしても毎回同じアクションを見せられてたら凄さも感じないようになりました。演技力もないヴァン・ダムやから演技派に転向する事も出来ないと思うので、このようなワンパターン路線で行くしかないのでしょうね。肉体派の俳優ってあんまり長続きしないですね。やっぱり年齢的にくる衰えもあるやろうし、脚本的にもネタ切れになるんでしょう。同じようにリンゴ・ラム監督も落ちていってます。評価★
2004年12月16日
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ストーリーは、被害者はみな廃屋に組んだ迷路を歩かされ、舌を切り取られていた――七年前サンフランシスコを震撼させた猟奇連続殺人。かつてこの事件で姉を失ったレーシーは、FBI捜査官となったいまもひそかに犯人を追い続けていた。そんななかボストンで再び同様の事件が!レーシーは敏腕捜査官サビッチの協力を得て犯人を追いつめるが、封印した過去を解き放ち、自ら迷路の入り口に立とうとしているとは気づくはずもなかった……。FBI関連の小説はたくさんあって飽和状態にあるけど、このシリーズは独特の雰囲気があって新鮮な気持ちで読めます。少し残念なのが、「迷路」はFBIシリーズの第2作目なんです。どうせなら1作目から読みたいと思いました。でもサビッチとシャーロックのコンビが活躍するのは本作からなので許せる範囲です。二見さんどうか1作目の「THE Cove」も翻訳して下さい。お願いします。この作品で今後とも活躍していくサビッチのシャーロックの出会いが描かれています。2人の出会いはユニットに配属される前の訓練生時代なんですよね。この頃からシャーロックは目立ってました。邦題の「迷路」ってかなりお気に入りです。犯人が被害者を迷路に連れ込むと言う理由もあると思うけど、登場人物の人間関係が迷路のように絡まりあって凄く奥の深い作品になってると思います。あらゆる意味で「迷路」です。犯人は結構早く分かるのですが、そこからの展開がメチャクチャ面白いです。まさしく二転三転って言葉が似合う作品です。オススメの1冊です。評価★★★★★
2004年12月15日
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フラフラと人生を生きてきたあつぼうも気が付けば2児のパパになります。最初の子が女の子やったから次は絶対に男の子が欲しいって思ってたら、その夢が叶いました。4月には晴れて男の子誕生です。当然の事ながら名前は夫婦でかなりもめてます。実のところ女の子やったらもう名前は決まってたんです。男やから図書館で命名の本を借りて勉強中です。あつぼう的には漢字2文字がいいけど、嫁さんが許可してくれるかどうか・・・。まだまだ早いけど男の子やから格闘技を習わせたいです。近所にカポエラの道場があるから。でもカポエラって思われそうなので考え中。それではこの話は進展があり次第、更新する予定です。
2004年12月14日
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ストーリーは、人生は演技だ!どうせつかむならどデカい夢を。冴えない男が国家最高の地位につくまでのスリル満点の冒険。エディ・デービスは売れない役者。エージェントにも馬鹿にされ、食料品店のツケはたまる一方で、にっちもさっちも行かない。ブロードウェーの舞台で端訳をもらってはその日暮らし。エディを励ますのは妻のメアリーただひとり。その妻が妊娠して彼はいよいよ父親になる。たいへんだ!稼がなくては!独裁国への公演旅行が、インディ・ジョーンズも顔負けするような大冒険になるとは!そして、大冒険が導く頂点とは。安易にこの作品を批判するのはどうかと思います。と言うのもこの作品が最近のシェルダン氏の作品ではないからです。彼の中編シリーズと言われる80年代から90年代前半の作品の中の1つです。しかも長編ではないので「ゲームの達人」などとは較べれません。ちょっと先が見える展開なども、この本が書かれた時なら凄く新鮮で面白かったと思う。だからと言って今読んでも面白くない訳ではないです。なぜか北朝鮮の事情を思い出してしまう1冊です。主人公のエディの天然ぶりがムチャクチャ面白いです。自分では善い事をしてるつもりでも独裁者にとっては致命的な事ばかり・・・・。いつものサスペンス系よりもコメディ系と思って読んでください。次作は久しぶりの長編サスペンスらしいです。これは本当に楽しみですね。 評価★★★
2004年12月13日
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ストーリーは、地球温暖化が原因で世界各地で異常気象が発生。ロサンゼルスに巨大竜巻が襲来し、日本には巨大なヒョウが降り注ぎ、ニューヨークは洪水で水没。さらに地球は再び氷河期へと突入し、北半球は完全に氷に覆われてしまう。そんな中でニューヨークの図書館にいて生き残った息子サムを救いだそうと、気象学者ジャックは凍てつくニューヨークへ向かう。このエメリッヒ監督ってほんまに日本を勘違いしてると思う。「ゴジラ」の時も腹の立つぐらい勘違いをしてたけど、この映画でもどうみても日本に見えない風景に微妙な日本語を話す日本人。地球規模での災害としてみせるにしても、もう少し考えて欲しかった。この日本人のシーンでかなり冷めてしまいました。CGの進歩は凄いですね。津波や竜巻などは今までの映画以上にリアルに出来てます。最後にもう一言、父親が子供を助けにニューヨークに行くけど、何もかもほったらかしにして行くのはどうなんでしょう?確かに息子の命も大切やけど残された人類はどうなるんでしょう?当初はこの父親が人類を避難させるように副大統領を説得するけど、自分の息子が危なくなったら後は任せきりって単なるワガママやと思う。これを家族愛と呼べるのでしょうか? 評価★★★
2004年12月12日
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ストーリーは、北フランスの祖母の家で夏を過ごす少年マックスは、ジプシー・ギターの名手、ミラルドに、マヌーシュ・スウィングを習い始める。ミラルドが暮らすトレーラーの隣には、大きな黒い瞳の少女、スウィングが住んでいた。毎日ギターを抱えてミラルドを訪ね、マヌーシュ音楽に囲まれる日々のなか、マックスは少年のように奔放なスウィングに恋する。ある日ミラルドが突然倒れ、そのまま息を引き取った。そして、マックスにもまた、この地を去らなくてはならない夏の終りが近づいていた。全編に流れるジプシージャズが凄く心地いいです。音楽があまりにも良いのでサントラを購入する予定です。演奏シーンもとても楽しくて自分がその中にいてるような錯覚さえ覚えました。トニー・ガトリフ監督の映画っていつも音楽がいいんですよ。その中でも【僕のスウィング】の音楽は文句なしに一番です。 さらにギターのテクニックが素晴らしいです。指の動きが見えないくらい高速に指が移動してます。 音楽を褒めちぎったのには理由があるんです。この映画はどうもストーリーが薄すぎます。幼い2人の淡い恋などはうまく表現されてたけど、衝撃的なラストシーンは淡々としててエンドロールが流れた時には「おいおいちょっと待ってくれよ」って画面に抗議してました。フランス映画によくあるシコリが残る終わり方でした。 燃やされたはずのミラルドの靴をはいたスウィングが去って行ったシーンは名場面やった! 評価★★★
2004年12月11日
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