アイダ

アイダ

2008.08.18
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カテゴリ: 詩以前のコトバ
休み中に読みました。

楽しい楽しい七年間をありがとう。

□□□

ハリーの成長にヴォルデモートの段階的な復活を調和させて、更に読者である少年少女たちの発達に合わせて物語が複雑で残酷なものに深化していく。
完全に演出された七年間に乾杯だ!
本読みの喜びをありがとう!
□□□
本作を読む前に集中的にルワンダについて学んでたんだが、虐殺が社会制度として起動する土壌の一つに、「民族証明書」があった。
多数派のフツ族とツチ族とを区別するために政府によって義務付けられた。

ゾッとした。
ほんのわずかな示唆であるが、作者はジェノサイドに至る延長線上にこの出来事を意図しているはずだ。

学びの成果の一つをこんな娯楽的な面で見付けるとは!

□□□
同時進行的な映画の製作も、感慨深いものがあった。
あんな風によその子たちの成長を通年で見守り続けるのも得難い体験。

さらに『ハリーポッター』シリーズの日本発売当時の教え子たちが、遠方から訪れてくれた夏に、七年間の最終巻を読了するという経験も、幸せなメタ読書体験。

□□□
うん。
楽しかった。
たくさんの子どもたちに語り継がれるように。









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Last updated  2008.08.18 23:08:51
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