盲目の海亀ダイアリー

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ゆげゆげ1381

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2006.04.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
新卒入社手続きのパニックは去年より要領良く手続きが完了しそうです。
去年は全てが手探りで6月に燃え尽き症候群のようになってしまい、大変でしたが、
まあ、今年は何とかなりそうでホッとしてます。

日記を書く余裕も生まれてきた。

さて、今読んでいるのはベストセラーの「Web進化論」。
読んでいて思ったことは以下。
新しいネット上での波を作っているアメリカ代表する技術者達の心は
「大衆」という「人」に対するポジティブな信頼感。

これはキリスト教に根ざした考え方なんだろうなー、と感心してしまった。


何らかのマイナスを引き起こす個人の「悪」が働くことがあっても、絶対的な「モノ」の存在を信じるならば、倫理観がそれを止めるであろう、
という信頼感。
経済用語でいうところのインヴィジブルハンドである。

どんなに悪事を働こうとも、しっかり絶対者は見てます。
という感覚。
そして秩序を取り戻しますよ、という信頼感。

上のことに、たとえ技術の開発者が意識していないにしても、無意識的にその土地からそんな思想の影響は受けているんだろうと思うのだ。

だいたい「世界政府があるとして、その政府が使うシステムは全てGOOGLEが開発しましょう!」なんて思想は明らかに「絶対者である神」に対する帰依(帰依はイスラム経の言葉だな)だよね。

相対的に物事を判断する傾向の強い仏教や道教や儒教などのアジア思想ではない発想だわ。
世界は混沌であると思っているような世界では。
秩序立てようなんて思わないもの。相対的に秩序が保たれていることに重きを置くのだろうし、完璧な世界からはなんらかのカオスが顔出しすると思っていては、この検索システムを作ろうとは思わないだろうな・・・。

因果関係こそがシステムだから。

ところで、WEB進化論を読んでいて、つくづく「攻殻機動隊」のファンでよかったと思った。
この作品のおかげで大方の内容が理解できたし、その問題点も理解することができた。

例えば、巨大な数から少しの利益を得れば、莫大な利益になる・・・。
これは攻殻ではテロリストが貨幣単位にならない金をネット上から搾取することでテロ資金を得ていたエピソードでよく理解ができた。



個人的にはwebのこれからの世界を想像するのは面白いし、ワクワクするのだけど、ひとつだけ嫌だなと思ったのは
多数決による解決方法。

これを言ったらもともこもないんだけど、
例えば物を販売する、という程度なら許せる。
筆者は今回の選挙戦の予測をブログからして、家族へのアドバイスをしていたが、その文脈が気になった。
「誰にいれたらよいか?」と家族から問われて、物凄い支持を感じられたと著者が認識した上で「小泉支持だ」とアドバイスしている。

・ ・・・意味が良くわからない・・・・。
大多数が支持したからそっちにいれたら?
という文脈に読めるのだ。

私個人は何度も書いているけど、「少数意見が大切にされる世界」が好きなのだ。
民主主義とは、そういうことだと思っている。
大多数派が幅を利かせるのは当たり前なんだからこそ、少数意見を大切にしようよ、と思う。

インターネットの世界もともすればこの悪しき大多数の法則に落ち込んでいってしまわないか、それが心配。

そもそも「個人=孤人」の力を最大限に発揮できる素地を構築したインターネットが「大衆化」されるにつれ、「全体主義」に落ち込んでゆくのを見るにはしのびない。

そもそも新しい流れというのは、小さな流れから発生するものであって、だからこそ小さなもの、少数なものを大切にする世界であってほしいのです。

Googleの検索システムはこの問題にどう対応してゆくのかなー。








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Last updated  2006.04.10 00:01:43
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