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ゆげゆげ1381

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2008.01.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
前回書いたキャリアカウンセリングの続き。

キャリアカウンセラー(GCDF)の講義の中に、「ヘルピング」という授業があるのですが、ようは「カウンセリング実習」です。

最初に2日間かけてカウンセリングの導入部分であるクライアントとの「関係構築」(カウンセリングを受けに来た方に信頼してもらえるよう、お互いに良好な関係を作ること)を学んだのですが、
これがとてもヘコむんですよ。

生徒が10人なら10人とも「穴があったら・・・・」というくらいへこむ。

カウンセリングとは「クライアントが-自分で-問題に気づき、解決してゆくこと」なので、カウンセラーが勝手に解決策をアドバイスすることではない、というのが前提条件。

つまり「人の話を-聴く-」ことで相手に「自分の話を聴いてくれる人がいる!」と思ってもらい、安心して相談してもらうことがカウンセリングの導入部分では一番大事なので、
人の話を聞くことが苦手な「動物占い」でぞうさんである私にとっては試練そのもの。ぞうさんのキャッチフレーズは「その大きな耳は飾り物」である。

ところが私だけではなく、他受講生も落ち込んでいるご様子。




会社や実生活で、すばやく問題解決を求められる現代人は、「問題解決へ向けた」アドバイスを考えたり、行動してゆくことは、まあ、なんだかんだ言っても得意なんですよ。自分は得意じゃない!と思っていても、やはり「問題解決」に向けての分析や行動へと思考が流れていってしまうのです。
さらに先入観がじゃまをするからさあ大変。

例えば

「派遣社員で働いていたのですが、急に契約を切られることになりまして、相談にきました。」

という人がいたとして、

この人が男性だったらどうなるでしょうか?
そもそも「派遣社員」というとつい女性を想像したりしませんか?

まずは、そのような「思い込み」をしがちである自分をしっかり「自覚」しつつ、話を聴く。(この思い込みについては『第1感』という本が面白いこと書いています。『ティッピングポント』を書いたマルコム・グラッドウェルの作品です。・・・蛇足です)

・・・ちなみに、「思い込まない」ようにすることは無意識の領域ですので100%思い込まないことは無理。そこで思い込む自分がいることを認識しておく必要があります。
その上で、「この人は今どんな『気持ち』なのか、本人の言っている内容、態度、表情に全身全霊をかけて注視してゆく。

先ほどの「契約社員」の彼の声のトーンなどから、あらゆる五感を使って今彼はどんな状態なのか理解する努力をします。


しかし彼が「辛い」のか「くやしい」のか「平気」なのか「すっきりした」のかというような「状態」は彼の感情から読み取ってゆけるのです。

実は最低な会社だったので契約切られて、ラッキーと思っている可能性だってある。相談したかったのはそのことではなく、本人と親との関係で悩んでいた、というような「違うことに本当は相談したかった」というケースも多々あります。
・・・就職したくない、と相談してきた学生が本当の相談ごとは結婚することで悩んでいたケースなども実際にあったそうです。

「契約の切れた彼」はどうやら「困っている」ことがわかったとします。
でも「困っている様子」がわかっても「何に」困っているかはわからない。

「何で契約切られることになったの?」「転職活動すればいいよね」「転職先の探し方は・・」
と、矢継ぎ早に質問やらアドバイスをされるとクライアントとしては

「こいつ俺の話全然きいてねーよ」

と思い、最悪場合、

「詰問された」
と思い、不満の残るカウンセリングとなり全然カウンセリングにならないで不愉快な思いをして帰る、ということになってしまう。

また蛇足ですが、「第1感」に書いてありましたが、訴えられる医者とそうではない医者の違いは、医療ミスの数の問題ではなく「患者やその家族の話をきっちり聞いたかがポイントだそうです

閑話休題。


カウンセリングするなかでここで本当に必要なのはつまり

「契約が急に切られたら困ってしまいますよね」

という声がけだったりするのです。

「そうなんですよ!本当に困ってしまって・・・」
と「自分を肯定してくれる」安心感からか、話がつながってゆくのです。

これの繰り返し。
相手のことでわかったことをまずは言葉で返し、「あなたのことを理解しようと傾聴してます!」というスタンスを見せないと信頼してくれません。

でも、このスタンスを持つことがどんなに難しいか。

結局講師の方は
「皆さんは問題解決能力は非常にたかいんです。日々会社などで訓練されてますから。だけれども人の「話を聴く」という能力はそれとは違うもう一つのものです。その能力は現代社会では置き去りにされた部分なんですよね。
と、言ってました。

これが私にとってはすごい発見で。
「置き去りにされたもの」に人間の違う世界がそこに広がっているように感じるのです。

文章にすると「傾聴する」という行為は簡単なように感じます。、
「あ、そうか、相手の感情に寄り添って、本当は何を伝えたいのか、クライアントのもとに佇んで受け止めればいいんだ!」と思考でわかっても、ついつい間が持たなかったり、会話の習慣で「何で契約きれちゃったんですか?」と思わず質問攻めに突入しそうになってしまうんですよ。これが・・・。

習慣で恐ろしい。

頭で思っても、フィジカルがついて行かないのです。

しかもこのカウンセリンングを録音していわゆるテープおこしをするのですが、これがダブルパンチで落ち込みに拍車をかける。
どうでもいいくらい「はい、はい、はい・・・」と頷いていたりとかして、「はいはいうるせーんだよ!」と自分突っ込みいれたくなったりします。ハイ。


結局カウンセリングの講義を受けた結果、あらたな「世界」がそこに横たわっていたという事実。

本日はキャリアカウンセリングの理論などを勉強してきました。今は理論や、色々なケースを見ることで、「先入観」を自分がもっていることを理解すること、クライアントの背景はとても多様であり、その背景を生徒皆の知恵でPICKUPし、問題のケースも多様であることに気づくこと、という「井戸の中の蛙」状態である脳みそを鍛えてる段階です。







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Last updated  2008.01.13 01:10:26
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