まずは、いきなりマイケル節炸裂。ここから3曲、ちょっとマイナーなメロディでダークな雰囲気のある2曲目も含んで、かなり複雑な曲想でシリアス、スリリングな怒濤の演奏がつづきます。病弱な方はリタイヤしたほうがいいかも。 ガッツな(死語?)マイケルに刺激されてか、それぞれの意気込みか、メンバーも最初からテンション張りつめた演奏。パットメセニーがこの状況で止まらなくなるのはよくわかるのですが、私的には、、ジャックディジョネットのドラムがものすご~~~~~くカッコイイ。やっぱ、ディジョネットさまは凄い!!メルドーもお得意の右手左手誰のも、これも、信じられないスピードで出現。 来たぁ。Tumbleweed。超お気に入りの一曲。強烈なビートにのせて、全員で半狂乱の状態。説明不能がつづく。。う~~ん嬉しい、、○ちがい沙汰だわ。(きっぱり) ヴォイスが入って、アフリカンぽい?私はなんか中近東、ってかんじかなぁ。 でも、、全然宗教色が無くて、から~~~っと、しちゃってる。ここまで来ても精神性に走らない(走れない?)のは、やっぱり、コルトレーンとは異質だとかんじちゃいます。しかし、このヴォイスは誰? この曲、えらく好きでリピートナンバーっす。 で、バラード。無菌室に居て、直接触れあうことができなかった家族の言葉からできたバラードWhen Can I Kiss You Again?。これだって、メロディはえらく叙情的なんだけど、後半、やっぱりただじゃすまなくってる。○ちがい沙汰の4曲目終わって、このバラードがはじめる瞬間はちょっと、、だけ、胸がきゅんとするぞ。ちょっとね。。 ここから、3曲、真ん中のHalf Moon Lane綺麗なメロディの曲を含めて、全員、、の進撃は続くのです。特に、8曲目はこれまた複雑に入り組んだキメキメ状態とでもいうか、なんか、もう、、言葉に成らないのです。もう、、全身全霊でエネルギーの全てを絞り出そうとしてようなマイケル、、それに応えるメンバー。
1. Mean Time 2. Five Months from Midnight 3. Anagram 4. Tumbleweed 5. When Can I Kiss You Again? 6. Cardinal Rule 7. Half Moon Lane 8. Loose Threads 9. Pilgrimage
Michael Brecker (ts,EWI) Pat Metheny (g,g-syn) Herbie Hancock (p,el-p) 1,5,8,9 Brad Mehldou (p) 2,3,4,6,7 John Patitucci (b) Jack DeJohnette (ds)