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2007年11月06日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ(Grazie Italia )

日曜日、ほぼ1日音楽ぬけたら、なんか、聴いてみよう~、って状況になりましたぁ。
でも、クリポタ10も相変わらず、おでかけに持参するんだよねぇ。。
バティスタの新譜がでる事は随分前からしっていたわけですが、今回は、、な~~なんとぉ、イタリアンハードバップの雄ボッソさまが6曲に、アメリカはウエスさまの遺伝子も濃いラッセルマローンさまが5曲に、そして、とどめは、クールな音色で熱いあぁとのフルートのニコラスティロさまが2曲に参加という、、、私的涎流布陣。

や、、金儲けのうまいフランスブルーノートでーーす。
春にでた ボッソのブルーノートからのアルバム も、どの繋がりからこの人達連れてきた?って思う布陣もあったのですが、(バティスタも居ましたねぇ)、、まぁ、出来が良ければ良いでーーす。(爆)出逢いはいつも突然ですから。はいぃ。


前回、私が彼のアルバムを取り上げたのは、 「Jazzitaliano Live2006/04 Stefano Di Battista Quartet」 。そう、「すべての道はローマに通ず」のシリーズのうちの一枚です。

この時も少し触れたのですが、バティスタはヨーロッパの洗練されたセンスを持つ巧いサックスなのですが、ジャズの源アメリカ、それも、最先端を行く現代のニューヨークシーン、、と、言うよりは、ジャズの持ってるちょっと不良ぽいかっこよさ、泥っくさいけど濃いエネルギッシュな黒人的なノリ等の、現代の先端ジャズが薄くなってきてる『かもしれない』パワーを求めてる感じ。
自分が持つクールな洗練された美しさを熟知してるからこそ、その部分に凄く惹かれているんじゃないかと、、、思うのですけど。。ねぇ。。(素人の戯言)

ファッションの世界では、何年かに一度、大昔のファッションが現代人の感性でリメイクされて、若い世代の人達がかっこいい、って、おもったりするわけなんだけど、言葉は乱暴だけど近い感じで演奏されてるんじゃないかぁ。
ファッションだって、40年前のものをそのままつかったら、ダサイでしょ?
ジャズのエキスがぎゅぎゅとつまって、濃くてこてこてのサウンドを、現代感覚でお洒落で洗練された感覚で自分達のサウンドにしようとしてる感じ。(奴素人の戯言)
う~ん、以前にインタビューに答えていた事を、いろいろ思索してるのかもねぇ。。
しかも、今回はバティスト・トロティニョンはハモンドオルガンで、ファンキーなサウンドつくりで貢献してます。

彼のオリジナルが8曲、オリジナル以外は、ケニーバレル、ホレスシルバー、そして、ボビーティモンズだもんねぇ。ファンキー&ソウルフルな方々の曲。
美しきメロディというより、個性的で聴いてると腰が浮いてきちゃう感じの曲ね。
フランスブルーノートでの前回のアルバムでは、オリジナルが無かった事をかんがえても、ちょっと、わくわくしちゃうよねえ。

オープニングはソプラノでオリジナル曲。

次の曲はバレルのミッドナイトブルー。昔、これ大すきだったのよねぇ。。
アルトサックスで、ガツンと躍り出たバティスタを追い詰めるのが、ボッソ。
いきなりの長尺フレーズ、一気にフルスロットル♪これでもかと「♪」を並べまくりまぁす。
その上、ドラムとオルガンでダブルで煽ってくれまぁす。

続く、オリジナルThe Serpent’s Charm では、ニコラとユニゾン、チェイサーぁぁ!

妖艶に官能的に、セクシーな演奏。まさに18禁。
タイトルもそのままUnder Her Spell 。
女性の魅力は魔力ですかしらねぇ。もう、感情がよろめきまくった演奏。
バティスタもカップを使ったボッソも、おもいっきり、臭いのねぇ。。
最後のボッソの「悲鳴」が、やばさを際立てます。

ファンキーの代名詞のように言われるホレスシルバーはThe Jody Grind。
オルガンのバッキングにのって、踊りましょう。。ね!
いかにもって、ノリだけど、実はかなり現代的な演奏だよねぇ。
2管のお兄さま方、、お二人、かなりの負けず嫌い。ここはねぇ、ラッセルマローンもちょこっといるんだよねぇ。ガンバれぇ。
再び、ニコラが入って、オリジナルボッサ、Echoes Of Brazil。
どことなく、、聴いたことあるようなメロディだけど(^_^);;、浮遊感、郷愁、、アクセントの一曲。ニコラさまの演奏は、鳥のような自由さがいいよねぇ。
と、これを含め続けて4曲バティスタオリジナル。バティスタワールド全開。

オリエンタルな雰囲気のメロディを高速でぶっちぎりながら、ぶっ飛ぶ。聴いていて圧倒される。独特な力強いビートにのせて、ツインで竜巻が暴れまくってますわ。
続く、Weather Or Not もエキサイティングなボッソをそのまま引き連れて現代感覚に溢れハイテンションな演奏。
ティモンズのThis Here。再びファンキーなナンバーを二人でがっちりと。
二人の間に入れる者はいないよねぇ。無敵な感じ。
実は、ティモンズの曲って、好きなものが結構あるのですよね。。。
この二人が創り出す、ファンキーな世界は、ハイテクニックに裏付けされた洗練されたサウンドです。汗も飛び散るけど、やっぱり、ぎらぎらしてないのねぇ。。

さて、最後は朋友エリックレニーニがピアノで参加した、 Trouble Shootin’。
ボッソがぬけてはいますが、ドラムも爆発して、なかなかの分厚いサウンドでしたぁ。
と、やはり、ファンキー&ソウルは狙ってはいるものの、あの時代泥臭さを『演出』してはいるものの、育ちの良さは隠せませんわ。やっぱ、伊達男達、、そう二枚目の演奏よねぇ。(無視してぇ)
しかし、大いに楽しめる作品で有ることは間違いないで~す。

うむ~、、他人事ながら、、心配なんですけどねぇ。。
次作は、どうするんでしょうねぇ?ねぇ??

1. I Will Love You
2. Midnight Blue
3. The Serpent’s Charm
4. Under Her Spell
5. The Jody Grind
6. Echoes Of Brazil
7. Alexanderplatz Blues
8. Essaouira
9. Weather Or Not
10. This Here
11. Trouble Shootin’

Stefano Di Battista (as,ss)
Baptiste Trotignon (B3)
Eric Harland (ds)
Russell Malone (g) #1,5,6,7,11
Fabrizio Bosso (tp) #2,4,5,8,9,10
Nicola Stilo (fl) #3,6
Eric Lignini (p) #11

Blue Note (509995029112) 2007

このアルバム、お洒落な彼らしく、ジャケットを含めた全体の色調が黒でぴりりとしまっている。
で、開封して、CDを取り出すと、また、これがにんまりぃ。
CD本体は黒と銀のダーツの的風にデザインされてて、渋い。
でで、CDを納める場所の向こう側も、ダーツの的がデザインされてる。
心憎いよねぇ・・。
そう、、でもね、この的の中心と、CDの納める場所(私がイソギンチャクって言ってるところ)と、微妙にずれているのは、、計算された効果かなぁ。。
えらく、落ち着かないのよねぇ。。え?私が日本人だからかしら?
それとも、単にずれた。。だけ??かぁ??もうぉ。。


そういえば、昨日、お昼を食べた場所でトムハレルのSail Awayが流れてました。
素敵な曲だけどさ、嬉しいけどさぁ、、やっぱ、お蕎麦や海鮮丼にはあわないぞぉ。。(つ・ぶ・や・き☆)






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最終更新日  2007年11月06日 17時39分05秒
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