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2007年03月17日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: JAZZ(Grazie Italia )


物憂げなポーズが決まってるブルーな色合いのジャケット。
その雰囲気を損なわぬ、ストリングス入りのバラード中心の作品。
ストリングス入りは皆さま敬遠するけど、私は好きっす。
だって、だって、だって、、女の子だも~~ん。(バッシ)
先日も大好きなバティスタの。。。 Round About Roma にうっとりしてたのね。
しかし、写真うつり良い人ね。めちゃくちゃ格好良くうつる角度をちゃんとご存じな人ね。
さすが、イタリアの伊達男。


しかーーし、私的琴線にふれまくっているかもね~。
脈絡なく??アメリカ、イタリア、ブラジルの素敵な曲がならんでます。

1曲目はThe Nearness Of You。
1月のマイケルブレッカーの訃報は彼がこの曲を吹き込んだ時は知らなかっただろうから偶然なのでしょうけどあの時この曲を聴いてるので胸が締め付けられる想いがする。
ゆったりと微妙に揺れるミュートで奏でる想いは「あなたの傍にいられる幸せ」。ゆらゆらと天にも昇る気持ちが込められた秀作。
Nuovo Cinema Paradiso、、カップをとって、まっすぐに天に向かって放つトーンの素晴らしいこと。
「イタリアの哀愁」を背中に背負うのは、大好きなパオロフレズなんだけど、ストレートに伸びやかに歌うボッソもセピアカラーがしっかり似合う素敵な演奏。
どなた様もため息、吐息がでること請け合います。日々の生活にやさぐれたそこの、、あなた。。お勧め。。夕闇にのびる飛行機雲のように消えゆく音の美しさ。
そして、You've Changed。この切なく美しいメロディを歌うのはダイアンリーブス。
彼女の歌が持つ深~~い呼吸のような大きな自然なうねりがこの曲のぴったりはまってたまらない。常に大地を吹き抜ける風のような自然で、器の大きさを感じさせる彼女。
恋人の心変わりを嘆きつつも、おおらかな印象に歌いあげる彼女にそっと寄り添うボッソの優しさ。もう、しっとり、うっとり、湿度100%。
好きなフレズの演奏も大好き!
これは、フリューゲルでしょうかね。。ざっくり感が明るい曲調とぴったり。
大好きなバティスタがソプラノで参加して、戯れ踊るような二人の掛け合いが楽しい。後半はほんと終わりない刺激的な演奏になってます。
あぁ言えば、こう言う、こう言えば、あぇ言う、、、ってまさにこんな感じね。面白すぎるぅ。
ストレートに歌うGeorgia On My Mindでもちょっとだみ声もまじって良い感じ。

EstateはSergio Cammariereという男性の歌手がゲスト。

煙草とお酒がよく似合う古きタイプのプレイボーイ風のおじさまの色気。
酸いも甘いも、って感じですか?ハッキリと好みが別れそうな人。
私はこのアルバムへの参加は良いとおもいす。でも、彼のアルバムは買わないと思う。
もともと、強い理由がないと、ボーカルものあまり買わないのですけどね。

綺麗なメロディだなぁ~、って思ってみたら、イヴァンリンスの曲。
うむ~、Jobiniandoにはいってましたぁ。。
いやいや、リンス本人のヴァージョンもうっとりですが、ボッソの演奏もうっとりするバラード風仕立て。
とても、自然に想いをのせた演奏です。これを含めて2曲にベボフェラ参加してるんです。続く、Summer Sambaはテンポもアップして軽快に。バラードでの表現力はもちろんですが、こういう、軽快な演奏になるとホント巧さが際だちます。ベボフェラのソロも私には短いけど、良い感じです。来日してね。

わぁ~再びミュートになって、バティスタも参戦のJoyful Day。
ホント、芸達者達の会話は、面白い。面白い。おもしろ~~~い。
強い個性を消さずに、互いに刺激を受けながらも、一緒に曲を演奏していく楽しさに溢れた演奏。
ユニゾンしたり、追いかけっこしたり、そりゃ、あなた達のレベルなら何うやっても楽しいでしょう。。。
で、再び、話題の主、Sergio Cammariereが今度はピアノとともに登場。
Per Ricordarmi Di Te、自分の曲です。哀愁の固まりみたいな曲なんだけど、私的に歌の感じもこちらの方がいいな。ボッソも途中ミュートをやめてかなりエモーショナルなソロになりますが、もう、今にも泣き出さんばかりの名演技。ホント、ここで私は一緒に泣くのであった。。この人、ホント、すげぇです。
最後は、タイトル曲のインストヴァージョン。
ダイアンリーブスの参加もいいけど、しっかり、この曲の美味しいところをもってかれてるので、このヴァージョンはファンには嬉しいかも。
フリューゲルかな、、ふくよかにイメージを膨らませた素直な演奏です。
ストリングの甘い風にのせて、淡々と歌うボッソの男気で終演。

たまりませんでしたぁ。すずっくは、気絶まぬがれたけど、音が頭にこびりついてる。
怪鳥ボッソのスリリングでハードな飛行も大好きなんだけど、優雅に舞うボッソも大変宜しい!
本当に、イタリアはトランペット王国ですねぇ。。
確かに甘口だけど、彼の演奏は常にハイレベルでピリっとしてるので、バランス的に良い感じです。おまけに、四人のゲストがそれぞれ良い味付けになっています。
日々の暮らしに、一枚いかが?優雅にイタリアしましょう。。

1. The Nearness Of You
2. Nuovo Cinema Paradiso
3. You've Changed
4. Senza Fine
5. Georgia On My Mind
6. Estate
7. Rio De Majo
8. Summer Samba
9. Joyful Day
10. Per Ricordarmi Di Te
11. You've Changed (Instrumental)

Fabrizio Bosso (Tp,Flh)
Pietro Lussu (P)
Luca Bulgarelli (B)
Lorenzo Tucci (Ds)

B.I.M. String Orchestra
Giuseppe Tortora
Paolo Silvestri

Dianne Reeves #6 (Vo)
Sergio Cammariere #6 (Vo),#10 (Vo,P)
Stefano Di Battista #4,9 (Ss)
Bebo Ferra #7,8 (G)
Bruno Marcozzi #7,8 (Perc)

そう、ダイアンリーブスは以前は得意でなかった。
ミルトンさまの歌を歌ってたので、それが最初の一枚か?
一昨年でた、クリスマスアルバム聴いたら、ファンになった。
言葉の一つ一つに感情が吹き込める人なんだもん。
そして、なんだか、地球的大きさ、おおらかさを感じます。。
基本的に女性ボーカルは、白人のナチュラルな人達が好きなんだけど、
彼女は、お気に入りでございます。
クリスマスアルバム、コピーコントロールやめて再発しましょう。お願いだ。
そして、ライナーにパオロフレズが、ぎっしりと書いているのですが。。
イタリア語、、くっそ~♪って、感じ。。。

と、なんだか、やたら長くなってしまってすみません。
イタリアの春爛漫、ってことです。はい。





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最終更新日  2007年03月17日 12時32分39秒
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