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2010年08月07日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: JAZZ( A Paris !)



夏バテ気味で、冷たいものばかりでに手が出るすずっくです。
聴いてる音楽は、そうでも無いんだけど、、いざ文章にと思うと、なんとなく、、ぼんやりしちゃうのでありました。
と、なんとなく、いいタイミングで閣下のところにこのアルバムが記事がアップされました。
わたしのところにも二ヶ月以上前には、届いていたアルバムです。(^_^);;
前作 Share/Baptiste Trotignon 同様、、洗練されてる上に、、ライブの熱さも加わって、Baptiste Trotignonわたし的には巷で大人気の Live at Smalls / Seamus Blake Quintet より得点は高いかも。
しかし、このジャケットからは、こんなかっこいいサウンドを想像できないんじゃないだろうか。。
アルバムのジャケットみると、男性のジャズファンとか、、「このコじゃれた野郎。。」、なんて、陰口叩かれそうですが、おフランスのイケメンですから致し方ないです。このお方のピアノは、知的でかなりハードボイルドですよ。

ペンマン&.ハーランドという強力なリズム隊です。フロントだけ、トムハレルに変わってペレットということだケド、事故後のターナーも居るという興味あふれるアルバムです。

まずは、ロンドンのライブの組曲でスタート。このまま、一気に8曲目のPart Vまで突き進みます。
Prologue、綺麗な彼のピアノから幕開け。美しいひとときは欧州のナイーヴな感性を感じます。組曲なのでそのまま2管ユンゾンが美しく浮遊するPart Iへ。。後ろのトロティニョンはじめ次第にハーランドの煽りが激しくなって羊の皮を脱ぎ捨てます。ペレットが踊りでる。こういう瞬間恥ずかしながら、叫んでしまうのだ。いぇ~~い!前作はハレルのフリューゲルが何ともいい味って、感じだったのですが、今回はトランペットも踊りまくる。モーダルでアグレッシブなピアノ全開。高揚感あるユニゾンではじまるPart II 、ペンマンのソロはダーク&クール。そのまま続くターナも相変わらずの不思議なフレーズ。淡々と続き大きな波へ。いや、ターナーは切断事故からの復帰は心配ないみたい。かなり熱く高速でとばすPart III でも、ペレットの咆えに負けない怒濤のふきまくり、、これは結構凄いよ。ターナーって、なんつうか吹きまくりを聴いてイライラしちゃうことがあるけど、これは、ストレートな感じに疾走してる。もちろん、トロティニョンは鬼になってます。(爆)

Interlude Iって、ことで、リーダーのソロ。美しさと透明感、、フレーズと音の美しさ。そして、少しの棘と豊かな想像力。力強さと優しさ、静と動。この組曲の持つイメージそのものです。

明るく楽しそうなユニゾンではじまるPart IV 。どの曲もそうなのですが、一つのイメージで終わらない。この曲も時々暗転。(爆)
Interlude II 参加全曲で異様なテンションで煽っていたハーランドのドラムソロ、むしろ抑えめな感じ。でも、それがかえって耳をじっとこらす感じに。リスナー心理を巧く操って、、次第に音が小さくなって、トロティニャンにつなぎ最終章Part V へ。抒情豊かなムードが漂う演奏は何処か夏の終わりのようなセンチな気分に。
美しく重なる柔らかな音の饗宴。このターナーのソロはエモーショナルで哀愁あっていいな。わたし的白眉。
ようは、、とってもわかりやすい。(爆)会場からもヤンヤの拍手。。。

って、えっとね、ここまで50分以上です。凄い、ここまで緊張感が一瞬たりとてとぎれることはないのです。圧巻。いやいや、各パート工夫されていて、巧く繋げられてるので、わたしのようなへなちょこリスナーでもここまで飽きることはないです。すごい。。。

そして、ターナーのサクッスカデンツアから始まるFlow。クークルで何処か他人事のようなサックスプレイが熱い会場をヒートダウン効果。かと思いきや、いきなりテンションがあがってパーカッシブに弾きまくるトロティニョン。元々、コリアとかも好きだろうな、、って、人なのですが、いやいや。。。

最後は、リズム隊だけ変わってパリのライブからスタンダード I Fall In Love To Easily。

と、終演。

熱いけどべたべたの汗ではなく、すかっと爽やかな汗。(爆)
夏バテしてても、大丈夫。(笑)
熱さの中に、凛とした品格を感じる(死語かな?)一枚でござった。

1.Suite Prologue

3.Suite Part II
4.Suite Part III
5.Suite Interlude I
6.Suite Part IV
7.Suite Interlude II
8.Suite Part V
9.Flow
10. I Fall In Love To Easily


Mark Turner (ts)
Jeremy Pelt (tp)
Baptiste Trotignon (p)
Matt Penman (b) except on #10
Eric Harland (ds) except on #10

Thomas Bramerie (b) on #10
Franck Agulhon (ds) on #10


で、これって、前に途中まで書きかけたのですが、なんだか、タイミングがわるくて投げ出してアルバムですが、一気に掻き揚げてみました。
彼のサイトで、音が聴けるみたいです。
Baptiste Trotigno Website
試してみなはれ。

さて、休日は皆さま何をなさいますか?
わたしは地元の無料のイヴェント、万代ジャズフェスには行けませんが、きっと、お家で宴会モードでっす。
って、実は昨日もプチ宴会でした。

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年08月07日 12時05分21秒
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