３匹の子なきじじぃ

女泣かせ

    トイレから出ると、１タロが誰かと電話をしていた。 『ん～、泊まりに行ってもいいけど～。お母さんがイイって言ったらね～。ハイハイ～。うん～。ハイハイ～。は～い。バイバイ』 『誰？』 『Mおばちゃん。今度、泊まりにおいでってさ。』 『ふ～ん。他には』 『何にも。あ、「お父さんは」って言われたから、「飲み会」って言った。』 『そ～。』  そっか～。Mさん（旦那妹）から電話があったのか。じゃ、一応、電話しておこう。  で、旦那妹・Mさんに電話をした。 『こんばんは先ほど、お電話を頂いたみたいで』 『え私じゃないですよあ、さっきお母さんと話したら　１タロに「今度、泊まりにおいでっ」て話をしたって言ってたから　お母さんじゃないですか～』 『えMおばちゃんからって・・・』 『え～「声が違うでしょ」って言っておいてください～』 『すみません～』  『1タロ～ちょっと～、Mおばちゃんじゃなかったやん～あんたが喋ったのはTMおばあちゃんやん（旦那の母）』と言うと、 『TKおばあちゃんか～（私の母）』 『違うって、TＭおばあちゃん』 『あ～そ～Mおばちゃんかと思ったで、TKおばあちゃんでもなかったＴＭおばあちゃんだったのかぁ～ま、皆、大して違い、無いヤン』      Mおばちゃん３８才TKおばあちゃん（私の母）52歳TMおばあちゃん（旦那の母）６3歳    1タロに掛かれば皆同じ・・・  　  女心がわからない奴だ・・・   母からの忠告。  『お前、将来、苦労するぞ・・・』