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2005.11.16
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カテゴリ: アート・デザイン
またまた雑誌『Pen』からのネタで申し訳ないですが(笑)
特集『写真家の仕事』
大好きな森山大道やらアーヴィング・ペン、マン・レイ
最近話題のグレゴリー・コルベールなども紹介されてますが
やっぱり僕としてはベッヒャー夫妻こと
Bernd Becher, Hilla Becher
ベルント&ヒラ・ベッヒャーですね

僕らが学生時代にも影響を受けた
「タイポロジー(類型学)」

と言ってしまうとミもフタもないのですが(笑)
結局LDK住宅に住んでるわけで
かといって特異なもの作っても喜ばないし(爆)
日本人は分類(ジャンル別け)するのが好きだし
まぁ、研究者ならそれもよいけど作る側がそれじゃね

と、話がそれましたが・・・
このベッヒャー夫妻
給水塔、冷却塔、溶鉱炉、車庫や鉱山の発掘塔
ドイツ近代産業の名残りの建築物などを「無名の彫刻」と命名
それらの写真をグリッド状に配置し機能種別に比較させる
本人達が語るわけではないけど比べることで見えてくる

だからあくまでも写真としては主観がなくニュートラルで標本的
見る側にゆだねられた表現

綺麗ですよね構造美というか機能美というか
ロシアアヴァンギャルドにも通じる

もちろん日本も炭坑とかを撮り続ける写真家もいるけど

国民性なのかなぁ(笑)

公式ページ見つからなかったのでココを
http://www.artnet.com/artist/2179/bernd-and-hilla-becher.html

写真集はもちろん楽天にないのでAmazonで(笑)


-おまけ-
以前も紹介した澁澤龍彦の「血と薔薇」第二巻も出ました
血と薔薇コレクション(2)
内容はフェティシズム(笑)
脚フェチはわかるけどハイヒールじゃなぁ(爆)

カフカの「処刑機械」とデュシャンの「大硝子」- 東野芳明
も掲載されてます
東野芳明のデュシャン論は現代美術に興味ある人は必読!
『マルセル・デュシャン「遺作論」以後』とか
アンフラマンスですよアンフラマンス(笑)



nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






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Last updated  2005.11.16 17:19:55
コメント(6) | コメントを書く


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Re:「タイポロジー(類型学)」ベルント&ヒラ・ベッヒャー(11/16)  
30t  さん
澁澤本、表紙のデザインがなぁ
なんかこれで買う気が起こらんのだなぁ
なんとなく

(2005.11.16 23:10:18)

Re[1]:「タイポロジー(類型学)」ベルント&ヒラ・ベッヒャー(11/16)  
nagoo  さん
30とんさんへ
おっ!暇になったの?(笑)
>澁澤本、表紙のデザインがなぁ
>なんかこれで買う気が起こらんのだなぁ
これごときでくじける30とんさんぢゃないハズ(笑)
そんなこと言ってると『ドグラ・マグラ』なんて買えないっすよ (2005.11.17 18:41:07)

ツボ  
Saki  さん
ベッヒャー夫妻。とってもツボです。
写真集欲しい~!!!!
>ロシアアヴァンギャルドにも通じる
あぁ、だからツボなんだ。

写真集欲しいけど、中身を見ないと買えないよぉ。
くすん。

(2005.11.18 11:06:07)

Re:ツボ(11/16)  
nagoo  さん
Sakiさんへ
>ベッヒャー夫妻。とってもツボです。
>写真集欲しい~!!!!
けっこう高いですよ 洋書しかないので
『TYPOLOGIES』というタイトルのが有名で8,000円前後
本屋でなら中身見れるけど扱ってるのは大きいところより専門店かな
青山界隈では生息率高いです(笑)
>>ロシアアヴァンギャルドにも通じる
>あぁ、だからツボなんだ。
そういや、あねご世代は学生時代そこらへん全盛ですよね
タトリン、ロドチェンコ、リシツキー・・・
第三インターナショナル記念塔
やっぱ構造主義ですな うん(笑) (2005.11.18 12:53:53)

Re:「タイポロジー(類型学)」ベルント&ヒラ・ベッヒャー(11/16)  
rubysnow さん
しばらくです。現実逃避に来ました。最近書く回数ガ減ったんですね。今後のフォーカスはどちらへ?

写真特集かぁいいなぁ。Pen送ってください!
マン レイはユーモアが好き。彼は素敵な女性
にインスパイアされて良い作品がばんばんと。いいなぁ~。マン レイになりた~い。
るびぃの最近のいいわけ-「いい男(教授)がクライアントじゃないのでいい作品ができませんでした。」汗

>だからあくまでも写真としては主観がなくニュートラルで標本的
>見る側にゆだねられた表現
こういうの好き。骨の標本とか見るの好きです。最初は恐かったけど、綺麗ですよね~♪

横槍ですが、
ロシアアヴァンギャルド日本で全盛の時期があったんですか?年によって、シュールレアリズムだったり、未来派だったりするの?どういうこと?混乱。 (2005.12.02 12:53:58)

Re[1]:「タイポロジー(類型学)」ベルント&ヒラ・ベッヒャー(11/16)  
nagoo  さん
rubysnowさんへ
ご無沙汰です そちらはどうです? 犬凍ってます?(笑)
そういや、そろそろ卒業?
でもPenって定期購読で海外配送するのかなぁ?
バックナンバーでみつけたら送ってもいいけど
雑誌1冊だけ海外配送ってのもなぁ(笑)

>マン レイはユーモアが好き
そうですね 裸の女性の背中にFホールを描いてバイオリンに見立てた
「アングルのヴァイオリン」とか・・・
ってあれは女性の背中の写真を撮った後に体のラインもFホールも描き加えたんだけど(笑)
>「いい男(教授)がクライアントじゃないのでいい作品ができませんでした。」
えぇと・・・(笑)
大変だよぉ!クライアント探すのでさえ大変なのに
その上いい男を探さなきゃいけないなんて(爆)

>ロシアアヴァンギャルド日本で全盛の時期があったんですか?
もちろんアートの流れで似たジャンルの展示会がたくさん開かれたりもするんですが
こっちの話は、学校での講義に教授や講師の好みがカリキュラムに反映されるでしょ
で、ザ・ハ・ハディッドが出てきた頃(80年代初め)に学生(現在40歳前後かな)だと
デコンストラクションの対比でロシアアヴァンギャルドを習うことに
うちらの頃はバウハウスかなぁ・・・ (2005.12.02 14:46:46)

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