PR

Profile

nagoo

nagoo

Comments

漢方薬@ 漢方薬 漢方薬 : http://www.kampo365.shop/Class…

Keyword Search

▼キーワード検索

2005.12.28
XML
テーマ: お勧めの本(7897)
カテゴリ: お薦め本
もう今年もあとわずか・・・
早いもんだなぁとしみじみ(笑)

今年最後の本紹介は

茶の本改版 新訳茶の本
『茶の本』岡倉覚三 岩波文庫他

「いき」の構造 陰翳礼讃改版
はい、前々回の『「いき」の構造』、前回の『陰翳礼讃』

でもどれも読んでおくと日本というものがよくわかる名書

とはいってもnagoo
茶などたしなむキャラではありませんし
コーヒー派なので家に茶っ葉さえありません(笑)

でも学生時代、鎌倉にある文化財の某非公開茶室で
特別に某流派の某大先生に点てていただきまして・・・
「てめぇにゃ客をもてなす心ってもんがねぇのか!」
と、角を曲がってからみんなで怒鳴ったのが昨日のことのようで(爆)
だって「自分に点てて貰えるのは幸せ者だ」なんて言う茶人がどこにいる!

と、まぁそれはいいとして・・・
『茶の本』岡倉覚三 ですよ

東京美術学校(芸大)の創立
日本画改革運動
古美術品の保存などなど
日本美術とは切っても切れない人物
とはいっても画家ではなく思想家みたいな感じ

1904年にボストン美術館の中国・日本美術部に入ってからは
欧米に対して東洋美術や日本文化の普及のため講演や論文
『The Ideals of the East(東洋の理想)』
『The Awakening of Japan(日本の覚醒)』
『The Book of Tea(茶の本)』
など英語で執筆し出版します

で、この岩波文庫の『茶の本』はその英文を訳したもの
なんだかまどろっこしいです(笑)
でもちょうど100年前に出された本
欧米人たちにわかるように
お茶を通して日本の文化や東洋思想をひろく紹介しているため
あまり深い考察はしていませんが
そこら辺が逆に入門書として人気があるんでしょうね

アメリカ留学中の建築家F.Lライトがこの本を読んで
自分と同じ事をより深くその昔に考えていた人がいたなんて
とショックを受けたそうで(笑)

道教の思想と茶、そして茶室の不完全崇拝へのつながり
なかなかおもしろいです

不完全であるからこそそこに想像の加わる隙がある

とはいえ・・・
「芸術を真に鑑賞することは
 ただ芸術から生きた力を生み出す人々にのみ可能である」
ちょっと言いすぎでしょ天心さん(笑)




nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.29 05:01:04
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
Saki  さん
この本も読んだことありません。図書館にあるかな。
茶道と華道はいつかやってみたいな~と思っております。
琴と弓道はクラブ活動でほんの一口かじったけど。
やっぱせっかくですから、日本人であることを楽しみたいものです。

>「自分に点てて貰えるのは幸せ者だ」なんて言う茶人がどこにいる!

そういうことを言う著名人っていますよね。
私もnagooさんに珈琲を淹れる時、言ってたりして(爆)

>不完全であるからこそそこに想像の加わる隙がある

そうですね~。
そしてその辺は妄想大王のnagooさんのお得意とするところですね!
近いところでは(?)チラリズムの方が創造力が働いて楽しいしね。
(2005.12.30 16:21:03)

Re:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
nagooさん、こんばんわ~♪

お茶っぱ、置いていないのですか?
やよいっちもコーヒー党ではありますが、
お茶っぱの一つはあります。(笑)
何年かお茶を習っていた事はあります。
一応お茶も点てられます。
お茶の先生は調理師免許もお持ちだったので、
お料理も習っていました。お茶は奥が深いです。
お茶(良質の)を飲んでいるとガンになりにくくなるそうです。
お茶って乾燥野菜(笑)
葉緑素も豊富なので、摂る価値はあるのでしょうね。きっと。(笑)

今年一年、色々とありがとうございました。
来年もよろしくお願いしますね。^^。
それでは良いお年を~♪



(2005.12.30 19:12:06)

Re[1]:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
nagoo  さん
Sakiさんへ
>この本も読んだことありません。図書館にあるかな。
たぶんあると思いますよ 日本文化としては有名な本ですし
天心だし(笑)

>琴と弓道はクラブ活動でほんの一口かじったけど
琴はイメージできないんですが弓なら似合いそうだ あねごに(笑)

>>「自分に点てて貰えるのは幸せ者だ」
>そういうことを言う著名人っていますよね。
>私もnagooに珈琲を淹れる時、言ってたりして
「私の酒が飲めないのか!」もけっこう困ります(爆)
でも大丈夫 ありがたくいただかさせていただきます

>妄想大王nagooの得意とするところですね!
チラリズム いいですねぇ!(笑)
全裸ほどエロから遠いモノはない と思う今日この頃(爆) (2005.12.30 21:09:45)

Re[1]:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
nagoo  さん
やよいっち841さんへ
>お茶っぱ、置いていないのですか?
いゃぁ すいませんです(笑)

>一応お茶も点てられます
おぉ!それは凄い
でもお茶を入れて飲むだけなのにココまで追求する民族は日本人ぐらいでしょうね(笑)

>葉緑素も豊富なので、摂る価値はあるのでしょうね
ってことは茶飯みたいに食べた方がよいわけですね
実は昔の人、濃茶飲んでナチュラルドラッグしてたりするわけで(笑)
あれ?コレは触れちゃイケナイ話?(爆)

こちらこそありがとうございました
来年もよろしくお願いします
よいお年を! (2005.12.30 21:15:45)

Re[2]:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
Saki さん
nagooさん
>琴はイメージできないんですが弓なら似合いそうだ あねごに(笑)

嫌だわ。琴の付け爪は立派な武器になるわよぉ。
弦でクビを絞めるって言うのもありだしー。私にぴったり。
ハッ。妄想女王(笑)

>「私の酒が飲めないのか!」もけっこう困ります(爆)
>でも大丈夫 ありがたくいただかさせていただきます

あ、私お酒をつがない人なんです。最初だけお酌して終わりなので安心して~。
お酌するのもされるのもいまいち苦手です。

>全裸ほどエロから遠いモノはない と思う今日この頃(爆)

本当にねぇ。しみじみそう思うわ~。

今年も楽しいデザインコラムをありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。 (2005.12.30 23:49:22)

Re[3]:『茶の本』岡倉天心(12/28)  
nagoo  さん
Sakiさんへ
>琴の付け爪は立派な武器/弦でクビを絞める
怖いよぉ・・・バラして使うとは思わなかった(笑)
>妄想女王
いずれココは妄想軍団のたまり場になりそうだ(笑)

>私お酒をつがない人なんです
いえいえ!畏れ多くてあねごにお酌していただくなんて(笑)

>お酌するのもされるのもいまいち苦手です
絶えず注いでたら大変だから
という酒豪にみられる発言ですな(爆)

>>全裸ほどエロから遠いモノはない と思う今日この頃
>本当にねぇ。しみじみそう思うわ~。
しみじみって・・・(爆)

こちらこそありがとうございました
sakiさんもどうぞ良いお年をお迎えください (2005.12.31 16:38:57)

渋い。。  
Chicaうさ  さん
茶のこころ。
茶はたしまないんですか?(笑)
私もどう見ても珈琲党なんですが、やはり
お茶はありません。
でも母が昔茶道の先生をしていたこともあって
お茶は多少たしなんだことはあります。
和菓子にお抹茶。抹茶はまた違った美味しさが
ありますね。
でもnagooさんはもてなされなかったらしい。(^^;
全然関係ないんだけどさ、左利きの人っていろんな
人からもてなされないこと多くない?
私はそう思う。生粋の左利きの人見ててもそう思うの。そう思うの私だけ~?

>「芸術を真に鑑賞することは
 ただ芸術から生きた力を生み出す人々にのみ可能である」
この言葉の意味はなんだか解釈するのが難しいですが、ただ本物の芸術を味わうとすごい疲労をしますよね。(名画とかそういったたぐい)

今年は1年ぶりにリンク復活できてうれしかったです。また来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。
(2005.12.31 19:43:52)

Re:渋い。。(12/28)  
nagoo  さん
Chicaうささんへ
>茶はたしまないんですか?
チャイなら少々(笑)

>母が昔茶道の先生
おっと!それはまた でも「茶」と「茶道」は微妙に違う
「書」と「書道」が違うように・・・
「道」がつくと「型」になって迎合していく(笑)

和菓子は綺麗ですよね

>左利きの人っていろんな人からもてなされない
まぁ、マイノリティですからね(笑)
お茶で思い出したけど僕もね左だから急須が
とっても使いにくいの(爆)

>本物の芸術を味わうとすごい疲労をしますよね
ちょっと前のコラムにも書いた事ですが
本物を理解するにはそこまで自分自身の質も上げないと判断できないんですよ
だからエネルギーの高いモノばかり見続けるとその力にあてられて疲れちゃう
わかりやすく言えば・・・湯あたり?(爆)

今年もよろしくお願いします (2006.01.01 05:55:00)

空白の美  
覚三 さん
つい最近出たちくま新書『法隆寺の謎を解く』で、天心が述べているような空白の美、非対称の美が最初に建築に体現された例こそ、まさに法隆寺であったと具体的にわかりやすく説明されています。とても感動しました。
一読をおススメします。 (2006.08.22 22:05:37)

Re:空白の美(12/28)  
nagoo  さん
覚三さんへ
>ちくま新書『法隆寺の謎を解く』
とても興味深そうな情報ありがとうございます
以前にもここのコラム内で法隆寺を取り上げたんですよ
梅原 猛『隠された十字架』で
日本の建築は軸をずらす事が多いんですよね
で、西洋は左右対称の美意識
庭園なんかを見ると目指しているモノが全く違うのでおもしろいですね

ぜひその本チェックしてみます (2006.08.23 04:22:10)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: