わたしのなかに ありました 

May 29, 2005
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もうすぐ5月も終わるなー・・・

GWに訪れたわがまち糸満市の
『平和祈念公園』隣の
『平和祈念堂』について書かねば!という想いを
思い出しました。

わたしはこれまで、平和の碑のある公園の方には
何度も足を運びました。

だけどその隣の平和祈念堂には、なぜか1度も


ですが不思議なタイミングで
GWに祈念堂を訪れることとなったのでした。

祈念堂の入り口受付から、堂内へ続く廊下に
とても見入ってしまう大きな絵が展示されていました。
その前に立った時、動けなくなってしまうほどの
凄まじい念、というか、強く深く、でもそれでいて
静かな慰めに胸をしめつけられるようでした。

こちんだのしし


おばぁが、村の守り神の獅子像を拝んでいます。
その獅子の背後には、戦火に逃げ惑う人々の様子が
描かれています。

じっとこの絵を見ていると、平和祈念堂の所長さんが現れ


どうもわたしは観光客と思われた様で^_^;
所長の比嘉さんはとても親切に丁寧に解説して下さいました。
沖縄のこの平和祈念堂の意味、ここから世界に発する想いを
もっと伝えたい、広げたい、未来に届けたい、という気持ちが
ひしひしと伝わってきました。


「なんだ、そうねー」とちょっと近くなった感じで
さらに細かく沖縄の文化、歴史、沖縄戦の知られざる話など
立ち話でしたが1時間近く、この絵画の前でじ~っくり
貴重なお話をして下さいました。
その話と、祈念堂についてはまた別の機会に日記に書きます。

とりあえず、この獅子の話はというと・・・

比嘉さんによると、1600年代沖縄県南部東風平の富盛に
地域の守り神として造られたそうで、県の文化財に
指定されているそうです。

当時、この獅子像の向かいにある『八重瀬岳』は、
火事が相次いだことから『火の山』と呼ばれていたそう。
村人たちは、その火の山の向かいにこの獅子像を祀り
火から地域を守ろうとしていたらしいです。

東風平町のHPに 関連記事 が掲載されてました。


この絵は、沖縄戦で米軍の攻撃により火の海となった村で
おばぁが獅子像に拝みを入れる様子を描いています。

火から村人を守ってくれていた獅子も、この戦争では
人々を守ることが出来なかった・・・
人間の愚かな争いを、この獅子像はどう見ていたのでしょうか。

実はこの獅子像、夫の実家のすぐそばだったんです!
全く知らなかったんですがー。

後日、早速獅子像を訊ねていきました。

獅子像

こちらが実物の獅子像です。

今でも、地域の人々をここから見守っているのでしょうね・・・





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Last updated  May 29, 2005 05:25:49 PM
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