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除夜の鐘を遠くに聞きながら一年を振り返る寒かったこと 暑かったこと眩しかったこと 心地よかったこと愛する季節たちは空の色にも似て緊張のなか 初めて会う人たち旧知の人 笑顔 泣き顔 驚く顔いろんな色それはみな愛すべき者たちで子供がはじめて作った 不思議な料理飛行機で飲んだコーヒー初めて乗った助手席の煙草の煙ありがとうしかでなかった言葉少し涙の塩味がしていろんな思い出をそれぞれすべてひとすじの繊維になるまで細かくほぐしたら新しい年の空気の中にまんべんなく散らそうきれいに混ざったらその場でしずかに澱がすべて降りるのを待つ百八の鐘の音でふるえながら一年の思い出が少しずつ集まりながら重なって日々の思いが織り成して作る昨年という名の一枚の和紙ひとつとして同じ色はない感謝を編んだ紐でとじた大切な三六五日が素材の世界にたった1枚の和紙でできた心の中にある一綴りの和紙帳今年もまた一枚新しい色が増える「ありがとう」という紐がとおって去年が幕を下ろし「よろしく」と澱ひとつない新しい年の新しい空気で心をいっぱいに膨らませて今年もまた未だ顔も知らない周囲の人たちにもよい年でありますようにあけましておめでとう皆さんに心から新しい一年がすばらしい年でありますように****あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします=== 藍音ななを ===2009.12・末~2010.新年ネット詩誌 MY DEAR新作紹介掲載作品主催者・島様に感謝
2011.01.22
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真夜中の一人の部屋画面に向かってキーを叩くその向こうに君がいる触れることが出来ない遠い距離の向こうにいる映像の君が私と話す遠いけど近く近いけど遠い「会えないけど笑う顔が見たいから声だけじゃ見えないあなたの笑顔が見たいから」君からもらったツールを訳が分からないまま接続してああだこうだと携帯で話しながら設定をするパソコンの画面何度つなげてみてもうまく行かなくて放り出しそうになりながらやっと見ることが出来た久しぶりの君の姿少し痩せたかな髭が伸びてる髪形も変わったなプレゼントしたネックレスもちゃんと着けてくれてる君だけが会いたいわけじゃない私だってやっぱり声だけよりも見える君が嬉しいだけど今 画面に映る私は毎日 日付けが変わる頃にやっと終わる仕事や土日も休むことのない仕事に疲れてくたくたに見えてるんじゃないかなそんなことを気にしながらそれでも君に会いたくてオンラインで君を呼ぶ時折 笑い転げたり拗ねてふくれたり真剣になって涙ぐんだりする画面の中の私を見つめて抱きしめたい君は言うけどどんなにレンズに近づいても君に触れることは無くフレームからはみ出すばかりこれが私たちを隔てる距離と言う名の越えられないものの正体で今は変えられない事実嘆いてもこれが真実だけど前よりも君に近づけたから今日の終わりに必ず伝えよう君から そして私から心の奥があたたかくなる「愛してる」という言葉を今日も距離を隔てた画面の向こう煙草の煙と一緒に私の笑顔を待つ 世界に一人の君がいる ネット詩誌 MY DEAR新作紹介掲載作品主催者・島様に感謝
2009.03.20
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細い細い冬枯れの小枝が空の血管のように広がる季節恋人たちのイベントがまた 巡ってくるショコラの香りとハートの包み紙白い吐息がふわりと包む聖職者の名前がついた日昔そう ずっとずっと昔女の子の間でおまじないが流行った人が寝静まった夜中自分の肌であたためたりんごを一つ好きな人のことを思い浮かべ鏡の前でじっと見つめて呪文を唱えるこうなりたいと思う花言葉の花の名前を三つそしてそのあとに「apple got」三度唱えたら誰にも名前を呼ばれたり姿を見られたりしないうちにそのりんごを一つ食べて口元をそっと拭ったのち鏡に最高の笑顔を見せる成功すれば花言葉の呪文通りに恋がかなって最高の笑顔が印象付けられる失敗すれば顔を果汁だらけにしてりんごを齧るその顔の印象が届いてしまうそんなおまじないだから女の子は成功するまで連日母親に小ぶりのりんごをせがんで怪訝な顔で買ってきてもらう街のスーパーの店先小ぶりなりんごから姿を消す不思議な光景仲がよかった友達は立派なりんごを買ってきてもらったらしく夜中に二度失敗して泣きながら三個目を食べたらしい三個目の成功がきいたのかどうか彼女は大好きな先輩と毎日一緒に登下校できるようになって結果オーライ恋する女の子は何かのイベントのたび失敗だらけの魔法使いになるショコラに媚薬プレゼントに呪文恋するたびに魔法がうまく使えると決まってるわけではないけれど少しづつ上達はするもんだろうととりあえずは物の道理でそしてさんざっぱら魔法を使ってきた熟練の魔法使いは少し離れたところから横目でちらり新人の魔法使いたちに「がんばって」そっとウインクして見て見ぬ振りでエールを送る寒い冬の短い一日小さな恋人たちの想いがかないますように ネット詩誌 MY DEAR新作紹介掲載作品主催者・島様に感謝
2009.02.13
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新しい出来事があるたびにひとつちいさな部屋が心の中に生まれるうれしいことかなしいことやさしいきもちせつないきもちうすいうすい紙よりもうすい膜に包まれたちいさな部屋は少しづつ少しづついろんな養分を吸ってしずかに成長してゆくときどき熟した粒がふるふると香りを放ちながら絡んだ物事の糸をほどいて期を見て はちり とはじけては「あぁ そうだったのか」と気づきを生み出す心だから 形はないけれどもしも形に現すことが出来るならそれはまるで一房のみどり色の葡萄店先に並ぶ葡萄のようにどれも総じておいしいわけではなくひとつひとつ苦かったり酸っぱかったりいい香りのものやとびきり甘いものもひとつぶ ふたつぶ房のどこかにそっと丸まって密やかに息づいて眠るおいしいものもなくては生きてる意味がないものただ おいしいものばかりだとおいしさに鈍くなってしまうからおいしいものはほんの少し生きるための 大切なご褒美私の心はみどり色のひとつの房を成して音もなく静かに養分を満たしてゆきはりはりと潤んだそれぞれの部屋をあつめてたわわに実らせるいつか時が止まるその日が来たらさらりと未練なく迷いもなく私は風になる静かに実った私の歩いてきた時間を満たした果実を片手に携え 空を見上げて一陣の葡萄色の風に ネット詩誌 MY DEAR新作紹介掲載作品主催者・島様に感謝
2008.11.30
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花曇り遠くない雨を呼ぶように水の匂いして小さく鈴を鳴らすように風が花を揺らす花の香り運ぶゆるやかな螺旋の流れが部屋の窓に届く頃午後の穏やかな明るさのなか雨待ちの私は静かに薄目をあけて君を見上げる花曇りの空より近い君は触れることのできる 空水の匂いはこぶ春の雨雲が分子を集めて雨を降らせるように君の肩が私の上に広がり掌が頬をいとしく包み想いの分子を集めた粒で私の名前を降らせ始める私は小さな植物のように精一杯体をそらせて君から降りてくる甘雨を受けとめるしずかにしずかに上気して熱を帯びた声を互いの唇でそっと包んで隠しながら咲く花の触れあう音の囁き合う音よりもっとしずかにやがて 花散らす風髪も心も乱れるままに嵐となって花を打つなんどもなんども花がせつなく許しを請う時まで止むことはなく部屋の中はすでに春の嵐かき乱れて窓の外もいつしか春の雨やがて花散らす嵐ネット詩誌 MY DEAR新作紹介掲載作品主催者・島様に感謝
2008.04.15
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遠い春待ちの街雪は溶けましたか?お元気ですか?白い建て物を後にして自宅に帰られたと風の噂に聴きました去年のちょうど今頃桜の花咲く頃この広いネットの世界で偶然にも再会しましたね覚えてますか?「一目であなたの文章だと分かりましたよ」そう言ってくださったのを回復をそっと祈りながら今年もこの花をあなたに贈ります兄のような父のような先生のようなあなたに いろんなことを懐かしく話した去年の今頃のことを心の片隅にでも思い出してくれたらいいなだけどリハビリは焦らずゆっくりと急ぐことなんかないです時間を味方につけてゆっくりていねいに 風に揺れる桜の花のように心が乱れることもあるかもしれませんだけどゆっくり ゆっくり気長に 気長に植物の小さな花芽が時間をかけてそれぞれのペースで自分の花を咲かせるように一歩一歩ゆっくりと季節の花が開く速度であなたの心が歩けますようにまた季節の花を届けます兄のような父のような先生のようなあなたに
2008.03.31
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心が風邪をひいた時無理が続いた時張り詰めた何かがふつりと切れた時なぜだか決まって咳に付きまとわれる熱もない何の薬も効かない朝も 昼も 夜もただただ続くCough Cough Cough心の元気もなくなって「もうだめだな」治すことさえ諦めようとした矢先思いがけずに繋がったアクセス「元気だったか?」そのひとことは気が遠くなるほど長く舌を噛みそうな難解な名前の薬よりもどんな強い菌でさえ萎えさせてしまうような抗生物質よりも声を出してあえぐほどの高熱を一瞬で下げる熱さましよりも効いてしまう単純な自分に少し笑いながら「ありがとね」0と1の窓の向こうに感謝してどこにも売っていない私にしか効かない唯一の特効薬そっと静かに喉に滑らせた・・・・・・・・・・・・やっとなんとか体調も戻りつつあります。あぁ、まさに鬼の霍乱って感じでした(笑)咳は未だに続いていますが、ちょっといろいろ頑張りすぎたツケが回ってきたようです(笑)いろんな方にご心配おかけしました。すみません。そしてありがとう。もうすこしおとなしくして養生することにします。なんて言いながら残業の日々(爆)・・・・・・・・・・・・
2008.03.23
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背伸びを続ける水銀柱にもういいよそう言いながら窓の外を見るたまには休まなきゃ体壊しちゃうよそんな話をしたばかりだったのにねB型の私はどうやらB型に縁があるらしく連休のきっかけを作った憎き流感もB型らしい咳のしすぎで筋肉痛の背中や腹筋や脇腹背伸びをやめてくれない水銀柱に笑われ続ける体の中の熱帯夜雲ひとつない晴れのお天気そんな日々にベッドに横たわったまま大切に取って置いた有給は消化されるちぇついてないや窓の外を眺めて青い空にため息 ひとつそして流感でもない限り有給消化もできないなんて と自分にも苦笑い ひとつとりあえず普段寝なくて心配されることが多いからたくさん寝てみようなんて言いながら昼間寝すぎてこんな時間に目が冴えちゃったりするけどとりあえず安静に水銀柱のご機嫌を伺いながらちょっとおとなしくしていますネット詩誌 MY DEAR今月の新作掲載作品主催者・島様に感謝とうとうインフルエンザの洗礼を受けちゃいました。気管支炎も重なって頭痛と脇腹と腹筋と背中が筋肉痛になってしまってます。熱もなかなか下がりませんね。タミフルちゃんを服用しながらしばらく養生します。それにしても、こんなにならないと休むこともないってのもある意味淋しいですねぇ。熱には強いんですが咳するたびの頭痛と筋肉痛は正直かなりきついです。とりあえず自重自粛でしばらく寝て有給消化です(笑)ちっきしょー(笑)
2008.03.10
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あたたかい湯船のなかゆら ゆらゆれるのはたゆとう波紋とあたたかい湯気バスルーム中を満たす小さな水の粒がゆらいで硬く縮こまった心をそっとほぐしてすこしだけ 自由になるひとつためいき少し 疲れちゃった自分の肩を自分で抱き締めながらもう一つため息強がってばかりやっぱり素直じゃないよねだけど少しくらい強がってないと一人で立っていられなくなってしまうだからいつも何事もないように君の前では笑顔でいられるように空を見上げるのと同じ角度で君を見上げていよういい香りのシャンプー心を飛ばして遊ばせて見るけれどこの香り ゆら ゆら伝えたい人は遠くいまは ひとり心はそばにいるけれどいまは まだ ひとり
2007.12.05
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外側は静かなブルーだけど心の中は狂おしく熱を帯びた灼熱の紅(あか)いちまいの皮膚の下思いもよらぬ赤い色の血液が流れるように普段は誰も知らないその部分を知るのは他ならぬ君だけでいい
2007.12.03
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君に見せたいな私の目が見るこの世界を空の青さ木々の葉色のグラデーション子犬の黒くてまるい目いれたてのラテ君に届けたいな私がいる場所の空気通り過ぎた冬の匂いキッチンの湯気の暖かさシャワーの後の甘い果物の香り朝の毛布の中のあたたかい空気私の周囲の日常をもしも小さな箱に詰めて君に届けられたら君は箱をあけてひとつひとつそっと取り出して耳や頬に当てながら何か感じてくれるかなほっとしたりどきりとしたり思わず笑いがこぼれたり心配したり安堵したり離れているから心だけはいつもそばに想いがつのるから言葉には出さずにそっと静かに風に乗せて今日も自分の場所に飾る物言わぬただいちまいのフォトグラフ
2007.11.20
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今年も また吐く息が白い季節がやってきた私は相変わらずこの場所から雲のない空を見上げる遠くはなれた君の街ではもう私の名前に似た白いものが舞い降りたと風の噂に聞いたなにもない空っぽの空の下の私と銀鼠色の小雪舞う空の下の君距離は離れているけれど同じ空の下だいつか その雪が君の視界を覆うとき私の心も君のもとに風に乗って舞い降りる離れていても心は君のそばに舞い降りる 雪の数だけ想いを託して 先日、ネットのお友達から「こっちは雪が降ったよ」と聞きました。肌寒いけど、未だ青空が多い福岡では想像もつきません(笑)雪には憧れますが、実際住んでるときっと大変なんだろうなぁ、なんて思ったり。皆さんの所は雪、降ってます??
2007.11.19
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ながいこと 雨がふらなくて心の中身ひりひりするほど乾燥して緑少ない心の中ふと見ればいつのまにか君がそこにいた「あなたの心に雨を降らせるよ」君はそういって魔法のように雨雲を呼ぶはちりはちり君が呼んだ雨雲は大粒の 雫を落とす車のボンネットの上地面に 果実の上私の髪に 肩に乾いていた心の なか雨は世界を雨色に染め私の髪を伝わる螺旋のしずく髪から地面に落ちる前にこの雨は私の記憶をなぞり君の名前にかわりあたらしい世界を覆う君の雨になるなにもなかった土色の地面水滴が色を塗り変えてやがて萌えだす緑が新鮮な空気で世界を満たすとき私ははじめて声をなくす魔法が解けて唇に君の名を宿す世界を雨に染める愛しい名前を空に刻みながらただ一人君の名を呼ぼう
2007.11.18
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いつもここで一人で空を見上げる人より秀でて美しくはない誰からも愛されるわけじゃない雑草の小さな花とおなじ目立たず何かにまぎれれば見えなくなってしまいそうにありふれているだけど冷たい木枯らしが吹く枯れ葉舞う風のなかで愛する空を見上げながらポケットに手を突っ込んだまま立ち尽くしている私に気がついたらそして もし君が同じ空を見あげたいと思ったらだまって横に来て一緒に見上げてくれたらいいな同じ空を見上げて風に心を託して何にも妨げられることなく自由に心を飛ばせる何にも縛られない空の下で君は 君の言葉を私は 私の言葉をそれぞれつくしながらこの世界に彩りをつけて行こうなにもないまっさらな世界を一枚の不思議な絵に変化させてゆこう初めて見る新しい世界をはじめよう
2007.11.10
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寂しい笑顔で君が笑っている誰にというわけでもなく何にというわけでもなく笑顔を曇らせたら雨が降り出すのを知っているからほんのすこしだけ嘘つきのから元気「私は大丈夫よ」そう言っているようにただ しずかに君が笑っている
2007.11.06
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たまにはね疲れた心をポケットにしまって何も考えずに時間を過ごすお茶でも飲んでほんのすこしだけ一休み忙しい日々のなかで小さく折りたたんだ心の翼を広げるための前にすこしだけ小休止心のばねが強いならばちいさくたためばたたむほど広がる時は大きく広がるただ 広げる時にいろんな物をなぎ倒してしまわぬように少しだけ周囲をきれいに整理しながら今はちいさくたたんだ翼を広げる前の準備中あたたかいラテとお菓子で心にもおやつもうしばし区切りがついたら翼を広げようそして自由に心の空を飛ぼう
2007.11.04
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抱きしめた 君が風になって指から 腕から零れ落ちるあぁ目を閉じひとことだけあげた 声見上げた空は両手に雨を抱えて見上げる私の影をつくる君がいたはずの空っぽの腕に風が吹き込み君の匂いを手を引いて連れ去るいつか降る雨が空っぽの腕の中を洗い流していくだろうなにもない空っぽの私が見上げた空から雨が 降る私は雨にうたれながら時の流れを知りそっと瞳をひらく雨が心の中にみちて未だ 音にならない響きを確かに感じながら新しい季節の音がいまこのときから作られる
2007.11.03
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ピアノとギターの音の合い間にオレンジ色の香り挟んで水を含んだ空気香りを帯びて世界をまるく包む唇で触れたら果汁がこぼれそうな君の声を瞳を閉じて探しながら大事に拾い集めて過ごす秋の夜ほんのみじかい秋の句読点がわりにオレンジの花のちいさな*(アスタリスク)幾重にも降り積もって切ない掛け算香りは高いのに実を結ばぬ 花いない君につのる思い落ちたアスタリスクに求める答えを重ねながら深まる秋に寄せる鱗雲をかけてもオレンジの花の匂いをかけても冷たい指先をかけても抱きしめる腕をかけても君がいなければいくら何をかけても答えはただ青いからっぽの 空求める答えは何も出ない何にも属さない音符と香りだけの切なさだけの空集合
2007.10.28
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夏の終わりと秋の始まりそして秋のおしまいと冬の到来が輪郭を崩しながら日にちと言う風に押し流される明確な記述も会見もない春はあんなに華々しく桜前線でにぎわうのに台風でも来ない限り秋冬は静かなものだ空を見上げれば曇りの日は鉛色が濃くなり雲が低くなる風もいつの間にこんなに乾いて冷たくなったのかそれでもいつから季節が変わったと明確なものはないままに動く季節一枚の写真の中何げなく撮った一枚にすすきの穂を境に色合いが違う写真を見つけてもしかしたら季節はこんなちいさな何気ない場所で自ら線をひきながら変わっているのかもしれないと思ってみたりしてそんな事を考えながら涼しい夜風の吹く部屋あたたかいコーヒーの湯気がそっと揺らめく部屋で私はいまひとり静かに季節の狭間にいる
2007.10.14
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どんより肌寒い秋風吹く公園ネットのむこうから男の子達の声とバットの金属音ネットのこちら側は蜻蛉の姿も見なくなった芝生とすすき季節は静かに足取りを速めながら雲を低く木々の葉の色を変えながら街を練り歩く心の中の 何かの色も少しづつ変えて行きながら次の季節へ
2007.10.14
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白く 白く穢れないほどに白くしみ一つないほどに清らかに白いその服はただ一日のためだけにあるものであってだからこそ絵空事のように白く 美しいきれいなだけでは生きてはいられない現実があるからこそ現実から離れた白を装う一日限りの夢をまとったVirginity
2007.10.13
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幾重にも重なった薄氷(うすらひ)のような心の隙間いろんな物が重なる誰かを愛したこと自分を責めたこと空を仰いで心を飛ばせたこと遠くつながる空の向こうの誰かに愛を歌ったこと雨に濡れた日もお腹が痛くなるほど笑う日も満天の星の日も携帯の呼び出し音のオルゴール夜中に叩き続けるキーヘッドフォンから流れるピアノの音君の声カップが机に降り立つ音朝の空気夜の帳砕ける月仕事も子供も何気ない生活もすべてたたんでたたんで降り重ねた幾重もの層の中にちりばめて甘いだけではない「千」と言う名を持つ食べ物に仕上げよう甘い部分もほろ苦い部分も甘ずっぱい場所もいろんな香りもすべてが折り重なって1000の顔もひとりの私
2007.10.11
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詩が1000編集まってその記念にと1000を詠みこんだ詩を書こうとそっと準備していたのにあろうことかなんとも私らしく普通の何気ないすっとぼけた詩で1000編目を飾ったこんな私ですが日々読んでくださる方々にたくさん力を頂いてあること あらぬこと何か書いておりますうつけもののふつつかものですがこれからもどうぞお付き合い下さい遠くて近いこの空の下から1000以上の気持ちでおはよういってらっしゃいいってきます
2007.10.11
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やれやれやっと仕事もひと段落誰もいない場所にひとりぽつん静かな部屋で仕事は続くけどおなかすいちゃったよんあははんもう疲れちゃったのさあははんそろそろ家に帰りますだれかくたくたになった心をふかふかでくるんでくれないかなぁなんてね
2007.10.10
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暮れて行く空が今日に終わりを告げてはるかかなた西に去ってゆく晴れた日も雨の日も私はそれを黙って見送りながら「今日」と言うタイトルの本を閉じよう波乱の日も辛い日も人恋しい日も嬉しい日も同じ時間を読みすすめる一冊の本閉じる前に今日の風景の栞を一枚あしたもいい日でありますようにあなたにもわたしにもおなじ24時間のページがいいお話でありますようにおやすみなさい
2007.10.09
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聞きおぼえのある曲にどきりとして手から滑り落ちた本かかってこない予定の呼び出し音でもそれは私の携帯からではなく後ろの席の見知らぬ人のポケットから流れ出した音符幾重にも幾重にも鍵をかけなければ転がりだしてしまう君への想いがいくつもの鍵をくぐりぬけて笑顔で現れるマジシャンのようにまた出てきたのかと一瞬血の気が引くようなそんな気さえするほどにまだ想い入れは強くて未だに君は私の心を揺らし続ける時が止まったあの秋の日にみた夕日が傾く車窓の風景に心を置き忘れたまま時は経ってもあの日のまま
2007.10.08
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背が高い あなたの背中を 後ろから 眺めながら あなたの先にあるものが 時々見え隠れするのを 風に吹かれながら 見る 遠いようで 近いような あなたの未来を あなたはただまっすぐに 真摯に見つめている あなたを 未来に少しだけでも早く近づけるように私は そっと後ろから背中を押すそれは手を伸ばした先にあなたの背中がなくなるということ今まで触れていられた背中が遠くに 離れてしまうということ手応えは なくなってしまうけれど遠くで 光を浴びて輝くあなたの未来が見える私は遠くからあなたという空を見上げる明るい光に包まれた未来が満ち溢れている私はまたあなたの背中をそっと押す遠ざかる 背中が見える光をすかす後ろ姿私の手は届かなくなるけれどその光を帯びた背中は私の夢でもあり私の希望私にとっては あなたの夢ははるか遠い場所にあるけれどあなたの手はその夢を つかむ為に存在するあなたは 後ろを振り返らずまっすぐ上と 前を見据えて進んでいけばいいあなたの未来は私の夢2006.9
2007.10.08
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夜中に一人で過ごすバスタイムしゃぼん玉を作って過ごすのが好きベリーの香りがする洗剤でしゃぼん液を作ってストローにつけて命をふきこむさはさはさは誰も知らないけれどしゃぼん玉はちゃんと産声を上げて生まれるさはさはさは少し乾いたかすかな音小さな分子がひとえに手をつないだうすい かるいいのちそれでも産声を上げるいろんなにじがながれてまわってくるくるなないろそして命を終える時も「はしょん」おしまいの声をあげて消える静かでないと聞こえないけどその両方の音をいとしく 聞くうまれるせつなさきえるやるせなさなにかとかさねながら夜中のバスルームでしゃぼん玉とばそだれもいないしずかなよる私だけが知るしゃぼん玉のうまれるせつなさときえるやるせなさ
2007.10.05
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降りてくる 夜青の色 増して世界を覆うあたりは一面のさまざまな青私はピアノを弾くように大袈裟な動きでキーを打ちながらさまざまな青の色の名前で空を讃えるけれどどんなに色の名前を連ねても一つの空でしかない無数の色で空は成り立つけれどただ空は何にも媚びずあるがままそら
2007.10.04
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普段は見せないんだけどねそんなもんもってないよなんて顔してるけどさほんとはね心の奥の方にぎゅっ ぎゅっと小さく押してしまってる外に出すことはあんまりないし誰にだって貸すことはないけど君にだけねいつだって貸すからさ疲れた時や悔しい時やつらいときには包んであげるやわらかく銀色に光るふかふか綿毛心の青空の下で広げてたまには子供の頃に帰ってふかふかの綿毛の中甘えたっていいし眠ったっていいよ辛かったらないたってかまわない誰も知らない君のためだけのふかふかだからなにがあっても誰にも秘密
2007.10.03
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ちいさな雨が 時おり降る窓の外ほんの少しだけ疲れた体を起こす熱もないのに熱がある時のような熱いようなだるいようなあぁ と窓の外を眺めて今日はライブの日だったことを思いだす忙しかったせいかすっかり忘れてた2枚買ったチケット1枚は仕事の都合で流れていつもどおりひとりぼんやりしてる時に人と行動するのもなんだか申し訳ないのでかえってよかったかもなんてそんなことを思いながら外にでる準備音楽でも聞けば気持ちも落ち着くさ久しぶりに街でもあるこういつもと同じふらりとひとり被写体と音を求めてKUMAMI Vital私が愛してやまない音楽です。
2007.09.30
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私は一体 日々 いくつの物を 壊して生きているんだろう 何気ない毎日たとえば蜜柑 ひとつちみちみと青い皮を剥けば12房のさのうが現れそのさのうを一つ口にして歯で噛んですりつぶす蜜柑の中に潜む幾億の宇宙を私が一人で壊している9月最後の朝
2007.09.29
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白い花心に咲いてふと君を思い出した会わなくなってもうどのくらい経つかな今でも相変わらず困ったような表情で誰かに笑ってるのかな未だ君の事を考えるとまるでえくぼができるように心のどこかがきゅっとへこんで切なくなるけれどきっといつの日か白い花がまぁるく赤い実になる頃ふわりいい香りと共に大好きだった君のこと笑って話せるそんな気がするよだからそれまでひとりしずかに空でも見ながら笑っていよう果の花 咲いていつか風が経た時 熟した香り運ぶときまで
2007.09.28
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この空を見て君の眼にはどう映るの色の変化が 美しいと感動するのかそれとも 不気味だと眉をひそめるのかただ 一つの目に映る風景なのに君の眼を通して心に落ちる風景と私の眼を通して心に落ちる風景は実は違うんじゃないかと思いはじめた夏の次の風の季節たとえば想いはピンボールにも似てて同じ場所から飛び出したボールいろんな経路をたどって最後は同じ穴に消えて行くけれど決して同じ経路をたどらないようにさまざまな事にぶつかりながら不規則に動いて動くボール気ままな心のように心は乱れた軌跡を描きどこかへ吸い込まれるいつもいつまでも心は同じではないということ季節の風が匂いさえ変えていろんな物を書き変えて行く季節が動いて変わったものは飲む物が暖かくなったことカーディガンいちまいの暖かさが欲しくなること日没前の西の空が狂わんばかりの彩りで秒単位で暮れてゆくこと君が私の名前を呼ばなくなった秋
2007.09.26
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カーブミラーが向く方向に風が流れる季節の矢印すすきの穂がさして紅葉にはまだ早いけどすすきにオレンジ空は秋くるくると螺旋背伸びしながら葉っぱはハートの形してなびくすすきに伝える恋心すすきは風に恋するばかりで風の後ろ姿を眺めつづけてこの恋どこへ行くのやらカーブミラーはただ黙って見て見ぬふりで口出しもせずなるようになるさと首をすくめる想いは雲のように形を変えながら空を流れていつかどこかにまた舞い降りるそれまでしばし流れる風に行方託してこの恋どこに行くのやら
2007.09.25
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眠れないあのひとにそっと 子守唄を歌おう波の音雨の音風に緑が揺れる音アルトの声眠れないあのひとにそっと 子守唄を歌おう星のささやきオルゴール妖精の羽音風のうた眠れないあのひとにそっと 子守唄を歌おうあしたも あなたにとって新しい朝が新鮮な朝日を届けますように遠い空の下でなんどもなんどもくりかえし歌おう私の声を風がはこぶ夜露とともにあなたを包むように眠れない夜を忘れて無防備な子供のようにまぶたを閉じてしずかにしずかにおやすみなさい
2007.09.24
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誰もいない家静かで自由な時間たまにはゆっくりするのもいいかなんてそんな事を考えるまずはコーヒーでも飲もう飛び切りおいしいのをいれてまずは今じゃないと出来ないゲームをやりこむずいぶん昔に中断したまま何の装備だったかどんなスキルだったか何をするはずだったのか頼りない記憶をたどりながらひとしきりストーリーを進めた所で次は読書じっくり読みたくて買った昨日届いた本は小説 200Pはある読めるところまで読んでおこう次はいつ読めるか分からないしばらく本の世界に浸っておちついたらブログでも書くか?ビーズでもつなげるか?音楽を聞こうか?写真を撮ろうか?どこか出かけようか・・・・・・・・・ふと気づけばゆっくりどころかかえって慌しかったことに気づくそれだけ普段なにかしたくても出来ないことが多いそういうことなのだろうまぁいい普段出来ないことを「ゆっくりできた」という慌しさの中に無理やり埋め込みながらたまの休みを過ごそうこんなでも休日は休日これはこれで楽しいからいいか
2007.09.23
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音もなくにわかに雲が集まって風が水を帯びるそよぐ葉たちが歓喜の声をあげ来る雨に胸躍らせる夏が過ぎてまた暑さが差し戻しこんな繰り返しで深まる秋ひと雨ひと雨空気を洗いながら季節が研ぎ澄まされてゆく夜の雨音今夜も窓をあけて静かな雨音を聴きながら温かい飲み物でも飲もうひとりの静かな部屋秋が増して行く音
2007.09.21
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霧のような雨の中ひとり車の中から外を眺める一人が好きなはずなのにおかしいよね君がここにいない事実がこんなにありありと孤独が好きなわたしの心にも雨を降らせるカーステレオから流れ出すピアノの音ココロの水滴をふるい落とすかのようにボリウムをあげたけど水滴は落ちるどころか震えて集まりココロの形さえ顕わにするちりぢりとちらばり広がって見えない糸にすがるしかない地面に落ちたら見うしないそうなココロいっそ雨がすべてを流すほど強く降ればいいのに霧雨は強くもならず止むでもなくただ無言で1グラムにも満たない雨と雨に湿った心をそっとかかえてしずかに世界を包んでいた
2007.09.20
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だれも通らない暗い路地星がすすきの葉先をころころと転がるような夜風が幾万の葉を揺らし葉ずれの音がしていい匂いの秋の空気が流れる軽く目を閉じてまだ浅い秋を楽しむ何かが光った気がしてふと足を止めて見あげた生垣の上おやこんな場所で音もなくだれが忘れた秋花火真昼の暑さに過ぎた時間を思い出したのか夏を懐かしむ無声映画鮮やかな色はないけれど思い出はこんな風に少しかすんだ記憶眩しく散った光の軌跡を思い出しのこす放物線しばし秋風の中一人楽しむ秋風が揺らすしずかで地味な夜の花火
2007.09.19
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そんなにがっかりしないでよ曇りの日だって雨の日だってあるさ失敗しちゃった日やだめだった日は誰だってあるし考えてばかりじっと立ち止まるよりほら 歩き出して空 みてごらん自分が歩いたぶんだけ景色が変わってなにかいいことある気がしてくるそれに君が空を見上げた時私もこんな風に空を見上げているからおはよう今日も目を覚ましたら新しい朝が来ているから君も眠りからさめたら今日が誕生日新しい朝新しい君生まれたての気分で大きく深呼吸して歩き始めよう外に出たら空を見上げて離れているけど同じ空を見よう一人じゃないから今日もがんばれるよ君にも見えるかな秋風吹く私が見る空さぁ今日は始まったよいってらっしゃいいってきます
2007.09.19
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たのしいこと うれしいこと一粒づつ あつめてたいせつに たいせつに透明な糸でつなげよう過ごす日々の ちいさなちいさな宝石のような光大変なことばかりじゃないよそのなかにはちゃんといいことや素敵なことだってちゃんとちりばめられているからよく 目を凝らして探しながらビーズを夢中でつなげる小さな子供のようにちいさな光さがして みつけてつなげて作る生きた証のご褒美世界に一つだけの心の首飾り
2007.09.17
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ほんの昨日まで愛していた君が急に知らない人に変わる重い雨雲を物凄い早さで動かす鉄のスレートをティッシュのようにはかなく吹き飛ばすそんな嵐の日の風のようにかき乱れる心自分だけのせいじゃない君だけのせいじゃないまるである日突然ミリバールがヘクトパスカルに変わったように「恋人」という名の人が「誰か」という名の人に変わる時間の流れはいつも新しい基準を求める正しくかつ残酷だ変わった瞬間は大きかった衝撃もやがて時が経てば新しい呼び名にも慣れ嵐の空の重い雲も千切れそうにシャツをはためかせる風もすべて過ぎ去ってあたらしい陽が差すいつもの晴れた空が見えた時過去を小さく折りたたんでポケットにしまって口笛でも吹きながら歩き出せる嵐の後の雨上がりの道「そういえばミリバールって言わなくなったよね」台風情報を見ながら話していてふと浮かんだ詩ですある日いきなり変わっちゃった呼び名。でも今は普通に呼んじゃいますけど最初は慣れなかったぁ(笑)
2007.09.16
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日々の忙しさに少し疲れてきがつけば落ちていた眠り淋しい夢を 見た気がする何の夢か思い出せないまま淋しい夢なら思い出せなくてもいいかそんなことを思いながら窓を開ける少し冷たい風が肌に触れ心のなかに転がり落ちてくる空を見上げて大きく深呼吸いろんなことは後ろにおいて歩き出そう昨日よりも今日はいい日だねおおきく深呼吸ひとつしてわたしなりの今日をはじめようおはよう今日のごきげんいかがあたらしい空
2007.09.15
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夕暮れ近い 商店街を足早に歩きながらふと 空を見上げる雨が降り出しそうな重い雲少し肌寒い 風も吹いてきたこんな日はあたたかい飲み物を一緒に飲みたくなるねふと 通り過ぎた香りに引き寄せられて つい買ってしまったマンデリン 300グラム自分だけの楽しみにするよりも本当は 一緒に飲みたい人がいる大きなマグに たくさん淹れて「半分こだよ」なんて言いながらたまにふざけて 笑いながら飲むのもいいかなそんなことを考えながらため息一つ香ばしい香りが部屋中にあふれているというのに一緒に飲みたいひとは不在仕方がないから窓を開けてせめて風に香りを乗せてあの人のもとへ届けと風に乗せた懸想文もしも届いたなら君もどうかカップに1杯のあたたかい飲み物で心を休めて 一息入れてほんの少し私のことを思い出して
2007.09.14
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あまりにも まっすぐな言葉 突きつけられて 胸に当てられて 撃鉄が 上がる もうそうなったら ハンズ アップ 腕を開いて 手のひらも開いて 首を2・3度横に振って 苦い顔して 笑うしかないよね
2007.09.13
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おはよう 君の顔を覗きこむと まだ眠っていて ねえねえ と 軽く 揺らす肩 少し肌寒い朝 柔かなブランケット 少しかおる 君の肌の匂い まだ 包まれていたいけど すでに来ている 月曜の朝 バスと仕事は 待ってくれない ねえねえ もう一度肩を揺らしたら 寝返りを打ちながら 不意にくるりと わたしを包みこむ腕 蜘蛛のネット 捕まった蝶の様に 逃れようと じたばたしながら 少し怒ったふりをして 君の胸で笑う そんなどこにでもあるありふれた月曜の朝さぁ早く仕度して朝ごはんちゃんと食べて笑顔で送り出す君に災いのない一日をいってらしゃいいってきます
2007.09.10
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君が ポケットに 手をつっこんで 口笛 ひとつ 自由に飛ぶトンボを 目で追いながら シャツを 風に遊ばせる 何も話さなくても 特別な事はしなくても 風に吹かれる 君がいて 風に吹かれる 私がいる 心の色 映す空が まるで君を 吸い上げるように 遠く高く 大きな背のび そのあとできっと君は「何か飲みにいこうか」って言うんだろうなそして私は「うん」って笑って答えるそこに止めた車に乗ってあたたかいお茶でも飲みに行こうすすきとトンボそして空はそこに置いてエンジンキーを回すと秋の曲が聞こえて君がはなうた ひとついつもの何気ない普通の会話秋のはじめのドライブ
2007.09.08
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新しい空気を連れて朝がやってくる誰にも同じ新しい朝遠い空のどこかで誰かが目を覚まし今日をはじめる同じ空の下で新しい命が晴れやかに生まれて長い道のりのスタートを切るまだだれも見たことがない花が音もなく蕾をほどくいまこのときみな同じ朝でもそれぞれが過ごす特別な朝おはようあなたの朝はありふれているけれど誰よりも特別柔かなペールピーチ色の切なさをのせた空例え昨日なにがあっても今日はまた新しい一日元気を出して胸をはって今日の空の向こうで私も同じ空を見上げているから遠い空の下からいってらっしゃいいってきます
2007.09.06
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大好きな君の指そっとKissしてちょっと悪戯して軽く齧ってみるちょっとくらいふざけてもいいでしょ?馬鹿だなぁって笑いながら君が羽根でほんのすこしなでるように耳のそば近づいた君のために置いておいた香り甘くやさしいピーチメルバ君のお腹がすくようにちょっとだけ仕掛けたトラップ食べたくなったでしょ?おでこで君の鼻を押しながらでもまだ食べちゃダメだよなんて少し意地悪しながら果物香るとっておきの時間くいしんぼの君を誘惑
2007.09.04
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