Laub🍃

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2016.12.14
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カテゴリ: ◎萌
非王道転校生というBL小説のジャンルがあります。
私もよく楽しく読ませて頂くこのジャンルですが、いつも気になることがありました。
 非王道ってことは王道(元ネタ)があるのかな、ディストピアに対するユートピアみたいな……それってどれなんだろう?と。
 しかし探しても見付かりませんし、某質問サイトでそれを問うた先人の方も明確な答えを得られなかったようでした。
(某BL学園ゲームが元ネタという説もありますが)


もやもやしていた所、ある現代メディアの本(うろ覚え)で

「みんな見せかけ・わかりやすい構図を好む一方で」
「美しい話・正義の話よりもそういう話の皮肉・裏話が大好きだよね」

と言う文を拝見しまして

…「非王道転校生」ってもしやそれ自体が元ネタなのか…



 むしろ昨今では王道転校生が主人公の作品のほうが珍しかったりしますし、
嫌われ系の系譜というか「非モテ主人公」最近の「悪役令嬢トリップ」の流れの一つなのかもしれません。某ヒロインが顔芸してる表紙の少女漫画とかもそうかな。

 王道に対する挑戦自体が王道となりつつあるということを示しているような印象を受けます。
 そして王道に対する挑戦に対する挑戦と、際限なく幅は広がっていく。ガッツですね。大好きです。
 開拓精神に胸を躍らせながら面白い設定があるとすぐ読む私です。読み専です。







 見せかけの話・よくある「お約束」「量産品」に作者の色=皮肉、読者にとっての意外性、裏話を入れることで魂が籠ります。

「生徒会長、転校生、脇役平凡、腐男子という役職や大体の雰囲気は一緒だけど、キャラクター名・細かな設定は作品によって異なることが前提である」

個人的にはそうした王道と非王道が交じり合った雰囲気がある意味一番の魅力だと思います。
「原作知りませんが書きました」のある意味究極系、それが許される世界。
噂の噂、「面白そう」「書いてみたい」「知りたい」の連鎖による共通理念。ジャンルというのが大衆の力で出来るものなのだとつくづく実感します。
「非」には、もともとの主流を否定するという意味も込められています。そして二次創作と違って「原作が最大手」ということはありません。


そしていくら挑戦的にしても怒られることはありません。


非王道転校生たのしい。





ちなみに非王道転校生とは▼▼

ざっくり言うと、

正体を隠した傲岸不遜な美少年転校生がBL学園の重要人物(主に美形)を籠絡し、彼らと共に主人公(主に平凡か生徒会長)を無意識・意識下で加虐・罵倒する→


2.主人公が転校生と和解もしくは面白い方向に持っていくハッピーもしくはユニークエンド(非王道)
3.主人公が転校生を破滅させる過激派エンド(アンチ王道)

が主流パターンとなっているようです。
2はもはや大喜利みたいになってて好きなんですが、3あってこその2・1だとも思います。


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最終更新日  2016.12.20 14:29:32
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