Laub🍃

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2017.02.01
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カテゴリ: 🌾7種
7種28巻、花の幻覚。
「家族でもなく世界でもなく、実際に普通に滅びた世界にもあるもの(嵐)に執着してる」
っていう時点で話半分で読んでいた。
そして、こうしてまた幸せなレールの上で生き続ける人なのかなーと。
瀬々やはるこや更紗のようには生きられない人なんだろうなーと。

絶望して違う生き方をするとか、失敗したことに罪悪感を持つってこともなく
何の疑いもなく理想で居られてその声援にお答えしていくスタイル。

子供向け番組のヒーローのままのキャラなのかな、って思ってた。

だけど、

・花(自分自身のこと)
・花(傷付けたこと)
・花(傷付けられたこと)
・花「話したいの」「あたしがダメダメだったこと 変わろうと思った事…」

への返答で

・偽嵐「花はそのままでいてほしい」「何も変わらなくていい」「花らしくいてほしい」


を見て。

・嵐は花と世界の橋渡しをしていたけど、
・花はその橋の半ばで留まっていた

んじゃないかなと気付きました。


「花を好きすぎる嵐」の橋。



これらがあるうちは、花は嵐にとっての「彼女は~」っていう理想で居られるけど、これらがなくなると表は大丈夫でも裏ではあかん感じになる。特にやや目先思考が特化し過ぎる(=正義も目先のものになりがち)点。

未来で大事な人が増えたようにも見えるけど、結局合わない相手については思考停止する状態。

『自分の思考が間違っているかもしれない』恐怖。
『自分の信じて生きたものはおかしいのかもしれない』恐怖。

マーク「僕らは自分達の役割を知った」「僕らは精一杯やった」

安居「俺達の餌になった」「地球上の全てのものは循環する 人間を含めて」
新巻「あの虎も生きる為に」「僕らは神様に愛されたのか嫌われたのか」

それでも、それを信じて生き抜く覚悟。
それでも、それを信じてナイフを握り、傷付けられる覚悟を持つこと。

それらと、花はあまり戦って得たことがないように見える。



だけど、

『上』が間違っていたかもしれないマーク
『要さん』は知っていた(そして生徒への同情0)と知った安居
『帰りたかった世界』を見て絶望するナツ
『虎はただ…』を土壇場で分かってしまう新巻

のように、

『嵐の信じるあたしは正しい』に対しもやもやした思いを抱き
絶対的肯定(そして場合によっては話をそらす)という話にならない状況で
「話をしたい」と思うことはその為の一歩なのかなーとも思う。

多分『世間一般でいう正義とは違ってるかもしれないけど拘りたい相手』として

マークの『使命』と
安居の『要さん』と
ナツの『殻』と
新巻の『獣』への想いと、

花の『恋』『故意』のスケールは多分近い。

だから、それを壊すかもしれない問いかけをする
「これまでの自分を殺す」花は、思考停止をしていないのかもしれないと思う。






それに、子供っぽくて向こう見ずで怖いもの知らずで攻撃力全振りしてるとしても
これはまだ過渡期なわけだから、ナツと同様成長を楽しんで見ることができればいいのかなと思う。





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最終更新日  2017.05.13 23:41:40
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