Laub🍃

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2018.03.14
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カテゴリ: .1次題
その場所には酷い言葉はないと思っていた。
この場所なら、他者を不当に傷付ける人は居ないと思っていた。


それなのに。


「A子はどう思う?」


こんなことがあるなんて。



あたしが固まっている間にも、あたしの目の前で酷い言葉が続いていく。
あたしなんかをグループに入れてくれた彼女達のことは大好きだけど、だけど、今貶されているのは、あたしのひそかな友達だ。同意できるわけがない。


あたしと貶されている彼女の仲を友人達は知っているのだろうか。


B子。表向きは碌に話さない、だからあたしとB子の仲を友人達は知らないかもしれない。
ネットで趣味のHPで知り合ったB子。少し暴走しがちな所があって、教室では一人ぼっちだったB子。

でもB子は大人しい子だ。あたしよりしっかりもしてる筈だ。ついでに言うなら顔もそこそこ可愛いし、成績だって悪くない、運動神経だってそうだ。それなのに、どうしてこんなに、クラスも違う彼女達が知っている『有名人』なんだろう。

それだけのことをB子はしてしまっているんだろうか。
あたしはB子と関わるのをやめる為に今友人達の話を聞いておくべきなんだろうか。


けれど。

「うっわ、普通出会い頭にそんなことするー?信じらんない。
 じゃ、次、C子の番ね」
「……えっと…」

C子だけは、C子の口だけは、真実だろうと嘘だろうと、汚させたくない。

「……出会いがしら、といえばさあ」


ごめん、C子。C子の為、って思ってるあたしのエゴを赦してほしい。

「C子とD子って、どんな風に出会ったの?」

かなり無理矢理な反らし方だ。
だけど、直後、C子が合点がいった、という様子で笑った。
そうして話はD子の話題にうつって、じきに更に話題は別の道へ流れていった。



やっと息が出来る世界が帰ってきた。

そして、やっとあたしがここに居る意味がわかった。

B子にいつかこの世界の温かさが伝わるように。
C子がその綺麗さを失わないように。
あたしはきっとそのためになら、この世界に居る意味を持てる。
ここで息をできる。





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最終更新日  2018.04.07 23:24:28
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