南包の風呂敷

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柳居子 @ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包 @ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子 @ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包 @ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504 @ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2007.04.17
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テーマ: 本日の1冊(3748)
カテゴリ: 本・読書
平成18年7月31日に、膵臓癌で79歳で亡くなった、著者吉村昭の遺作である。

「ひとすじの煙」「二人」「山茶花」「クレイスクロック号遭難」「死顔」の五つの短篇と、夫人で作家の津村節子の「遺作について」が収録されている。

「クレイスクロック号遭難」は、明治維新、開国後の欧米との不平等条約を正していくきっかけとなる、ロシア船の遭難に関わった日本人の話。

他の四篇は、死を扱った作品。
死を扱った、作者の心境は、三浦哲郎を読んだときに感じたことと同じだった。
九男一女の十人兄弟の吉村昭が描く、親兄弟の死と、三浦哲郎が描く兄弟の死に似通っているからかも知れない。

人の死を描けば、似るというのは、当然と言えば、当然だろうか?

この本のあとがきにも準ずる、津村節子の「遺作については」本編に劣らず、読みごたえがある。

200704171948000.jpg

吉村昭
津村節子
装画:駒井哲郎
新潮社
平成18年11月20日 発行


200704170807000.jpg
そろそろ、花が咲き始めた、桐





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Last updated  2007.04.17 21:07:16
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