41.クッキングパパ



NNNのブログの王道は、
休日のブログをOFFにしとることが多そうやし、
今日は暇なので久々のまんが道@AU。

「クッキングパパ」。



作者はうえやまとち。
舞台は博多。作者のパンチ ラインは、
「料理って楽しいんですよ~!」@カバー。
ちなみに、作者は久山あたりに住んでいるらしい。

当然、NNN周辺の連中にはおなじみの場所が
くそてんこ盛りで出てくる。
しかも、かなりコアなところを
ボコボコ出してくるので、
博多を知っている人にとっては、
そのあたりも見所のひとつかと思う。

まず、中心地(@12インチ)が
香椎とか貝塚というのがくそすげえ。
そのなかでもさらに、
これは全国区の漫画で出す必要があるんか
というくそローカルなところを出してくる。

だいたい毎回、最初の1コマ目に
風景画をもってくるが、
バーンと千鳥橋JCT@都市高
(北九から来たら、博多駅と天神に分かれる
東区のガスタンクのちかく)とかを忠実に描いて
― 博多 ― と書いとる。
そこが当然、博多の名所みたいな書きぶり。
マジでそんなわけがねえ。

ちなみに、この千鳥橋JCTといえば、
モセキの王道Whatsmanが福岡への運転中、

「ひろさん、これ右、左、どっちっちゃっ、
はよ、はよ、教えてっちゃ、
どっちっちゃ、どっちっちゃっー」@W

とクソちゃーちゃー言ってくることで
ノートリアスな場所。

あと、主人公が、
馬出と書いて読み方はマイダシの
くそ地元スーパー「せんしょう」で
普通にモツとかを買ったりする。
マジでなんなんか。誰がわかるんか。

題名のとおり、クッキングaka料理ものなので、
1話に1つは料理をつくってそれを食って、
みんなでうまいうまいと言うような作品。
基本的に単発もの。どっからでも読める。

別に料理で問題を解決するとかそんなんではなく、
荒岩一味(主人公のしゃくれ)一家と
勤め先の金丸産業のメンバーの日常をほのぼのと書き上げとる。

が、荒岩が料理を出すタイミングとかがくそ渋い。
男は黙って系。余計なことは一切言わん。
あれがまさに九州男児かもしれん。
あれは、もてる。

主人公の母親は、よくあるパターンで、
主人公荒岩に女もののズラをかぶせたノリ。
これがまた、とんでもねえくそリアルな博多弁をだしてくる。
博多区生まれ博多区育ちのうちの奥さんも
「なかなかやね」でニヤリとしよった。

主人公の嫁は虹子。地方の新聞記者。
しゃくれとは大学時代に合コンみたいので知りあっとる。
料理はまったくだめなタイプ。
めがねをはずしたら、「合体」(@釣りバカ)
みたいなのを「うっふん~」とか言いながら、
たまに出してくる。

っていうか、通常、料理もののまんがは、
必ずうまそうな料理を紹介するものやけど、
これが、またとんでもねえ。
あまった寿司を炒めて「寿司チャーハン」って。
それをみんなで、うまいうまい言いよる。
どう考えてもありえん。うまいわけがねえ。
料理漫画の王道、美味しんぼを
読みなれていた俺にとっては
かなりショッキングなやり口。

この前、TVでぐっさん主演で
ドラマになっとったが、
オリジナルまんがの方は、
あんなシリアスな内容やない。
この前のは内容的にもいまいちやった。
ぐっさんのキャスティングはまちがいねえけど。

現在、100巻くらいまで出とるし、
息子もでかくなって、
沖縄の大学生になったりして進行形のまんが。
家で寝る前に読む用として、
まさにはまるタイプ。
100@BOOKOFFで結構あると思うので、
見かけたら、買いで損はせん。ぜひ。



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