26枚目:BLACKSTAR


black

今はなきRAWKUSの
いわずと知れた王道2人、
MOSDEFとタリブクエリが
ガッチリとタッグlikeキン肉&テリー
を組んだ必殺の一枚。


「BLACKSTAR」(RAWKUS:98年)

Intro
Astronomy (8th Light)
Definition
Re:Definition
Children's Story
Brown Skin Lady
B Boys Will B Boys
K.O.S. (Determination)
Hater Players
Yo Yeah
Respiration
Thieves In The Night
Twice Inna Lifetime.

まず、ジャケからしてキマル。
これは、GALうけすること
クソうけあいやろう。
内容的にも、衝撃のひとこと。
あの、なんとも言えん、
アングラ+シャレ感+ストリート感
あたりは、マジの度肝。

というか(@ROOT2)、
「RAWKUS」の名を
世に広めたクソがつく秀作。

当時、MOSDEFとかは、
QTIPとかと「BODYROCK」
とかいう曲をだして、
完全にヘッズをロックしとった頃。

オレ的にもちょうど
レコ屋@大名でバイトしてた頃
やった思うが、
この辺の音をよく棚にかけて
コメントを書いていた。

「モスデフって誰ですか?」(@客のヘッズ)
とかもよく耳にした。

確か、「BODYROCK」の裏面が、
タリブクエリの「マニフェスト」つう、
クソJAZZYな一曲が
だったと思うが、
(リリシストラウンジVOL1収録か?)
あれは、完全に、
90年代後半の裏面クラシック。
aka オレのお気に入り。

その後も、MOSDEFは、
かなりのクオリティを維持しつつ、
連チャンで12インチを
斬っていったような記憶がある。

っていうか、
MOSDEFは最近も
ソロをだしてる感じで、
クエリもソロでアルバムをだしているし、
DJハイテックとの
「リフレクションエターナル」もある。

まあ、いずれにしても、
RAWKUS周辺に
ハズレは、まずない。

MIXCD 「SOUNDBOMING #1~3」
(ALL@RAWKUS)
あたりを聴けば確実にロックされるやろう。

それぞれ、MIX担当は、
#1→DJ EVIL D
#2→ビートジャンキーズ
#3→Cipha Sounds & Mr. Choc

全て、IPODに注入済みだが、
別格のへヴィロ。

RAWKUSが無くなったことは、
HIPHOPにとったら、
完全なる無形の負の遺産。
というか(@ROOT2)、
ようするに、
かなりの損失やろう。

っていうか、
「BlackStar」に話を移す。

★各論

☆ Astronomy (8th Light)
耳障りがいいコスリが
随所に入れ込まれている曲。
モスデフとクエリのかけあいもいい。
ベースラインもいい。
スムース(@B)に聴ける一曲。

☆ Definition Re:Definition
ヘッズにはクソ有名なシングル曲。
いわずと知れた、

「1・2・3~、
モスデフ&タリブクエリ~♪」(@フック)

当時、オレ的には、
A-TEAMと言うグループにも
所属していたが、
この替え歌をライブで使おうってことで、
シュガーGと、
替え歌リリックを
書いていたのを思い出した。

「オレら無敵のA-TEAM~、
ワイオ~♪」(@シュガー)

などと歌っていたような気がする。

☆ Children's Story
もちろん、
あの「Children's Story」
をモチーフにかましている、
MOSDEF&TALIB KWELIスタイル。

☆ Brown Skin Lady

というか(@ROOT2)、
この音はいい。
1・2の出来。っつうか趣味。
マジで、ライブ等で使いたい一曲。

が、いかんせん、
アルバムの6曲目とかで、
シングルカットされてないだけに、
あるインストといえば、
あの頃、ブートかなんかで出回った
INSTアルバムのインストしかねえ。
いかんせん音がちいせえ。

が、とにもかくにも(@Y)、
曲途中の盛り上がりというか、
落としのくだりというか、
とにかく絶妙。
下りあたりは、
マジでグッと(@田原)くる。

「遠くを見つめたくなる曲」の代表。

☆ B Boys Will B Boys
オールドスクールマナーな、
あがる一曲。
モスデフあたりは、ソロでも、
こういう側面をみせてくるだけに、
このノリは意外とっていうか、
結構、好きなんやろう。

☆ K.O.S. (Determination)

女の歌声がはいってくる感じで
これまたいい感じの一曲。
90年代中期~後期のノリそのまま。
あの頃のアンダーグランド感がある。
スネアとかも
「カッッ」とかのタイプ。

クソ古いタイプのDJingを魅せる
WHATSMANあたりは、
すかさず、
2枚で「タン」「タン」
の半拍ずらしを
かましてくるタイプの一曲。

☆ Respiration

これはFEAT.コモン。
モスデフのラップの入りが
クソカッコいい。
クエリのラップも斬れとる。
とりあえず、
間違いがねえ一曲。
ベストの呼び声も高い。
まあ、勝手な予想やけど。

☆ Thieves In The Night

この音も圧巻。
「目をつぶって聴く一曲」。
フックのやり口も好きなタイプ。

途中、スネアが連続で
「カッ」「カッ」・・・・・・・
鳴るあたりもいい。
っていうか、
完全にシャレた一曲。
マジでこのアルバムは恐ろしい。

☆ Twice Inna Lifetime.
これは、何人かで
MICをまわすタイプの曲。
っていうか、
やはり、オレあたりは、
90年代中期のHIPHOPが
クソ好きなんで、
こういう音とラップやり口には、
確実にロックされる。

★総論。

プロデューサーも、
ショーンJとか、ハイテック、
ビートマイナーズとかあたり。
3~4枚目以降のコモンとか
ルーツあたりが好きなタイプとかもいけるハズ。

っていうか、
このアルバム全体通して、
ほぼ全曲と言っていいくらい、
一曲のなかで、
クソいい展開をしてくる。
音もラップも質がクソ高い。

CD屋などに、
GALと一緒に行ったときなど、

「何かお勧めある?」(@GAL)
「ああ、これはいいよ」(@ヘッズ)

っつう感じで、
どんなタイプのGAL相手でも
安心して勧められる一品。
しかも、ジャケからして、
ちょっとしたオシャレ感がある。

間違ってもKWHATSみたいに

「やっぱこれやろう」(@KWHATS)で、

M.O.P.のベストなどを
手にするべきではない。
下手したらあの人は、
「AINT UP」の12インチを
手にしかねん。
しかも、
あのブートのREMIXに
いく可能性がある。

というか(@ROOT2)、
オレ的には、やはり、
こういうSOUL感がある音とかが
クソ好きかもしれん。
つうか、完全に趣味。

RAWKUSという
すばらしいとしか
言いようがないレーベルが
姿を消したのが
マジで残念でならん。

まあ、RAWKUS周辺を
あまり聴いたことがない人は
まず、このアルバムを。

ONE LOVE。

AU the タイフーン


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