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本日の診察結果
ところどころ、比較的重い時期と軽めの時期があるだけだ。
で、このところ重い時期が続いていたので、先週思い切って耳鼻科に行った。いや、今までだって行かなかったわけではないが、どこに行ってもあまり診てもらえず、通り一遍のことしか言われず、しかも処方された薬はほとんど効かなかったので、行く気になれなくなっていたのだ。
今回行ったのは、汐留の江崎クリニック。何故ここで実名を出すかと言うと、つまりとっても良かったからだ。
実は4年ほど前にも通ったことがある。
僕はアレルギー反応が出ると、鼻が詰まって鼻腔内から出血し、蓄膿症が作動して膿が出。さらに同じ時期になぜか左耳の中が荒れる。耳だれが出て、ひどくなると針で刺すような痛みから重い痛みに展開していく。鼻については蓄膿症とかアレルギー性鼻炎とか花粉症とか、いろんな言い方をされるが、とにかく何だかごちゃごちゃに反応して訳が分からないし、いつも診察になるときちんと説明することができない。
耳の中が荒れる件は、それまでのどの医者も理解してくれなかった。ある医者は「気圧の変化に弱い体質」と決めつけ、「君は飛行機に乗ると耳が痛くなって辛いはずだ。」とのたまう。生まれてこの方そんなことは一度もなかったと言っても信じてくれない。(飛行機、大好きなのに。..)別の医者は「指でいじるからだ」という。荒れたからいじるのであって、最初の原因は他にあるはずでは?と言っても聞く耳を持たない。(耳だけに..)「たまたま荒れただけだ」と言い切った医者もいる。10年以上、毎年同じ時期に荒れて勝手に治るのが"たまたま"なのか?...別の医者は「耳に水を入れたからだ」という。シャワーを浴びるときは耳栓をしなさい、絶対に水を入れてはいけない...というのだけど、世間のほとんどの人間はそんなことで耳が荒れたりはしないと思う。
僕は昔から、論理的な説明をできない相手は信頼しない。医術のプロなら素人の僕を論破できるはずで、簡単な消去法すら成り立たない推論を聞かされても僕は『この人、ほんとにプロか?』と幻滅してしまうのだ。『偉い先生の言うことだから、きっと正しいはずさ』と黙って騙される性格だったら、どんなに幸せだったかと時々思う。
そんな僕をざっと診察した4年前、江崎クリニックの先生はのっけから言った。
「耳も花粉症の反応だな。」
えっ?!...目から鱗だった。そういえば鼻もまず左から詰まる。いろいろ思い返すに、顔の左側に重い症状が集中することが多かったような気がしてきた。耳の中に突然針で刺すような痛みが走り、耳だれが出て、そのうちできものができて出血もする。これは鼻の中で起きるプロセスとよく似てる。『そっか、花粉症のうちだったんだ...』それまで思ってもみなかったことだった。さらに先生は僕が持っているであろうアレルギーの傾向や蓄膿症を、僕がろくに説明もしていないうちから次々に指摘した。
全く反論の余地もなく、腑に落ちる説明。これぞプロだ!と、僕は白旗を揚げたのだった。
「まず、その耳を治すぞ。」という言葉が心強い。先生の指示通りに薬を飲み、禁酒し、風呂はシャワーだけという生活を続けたら、ほんとにあっという間に耳が正常化した。他の耳鼻科では一度たりとも無かったことだった。
そんなに良い医者なら、なんでその後も通わなかったんだ?と言われそうだが、実は「予約」できないシステムで、かつ人気も高く、通うのがけっこう大変なのだ。仕事がそれほど忙しくなければ何とかなるが、不休・徹夜態勢に入ってしまうと、どうしてもその時間が惜しい。結果として、花粉症の症状が重くならないうちは我慢し、重くなるとダメ元で近所や会社周辺で通えそうな耳鼻科を見つけては扉を叩いたのだった。で、結局どこもダメ(?)だった。
かくして今回振り出しに戻ったわけだ。
先週初診を受けて、処方された薬を飲み続けてちょうど一週間の今日。びっくりするくらい状態が良い。少なくとも買ったマスクを一枚も使うことなく、鼻の通りも割合良く、耳の荒れもかなり落ち着いた。なんでこれが他の医者で期待できないのか?と思うが、一つ決定的に違うのは「診察時間の長さ」だろう。たいていの耳鼻科は両方の鼻を数秒ずつ吸引して、喉をちょっと診て、耳を診て、「はい、じゃネプライザーやってってね」で終わる。気のせいか、昔より今のほうが全体に診察時間が短くなってきているような...。これが江崎クリニックの場合、吸引一つにも何分もかけていて、説明も丁寧だ。(そりゃあ診察も押すわ...)
信頼できる先生と効果を発揮した治療。
ありがたいことだ。
今回こそは本気で何とかしたいと思っているので、毎週是が非でも時間を作っていきたいと思う。
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