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慈恵・青戸病院事件 手術ミス死3医師有罪…東京地裁判決「無謀、自己中心的」 東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)で行われた腹腔(ふっくう)鏡下手術のミスで男性患者(当時60歳)が死亡した事件で、業務上過失致死罪に問われた元同病院泌尿器科医師、長谷川太郎被告(37)ら3被告の判決が15日、東京地裁であった。 栃木力(つとむ)裁判長は、「医師の基本を忘れた無謀な行為というほかない」と述べ、長谷川被告に禁固2年6月、執行猶予5年(求刑・禁固2年6月)、斑目(まだらめ)旬(じゅん)(40)と前田重孝(35)両被告に禁固2年、執行猶予4年(同)を言い渡した。 この手術では、斑目被告が執刀医で、主治医の長谷川被告と前田被告が助手を担当した。 判決は、「知識、技術、経験がない3人が難易度の高い手術を行った結果、患者が死亡した」と述べた上で、主治医だった長谷川被告に対しては、「手術のメリット、デメリットを説明せず、患者が治療方法を選択する権利をないがしろにした」と指摘した。 また、判決は、3被告について「手術経験を積みたいという自己中心的な利益を優先した」と批判し、「止血処理を怠り、漫然と手術を続け、適切な時期に開腹手術へ変更する判断ができず、男性患者を死亡させた」と結論付けた。 弁護側は、「輸血が間に合えば死亡せず、追加の輸血の注文を怠った麻酔科医の過失が直接の死亡原因」と無罪を主張したが、判決は、「麻酔科医の過失が3人の罪を否定する事情にはならない」と、退けた。「功名心の犠牲」 遺族、怒り晴れずずさん手術「もう医者やめて」 知識も経験も浅い医師の無謀な挑戦が患者の死を招いた――。東京慈恵会医科大付属青戸病院(東京都葛飾区)の元泌尿器科医師3人に有罪を言い渡した15日の東京地裁判決。“人体実験”さながらのずさんな手術の実態に、「医師の功名心の犠牲にされた」と怒りを募らせてきた遺族らの表情は、判決を聞いても晴れることはなかった。 遺族は判決を傍聴席の最前列で聞いた。主文言い渡しの瞬間もうつむいたまま。「患者の安全の確保という医師としての最も基本的な責務を忘れた行為は、強い非難に値する」。栃木力裁判長が読み上げる判決理由に、身じろぎもせず聞き入った。 亡くなった男性患者(当時60歳)の長女は、判決後に会見し、「執行猶予がついたことは、遺族の気持ちを全面的に反映したものとはいえない」と不満を漏らし、目に涙をためて、「3人にはもう医者を続けてもらいたくない」と話した。男性患者の妻も同席したが、涙で一言も言葉を発することができなかった。 男性患者が手術を受ける前、妻は、主治医の長谷川太郎被告(37)から説明を受けたが、同病院で初の手術だとは知らされなかった。 公判では、手術中に3被告が冗談を言い合い、出血が止まらず開腹手術に切り替えるよう提案されても、「まだ大丈夫」と続行するなど、人体実験さながらの光景が明らかにされた。 3被告は傍聴席の遺族に度々頭を下げたが、無罪主張は譲らなかった。長女は昨年11月の公判で、「医師として最低の人たち」と述べていた。 「被告たちに父が出会わなければ……。どうすれば父を救えたのか考えてきたが、結局、そこにたどり着いてしまう。実刑にしてほしい」。判決の前、長女は強く実刑を望んでいた。 この日の判決は、「愛する家族を失った悲嘆、死亡原因を知りたいという思いまで踏みにじられた怒り、不信感は無視できない」と述べたが、社会的制裁を受けていることなどを理由に実刑までは認めなかった。[解説]「生命軽視の姿勢」判決で厳しく批判 この日の判決は、患者の安全よりも高度な医療技術への興味を優先した3医師の、生命軽視ともとれる姿勢を厳しく批判し、安全への十分な配慮があれば事件は防げたと判断した。 医療ミスを巡っては、医師の刑事責任が問われた裁判で、昨年11月と今年3月に連続して無罪が言い渡された。人工心肺装置の仕組みや脳の構造という医療の専門領域での争いに、検察側の主張は退けられた。 今回の公判も、弁護側は腹腔(ふっくう)鏡下手術に詳しい医師らを証人に立て、専門的な見地から、検察側の立証を揺さぶった。しかし、今回の判決は、「医師の技量」という、専門領域に携わる者の資質の欠如こそが患者の死を招いたと認定した。 判決は、リスクの高い術式で、医師の技量も不足していたことなどの重要な情報を患者側に伝えなかったインフォームドコンセント(医師の十分な説明と患者の同意)の軽視も指摘している。被告のみならず、医療現場は、この判決を重く受け止めるべきだ。(木下吏) 慈恵医大青戸病院事件 2002年11月、泌尿器科医師3人が、入院中の男性患者の前立腺がんを摘出する腹腔鏡下手術を実施。経験、知識が浅いにもかかわらず、指導医不在のまま行われ、大量の出血を招いた。男性は約1か月後に低酸素脳症で死亡。同手術は開腹手術に比べ患者への負担は少ないが、高度な技術が要求される。(2006年6月15日 読売新聞)
2006年06月16日
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翻弄される遺族 横浜・瀬谷の女性殺害2004年12月20日渡辺美保さん。殺害される半月ほど前に、知人の結婚式で撮影された 横浜市瀬谷区で会社員渡辺美保さん(当時22)が殺害された事件で、殺人罪などに問われている無職穂積一被告(26)の論告求刑が20日、横浜地裁である。娘が遺体で発見され、3年後に容疑者が自首したが、初公判で無罪を主張した。異例の経緯に、両親ら遺族は翻弄(ほんろう)されてきた。(二階堂友紀) きょう論告求刑 00年10月16日、同市瀬谷区二ツ橋町で、帰宅途中の美保さんが殺害され、道路脇の畑地で遺体で見つかった。鋭利な刃物で首を刺されていた。 美保さんは、父の保さん(56)、母の啓子さん(51)、2歳年下の妹と4人暮らし。その自宅の電話が鳴ったのは4年前の10月17日午前0時ごろ。瀬谷署からだった。 「お嬢さんは茶色のスカートをはいて出ましたか」。美保さんが初めて着ていったロングスカートと同じ色だった。 署では、何の説明もないまま、家族の経歴を細かく聴かれた。部屋の外から「『遺族』がいらしています」という話し声が聞こえた。「殺人事件の被害者です」。午前4時ごろ、捜査員からこう告げられた。 短大を卒業し、着物の販売やレンタルを扱う会社に就職した美保さんは「お父さん、お母さんを悲しませられない」と自宅から通勤していた。 美保という名前は保さんがつけた。生まれる前から啓子さんのおなかに「美保ちゃん」と語り掛けていた。待ちに待った長女だった。 事件後、「美保のそばに行きたい」と啓子さんは口にした。保さんは台所の包丁を隠し、妻のために心療内科を探した。 捜査は難航した。事件から1年後には、捜査員からの電話さえなくなった。啓子さんは「私たち見放されちゃったね」と繰り返した。03年5月、捜査してくれていることを確かめようと訪れた署の捜査本部で、啓子さんは収納ケースの底でつぶれた美保さんのバッグを見た。無念さが増した。 03年9月6日、近くに住む穂積被告が瀬谷署に自首。「帰宅を待ち伏せし、車でひいた後、ナイフで刺して殺害した」と供述し、2カ月後に逮捕された。 進展しない捜査に、両親は懸賞金を出すことを考え始めていた。だが、それから間もない11月5日、「容疑者逮捕」の知らせを、新聞記者から受ける。容疑者は美保さんと中学の同級生だった。「逮捕されたよ」。保さんは美保さんの仏前に報告した。 「おめでとう」と言ってくれる知人もいた。確かに、捜査は一区切りついた。しかし、漠然としていた憎しみの対象が明確になっただけのことだった。 今年2月19日の初公判。穂積被告は「やってません。そんなとこ(現場)にも行ってません」と無罪を主張した。 無罪主張に、保さんらは虚をつかれた。自首した被告が否認すると予想していなかった。 すでに20回を数えた公判を、家族3人が毎回最前列で傍聴した。目の前で、被告側が裁判長に主張を訴える。だが、自分たちは、意見陳述の機会以外、それを見て、聞くことしかできない。 啓子さんの左腕には無数の傷がある。夏前から始まったリストカットの跡だ。自分では記憶すらない。主治医は「公判を傍聴した後にやってしまうようだ」と言う。 家族3人は、20日の論告求刑も美保さんの遺影を抱いて傍聴する。
2006年08月30日
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ペドモルフ 幼形進化 小型化ペラモルフ 大型化 https://copel.co.jp/category1/brain-neoteny-mongoloid/日本人はネオテニー度が高いから脳が成熟するハイパーモルフォーシス子どもの状態を保ったまま大人になる、ネオテニー(幼形成熟)という生物現象があります。身近な例ではイヌがそうです。オオカミの子どもの形と性質を保ったまま、大人に進化した動物がイヌだということです。知育を考える際には、ネオテニーを考慮する必要があります。というのも私たちヒトも、実はネオテニーによって進化してきたからなのです。ネオテニーというのは、幼少期が長くなり、かつ、大人になっても未熟だということです。未熟化というのは一見、退化のように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。特に脳の場合、未熟ということは、様々な知識や経験を柔軟に吸収・学習できることを意味します私たち日本人を含むモンゴロイドは、ネオテニー度が最も進んでいます。日本人の頭が大きい、顔が平べったい、体毛が薄い、肌がすべすべしている、手足が短い点は、まさにネオテニーの特徴です。日本人は、幼少期が比較的長く成人しても未熟である傾向が強いので、脳としては成長する時間が長くなり、より進化して成熟しているということになるわけです。サルの幼児期が延長され、胎児のまま一生を終えるような生き物が、人類だと言うのです。そして、幼児期は知能が発達する時期ですから、幼児期が延長されたことにより、人間は今の知能を得ることができたと言うのです。モンゴロイドとは、日本人のように赤ちゃんのときにおしりの青さが残っている人種のことです。白人や黒人も胎児期には、おしりにあざがありますが、生まれてくる前に無くなってしまいます。日本人は、そのあざが7~8歳くらいまで残りますね。人類の中でもさらに幼児期が延長されているのです。そして、そのモンゴロイドが最もネオテニー化が進んでおり、知的能力が大きくなる可能性があるとされているのです。日本人が“禅”や“茶道”、“華道”といった精神的な世界観を持っていることも脳の状態から説明がつきます。モンゴロイドは、幼児期が延長されているため、論理脳が感性脳にふたをしてしまう前に、両方をバランスよく使えるような精神的な人間性能力が発達する期間が残されているのです。最近、様々な分野において、今までになかった不祥事や問題が発生していますね。それと同時に、日本人が誇りや自信を失ってきているように思われます。産業界における学校教育に対する意識調査の結果からも、問題点の第一位として「人間性(道徳)教育の不足」が約7割を占めました。もともと日本人は人間性の高い文化を持っており、明治時代の小学校教育は、授業時間の約3割が人間性教育だったそうです。さらに人間性を高め、晴れ晴れとした誇りを持つため、人間学を学びましょう。幼形成熟ようけいせいじゅくneotenyネオテニー,幼体成熟ともいう。動物の個体発生中,幼生形のまま生殖巣が成熟し,繁殖する現象。たとえばメキシコサンショウウオは,原産地では変態を終えないまま成熟し,アホロートル axolotlと呼ばれる幼生形のままで生殖する。しかし,環境の変化により変態して成体になることもでき,また,甲状腺ホルモンを与えると変態して成体になるので,この場合の幼形成熟は甲状腺ホルモンの不足によるとも考えられている。なお,幼形成熟は進化のうえで重要であるとの説がある。たとえば昆虫類は多足類 (幼生は3対の脚をもつ) の幼形成熟によって生じたといわれる。また,ヒトについては外形上の類似から,胎児化の説が立てられる。つまりヒトとオランウータンとは赤ん坊同士よく似る。ところがおとなをみると,ヒトでは赤ん坊の当時と比較的似るが,オランウータンでははなはだしく異なる。このことから,より進化したほうがより幼児的形態をとどめるというものである。幼形成熟は幼生が単為生殖を行う幼生生殖とは異なる現象である。出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報ネオテニー(neoteny)は、動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に未成熟な、つまり幼生や幼体の性質が残る現象のこと。幼形成熟、幼態成熟ともいう。プロジェネシス(progenesis, paedogenesis, 早熟、前発生)は、性的な発達が加速された現象である[1]。これらの結果は幼形進化の代表例であり、異時性(ヘテロクロニー、heterochrony)の一種である[2]。目次1 両生類の場合2 その他の動物群の場合3 ネオテニーと進化論4 ヒトもネオテニーとする説5 脚注6 関連項目両生類の場合[編集]両生類の幼生は鰓を持ち鰓呼吸を行うが、変態し肺や皮膚による呼吸を行う。しかし有尾目内には変態をせずに幼生の形態を残したまま性成熟する種や個体群がおり、例としてメキシコサラマンダーが挙げられる。またメキシコサラマンダーを含むトラフサンショウウオ科の幼形成熟個体はアホロートルと呼称される。同様に成体でも幼生の形を残すものはホライモリ科やサイレン科など他の群にも散見される。これらの場合は条件を変えても成体の形にはならないが、やはりネオテニーと考えられている。その他の動物群の場合[編集]幼形成熟と考えられるものが見い出されやすいのは、やはり幼生と成体の形が大きく異なる、変態を行う群においてである。たとえば昆虫がそうで、幼虫の形で生殖を行う例がいくつか知られている。たとえばミノガ類には雌が幼虫型のまま成熟する例がある。ホタル類やネジレバネにも同様の例が知られる。ただ、昆虫の場合、性的二形として雌が翅を発達させない例が多々あるという点で、他の分類群より事情が複雑である。昆虫の場合、幼虫と成虫のはっきりした差のひとつが翅が発達するかどうかなので、単に翅を発達させないのか、それとも幼生成熟と見なすべきかの判断がむずかしい例がある。たとえばガ類のフユシャクは雌がごく短い翅しか持たないが、一応羽はあるし、それ以外の体は成体の形である。しかし、成虫と幼虫の形の差がより少ない群ではこの区別は困難になる。ネオテニーと進化論[編集]進化論においてネオテニーは進化の過程に重要な役割を果たすという説がある。なぜならネオテニーだと脳や体の発達が遅くなる代わり、各種器官の特殊化の程度が低く、特殊化の進んだ他の生物の成体器官よりも適応に対する可塑性が高い。そのことで成体になるまでに環境の変化があっても柔軟に適応することができるとされる。たとえば脊椎動物の場合、それに近縁な無脊椎動物として重要なものにホヤ類などがあり、それらでは幼生で脊椎動物の基本に近い構造が見いだせる。このことから、そのような動物のネオテニーが脊椎動物の進化の始まりであったとの説が唱えられた。しかし、異論もあり、たとえばより似通ったナメクジウオに近いものを想定する説もある。また、そのような現生の動物にこだわらなければ、ホヤの幼生の様な姿の祖先的動物がいたと考えた方が簡単ではある。ヒトもネオテニーとする説[編集]成長による人間の体型や頭身の変遷1920年にルイス・ボルク(英語版)が「人類ネオテニー説」を提唱した。チンパンジーの幼形が人類と似ている点が多いため、ヒトはチンパンジーのネオテニーだという説である[3]。すなわち、ヒトの進化のなかで、幼児のような形態のまま性的に成熟するようになる進化が起こったという。脚注
2021年10月26日
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6 骨吸収抑制薬(ビスホスホネート系)・アレンドロン酸ナトリウム水和物<経口剤>,リセドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック錠,ボナロン錠,ベネット錠,アクトネル錠) [重要な基本的注意]の項に 「本剤を含むビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において,顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例のほとんどが抜歯等の歯科処置や局所感染に関連して発現しており,また,静脈内投与された癌患者がほとんどであったが,経口投与された骨粗鬆症患者等においても報告されている。リスク因子としては,悪性腫瘍,化学療法,コルチコステロイド治療,放射線療法,口腔の不衛生,歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与にあたっては,患者に十分な説明を行い,異常が認められた場合には,直ちに歯科・口腔外科に受診するよう注意すること。」を追記し, [副作用]の「重大な副作用」の項に 「顎骨壊死・顎骨骨髄炎:顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。」を追記する。7 骨吸収抑制薬(ビスホスホネート系)・アレンドロン酸ナトリウム水和物<注射剤>,インカドロン酸二ナトリウム(テイロック注,オンクラスト注射液,ビスフォナール注射液) [重要な基本的注意]の項に 「本剤を含むビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において,顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例のほとんどが抜歯等の歯科処置や局所感染に関連して発現しており,また,静脈内投与された癌患者がほとんどであったが,経口投与された骨粗鬆症患者等においても報告されている。リスク因子としては,悪性腫瘍,化学療法,コルチコステロイド治療,放射線療法,口腔の不衛生,歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与にあたっては,必要に応じて適切な歯科検査を行い,本剤投与中は侵襲的な歯科処置はできる限り避けること。また,患者に十分な説明を行い,異常が認められた場合には,直ちに歯科・口腔外科に受診するよう注意すること。」を追記し, [副作用]の「重大な副作用」の項に 「顎骨壊死・顎骨骨髄炎:顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。」を追記する。8 骨吸収抑制薬(ビスホスホネート系)・エチドロン酸二ナトリウム(ダイドロネル錠) [重要な基本的注意]の項に 「ビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において,顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例のほとんどが抜歯等の歯科処置や局所感染に関連して発現しており,また,静脈内投与された癌患者がほとんどであったが,経口投与された骨粗鬆症患者等においても報告されている。リスク因子としては,悪性腫瘍,化学療法,コルチコステロイド治療,放射線療法,口腔の不衛生,歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与にあたっては,患者に十分な説明を行い,異常が認められた場合には,直ちに歯科・口腔外科に受診するよう注意すること。」を追記し, [副作用]の項に新たに「重大な副作用(類薬)」として 「顎骨壊死・顎骨骨髄炎:類薬において顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることが報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。」を追記する。 (注)患者向医薬品ガイドを作成する医薬品に特定する。9 骨吸収抑制薬(ビスホスホネート系)・ゾレドロン酸水和物,パミドロン酸二ナトリウム(ゾメタ注射液,アレディア注) [重要な基本的注意]の項の骨壊死及び骨髄炎に関する記載を 「本剤を含むビスホスホネート系薬剤による治療を受けている患者において,顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがある。報告された症例のほとんどが抜歯等の歯科処置や局所感染に関連して発現しており,また,静脈内投与された癌患者がほとんどであったが,経口投与された骨粗鬆症患者等においても報告されている。リスク因子としては,悪性腫瘍,化学療法,コルチコステロイド治療,放射線療法,口腔の不衛生,歯科処置の既往等が知られている。本剤の投与にあたっては,必要に応じて適切な歯科検査を行い,本剤投与中は侵襲的な歯科処置はできる限り避けること。また,患者に十分な説明を行い,異常が認められた場合には,直ちに歯科・口腔外科に受診するよう注意すること。」と改め, [副作用]の「重大な副作用」の項に 「顎骨壊死・顎骨骨髄炎:顎骨壊死・顎骨骨髄炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行うこと。」を追記する。
2007年07月16日
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https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20211117/index.html今回のキーワードは「朝たん」!「朝たん」とは、「朝ごはんたんぱく質」のこと。プロテイン飲料などでたんぱく質を摂取しても、なかなか筋肉量が増えないのは、朝ごはんのたんぱく質が足りていないせいかも。実は、筋肉合成のメカニズム上、朝は体がたんぱく質を特に必要とする時間帯なのです。一体どれくらいのたんぱく質を朝とればいいのか?おすすめメニューと、簡単たんぱく質計算法を伝授!寝ている間に筋肉が分解!?“朝たん”で予防せよ!筋肉は合成と分解を繰り返しています。合成の際、筋肉の材料になるのが、たんぱく質。たんぱく質は分解されアミノ酸として体内に取り込まれます。アミノ酸は筋肉を作る以外にも、臓器・免疫機能・酵素・ホルモンの材料として、そして時にエネルギーとしても使われる大事な栄養素です。なので、体の機能を維持するには寝ている間もアミノ酸が必要です。しかし、寝ている間は体に補給されないため、アミノ酸が不足しがちに。すると、人体は筋肉を分解してアミノ酸を確保し、体の機能を維持しようとすることがわかってきています。そうなると、寝ている間に筋肉量が減ってしまう可能性が。そこで、オススメしたいのが「朝たん」なのです。体がたんぱく質を必要としているタイミングである朝に、たんぱく質をしっかりとってアミノ酸を補給することで、筋肉の分解を抑えることができると考えられるのです。目指せ20g!ガッテン特製“朝たん”カードで簡単チェック!大切なのは、たんぱく質を3食で20gずつ均等にとること。専門家によると、一般的な日本人の朝ごはんだと、たんぱく質は10g程度しかとれていないとのこと。番組では、神奈川県立保健福祉大学の鈴木志保子教授に監修いただき、食材に含まれているたんぱく質の量の目安がわかる“朝たん”カードを作りました。朝ごはんにとりやすい食材を中心にラインナップしましたので、ご自分のふだんの朝ごはんに含まれるたんぱく質がどれくらいか、そこにどうやってたんぱく質を足せばいいのか、考える際の参考にしてみてください。ふだん朝ご飯を食べていない人は、まずは無理なく10gとることから始めてみると良いでしょう。https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20211117/index.html【ポイント】カードには食品のサイズの目安が書かれています。隅に書かれている数字が、その食材を食べたときのたんぱく質量の目安です。この数字がなるべく20に近づくように、朝ごはんを意識してみてください!商品によっては、栄養成分表示があるものありますので、参考にしてください。https://tv.ksagi.work/entry/2021/11/17/235825健康な暮らしに重要な「朝たん」 今回のテーマは「朝たん」。この言葉だけだと何のことかは分からないが、これは「朝にタンパク質を摂ろう」という意味である。ではなぜ朝にタンパク質が必要なのかだが、これは人間の体の特性が影響している。 番組ではガッテンボーイが実験台になっているが、その実験とは寝る前に筋肉量を測定してから寝るだけ。たっぷり8時間寝た後に筋肉量を測ってみたら、何と一晩で600グラムも減っている。 まあ水分の状態なども変化するので、これが単純にすべて筋肉というわけでもないが、実際に夜に寝ている間に筋肉が減少するのは普通なのだという。人間は食事でアミノ酸を補給し、このアミノ酸が筋肉の増強などに使用されている。しかしアミノ酸を使用するのは筋肉だけでなく、内臓やホルモンの製造などあらゆる場面で使用されている。それが夜になるとアミノ酸の補給がなくなる。さらにアミノ酸は備蓄が効かないのでアミノ酸が枯渇する。そうなった時に筋肉が分解してアミノ酸を供給するのだという。朝食にさらに10グラムのタンパク質をプラスする だから朝はアミノ酸が不足した状態になっている。さらに筋肉も減っている。ここで再び筋肉を増やすようにスイッチを入れることになるが、その時にアミノ酸が不足していたらスイッチが入らないのだという。だからこそ朝に朝食でアミノ酸をとることが重要なのだという。 さらに言えばトレーニングなどを行っていても、アミノ酸が不足していたら筋肉は増えない。番組では実際に日々トレーニングなどを行っているにもかかわらず筋肉が減ってしまうと困っている人物の食生活を分析しているのだが、朝のタンパク質量が足りないのだという。彼らは1日では十分な量のタンパク質を摂っているのであるが、朝のタンパク質は10グラム以下とやや少ないという。理想は各食で20グラム以上摂ることとのこと(ただし食事のバランスを崩さないことは重要)。 そこで朝ご飯にタンパク質を10グラム増やすことを目的にして朝食を見直した。番組ではタンパク質量を記したカードを作り、そこから10グラム分を選ぶという方法でメニューを見直している。ちなみにこのカードは番組HPで公開中とのこと。 で、先ほどの人たちが実際にこれで朝食のタンパク質を10グラム増やしたところ、被験者全員が5週間後に筋肉が増加していて目出度し目出度しという結果になっている。以上、朝にタンパク質を摂ることが筋肉を増強、また維持するのに重要だというお話。筋肉量は30才ぐらいをピークに減少していくとのことで、実際に私なども最近は目に見えて筋肉が落ちていっていることを感じている。これは早速参考にしてみたい。 また筋トレをした後に糖質を摂ることがタンパク質の吸収を高めるという話が以前に小豆の時にあったはずである。この辺りを組み合わせたら効果的に筋肉の増強が出来そうである。 もっとも問題は確かにタンパク質を摂ることで筋肉の減少は防げるかもしれないが、減ってしまった筋肉を増強するには何らかの運動は必需今回の要点・人間は寝ている間に筋肉量が減少する。そのために朝にタンパク質を十分に摂ることが筋肉の維持のためには重要である。・寝ている間はアミノ酸の補給がないので、筋肉が自らを分解して臓器や免疫などの維持のためのアミノ酸を提供することが寝ている間に筋肉が減る原因である。・摂取するタンパク質の量としては、1日3食で1食あたり20グラム以上、特に朝食は重要なのにとかくタンパク質が不足しがちなので注意する必要があると言う。・番組では食品のタンパク質量が分かるカードを作成、これを元に朝食のタンパク質を増やしたところ、それまでトレーニングしても筋肉が増えないと悩んでいた人たちが、全員筋肉が増加して目出度し目出度しである。https://tv.ksagi.work/entry/2021/11/17/235825
2021年11月19日
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2021年12月17日
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