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図書館で借りてきた絵本。すっかり「かくれんぼ絵本」づいてる我が家です(^ ^;しばらくこのテのシリーズが続く・・・かも。で、これは初の洋書(英語)です!いや、他の本を探していてたまたま目についたの。「NATURE HIDE&SEEK」・・・自然の中でかくれんぼってトコ?ちょっとした仕掛け絵本風になっていて、まず見開き2ページに色々な生物が隠れてる。それを中央から左右に広げると、4ページ分の大きな見開き。(説明下手でゴメン!↓こんな感じ) もうちょっとわかりやすい画面で生物探し。これが結構難易度高いのよ(私には★)。見つからなくても大丈夫。もう1ページめくると、今度はそのページにいた生物の解説。英語だから何書いてあるかはほとんどわかんなかったけど(^ ^;それ見てもう一度チャレンジ!慣れてくると、だんだんあっちにもこっちにも色んな生物が見えてきます。・・・見つけたのはほとんどダンナだけどね。虫だの魚だのは彼のが早い。私がネコ系やうさぎを眺めてる間に、ダンナがどんどん見つけてく。どこの川(水辺)なんだろ?サイだのスッポンだのオオサンショウウオだのがいるんだよね。同じシリーズで「OCEANS」や「JUNGLES」もあるらしい。図書館にはもう一冊あったけど、あれが「JUNGLES」かな?面白かったのでまた今度借りてきますw・・・って、子供じゃなくて親がハマってるし今日は夕方からダンナの実家に行ってきます。お泊まり予定ですが、暑い中に高齢猫を1匹置いていくので、明日は早めに帰宅するつもりでいます。(エアコン・タイマー設定していくけど)NATURE HIDE&SEEK・RIVERS&LAKES(水のかくれんぼ)著者:文/John Norris Wood 絵/Kevin Deanイギリス・英語の絵本 1993年?発行
2007/08/12
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ごちゃごちゃ細かい物がいっぱいのおもちゃ箱。いろんな物がかくれんぼ。さぁ、よく見てチャレンジ!「ミッケ!」のカメラマン、ウォルター・ウィックさんが後から単独で作った新シリーズのかくれんぼ絵本。指定されたものを探すのは「ミッケ!」と同じ。ただ、こちらの方がヒネリが少ないかな?私は「ミッケ!」よりも簡単に全部見つけられました。あと、「ミッケ!」巻末の「おまけのかくれんぼ」がこちらにはありません。だから問題数としても少ないのかも。入門編にちょうどいいかもしれませんね。写真は相変わらずのスゴい世界、感心してしまいます。眺めていると問題になってる物以外にも色々見つかって、あ!こんな物が!!と楽しいです。よくこんなに集めてくるよなぁ。自分では保管ができないので集めてませんが、実はミニチュアもの大好きなんですよw今日は小学校の終業式。さぁて、明日から26日間の(短い)夏休みだ!・・・・・・はぁチャレンジ ミッケ!1おもちゃばこ著者:ウォルター・ウィック 訳/糸井重里小学館 2006年1月発行
2007/07/25
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ある秋に生まれたのらネコの子供。その中の一匹が動物愛護協会のおばさんに連れられ、第一次南極越冬隊の元へ。観測隊長の名前をとってタケシと名付けられた子猫は、すぐに隊員達のアイドルになりました。3ヶ月の船旅の後、タケシは南極に上陸、そして・・・。図書館で「猫の本だー」と手にとったら、ダンナが「それ、読みたかったんだ」・・・と。で、借りてきました。タロ・ジロの「南極物語」で有名な南極越冬隊。犬達と一緒に猫まで行ってたなんて、全然知りませんでした。寒かったろうなぁ・・・第一次は無事越冬、1年後今度は第二次と交替・・のはずが、悪天候で船が接岸できず、飛行機で人だけなんとか運んだものの犬達は南極に置いていかざるを得なかった。で、生き残ってたのがタロ・ジロの兄弟。一方、小さなタケシともう一匹子犬は、隊員が抱えて飛行機に乗せ、なんとか日本まで帰ってこれたそうです。でも、その後タケシは・・・。猫好きには(じゃなくても)ラストはちょっとせつないです。文も変なところで行変えしてあって読みづらい(^ ^;絵はとてもかわいく、増補改訂版には写真やタケシを連れ帰った作間さんという隊員さんのコメントも載ってます。ところで、こちら↓が第一次越冬隊(観測隊)の乗っていった「宗谷」。画像はプラモですが。ウチのダンナ、プラモ作りの趣味が有り、これも作ってました。で、今年の春これ↓が発売になったんですよ。限定生産だか何だか知りませんが、第三次越冬隊(観測隊)の「宗谷」。ダンナが欲しがる、欲しがる!誕生日プレゼントをあげた直後だってのにねだられ、発売直前のところをギリギリで予約して購入したのでした(- -;)・・・でも、私には第一次と第三次の違いがわかりません。同じでしょー?なんで二つも買わなきゃならんのよ?こーゆーとマニアな人からお叱りを受けるんだよな。誰とは言わんが、ウチのダンナとかwこねこのタケシ増補改訂版著者:文/阿見みどり 絵/わたなべあきお銀の鈴社 すずのねえほん 2006年11月発行
2007/07/24
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もういいかい?え、まずは学校を探さなきゃ?!見つかったら、早速中に入ろうか。磁石に数字に文字の勉強、黒板もよく見て。教室に飽きたら庭にも出てみよう!これまた、娘が図書館で借りてきました。6「ゴーストハウス」でもご紹介しましたが、写真の中から指定の物を探し出す、かくれんぼ絵本。6に比べてこちらは色鮮やかで、ページのよっては目が痛い★「がっこう」と言うには「?」な部分もありますが、ピタゴラ装置みたいなページもあって、楽しいです♪ もちろん、巻末にはページから探さなきゃいけないおまけのかくれんぼもあります。ついでに黒板の文字(英語)の解説も。これがあれば、娘に質問されても大丈夫?!表紙・裏表紙にも問題がついてるので、もし下の画像で見えるようなら、とりあえず「がっこう」を探してみて下さいw(右上のUの文字の中にはUFOが!カワイイです)ミッケ!8 がっこう著者:写真/ウォルター・ウィック 文/ジーン・マルゾーロ訳/糸井重里小学館 2003年5月発行
2007/07/21
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小川のそばでお花を摘んでいたまりちゃん、流れてきた笹舟を拾うと、そこには緑のクレヨンで書いた手紙が。「3じのおちゃにきてください。ともだちつれてきてください。けーきをつくってまってます。 みどりのみどりより」そして、お家までの地図。まりちゃんがお花を手に歩いていくと・・・。娘が図書館で借りてきた中の一冊。園で読んだことがあって、とても好きなんだそうな。謎の人物?からの手紙を受け取ったまりちゃんが、途中で出会った友達を引き連れて、「みどりのみどり」を探しに行きます。さて、着いた先には・・・?道中、まりちゃんの友達はどんどん増えていきます。子供って、こういう「次から次へ」という話が好きですよね。お家に辿り着いても、すぐにお茶にはならない。あら、大変!な展開がもうひとつ待っています。にぎやかなお茶会、ちょっとうらやましいな。誰か私も誘ってくださーいwえ?自分でやれって?こーゆーのはお呼ばれするからいいんじゃないの(笑)お土産選びは大好きなので、楽しみにして下さい。今日はこれから、小学校の授業参観に行ってきます。3じのおちゃにきてください著者:文/こだまともこ 絵/なかのひろたか福音館書店 こどものともセレクション 1977年4月発行
2007/07/13
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もういいかい?かぼちゃが3つにものさし1本。おやおや、ガイコツものぞいてるぞ?さぁ、ゴーストハウスへようこそ。いろんな物がみつかるよw娘の強い要望で、図書館で借りてきました。2回目・・・というか2巡目。写真の中に隠れている物を、文章に従って探す絵本。まずはページ順に指定の物を探し、一通り済むと今度はどこのページだったか?も当てるおまけのかくれんぼ。それから、文に出てこなかった物を自分達で問題にして、当てっこするのも面白いです。一度やってるのに、今回も結構手こずってます(^^;探しにくいのはとことん探しにくい!よくできてますねぇ、この配置。見つけさせるもんか!と並べたのかしら?うーん、それも大変そうだわ。よく見ると色んな仕掛けが隠れてるしね。細かくひとつひとつ検討してくのは嫌いじゃないんだけど、・・・泣くのよ、娘。見つけられないってで、すぐ放り出す★もっと気長に落ち着いて探そうよぉ。1年生になったから少しはマシかと思ったのに、今回もしっかりベソかきました(--;)それでもまた借りてくるのよねぇ・・・。ちなみに日本語訳は糸井重里氏です。いや、だからってなんてことないんだけどさ(^^;ミッケ!6 ゴーストハウス 著者:写真/ウォルター・ウィック 文/ジーン・マルゾーロ訳/糸井重里小学館 6巻は1999年1月発行
2007/07/10
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いいお天気なので、白猫のプフと黒猫のノワローはキャンプにいくことにしました。テントをたてて、たき火のそばで夜更かし。そろそろ寝袋に入って寝ようとすると、何かが寝袋の上を・・・?!猫のイラストにつられ、図書館で借りてきました。2匹の猫がキャンプに行ったものの、いろんな邪魔が入って散々な目に遭い、最後はギャフン!(古い)というお話。・・・イマイチだな。トム&ジェリーを見ても、ニャースにしても、猫ってのはちょっと意地が悪くて損な性分(^^;この絵本の猫達も、かわいいけどなんだか目つきが悪く、損と失敗の連続。あーらら★このシリーズ、色々出てるみたいで、もう一冊・犬と女の子の話も借りてきました。(犬とプフ達が一緒の本もあるようです)そちらでは犬がトンデモナイ目に遭います。もしかしたら、シリーズ全体が動物達のドタバタ・・というか、「あら、気の毒」な話ばかりなのかもしれません。プフとノワロー たのしいキャンプ著者:ピエール・プロブスト 訳/やましたはるおBL出版 2004年4月発行
2007/06/23
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昨晩39℃まで熱の上がった娘、もう一日お休みとなりました。で、小児科の待合室で絵本をとっかえひっかえする娘を横目に、一気に読み終えました。1914年、イギリスの少年ジャックとハリーは、夏休みを前に心が浮き立っていた。二人は、地元サッカーチーム・ポーツマスのユースに所属、もうすぐトップチームの試合が行われるからだ。ところが突然、第一次世界大戦が勃発。好戦的な雰囲気の中、二人も押し出されるように軍隊に志願、西部戦線に送られることに。過酷な戦場で次々と仲間達は減ってゆき、二人の親友フレディもまた、不治の傷を苦に自ら死を選ぶ。そして迎えたクリスマスイブ、無人地帯を挟んだ敵地・ドイツ軍側から聞こえてきたのは、「きよしこの夜」だった・・・。小学校で配られたオススメ図書の案内に載っていたので、図書館で借りてみました。珍しく戦争中のお話。(いや、全然読まない訳じゃないけどね、新谷好きだし)第一次大戦中、実際にあったクリスマス休戦を題材にして描かれた、17歳の少年兵の物語。サッカー少年だったジャックは、周囲の雰囲気に飲まれるように、本来なら19歳以上である軍隊に自ら志願してしまいます。実際の戦場がどんなに危険で苦しい場所であるかも知らずに。たくさんの死を見る中、彼もまた死に慣らされていく。そんな中で迎えたクリスマス。ドイツ兵の歌声にイキリス側も負けじと歌い出します。上官達がクリスマス休暇?で前線を離れ、心の余裕が生まれた両陣営。やがて朝を迎え、誰かが言い出す。「サッカーやろうぜ!!」敵味方関係なく、戦場で同じボールを蹴るイギリス兵とドイツ兵。「見ろよ。この方が殺し合うよりずっといい」泥水で服の色がわからない程ずぶぬれになり、ボールを追い掛ける。なんて素晴らしくて、哀しい光景。クリスマスが終われば、上官が戻ってくれば、ここはまた戦場になる。今、共に笑っている相手ともまた敵同士に戻ってしまう。「この試合で戦争の勝ち負けを決めようぜ!そうすりゃ、みんな家に帰れる」ジャックの回想として描かれるこの小説、最初の方はジャックの孫が出しゃばって読みにくかったのですが、戦場の話の辺りからグイグイと引き込まれました。小学生(高学年)が読むにはちょっと難しいかな?残酷な場面もありますし(脱走兵処刑とか)。でも、主人公と同じ年頃の子供達にもぜひ読んで欲しいと思います。余談ですが、主人公達が所属するサッカーチーム・ポーツマス。日本でも最近(といっても数年前)話題になったことありますね?そう、日本の守護神・ゴールキーパー川口能活選手が一時期所属していた、あのポーツマスです。さらに余談ですが、今日は我が家の結婚記念日だったりしますw銃声のやんだ朝に 著者:ジェイムズ・リオーダン 訳/原田勝徳間書店 2006年11月発行
2007/06/20
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犬のボブが朝ごはんを食べようとするとボウルの中がからっぽ!鳥のミドーリが言います。「きっと誰かが食べちゃったのよ。さっきまでおいしそうなソース付ビスケットが入ってたもの」ボブは犯人探しに乗り出しました。「ようーし、つかまえてこらしめてやる!」娘が図書館から借りてきたようです。いや、息子かな?気付いたらありました(^^;朝起きたら、あるはずのごはんがなかった!おなかペコペコのボブは、まずは聞き込みに向かいます。そして鳥のミドーリの助言で推理、探し当てた犯人は・・?でもね、その助言の理由だともう一匹怪しいヤツがいるはず。ま、そこまで深読みしちゃダメか、幼児向けだし(笑)犬もいいねぇ、賢そうで。散歩係を押し付けられなきゃ飼ってもいいんだけどなぁ。今日は午後から、地区球技大会の練習の付き添い(役員仕事)です。体育館でのドッジボール(女子)はいいけど、外の野球(男子)に回されたらヤダなぁ・・焼けそ★あさごはんたべたのだれ? 著者:文/ビビアン・フレンチ絵/アリソン・バートレット 訳/阿川佐和子小学館 1997年8月発行
2007/06/17
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蔵書整理明けの図書館(児童図書室)は、一部大幅に移動してどこに何があるやらウロウロしてしまいました。で、今まで目につかなかった本にも出会えたり♪これもその一つ、表紙のイラストが気になり借りてきました。「パパ ママ さんぽしてくるね」しまうまの兄妹が仲良く出かけました。ご機嫌な二匹の背中は・・・あれれ?模様が鍵盤とギターに変わってる!迷路のような街を歩けば、背中の模様も迷路に。川に沿って歩けば、背中は川のよう、魚も跳ねてる。そして、ジャンプをすると・・・?不思議なイラストの世界です。どんどん変わるしまうまの模様。ギョッとするようなのから、こんなんアリ?なものまで。子供達にもウケました^ ^作者はユー・ジー・サトーさん・・・ユージー、ユージ・・・そう、佐藤雄治さん、日本人です。私はこの本で初めて知ったのですが、海外でも個展を開き、国際的ないろんな賞も受賞なさっているらしいです。絵本も他にも出てるんですね、発想がとても面白いし家族の反応も楽しいので、もっと探してみよっとwでもね、娘よ。いくらしまうまが茶色のクレヨンで描いたからって、お日さまと並んでるのは「う○こ」じゃないと、母は思うな。(ダンナはソフト、息子は雲と言った。さて正しいのは・・?)しまうまのさんぽ 著者:U.G.サトー福音館書店 2005年2月発行
2007/06/10
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娘がね、この本お気に入りなんですよ。最初の発行が1972年・・・私の子ども時代にあった訳ですが私はこの本を全然知らず、今、娘が熱心に何度も借りてます。不思議な感じですねwおばけが欲しくてしかたがない、小さいモモちゃん。10円を持って買いに出かけたけれど、どこのお店にもおばけは売っていません。すると、突然、目の前に一軒の家が現れました。看板には「おばけや」の文字。モモちゃんはおばけを買えるのかな?とってものんきな、女の子とおばけのお話。怖いもの知らずで接してくるモモちゃんには、おばけ達もタジタジです。「つまんない」とか「いらないわ」とか言われて逃げていくおばけ・・・ちょっとかわいそうかも(笑)幽霊や怪奇現象にはそんなに興味のないわたしですが(大体にして、遭った事がないので信憑性がねぇ・・)、こんな「おばけや」ならモモちゃんと一緒に覗いてみたいですね。・・・でも、突然娘がおばけを持ち帰ったら、世のお母さん方はかなりビックリするだろうな(--;)復刻版ちいさいモモちゃん1 おばけとモモちゃん著者:文/松谷みよ子 絵/中谷千代子講談社 2003年4月発行(復刻版・元の本は1972年発行)
2007/06/01
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学校の図書館などで必ず見かける名作の中の一冊。ご紹介する間でもなく、ご存知の方も多いのでは?私も小学生の頃に読んで、とても怖く悲しかったのを覚えています。で、子供達にも一度は読んで欲しいと思い、借りてきました。大きくて立派なだちょうのエルフは、子供達が大好き。いつも子供達を背中に乗せ、草原をゆっさゆっさとドライブ。みんなの人気者でした。ところがある日、子供達の遊ぶ近くにライオンが現れ大騒ぎ。逃げ遅れた子を助けようと立ち向かったエルフは・・!勇敢にライオンと戦ったエルフですが、その時片足を食いちぎられてしまいます。動けなくなったエルフはだんだんとみんなから忘れられていく。手のひらを返すように・・・実社会でもよくある話ですね。それでもエルフは子供達が大好き。動けない体でもなんとかして助けようとする。そして命尽きる時、エルフは一本の大きな木へと姿を変えるのです。・・・ここがね、子供心に鮮烈に残ってたんですよ。怖かったなぁ・・読み終えた娘が一言、「なんで木になっちゃったの?」なんでだろね、草原の中の一本の大きな木。大人になってふとした時に思い出し(もしくは自分の子にでも読み聞かせながら)、答えに出会えるといいね。かたあしだちょうのエルフ 著者:小野木 学ポプラ社 おはなし名作絵本 1970年10月発行
2007/05/25
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うさぎのエドワードは、体のすべてが陶器でできた人形。耳やしっぽは本物の毛皮で作られた特注品で、絹のスーツや革靴など最高級の衣装を着せられ、10歳の少女・アビリーンにとても大事にされていた。だが、自分を素晴らしく思い自尊心は高いものの、誰かを・・持ち主であり自分を愛してくれているアビリーンさえも、自分から愛することを知らなかった。ある日、アビリーンの家族は船でロンドンへ行くことになり、エドワードも同行。ところが、船上でアビリーンをからかう男の子達がエドワードを取り上げ・・・!!小学校から子どもが持ち帰ったおすすめ本の注文用紙に載っていて気になり、図書館で借りてきました。長くて漢字も多いので、小学生にはちょっと難しいかな?綺麗で気位の高いうさぎのお話です。自分が一番!と思っているエドワードですが、航海中の船から落ち、人生(?)もまっ逆さま。ボロボロになって拾い上げられた後は、それまでの生活とは全く違った世界を見ることになります。最初は「とんでもない」と思っていたエドワードですが、人々のぬくもりに触れるうち、心に変化が現れます。そして、その度に訪れる辛い別れ・・。長い長い旅の果てに、エドワードが見つける奇跡とは?・・・まぁ、この辺はタイトルとサブタイトルの「エドワード・テュレインの奇跡の旅」ってので充分想像がついちゃうんですが(^^;(オチはたぶん、今みなさんがご想像なさってる通りかも)でもね、「来るぞ来るぞ」とわかってて、最後はそれなりに感動させられちゃいました。こーゆーオチ、弱いんですよw旅の途中は中だるみというか、読んでてちょっとしんどい部分もありましたが、一晩で一気に読み終えてしまいました。イラストのうさぎもとってもかわいいです♪自分じゃまだ読めない娘が読みたがるので、今夜から数日かけて少しずつ読み聞かせてやる予定です。長いんだけどねー、うーん、やっぱ大変そうだな(^^;愛をみつけたうさぎ 著者:文/ケイト・ディカミロ絵/バグラム・イバトーリーン 訳/子安亜弥ポプラ社 2006年10月発行
2007/05/15
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古い家に住む小さなおばけはハーモニカが得意。ある晩、いつものようにハーモニカを吹いているとトントン!とドアをたたく音。開けてみると、そこには木のおばけ。「ぼくはバイオリンが得意なんだ」一緒に楽しく演奏していると・・・。図書館で借りてきた幼児向け絵本。2-4才向きだから既にウチの子達はオーバーしてるんだけど、ふたりで頭を寄せ合いキャッキャと楽しく読んでました。小さなおばけの元には、木のおばけを始め次々と参加者が訪れます。いろんな楽器を持ち寄って、フォンファー、キューキコと大演奏会へ。音の表現が面白いんですよ。「フォンファー」ってのはハーモニカの音。「キューキコ」ってのはバイオリン。では、「コンカラ ポコポク」ってのは??・・・答えは絵本の中でおばけ達は一緒に動物達も連れてきます。小さなおばけの横には黒猫。木のおばけにはフクロウが。水のおばけなんて、体の中を魚が泳ぎ回ってますよ!よく見れば他にもあんなのやこんなのが。本当に楽しそうだなぁ。人間は参加しちゃダメ?朝が来ればおばけのコンサートはお開き。裏表紙で眠る小さなおばけ&黒猫もかわいいですw今日から小学校の家庭訪問が始まります。下校が2時前なんだよねぇ。早いなぁ。落ち着かないよ。昨日も先生方が地域の会議だそうで、子供達早かったのよね。我が家への訪問は来週。一応部屋の掃除はしたので、茶菓子買ってこなきゃだわ。(プリントには「いらない」って書いてあっても、この辺の人はみんな出すんだそうな)ウチはお兄ちゃんの方が特殊担任2クラス2人(知障と情障で2クラスに分かれて担任がいます。で、いつも両方来る)+原学級の担任の計3名に、今年から妹の担任も・・・で合計4名。あああーっ、落ち着かないーーーッ!!!おばけのコンサート 著者:たむらしげる福音館書店 2004年5月発行
2007/05/10
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まいごの まいごの こねこちゃん♪誰もが知ってる「いぬのおまわりさん」。おっとぎーばーなしーのー王子でもー むっかしーはーとーてもー 食ーべられない♪これは子ども達の大好きな「アイスクリームのうた」。では、これは歌える人いるかな?おっすもうくーまちゃん くーまのーこちゃん♪歌詞の通り、タイトルは「おすもうくまちゃん」。私は出だしの部分は知ってましたが、最後までは歌えませんでした。これ、全部同じ人が作った詩。作者は佐藤義美さんというんですね。知りませんでした。他にも、電車?の切符をパチパチ切るハサミの詩(懐かしいですねー、今や自動改札ですし)や、すいかは宇宙船?な詩、「落ち葉とノーチラス号」などなど。不思議な視点と楽しい言葉遊びの詩が色々収められてます。擬人化や話し掛ける感じが多いですね。動物もよく出てくるけど、乗り物も多い。そのほとんどに曲がつけられているようです。私が知ってるのも楽譜が載ってるのも上で紹介した3編だけなので、機会があったら他のも聞いてみたいです。図書館で娘が借りてきたですが、この「現代日本童謡詩全集」には他にもいろんな作者さんの本がありました。「おはなしゆびさん」や「サッちゃん」「ぞうさん」辺りはもう説明するまでもなく有名ですね。1冊につき知ってる詩が2-3作しかなさそうですが、面白そうなのでまた借りてきて、娘と歌ってみようと思います。いぬのおまわりさん 著者:詩/佐藤義美 絵/司脩国土社 現代日本童謡詩全集 2003年1月発行
2007/05/01
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今日は楽しいバス遠足。お弁当OK、おやつOK、友達OK?じゃあ、バスに乗って出発!!楽しい一日が過ぎていきます。ところが・・・?!以前ご紹介した「かえってきたカエル」や「みんなともだち」と同じ、「ピーマン村の絵本たち」シリーズ。トボけた園長先生やひろみ先生、園の仲間達の楽しいお話。みんなはバスに乗って、待ちに待った遠足へ。だけど・・・あれれ?何か忘れてるよお話も面白いけど、イラストもかわいいです。みんなの乗っていくバスにはサツマイモくん。園やバスに書いてある「P.V.P.B」の「P.V」はピーマン村だな。残りの「P.B」は?英語苦手なんで、わかった人教えて下さい(^^;おなじみの鳥達も空を飛び、お弁当にはおにぎりクン。村上康成氏の定番ですねwウチの子達の小学校は、ゴールデンウィーク中の5/2が遠足。学年によって行き先は違うけど、結構たくさん歩くのよね。1年生はたぶん、ウチの近くを通って市内の公園へ。5年生は電車かバスで隣町の遺跡方面(例年通りなら)。娘のクラスは今日の3・4時間目に練習を兼ねて、やはりウチの近くを通り別の公園までミニ遠足に行くそうです。娘も麦茶を持って、嬉しそうに出かけて・・・・・・戻ってきたよ!何だ何だ?!え、指先の皮が剥けて血が出た?洗って絆創膏でも貼っとけ!・・・また戻ってきた!次は何?!ハンカチとティッシュ?昨日のうちに用意しとけよ!!登校するまでなんでこんなに慌ただしいんだか★最初はゆっくり朝ご飯を食べてて妹に置いてかれたお兄ちゃん、何度も戻る妹を置き去りにして先に行っちゃいました。(まぁ、登校班だから最終的には一緒に行くんですが)母はといえば、風邪薬で一進一退の状態。昼間は恐ろしくノドが乾いて、夜は鼻水攻撃。熱がないので、ヘロヘロしながらもなんとか過ごせてます(^^;あ、PCは昨晩ダンナが会社のお下がりのノート(Win)を使えるようにしてくれましたまだネットには繋げないので基本はiMacですが、子供会の書類はノートで作れそうなので操作を覚えねば!です。えんそくバス 著者:文/中川ひろたか 絵/村上康成童心社 1998年3月発行
2007/04/26
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どんぶりの中に入ってるのは、うな丼・カツ丼・天丼・親子丼。どれもとてもおいしそうだけど、上に乗ってるごちそうをとると、下から出てくるのはみーんな真っ白ごはん。このごはんはどうやって作られるの?ごはんの元になる白い米はどうすればできるの?さらにさらに、その前はいったい何だったんだろう?日常何気なく口にしている「ごはん」にスポットライトを当て、ひとつひとつ丁寧にさかのぼり、元を辿っていく絵本。ごはんは「白い米を洗って炊く」、白い米は「玄米のもみがらをはがす」、玄米は「稲の穂からとれる」、稲の穂は・・・。田んぼから始まるのではなく、普段見慣れている「ごはん」から始まるのが面白いですね。冬までさかのぼって稲の実の貯蔵まで行ったら、そこで終点。最後にお米でできる色々な食べ物もちゃんと紹介されてます。あれもこれも大好物だわ。私ってやっぱり日本人ねwなんだかおなかが空いてきちゃいました。ところで、田んぼを見るたびずーっと気になってた事があります。田んぼ1枚から何食分のお米がとれるのかしら?一人が食べる1年分って田んぼどれくらい?一軒の農家で作るお米は大体何人分になるのかしら?直接計算はできないけど、この本にヒントがありました。ひと粒の種から伸びた稲の穂につくもみの数は、およそ490粒。それから、お茶碗一杯分の米粒が、およそ4258粒。(その他、カレーライスやおにぎりの目安も載ってます)じゃあ後は、田んぼ1枚の稲穂の数を数えればOKですかね?・・・・・考えただけで気が遠くなりそうです農家の人はご存知かしら(植えた苗の本数とか)。ごはんですよ おもちですよ /著者:文/かこさとし 絵/中沢正人農文協 かこさとしのたべものえほん1 1987年10月発行
2007/04/20
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とびあがった。とびあがったのではたを サッと あげた。サッとあげたのではなびに ひを つけたつけたので・・・「・・・ので」で続く文章遊びの絵本。先週の本同様、五味さん作350册↑の中の一冊ですね。買い揃えきらないよねぇ、さすがに。これも図書館で借りてきました。アイディアは面白いですねよくこれだけ繋げたなぁ、と。前の行動が次の行動の合図になり、どんどん繋がっていく。でも、いくつかは繋がりが悪い気も。旗が合図になって花火に火をつけるのはわかるけど、果たしてアレは合図になってるのか?・・・ま、細かい事気にしちゃダメですねw純粋に子ども心で楽しみましょ。グルーッとこんだけひと回りできるとこ、ないかしら?学校のひとクラスでやってみたら面白そうだな。30数人はちと多いけど。どんな行動を合図にするかって考えるだけでもワクワクしそうですねのでのでので /著者:五味太郎 絵本館 2004年12月発行
2007/04/10
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「おーい みえるかい」誰かが呼んでます。近付いてみると、小さなアリくん。「おーい ぼくだよ」そう、呼んでいたのは彼。彼の頭にはすてきな帽子。「ぼくのぼうしのぞうさん みえるかい」五味さんの絵本も久し振りですね。図書館で借りてきました。アリくんが次々と「みえるかい」を繰り返すお話。話自体は単純だけど、いつもながらとてもかわいいイラストです。・・・でも、ちと物足りないかな。オチがイマイチ。とゆーか、大したオチがない。確かに全体に微笑ましいけど、昔のようなビックリやクスクス笑いが出るような感じじゃないんだな。五味さんの絵本も量産し過ぎてネタ不足かしら?と余計な心配をしてみたり(^^;で、最後の著者紹介を見たら、著作は350册を超えるとの事。ふわぁーーー、350よくそれだけ出しましたね。そりゃあネタも尽きそうだ。(ほんとに余計なお世話かも★)おーい みえるかい 著者:五味太郎教育画劇 2005年9月発行
2007/04/04
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ぼくが「そらとぶ うしの絵」を描いたら、おとうさんは「変な絵」と言った。ぼくの絵は風に乗って空に舞い上がり、うし達の元へ。けれど、絵を見たうしが空を飛んでても誰も気付かない。ねぇ、ほら!うしが飛んでるよっ?!へんてこなタイトルとユニークな視点が気に入り、図書館から借りてきました。表紙いっぱいに、空飛ぶ牛!!みんな、なんだか気持ち良さそうに浮かんでますね。落ちてきたら潰されそうだけど(^^;絵に描いた牛が飛ぶんじゃなくて、飛んでるのはちゃんと牧場の牛。団体さんで飛んでっちゃったら、見てる方は愉快だけど飼い主さんは困るかな?「きっと誰でも飛べる」と信じる「ぼく」と、現実的すぎて空さえ見上げようとしない「おとな」。私も忙しいと、つい「後でね」って言葉を使ってるな。うーん、反省。自分をガキだなとは思うけど、いつの間にか子ども達とは違う目線に立ってしまっている自分に気付かされたり。ま、たまには空を見上げて牛を探すゆとりも必要さ、ね卒園式まであと数日だってのに、今日は娘がお休みしました。先週末から家族全員で風邪気味ではあったんだけど、今朝起きた時、娘がやけにだるそうにしてたもんで・・・。けど、多少咳はするものの熱はなし。午前中たっぷり寝たら、お昼にはケロッと復活しました。・・・土日の宴会お泊まりで疲れただけか?お兄ちゃんは昨日から(というか日曜から)春休み。宿題以外にも溜まったドリルや課題が山程あるので、なんとか少しでも消化させようと必死な親。けれど、本人は相変わらずのマイペースぶり(>_
2007/03/20
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おばけのお城の金魚鉢に、キキという名の金魚が一匹。キキはすっかり退屈で、なんだか元気がありません。その頃アンリは、せっせとお風呂の工事中。ドアを付けて風呂場中いっぱいにお湯を張って、プールみたいな巨大風呂のできあがり!これにはキキも大満足。ところが・・・。先日のイベント(絵本ワールド)で息子が選んだ一冊。ここでも何度かご紹介した「なかよしおばけ」シリーズ。いつも図書館で借りてたので、今回が初めての購入です。(娘は以前紹介した「おばけ びょうきになる」を購入。私は「ちびちびおばけ」のが良かったんだけどなぁ)「びっくりおふろ」は図書館にあるのかな?まだ見てないな。絵本というより1ページに1-4コマのマンガ風。最初はちょっと話がわかりにくかったです。小さいコマだとお城の造りがね・・アンリが工事してるのがどこなのかとか、キキと他のおばけ3人がどこにいるのかとか、全体像が見えないんですよ(私がニブイだけかな?)。何度か見直して、ようやくなんとなく掴めた気がします。まぁ、子ども達はそんなこと全然気にしてないんですが。おばけのする事は相変わらず大胆。巨大お風呂は気持ちよさそうだけど、ウチでやられたら困る!子ども達、真似するなよー(^^;ウチにも水槽に、お店のイベントでもらった金魚がいるけど、お風呂に放すなよー。そういえば、水槽の魚を釣り糸で釣るのは何の話だ?私の記憶では猫か子どもが釣ってたような・・。この本には全く関係ないけど、今ふと思い出しました。卒園したら図書館(園のすぐ近く)方面に行く機会も減りそうだし、「おばけシリーズ」はちと揃えてみようかな?と思ってたりです。なかよしおばけの びっくりおふろ著者:ジャック・デュケノワ 訳/おおさわあきらほるぷ出版 2003年6月発行
2007/03/10
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ぼくはウォンバット。今日はぼくの日記を紹介するよ。あさ:ねていた。ひる:ねていた。ゆうがた:くさをたべた。よる:ねた・・・。昨年末からあくびサンが騒いでいるウォンバット。ふふふ、図書館で見つけちゃいましたよ。彼の日記。(いや、オスかどうかはどこにも書いてないけど)まず初めに、ウォンバットとは何か。以下、巻頭から抜粋。「コアラとおなじ祖先を持つ有袋類。オーストラリア南東部、タスマニア島などに生息。体長約1m、体重2-40kg。体の色は、黒・褐色・灰色などなど」大体おわかりになりますか?印象としては「モコッ」として「ドテッ」って感じですw主人公のウォンバットくん、どこかの家の庭に住んでます。ほとんど寝ていて時々食事、のち穴掘り。イラストのトボケた表情がなんとも言えなくプリティです♪要求があるととんでもない所をかじる騒ぐ「人間は簡単な要求もわかってくれない。 人間ってなんて頭が悪いんだろう。」で、さらにアレコレかじりまくりの壊しまくり・・・これを借家で飼うのは無理か?っと言うか、そもそも日本の住宅事情で飼うのは至難の業か(T_T)それでもウォンバットが欲しいあくびサンであります。こたつで丸くなってたりしたらサイコーなんだけどなぁ求ム!全国のウォンバット情報・関連本・グッズ。ネットで探しても少ないんだよねぇ。ウォンバットのにっき 著者:文/ジャッキー・フレンチ 絵/ブルース・ホワットリー訳/かしまあおい評論社 児童図書館・絵本の部屋 2005年9月発行
2007/03/09
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わたし、まなか。小学校1年生。うちにもうすぐ赤ちゃんが生まれるの。去年の秋、お母さんのおなかに赤ちゃんがいるとわかって、それからおなかはどんどん大きくなっていった。早く生まれないかな・・・赤ちゃん。図書館であ行から辿っていき、タイトルが気になり引っ張り出してみたら、表紙の写真にビックリインパクトありますね。小1のお嬢さん(まなかちゃん)の視点で、お父さんが写真を撮りお母さんが文を書いた、新しい家族の誕生までの物語。まなかちゃんの家族は全部で5人。お父さん・お母さん・まなかちゃんの上にお兄ちゃんが二人。みんながドキドキしながら、赤ちゃんの誕生を待っています。助産師さんに支えられ、お母さんは家族みんなの見守る中、自宅(お風呂)でご出産。産まれる瞬間の、そして産まれた直後の表情もカメラは捉えてます。へその緒を切るのはお兄ちゃんズ。ドキドキ(笑)巻末のご家族の対談も、家族の強い絆が感じられて素敵です。それにしても、お写真の数々は大胆ですが(^^;以前ご紹介した「ねえ、だれがこどもをつくるの?」は赤ちゃんの作り方のお話、こちらは赤ちゃんができてから出産までのお話。どちらもきっと、子ども達はとても興味があることだと思います。自分がどうやって産まれてきたのか、その時の家族の想いは?一緒に読みながら、子ども達と話し合ってみてはいかがでしょ♪そして、ひとつひとつの命がどれだけ大切か、みんなの心にちょこっとずつでも残っていくといいですねうちにあかちゃんがうまれるの著者:文/いとうえみこ 写真/伊藤泰寛 ポプラ社 からだとこころのえほん9 2004年12月発行
2007/02/28
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みんな、ともだち。ずっとずっと、ともだち。村の園は今日が卒園式。みんなオシャレして集まってきました。壁には「そつえんおめでとう」の文字。先生もいつもと違ってオシャレです。みんなで一緒に歌ったね。みんなで一緒に泳いだね。いろんな思い出がいっぱい詰まってる。卒園してもみんな友達だよ。たとえ学校は離れても・・・。日曜に絵本ワールドというイベントで購入したうちの一冊。帰宅して早速広げた娘、2ページ程進んで突然歌い出しました。みっんっなっ とーもだっちーへ?これってその歌なの?キャラが(特に園長先生)好きで、中身をあまり確かめずに以前ご紹介した「かえってきたカエル」と「同じシリーズだぁ♪」と買ってきましたが、よくよく見れば一番最後の見開き(裏表紙めくったところ)に譜面が!あぁ、確かに園で子ども達が歌ってる曲です。そうか作者の中川ひろたかサンが作詞・作曲なのね。で、昨日お迎えに行ったらちょうどコレを歌ってました。あと昔NHKの「生きもの地球紀行」のエンディングで流れた「Believe」も。どうやら卒園式で歌うようです。どっちも大好きな歌なので、もしかしたら私も当日泣いちゃうかも(^^;長かったようであっけなかった6年間の園ママ生活。(途中1年空いてますが)あとひと月ちょっとで娘も卒園。いよいよこれで終わりです。最初は遠くて通えるかなぁ?と不安でしたが、下の子の時は引っ越してもっと遠くなって徒歩5分の所に別の園があっても、「絶対ココ!」と通わせ続けました。雨の日も風の日も自転車で、雪の積もった日には片道50分かけて。(大人だけなら35分もあれば着きますが、年少さんの足じゃ・・ね)特にお兄ちゃんの時には嫌なこともあったけど、全体を通して見れば、やっぱりココしかない。大好きな園です。親子共に友達もできました。いい先生にも巡り合えました。6年間ありがとう。この春、娘も一年生になります。みんなともだち 著者:文・/中川ひろたか 絵/村上康成童心社 1998年1月発行
2007/02/23
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いつも一緒に寝ていた猫が死んでしまってから、ケイトはひとりのベッドが少し不安。そこである日、パパとママに言いました。「ねぇ、いぬがかいたーい!」朝ご飯もそこそこに、家族が向かったのは「犬救済センター」。そこには住む家のない犬がいっぱい。そして、いろんなタイプの子に混じって・・・。「犬が飼いたい」はウチの娘がよく言うセリフ。でもねぇ、誰が散歩に連れていくんだい?私だって動物は大好きだよ。ただ、現実的に考えると長野は寒いからねぇ・・私ゃヤダよ(^^;で、とりあえず目に飛び込んできたこの本を借りてきました。犬が欲しくなった一家が向かう先、犬を選ぶ過程がいいんですよ!「感動の一冊」って訳じゃないのに、読み終えるとなぜか涙がうっすら・・・いかんいかん、最近このテのに弱いんだ★だって、「救済センター」ですよ。ペットショップじゃなくて。いいご家族じゃありませんか!我が家ももし犬を選ぶなら、保健所やアニマルセンターだな。(だから、ダンナは私をアニマルセンターに連れてってくれん。目が合うと連れ帰りそうで)我が家で飼った猫達も、吸い寄せられるように?私の周囲に集まってきた連中ばかり。そういう縁だったんだなあ、昔一匹だけペットショップ出身の子がいた。でも、それも売り物ではなく「無料猫」。産まれたけど飼えないって人が預けていったんだろね。ケースの中にいた一匹と目が合ってしまい、連れ帰っちゃったwだから、この本の一家の気持ちがすごーくわかる。自分と猫の出会いを思い出させてくれる。とっても気に入りました。ケイト一家、大好きです♪・・・たとえ「ママ」が鼻ピアスにタトゥーでも。いやいや、人を外見で判断しちゃいかんね(笑)いぬがかいたーい! 著者:ボブ・グラハム 訳/木坂涼評論社 児童図書館・絵本の部屋 2006年6月発行
2007/02/20
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普通に見るとウサギさん。でも、くるっと逆さにすると・・?あらら、不思議。コアラさん。タイトルの通り本を「くるりんぱ」すると違う動物が現れる、図書館で見つけた面白い絵本。表紙から順にくるくるさせて見てもよし、まず普通に読んで、逆さにして裏表紙から戻ってもよし。お子さんと当てっこクイズもできますね。ウチの子はくるくるくるくる、忙しく回してました。時々わかりにくかったり苦しいものもあったりしますが、楽しそうに動物当てしてました。日本語と英語両方の簡単なクイズ文もついてます。同シリーズには「なーに?」もあるそうなので、そちらも見てみたいですね。話変わりますが、昨日のボーリング大会。調子悪かったぁー大人子ども関係無しの地区行事で、順位決めて賞品出るからかチビっ子もノーガーターだったので、子ども達も溝掃除ばかり★が、それが幸いというか?私が30位・息子が40位とキリ番ゲット。キリ番賞を家族4人中2人がもらってしまいました。(賞品は3位以上入賞者とキリ番とゾロ目とブービーに出ました)帰宅して開けてみると・・・洗濯セット、二つとも(^^;)洗剤だらけになっちゃった。使うから、まぁありがたいけど。1位のあのデカい箱ももしや・・・?!(笑)え、参加者は全部で何人かって?それは聞いてはいけませんくるりんぱ1 だーれ? 著者:マルタンフレーベル館 2004年7月発行
2007/02/18
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なかよし4人組の今日子、めぐみ、麻衣、チーコは小学4年生。夏休みに、めぐみのママの友達が経営するハーブ園で、2週間のお手伝いをすることに。自由研究も兼ね、それぞれ何かハーブを使った物を作ろうと計画中。そして、いよいよ夏休み。ハーブ園に出発!!女の子向けの童話・・というか、「小学○年生」などの雑誌の読み物にありそうな物語。先に「かわいいクッキーと・・」ってのがあり、その続きだそうです。ハーブがテーマで、ところどころにハーブの使い道やレシピがイラスト入りで出てきます。イラストは佐藤まり子さん。うわぁ、懐かしい!大昔「なかよし」を買ってた頃、この人、ポプリ好きな女の子の漫画描いてましたよ。そのポプリも、ハーブを使った作品のひとつ。乙女チックな絵柄が、いかにもこういう話向きですね文は・・・読みにくかったデス★変なところに句読点があったり、不要な置換表現が見られたり。今日子の一人称で書かれてるのだけど、あんまり感情移入もできない。・・・大人の視点で読んじゃいけないってことですか?(^^;作者名見て「あれっ?」と思った人、手を挙げて(笑)以前ご紹介した「ママに捧げる殺人」や、陸抗サンご紹介の「悪魔のワイン」の和田氏・・・はい、そーです!元々「お受験作家」と呼ばれ、子ども向けも書いているというので、図書館で探してみました。で、見つかったのがコレ。いやぁ・・、180°違いますね。先にこっちを読んでたら、「ママに・・」はかなり衝撃を受けたと思います余談ですが、今日はこれから娘の体験入学。早めに園に迎えに行き、親はその間、学用品の説明会です。ちょっとウキウキすてきなハーブと小さな魔法つかい著者:文/和田はつ子 絵/佐藤まり子ポプラ社 こども童話館 1991年2月発行
2007/02/15
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真っ赤な地面?海?から、まずは中指の先がちょこっと。続いて手のひら・・腕が「にゅーっ」。車をつかんで「する する する」。そして、また腕が「にゅーっ」。「にゅーっ」と「する する する」だけなんだけど、展開の面白さにひかれ、図書館で借りてきた絵本。ダンナ曰く、「夢で見そう(--;)」。トラウマになりますか?(笑)独特の色使いと絵柄の、長新太(ちょう・しんた)さんの絵本。話は面白いけど、実はちょっと絵が苦手(^^;でも、どの話も奇抜なキャラや展開で、子ども達にはウケますよね。この本もウケてました。私も特にオチが気に入ってますwそれにしても、スゴい腕。本体が見たいゾ。にゅーっするするする 著者:長新太福音館書店 1989年12月発行(1983年年少版こどものとも発行)
2007/02/13
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先日ご紹介した、性教育に使えそう?な絵本。バタバタしてて遅くなりましたが、今朝読み聞かせました。さて、子ども達の反応は・・・?お兄ちゃん(小4)は、勉強しながら半分聞いてるかいないかで、あんまり興味なさそうにしてました。自力で先に2回読んでた年長の娘は、淡々と・・というか、無表情。時々「おしべってのは・・、花粉というのは・・」と解説入れると、「ふむふむ」と神妙(実は眠そう?)にうなづく。男女の裸のイラストのところでは、ページをめくる手がちょっと止まって、やけに真剣に見入っていました。が、挿入シーンを見ても、特に疑問を口にするでも無し。困ったツッコミを入れられたらどうしよう?と勝手にドキドキしてましたが、それも全く無し。かえって親の方が、ペ○○とかお○○○ん等の名詞を読むたび、「うわぁ・・」とか思っちゃったりしてました★(今も伏せ字だし)これはやはり、下手な知識や恥ずかしさが芽生える前に性教育の第一歩を・・というのは、決して早すぎはしないということですかね(^^;確かに、4年生の授業参観で男女の体の違いを取り上げた時は、一部の男の子達が冷やかしを飛ばしたり、女の子は妙に恥ずかし気にうつむいたり・・でしたからね。男女差を恥ずかしいと意識する前に、簡単にでも予備知識をつけてあげるのは、なかなか有益なことかもしれません。もちろん、そのためには、親の方も変に身構えずサラッと読み聞かせるだけの度胸をつけなくては・・ですね。ムズカシイぞ(苦笑)ねえ、だれがこどもをつくるの? 著者:ヤーノシュ 訳:平野卿子 講談社 1993年9月発行
2007/02/04
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子ねずみのチューチューは、ある時おかあさんに聞きました。「ねえ ママ、だれがこどもをつくるの?」ところがその時猫がジャマをし、チューチューは答えを聞けないまま。翌日、チューチューは学校へ。登校も授業中も、チューチューは仲良しのもぐらの男の子、ディディと一緒。3時間目の理科の時間、先生はまず、さくらんぼのでき方を教えてくれました。次にひよこ、最後に人間。みんな、どうやってこどもを作るのかな?・・・ある意味、強烈なタイトルですよね。中身もです。いやはや、なんとも最初の方はチューチュー一家の説明でまどろっこしく、本題に入るのは中盤以降、学校にて。まずはさくらんぼ。まぁ、子どもに教えるには妥当ですね。私も「おしべとめしべが・・」はとりあえず教えました。続いてひよこ。「おんどりがめんどりの背中に・・」ときます。イラストのニワトリもしっかりくっついてます。まぁ、でもこの辺までは「わかりやすいね」な範囲。さて、人間。うわ・・・裸の男女合体シーンもバッチリです。やり方もある程度解説しています(名称や体位も)。とってもわかりやすいし、それなりの正しい認識が植え付けられそうなので、教材としてはなかなか良いと思います。が、さすがに面と向かってコレを教えるのは恥ずかしいですね(^^;)いやいや、恥ずかしがってる場合か!うーむむむ。子ども達に正しい知識を与え、体を守るのも親の役目ですもの。(でもやっぱり、かなり現実的なイラストで恥ずかしいデス★)娘は勝手に見てたけど、まだ子ども達には読んでやってないので、週末の返却日までには読み聞かせてみようと思ってます。・・・結果報告・・した方が・・いい?!ねえ、だれがこどもをつくるの? 著者:ヤーノシュ 訳:平野卿子 講談社 1993年9月発行
2007/01/31
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昔むかし、あるところにおじいさんが一人で暮らしていました。おじいさんの家はとても貧しく、普段はわびしい食卓でしたが、週に一度・土曜の晩だけ、肉のごちそうとミルクにひたしたパンを食べられるのでした。その晩、雨風の強い中、おじいさんの元に黒ねこが迷い込みました。猫は痩せ細り、びしょ濡れでみすぼらしく、かわいそうに思ったおじいさんは次々と食事を分けてやります。そして、とうとう・・・。昨日は「ありえない」猫?のちょっと怖い話だったので、今日は心暖まる「普通サイズ」の猫のお話を(笑)迷い猫にどんどんと食べ物を与えてやるところまでは一緒。でも、その後は?・・図書館で2冊同時に見つけて、両方借りてくる辺り、私ってちょっと変な奴?!いや、対比してみると面白いかなぁ?なんてこの本の猫なら我が家でも大歓迎ですね。いつまででも居て欲しいな。ああ、でも、それに頼ってちゃいけないか。というより、どんな猫でもご縁があれば、それで充分私には福猫ですイラストもとってもステキです。そういえばウチって、まだ黒猫には縁がないな。猫はもちろん、おじいさんや家の雰囲気も、物語にとてもマッチしていて気に入りました。娘も「猫かわいいねぇ」と喜んで読んでいます。お子さんと楽しむなら、当然昨日の猫?より今日の猫がオススメですw(ちなみに、昨日の本は小学校中学年以上向け、今日のは5歳から・・になってます)黒ねこのおきゃくさま 著者:文/ルース・エインズワース訳/荒このみ 絵/山内ふじ江福音館書店 世界傑作童話シリーズ 1999年10月発行
2007/01/16
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ぼくがまだ12歳だった夏のある日、家にフラリとやってきた子猫。庭でパーティーの片付けをしていた父さんと母さん、それに妹は、一目でその猫のトリコになった。飼い主が見つからずウチで飼う事になった子猫に、3人は毎日夢中。身だしなみは整えなくなり、食事もまともにとらず、他の家族にかまいもしなくなり、24時間猫の世話ばかり。気付けば、数日後には、子猫は数倍にも膨れ上がり・・・!!図書館で借りた、猫?の出てくる児童向け小説。表紙の猫の絵はかわいいんですけどねぇ。本文の猫?は徐々にかわいさを通り越し、不気味さを増していきます。もはや、それは「猫」とは呼べない存在へ・・・。いったい正体はなんなのでしょ???私も猫大好きですし、見かければついかまいたくなりますが、この話を読んじゃうと迂闊には手が出せなくなりますね(^^;原題は「The Improbable Cat(ありえない猫)」。ホラーという程ではありませんが、ちょっと怖い話ですだからと言って、作者サンが猫ギライという訳ではないそうですので、猫好きサンも安心して?お読みくださいね。それにしても・・・やっぱりウチの猫はかわいいワ。普通に・・・。その猫がきた日から 著者:アラン・アルバーグ 訳/こだまともこ講談社 文学の扉 2003年11月発行書き忘れ:今日は月曜なのにジャンプがなくて、淋しいです。息子の薬の処方せん取りに遠くの病院まで行ったのに、待合室で読めなくて・・・物足りないわ(あ、買って持参だよ)。
2007/01/15
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動物村病院のへびの看護婦さんは、とっても働き者。薬を作ったり注射をしたり、毎日熱心に仕事します。ある日、看護婦さんが言いました。「私、お医者さんになってみたい」さるの先生が答えます。「試しに一度診察してみるかね?」そうして、一日だけ医者と看護婦が入れ代わることに・・。へびの先生は張り切って診察。「じゃあ、早速注射をしましょう」さて、さるに看護婦さんは務まるでしょうか?1月5日にご紹介した、「さるのせんせいとへびのかんごふさん」の続編。立場が逆転して、今度はさるが看護婦役をすることに。でもねぇ、看護婦さんのお仕事はあんな事やこんな事(笑)へびさんならでは・・・だったのよねぇ。当然、珍騒動へと発展しますw・・・とことん役に立たないな、おさるさん前作とコレ、タイトルが似ているようで似てないので(五十音順だと全然ちゃう)、図書館ではたぶん並んでません、要注意。へび看護婦の優秀さや仕事内容については、5日の日記でかるーくネタバレしてますので(しっかりバレてる?)、そちらをご参照ください。へびのせんせいとさるのかんごふさん 著者:文/穂高順也 絵/荒井良二ビリケン出版 2002年6月発行↑アフィリの画像がね、反対みたい。これで注文すると「へびのせんせい」が届くはず。正しい画像は一番上参照。
2007/01/12
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動物村に新しくできた病院にいるのは、さるのお医者さんとへびの看護婦さん。患者さんが来る前に、さるの先生はへびの看護婦さんにたくさんの珍しい草や根っこを食べさせます。すると・・・?昨日に引き続き、年末に色々借りてきた絵本の中の一冊。これは娘が選び、読まされました。読み進めていくうちに、だんだんパターンが読めてくる。しかも、ちょっとブラックな方向に(笑)・・この看護婦さん、とっても便利だけど世話されるのはヤだな。いや、優秀ですよ?この病院次々訪れる患者さんをどんどん治していきます。ちょっとブラックだけど(笑)ってゆーか、頑張ってるのは看護婦さんだけ?さるの先生はあんまり活躍してない気も・・・。だって看護婦さん、一人で何役もこなしてます。本当にとっても便利、胃カメラも注射器も何にもいらないよ。(あ、ネタバレ)ふふふ、そのスゴさは、ぜひご自身でお確かめください♪ただし、食事時に読むのはやめておこーねさるのせんせいとへびのかんごふさん 著者:文/穂高順也 絵/荒井良二ビリケン出版 1999年11月発行↑すみません、確認したら、実はこのアフィリからだと続編の「へびのせんせい」に辿り着くようです。正しい商品へは少し上のタイトル部分からどうぞ。
2007/01/05
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今年の読み初めw 年末に色々借りてきた絵本の中の一冊。昨年いくつかご紹介した、村上氏の本でスタートです。雨の小川をすいすいとお散歩中の、かるがもの親子。ところが突然、大なまずが大きな口を開けて現れた!「逃げなさーい!」一番小さいフィフィも夢中で逃げましたが、お母さんや兄弟達はどこにも見当たらなくなってしまい・・・。最近と言えば最近の作品なので、「ヤマメのピンク」とはだいぶ絵も色合いも違いますね。でも、やっぱり動物達はとってもかわいいです主人公フィフィはもちろん、水辺を伺うイタチやうしがえるのモーじいさん達も。初夏?に始まり、梅雨の終わりまで・・・モーじいさんに見守られながら、フィフィは成長していきます。時に自然は厳しいけれど、成長の喜びも与えてくれる。季節の移り変わりって素敵だよね。庭先の霜や日陰に残る雪を見ながら、新年早々、春の訪れが待ち遠しいあくびサンであります。さっき娘に色々読まされたので、たぶん明日も絵本の予定。ダンナはクリスマスにもらったプラモをひたすら作り、息子は午後から宿題の書き初めで一騒ぎするはず★三が日はバタバタ出歩いてましたが今日からは予定がないので、各自トロトロとした休みを過ごしています(^^;フィフィのそら 著者:村上康成ひさかたチャイルド 2005年3月発行
2007/01/04
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マグリーリさんの夢は、自分の庭で自分の手で野菜を作り、それをおもいっきり食べること。ある日とうとう畑を作ったマグリーリさん。収穫の日を楽しみに待っています。ところがある夜、3びきのウサギが庭に忍び込み・・むしゃ!むしゃ!むしゃ!冬休み用に図書館で探してきた本の中の一冊。今回のラインナップは、ほとんど夏っぽい話ばかり(^^;これの他は、私が選んだのは先の村上康成氏ばかりだし。まずタイトルがかわいいでしょ?野菜を狙うウサギ達もかわいいんですよ。塀の上にちょこんと並び、畑を作るマグリーリさんを眺める姿。ウチのピーターラビットのぬいぐるみみたいだわw我が家の狭い庭(借家だしね)でも、去年・今年と野菜を作りました。今年はミニトマトが豊作で、毎朝娘が楽しそうに収穫してました。が、中にはすでに突つかれた実が!!こちらの犯人はたぶん鳥だと思うんですが・・。動物達だっておいしい野菜は大好きだよねラストページで、ウサギと一緒に座るマグリーリさんの複雑そうな表情がなんとも言えません(笑)さて、来年は何を作ろうかね?むしゃ!むしゃ!むしゃ!著者:文/カンダス・フレミング 絵/G・ブライアン・カラス訳/石津ちひろBL出版 2002年3月発行
2006/12/27
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陸抗さんに捧げるレビュー。初夏、山のずっと奥のきれいな川。きらきら光る水の中で、ヤマメの子ども達が虫をねらってる。ぼくはピンク。ピンク色のひれが自慢なの。仲間にまぎれて虫を待つけど、なかなか思うようにとれない。だから、おなかがぺこぺこ ぺっこん。そして、お日さまが沈むとき・・・。12月20日にご紹介した村上康成氏の絵本デビュー作。ヤマメの「ピンク」シリーズの第一弾。ピンクのお話はたぶん全部で4作品(ごめん、4冊しか知らない)。実は、私が「村上氏の本」と意識して最初に読んだのが4作目の「ピンク!パール!」で、なんだかあったかくなったのを覚えてる。自称「水ぎわ族」の村上氏は、実際に釣りやキャンプなどにガンガン出歩くアウトドアマン。描かれる生き物達(葉っぱなども含めて)は、この本のヤマメに代表されるように普段の生活ではあまりお目にかかることのない、なじみのないものも多いです。山を歩き、川を渡り、自然に目を心を向けているからこそ、見えてくるキャラクター達だと思います。動物が好きで、自然や環境にも関心をお持ちと思われる陸抗サンにぜひ!と思った一冊です。同じ理由でCoconaさんにも(勝手に)オススメですね。ピンク、ぺっこん 著者:村上康成徳間書店 2000年8月発行
2006/12/23
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図書館で見つけた面白い本シリーズ(?)車好きの息子にウケそうかな?と思った絵本。これは絶対絵をお見せしたかったのですが、いまだにスキャナーが未解決で・・・復活が日曜になりそうなので、断念(本の返却も日曜なのよー)写真を独自に画像処理したらしい独特のイラストで、妙な立体感と不思議なリアル感があります。表紙も中身も、絵はずーっと主人公「ふみきり」の定点観測。朝、街が起きるところから始まり、夜寝静まるまでの一日分のふみきりの様子。電車がやってきたり、車が通り過ぎたり、通勤途中のおとうさんが急いでいたり。パトカーやタクシー、工事車両も登場、電車も毎回種類が違うので、ウチの子みたいに車が好きな子は、眺めてて飽きないかもね♪擬音もちょっと独特で面白いです。街は「わさわさ」目覚め、満員電車は「だったん どっとん」パトカーのスタートダッシュは「きゅるるっ うわうー」。・・・いいのか?パトカーの踏み切りでのダッシュ。息子とダンナにウケてたのは、車のバックする音。「のんのんのー」わかるよーな、わかんないよーな・・・。作者さんは元々コンピュータ畑出身のようで、これが初の絵本作品だそうです。今日はこれから小学校へ、銀杏を買いに行ってきます。息子達特殊(自律)学級の大事な年間行事=販売活動。今年は実が不作で、作業を張り切っていた息子は少しガッカリだそう。少ないなりに全部一気に売り切れるといいね。ふみきり! 著者:いわぶちやすじ新風社 2003年9月発行
2006/12/22
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雪道を急ぐサンタさん、背中に何でも入った袋をかつぎ、トナカイのひくソリに乗って。今日はクリスマス。着いた森では動物達が睡眠中。時々聞こえる誰かの声に、プレゼントをこっそり靴下に入れていたサンタさんはドッキリ!そーっとそっと、誰も起こさないように・・。クリスマスまであと5日ですね。皆さんも誰かのサンタさんになるのかな?今回図書館で選んだ中にも、この時期ならではの本が一冊。「いかにも」なサンタさんの表紙、プレゼントの袋を背負って。・・・裏表紙は仕事が終わった後みたい。配達準備で、きっと今が一番忙しいんでしょうね。イラストは、動物がとってもかわいい村上康成サン。私もダンナもこの人の絵、大好きなんですよー♪そうそう、以前ご紹介した「おにぎりくん」や「からあげくん」もこの人です。背景がシンプルで、まーるい目の愛嬌のあるキャラ達。特にヤマネがお気に入り。確かずいぶん昔にぬいぐるみも見たような。ヤマネくん、今回もちゃんと出てきますよ(^_^)子ども達が生まれる前かな?アウトドア系の雑誌「BE-PAL」にも村上氏の連載(イラストエッセイ)とおまけシールがありました。シールはしっかり切り抜いて、大事にコレクションしてあります。お魚の絵もかわいいんだよね。ニジマスとか。軽井沢には今もショップあるのかしら?少しずつでもいつか全部揃えてやるぞ!と思う作家さんのひとりです。 ところで、PC。今日はスキャナーが使えないことが判明しました(>_
2006/12/20
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のどかな街・・・なんだと思うんですよ。トビラの絵で見る限り。石造りの民家に庭先のニワトリ、塀の向こうには牛の姿も。そんな光景から始まる絵本。ある日、その辺のニワトリが一羽、道にとびだしたら?まず牛たちが驚きました。突然走り出して、橋の上。橋が壊れて、通りがかった汽車の上に牛が落っこちた!そして、汽車に乗ってたどろぼうは・・・。タイトルにひかれ借りてきた本。最初はたった一羽のニワトリだったのに、連鎖反応で次々と事件が起こってしまいます。しかも、あんまり関係ないところまでガンガン巻き込んで。なぜか文には出てこないイラストまで飛び出します。あれれ?いつのまに大洪水?!そういえばさっきのどろぼうは?街はすっかり大混乱。楽しいけど、実際に起こったら笑えないだろーな。ニワトリ一匹と言えど、あなどれません・・・。著者:文/絵 デビッド・マコーレイ 訳:小野耕世岩波書店 1988年11月発行
2006/12/14
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いつも一緒の4人組、アンリ・リュシー・ジョルジュにエドワール。今夜も仲良く並んでお料理。ところが玉ねぎみじん切りで涙が止まらず、使ったティッシュをゴミ箱にポイッ!すると、ゴミ箱のふたが勝手に開き、中から覗くのはだぁれ?4人がティッシュを捨てるたび、次々生まれるちびちびおばけ。12時の鐘が鳴ると、ゴミ箱から飛び出しお部屋の中へ。あっちにヒョコヒョコ、こっちでぴょんぴょん。アンリ達以上にイタズラっ子ですね。でも、なんだかとってもプリティです♪娘のお気に入り「なかよしおばけ」シリーズ。ここでご紹介するのも3冊目かな?中でも「ちびちびおばけ」はチビちゃん達がかわいくて、借りてくるのもたぶん3回目くらいです。いっそ買ってしまおうか(笑)イタズラしてるとこもいいけど、私のお気に入りはゴミ箱から覗く姿。ティッシュが捨てられると一匹ずつ増えるんだけど、チビちゃん達がティッシュってことは、いつもの4人組は何からできてるのかしら。やっぱり定番のシーツかな?ラストはいつも通り、「もう、○○ったら!」擬音中心でセリフが少なく、構成も絵本というよりマンガみたいです。絵に合わせて擬音の雰囲気をどれだけ演出できるか・・お母さんの演技力次第で楽しみ倍増!かもしれませんよなかよしおばけとちびちびおばけ 著者:ジャック・デュケノワ 訳/おおさわあきらほるぷ出版 2003年5月発行
2006/12/07
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大切なものを握りしめて、お嬢ちゃんはケーキ屋さんへ。お金を渡してケーキを受け取り・・・「握りしめる」のも「渡す」のも「受け取る」のも、ぜーんぶ「手」のお仕事だね。「これは○○しているて(手)」がくり返し登場する、「これは」で始まる絵本シリーズの一冊。ほんとは我が家にある4冊では「これは はこ」が一番気に入ってるんだけど、探しても見当たらないのよ(T_T)娘、どこに隠しちゃったんだか。「これは て」では手が大活躍。手はこんなことができるんだよ・・と、簡単な物語で見せてくれます。手話の世界があるように、普段はあんまり意識しないけれど、聞こえている私の世界でも手って結構色々語ってるかも。向かい合っての会話でも、身ぶり手ぶりが加わるともっとたくさんの事が伝わったり・・・ってあるよね。娘は今、週末(9日)のお楽しみ会(学芸会)に向けて練習中。毎年、年長さんは手話付きの歌を一曲ご披露してくれます。今年の曲目は何かな?ちゃんと手話は覚えたかな?娘の(我が家にとっても)園生活最後のお楽しみ会。とても楽しみです♪これは て(これはの絵本・1) 著者:五味太郎岩崎書店 1999年21月発行
2006/12/03
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春のあたたかな日に、ふたりの子どもを連れ、渡し舟に乗ったお母さん。そこへ、黒いひげの強そうなさむらいが乗り込み、舟のまん中で居眠り。お母さんは静かにせねばと思うけど、子ども達はひとつの飴玉を取り合って大騒ぎに!「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」で有名な新美南吉の童話。おさむらいが登場する「あめだま」「げたにばける」の2編収録。新美南吉作品は大好きなんだけど、さほど読んでないワタシ。解説を読んで意外だったのは、動物だけじゃなく武士が主人公の作品も多いんだそうな。でも、武士と言っても、この絵本に出てくるおさむらいはどちらも「てぶくろを・・」等と同じ雰囲気・・いや、むしろ明るい。そう、見た目は怖そうでも中身は全然!なんですよ。「げたにばける」のは子どものたぬき。お寺の小僧にもお侍にも化けられないけど、げただけは上手。が、それが災いして・・・。陰で様子を見ていたお母さんだぬきは、さぞ慌てたことでしょう(笑)イラストの「げた」たぬきもかわいいです2本とも短かくて、ほのぼのと安心して読めるお話なので、寝る前の読み聞かせにもちょうど良いかもしれませんね。あめだま 著者:新美南吉 絵/長野ヒデ子にっけん教育出版社 2003年4月発行
2006/11/28
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映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作。子ども達が読みたがったので、早速借りてきました。あらすじは昨日、DVD版の方で書いたのでそちらをご参照ください。(毎度ながら不親切★)借りてきたのはいいけど…結構長いな。それにフリガナが一部だけ。うーん、たぶんお兄ちゃんでも読み切らないかも(長文苦手だし)。一緒にフィルムブックも借りてきて正解です。(フィルムブックと言っても、映画の写真は使ってるけど文章は原作の簡易版みたい)で、今回は原作と映画の違いを超ネタバレでご紹介。ネタバレが嫌な人は、以下は読まない方が賢明かと。まず違うのは、工場主の名前。映画(吹替)は「ウォンカ」だけど原作は「ワンカ」、ウィリー・ワンカ。まぁ大した違いじゃありませんが、今回は一応原作のご紹介なので私も「ワンカ」と表記します。そのワンカさん、原作では「なんと小さい人!」と表現されてる。服装は大体映画のあの格好なんだけど、原作のワンカ氏、あごには「キチンと刈り込んださきっちょの尖った黒いひげ」、手には「美しい金の冠のついた」ステッキ。映画のステッキは柄が黒白縞の丸形、棒の部分は小粒のお菓子が詰まってます。目がキラキラ輝いて、油断なくあちらこちらに耳をそばだててる様子は、ジョニー・デップが上手く表現してましたね♪原作ではそれを、「公園からやって来た、頭のいいリスの親分」に例えられています。ワンカさんといえば、映画ではチョコレート工場を始めた動機が描かれていましたね。歯科医の父親との葛藤。原作では全く出てきません。ワンカにそういう人間味はありません。とにかくスゴくて、キレ者で、変わった人。映画ラストで、最初はチャーリーの家族を嫌がる。あれもナシ。原作は空飛んでチャーリーの家に来たら、とっとと祖父母のベッドをエレベーターに乗せ、工場に連れていってしまいます。 どちらが良いかは人それぞれでしょうけど、原作者のブラック性とユーモアを考慮した場合、映画のエピソードは私にはちょい蛇足かな。 主人公チャーリーについても触れなくては。映画のチャーリーは拾ったお金でチョコを買い、金のチケットを当てます。が、「工場へ行かずに、これを売ればお金になる」と言い出す。原作にはこんな「いい子」はいません(笑)誕生日の後ますます貧しくなった一家、キャベツのスープも具は減りどんどん薄くなり、とにかくチャーリー達は飢えている!!お金を拾った瞬間、パッと頭に浮かんだのは「食べるもの」。チケットのことなんかほとんど忘れ、まず1枚、チョコを買って自分で食べようと思います。で、ガツガツと実行。「おつりはお母さんにあげよう」とは思うけど、チョコの誘惑には勝てず、さらにもう1枚…子どもらしいじゃありませんか!拾ったお金を届けずネコババしたことへの非難はあるでしょうが、原作では、家族が、育ち盛りのチャーリーに自分の分を分けようとしても、チャーリーはそれを拒む優しさを持っている。だからこそ、家族もチャーリーを愛し、「いい子だよ」と言う。そして、チャーリーが拾ったお金を使ったのは、「飢えて飢えて」痩せこけて、どうしても食べ物が欲しかったからこそ。この辺が映画では描ききれておらず、残念だったなぁと思います。 ところで、拾ったお金。原作では「半クラウン銀貨」となってます。銀貨?コイン…だよね?映画は紙幣でしたね。わかりやすいように、かな?ま、小さいことですが。細かい違いと言えば、ウンパ・ルンパの歌。もちろん原作でも歌ってますが、ワンカさんの解説にちゃんと「ひっきりなしに歌をでっちあげる」と入ってます。映画ではオーガスタス(おデブちゃん)がパイプに吸い上げられた時、突然ウンパ・ルンパがオーガスタスの名前入りの歌を歌い出し、子ども達が「どうして名前入りなの?最初からこうなるってわかってたみたい!」と不審がります。あと、付添の大人。映画では一人だけになってますが、原作では一人または二人。なので、チャーリー以外の子ども達は両親そろって工場内に付き添ってきています。ま、これは台本の都合かな?他にも色々「あっちにはあってこっちにはない」箇所はありますが、キリがないので、興味のある方はぜひご自身でお確かめください。映像で見られて良かったと思うのは、インドのチョコレート城。はぁー、想像以上、降ってくるとこ(笑)これは大画面で観たかった!原作はイラスト含めてたった3ページなんですよ。余談ですが、ウチの子達、「チャーリーとチョコレート工場」を「チョコレート城」と呼び間違えます。そりゃゾロリだっての!そうそう、フィルムブックについてもちょこっと。大筋は原作をなぞってあるのですが、全然違うのは子ども達の名前。オーガスタス・グループ(食いしん坊のおデブ)はオーガスタス・ブクブトリー。ベルーカ・サルト(大金持ちのワガママ娘)はイボダラーケ・ショッパー。バイオレット・ボールガード(ガムかみ続け娘)はバイオレット・アゴストロング。マイク・テービー(テレビ狂)はマイク・テレヴィズキー。主人公チャーリー・バケットはチャーリー・バケツ…。それぞれの特徴を表したいのはわかりますが、これはサービス過剰ではなかろうかと。こういうお節介な遊び心は、個人的にあまり好きではありません(子どもも混乱しそうだし)。ダールさん(原作者)みたいな遊び心は好きなんだけどねぇ。チョコレート工場の秘密 著者:ロアルド・ダール 訳/田村隆一評論社 1972年9月発行↑こちらは原作・新装版…かな?↑これがフィルムブック(横向きダ)。柳瀬尚紀/訳
2006/11/16
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ある日くまが、悲しげに鏡をのぞいていた。どこに行くのにもクララと一緒だったくま。クララの一番のお気に入りのくま。だけど、すっかり古びてしまって、白かった毛はボロ靴下のよう。目は片方ゆるくなり、鼻も時々落っこちてしまう。その様子を見たソファーの上の動物達は、くまを笑います。「おんぼろぐま、クララはお前を捨てるだろう」そして次の日、とうとうクララはくまを置いて出かけてしまい…。以前ご紹介したミック・インクペンの「イラナイヨ」に似てますね。私、この本があるの、すっかり忘れてました(--;)いつ、どんな状況で購入したんだろ?謎です。ボロボロになって「いつ捨てられるだろう?」とおびえるくまちゃん。我が家にも、よく似た状態のぬいぐるみが一匹います。「ミルちゃん」と名付けられた、サル(たぶんワオキツネ)。結婚したばかりの頃購入したオルゴール入りで、よく息子の寝かしつけ係をしてくれたものです。それが今ではすっかり娘のもの。赤ん坊時代からぬいぐるみが大好きで、どこにでも連れ回した彼女、ミルちゃんもいつでもどこでも一緒。耳や手指はしゃぶりつくされ原形をとどめず、毛は抜け、オルゴールのネジも外れてしまってます。それでも手放さない。夜は布団に連れ込み、旅行にもお供させる。これ以上ボロボロなぬいぐるみを、私ゃ見たことないよ!(ばぁばが補修してくれたんだけどね、一応。でももうお手上げ★)当のぬいぐるみはどうなんでしょうね?愛されて喜んでるのか、はたまた、直しようのなくなった体に娘を恨んでいるのか?猫もそうですが、当然ぬいぐるみも答えてくれないので、これまた永遠の謎であります。いいのさ、ミルちゃんは嫁入り道具に突っ込むから(笑)ふるびたくま 著者:クレイ・カーミッシェル 訳/江國香織BL出版 1999年8月発行
2006/11/14
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昔、南極のペンギン村に、泳ぐのが大・大・大好きなペンギンがいました。その名もグングンオヨギくん。同じ頃北極のパングワン村にも、潜るのが大・大・大好きなパングワンがいました。名前はアッパレモグリくん。ある日、グングンオヨギくんの元へアッパレモグリくんから手紙が届きました。「北極は今、夏だよ。遊びにおいでよ」グングンオヨギくんは船を造って、さぁ出発!!無事北極にたどり着けるかな?以前ご紹介した「なかよしおばけ」シリーズの作者、デュケノワさんの絵本。ペンギンが南極から北極へ、友達を訪ねて旅に出ます。泳ぐんじゃないんだよ、船だって(笑)まぁ、北極は遠いものね。フランス人のデュケノワさんは、昔北極にいたペンギンによく似た鳥のことを「パングワン」と呼んでいます。訳者解説によると、最初は北半球の海にいた鳥を〈ペンギン〉と呼び、今から500年ほど前初めて南半球を航海した人達が、南にいたよく似た鳥も〈ペンギン〉と呼んだのが始まりとか。でも、今、〈ペンギン〉は南にしかいませんね。北の〈ペンギン〉は乱獲などにより、今から約150年前に絶滅。調査の結果、北と南の〈ペンギン〉は別の種類ということがわかり、日本では北の〈ペンギン〉は〈オオウミガラス〉と呼んでいるそうです。で、〈パングワン〉はデュケノワさんの国フランスでの呼び名。解説が長くなりました(^^;)そういう話を念頭に読むと、ただほのぼのした「かわいい話」ではなく、もしかしたらデュケノワさんが何か訴えたいのかな?なんて考えちゃったりもします。深読みし過ぎ?おばけシリーズのような笑いや、「もう、○○ってば」というオチはありませんが、「なかよし」がテーマなのはこちらも同じ。ほんわかした気分にしてくれる一冊です。ペンギン、ほっきょくへゆく著者:ジャック・デュケノワ 訳/おおさわあきらほるぷ出版 1995年4月発行
2006/11/11
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圭・祐也・水穂の3人は、ある事件をきっかけに少年少女探偵トリオを結成した大の仲良し。慎重派でおとなしい圭は、じっくり考える推理力を、大ざっぱで活動的な祐也は、どんな場面でも物怖じしない勇気を、そして紅一点・読書好きな水穂は、豊かな想像力と強い意志を。素人探偵としても名高い弁護士、森江の力を借り、3人は前の事件を無事、解決へと導いたのだった。ある連休、校外学習で田舎の活動センターに来ていた3人は、近くの山の斜面に古いお城のような建物を見つける。探検気分で出かけた3人だが、目的地は意外に遠く、そのうち辺りは暗くなり雨まで降り出した。帰り道もわからず、心細い3人組。そこへ…。通院の待ち時間用にと、図書館で探した『短時間で読めそうな』本。昨日の朝夕2ヶ所の病院で読み終わりました。表紙の絵でわかるかもしれませんが、子ども向けのミステリー。学研の「6年の学習」誌に半年間連載されたそうな。普段はどちらかと言えば本格推理とか探偵物とか読んでるので、それに比べれば「み…みすてりぃ?」というような話でした。犯人もオチも途中でわかっちゃいましたしね(^^;)でも、まぁ、6年生用だし…そういう目で見れば、子ども達がワクワク読んでくれればいいなぁ、と思わせる出来ではありました。(物足りないオトナは横溝かドイルでも読め・笑)ウチでは学研関連の本はとってませんが、息子のやってる通信講座にも読み物冊子が毎月あり、このテの話が載ってます。私も子どもの頃「科学」と「学習」とか、「小学○年生」とか買ったりしましたが、あれにも確かにあった・あった!……私、あの「読み物」、苦手だったなぁ。幼心に、どうも展開がお手軽過ぎる気がして。長文が苦手な息子は仕方なしに読んでる感じですが、他の子ども達ってどうなんでしょうね?ミステリーじゃなければ、私もこのくらいの学齢対象の話を作ってみたいなぁ…なんて思ったりもします(思うだけ★)。ネオ少年探偵 妖奇城の秘密 著者:芦辺拓 絵/藤田香学研 エンタティーン倶楽部 2004年6月発行
2006/11/09
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「チャーリーとチョコレート工場」の原作者、R・ダールの本。てっきり小説(童話)かと思って図書館で借りたら、違いました。なんていうんだろ?こういうのは。エッセイ?1月から12月まで、部屋の中の雑貨にまつわるエピソードや庭や森の動植物の話など、ダール自身の思い出も交えてあれこれと語られています。「チョコレート工場」などの作品ほどシャレやブラックユーモアは出てきませんが、ダールならではの観察眼で季節の移り変わりが描かれ、こういう環境から彼の作品が生まれたんだなぁというのがわかります。例えば2月。カササギとモグラについて。モグラって巣穴(塚)は2回くらい見たことありますが、実物が顔を出してる姿ってお目にかかったことないんですよね。そのモグラが、1時間で1メートル近く穴を掘ることや、みんな一人暮らしで一匹につき100メートル近い専用トンネルを持ってる話なんかが書かれてる。100メートル!!10匹で1000メートル=1km分まぁ直線でそんなに伸びてる訳じゃないだろうけど、どこにそんなに埋まってるんだろ?また、例えば4月。カッコウの托卵。カッコウの親がよその鳥の巣に卵を置き去りにし、産まれたヒナはそのうち巣の本来のヒナを突き落としてしまうのは有名な話。それをさらにわかりやすく?、カッコウのヒナを凶悪な殺戮者(鳥)として解説してくれてます。ダールさん、どうもカッコウはお嫌いみたい?!そして、もうすぐやって来る12月=クリスマス幼き日のダールさんは、冒険好きのイタズラっ子だったようです。今どきこんなイタズラ…考える子もいないかも?親としては安心だけど、昔子どもだった自分からすれば今の子ども達って物足りないというか気の毒というか…。時代の流れも感じさせられる、古き良き日を味わえる一冊です。本日これからダンナの実家に行ってきます。一泊二日で明日は帰宅が遅くなると思うので、たぶんメールからの日記更新のみでコメント等はできないかと…。皆さんのところにはまた月曜に伺いますねー一年中ワクワクしてた 著者:ロアルド・ダール 絵/クェンティン・ブレイク 訳/久山太市評論社 児童図書館・文学の部屋 2000年9月発行
2006/11/04
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なかよしおばけのアンリ・ジョルジュ・リュシーにエドワール。いつも一緒に仲良く暮らしています。だけど、この頃アンリは次々と病気になったり、ケガをしたり。ある晩遠足に行くと、突然アンリがすたすた歩き出して…。先日ご紹介したおばけの絵本のシリーズ。図書館で娘が片っ端から借りています。今回は4人のうち一人が病気になっちゃう?!おばけの病気って一体どんなのでしょう(^^;)ヂュケノワさんのおばけの面白いところは、食べた(飲んだ)物が体に影響するところ。ほら、おばけって体が白いでしょ?だから、カレーを食べればカレー色、トマトを食べればトマト色、お薬だってカプセルを飲めばカプセル模様になり、つぶつぶ粉薬を飲んだら全身ツブツブだらけ!アニメでは、模様や色に飽きたらそこに牛乳を飲んで、元の白い体に戻ってました。さて、アンリ。遠足の最中に急に動かなくなってしまう。で、病院に運ばれます(表紙はアンリをのぞき込む病院の先生達ね)。アンリの体の異変の原因は?病気は無事治るのかな?おばけのシリーズは、最後にちゃんとオチ?も用意してあります♪おばけ びょうきになる 著者:ジャック・デュケノワ 訳/おおさわあきらほるぷ出版 1999年8月発行
2006/10/29
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広い広い地面の上を、こぶたが一匹歩いている。お母さんを亡くしてさみしいけれど、「さみしい」がまだよくわからない程幼いこぶた。どこに行くのかも知らず、とことこと。ひらり、ちょうちょがこぶたの耳に止まり、「人間がまた戦争をしているよ。」そんな話をして、ちょうちょは空に消えていった。ひとりになったこぶたはまた歩き出す。空ではお日さまが笑っている。そのうちこぶたは海辺にたどり着く。お日さまはなく、空には白いお月さま。 おかあさんは海の向こうにいるのかなぁ…。ウチの娘はね、“こぶた”なんです(^^;)いえいえ、太ってるという程じゃないんですけどね、少々丸くって、自分のことを“こぶた”って自己申告さえするんです。(決して“ブタ”ではありません、“こぶた”ね♪)で、図書館でこの絵本を見つけて、ついスルーできなくなりました。とことこ歩くこぶた、ひとりでどこへ行くのかな?遠くどこかでは戦争をしているけれど、こぶたが出会ったもの達はみんなとってもあたたかい。魚や雨 の声を聞きながら、海を渡ったこぶたの着いたところは-。イラストは大好きな黒井健さん。色鉛筆かな、パステルかな?この人の絵は、ふわっとかほわっとかいう表現がよく合います。こぶたもちょうちょも、なんだかやわらかそう。触ってなでたくなっちゃいます(^_^)こぶた、かわいいねうみをわたったこぶた 著者:文/木崎さと子 絵/黒井健岩崎書店 2004年4月発行
2006/10/24
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