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いろんな言い訳で着飾って仕方ないと笑っていた
傷付くよりはまだその方がいいように思えて
夏の風が 君をどこか 遠くへと奪っていく
言い出せずにいた想いを…ねぇ届けなくちゃ
君を失いたくないんだ
君に今 会いたいんだ
会いに行くよ
たとえ どんな痛みが、ほら 押し寄せても
鱗のように
身に纏っものは捨てて泳いでいけ
君のもとへ 君のもとへ
…それでいいはずなんだ
『鱗』
切ない恋心って、
ずっと続くものだと思ってた。
それがどこから来るかなんて
考えることもせず
何が「恋しい」なのかも
わからないまま、
自分の中で何かが
「好き」だって、反応してた。
その理由を、
知る必要なんてないんだと
ずっと思ってた。
なんでこんな根拠のないものを
信じることができたんだろう?
心は、どこに、ありますか?
頭で考えてもわからない気持ちは、
じゃあ どこから 生まれていますか?
目に見える形で、教えてほしい。
手に触れるもので、確かめさせてほしい。
だけどきっと
写真に収めても
留守録に残しても
きっと心からの納得はできないんだ。
形のない、心が決めていることだから。