2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全4件 (4件中 1-4件目)
1

ヤンキースにポスティング移籍した井川慶が、慌しいオフを過ごしている。地元・茨城の野球教室で中学生に痛打されたり、後見人に「金髪の彼女を作れ」と言われたり、将棋親善大使に選ばれてみたり……。そんな中、彼の通訳が決まったらしい。その名も、渡辺弓太郎。「……誰?」とか言うなかれ。父親はなんと、あの元関脇・高見山(東関親方)!そう、高砂部屋入門当時、ちゃんこにケチャップをかけて食べていた、あのジェシーである。ニバ~イ、ニバ~イ。弓太郎氏は、2003年からヤンキースタジアムの球場運営部で勤務していた。過去には、長野五輪に裏方として参加したこともあるらしい。特徴的なのは、その巨漢ぶり。大食漢で知られる井川が186センチ96キロ。それに対し、弓太郎氏はなんと、193センチ112キロ!実績、体格ともに頼もしい。しかし、弓太郎氏の存在より頼もしいのは、井川のメンタルではなかろうか。井川と英語といえば、思い出すのはあの前代未聞だった入団会見――。壇上で促され……、手元のカンペを広げて「ヨシッ!」と一言。そして……。「センキュー」「アイ・アム・ケイ・イガワ」「トゥデイ、マイ・ライフロングドリーム・ ビケイム・ア・リアリティ」(ひと呼吸置いて)「トゥー・ビー・ア・メジャーリーグ・ ベースボール・プレイヤー」(会場)??!!!驚愕した。目線はカンペに集中! 発音は全てカタカナ英語!巻き舌なし! 下唇も軽く噛まない! いわゆる「棒読み」だ―――――ッ!「井川、教科書の52ページ読んでみろ」から始まるベタな学園ドラマの1シーンか。なんと、発音どころか、カンペに書いてある文字までカタカナだ!途中の(ひと呼吸置いて)まで指示してある。どれだけ親切なカンペなのか。 「……ザ・チャンピオンシップ・フォー・ ディス・グレート・シティー、ニューヨーク。 センキュー!」(言ってやった!)そんな表情を浮かべる井川。このスピーチに、ESPNの記事は……。“Yanks' Igawa throws first MLB changeup, talks in English”(ヤンキース井川、移籍後初のチェンジアップは英会話で)CBSのコメンテーターも……。「凄いわ。たった2日間の練習で英語を話せるようになるなんて」「スタインブレナーの発音もちゃんとできていたよ」これまで、メジャーの入団会見で英語を披露したケースは、今回が初めてではない。1997年、長谷川滋利(エンゼルス)。2002年、田口壮(カージナルス)。2002年、石井一久(ドジャース)。2003年、大塚晶文(パドレス)。2004年、高津臣吾(ホワイトソックス)。2006年、城島健司(マリナーズ)。コツコツと英会話を習い、その成果を存分に発揮した者、拙いながらも、短い文章の中にユニークな表現を盛り込んだ者、タイプは大まかに2パターンあったわけだが……。今回は、そのどちらでもなかった。英会話の練習はたったの2日。拙く、長く、ジョークなし。自ら認める「まずかった」入団会見……。しかし、翻って図太いとも思う。投手には必要な才能ではないか。特に、異国でプレーしようという者には。かつて、トレイ・ムーアと2人でよくお好み焼きを食べに行っていたという井川。その時は、なぜか意思疎通ができていたという。ふと、思い出した。昨秋、凱旋門賞でフランスに行った時、タクシーの運転手に知り合いが言い放った台詞を。「ゴー・バック・ロンシャン、シルブプレ! わかったか?」英仏日、もう滅茶苦茶である。それでも、タクシーは競馬場に戻ってしまうのだ。井川も彼のように言葉の壁をあっさりと乗り越えてしまう人種なのかもしれない。さて、最後に素朴な疑問。最近、茨城出身の井川は、捏造問題で騒がれている納豆について、やはり心を痛めているのだろうか?茨城県知事「納豆は好き?」井川「嫌いです」ハイ、ありがとうございました。Please crick here !!
2007.01.26

今回は、遥か北欧の地で生まれた、こんな伝説をお届けしよう。1951年のことである。読売が初めて日本一を勝ち取り、力道山がプロレスデビューしたこの年、スウェーデンで自転車のロードレースが開催された。“Tour of Sweden”この大会は、あまりの過酷さに通称「殺人レース」と呼ばれていた。なにしろ、総距離、なんと1000マイル(1600キロ)!東京~沖縄を縦断してしまうほどの距離を走破しなければならない。それだけに! 生半可な体力、精神力では参加不可能ッ!ところがその年、観衆は思いもよらない光景を目の当たりにすることとなる。なんと! スタート直後に何者かがレースに乱入ッ!物凄い勢いで先頭に踊り出るとッ!そのまま独走――――――――――ッ!誰もがその目を疑った。ママチャリ!普段着!長~~~い口髭!その姿はレオナルド・ダ・ヴィンチか、或いは『アルプスの少女ハイジ』のおんじか。とにかく、お爺ちゃんがママチャリに乗って爆走しているのだ。しかも、買い物に行くわけではない。1000マイルを走り切るつもりで。男の名は、グスタフ・ハカンソン。御年66歳。観衆の目は、彼に釘付けとなった。はたして、この無謀な挑戦がどこまで続くのか?レース中盤……、ペースは衰えない。レース後半……、ペースはなおも衰えない。遂にはゴールまで……、まさか、まさか……。結果は、世にも奇妙なポール・トゥ・ウィン!公式の選手がゴールに辿り着いたのは、彼の1日も後だというから、その健脚ぶりは凄まじい。それにしても、ハカンソンの目的は何だったのか?それは、レースの面目を丸潰れにすること。実は彼、もともとは公式の選手としてエントリーしようとしていたのだ。しかし、大会前の健康診断で「年寄りだから」と出場を取り消され、ムカついていたというわけ。飛び入り~優勝は、まさに意地と執念の賜物だった。・・・とはいっても、やはり信じ難い。まさか66歳がここまで頑張れるなんて。王貞治、張本勲、板東英二、大鵬幸喜、ペレ、ジャック・ニクラウス。皆、現在66歳。ママチャリで1000マイル? 嘘だろう?この大会以来、ハカンソンはこう呼ばれた。“Stalfarfar”(=スーパーお爺ちゃん)、と。彼は1987年、102歳で生涯を閉じた。☆☆☆ところで、スウェーデンというのはお年寄りが元気な国なのだろうか?というのも、五輪史上最年長メダリストもスウェディッシュだからだ。オスカー・スパーン。彼は1920年のアントワープ大会、射撃のランニング・ディアに団体で出場し、72歳280日で銀メダルを獲得している。因みに、最年長金メダリストも彼で、1912年ストックホルム大会の同競技で優勝している。Please crick here !!
2007.01.19

Q「鉄人」と聞いて誰を思い浮かべますか?さァ、考えて。・・・(時計の秒針音)・・イヤ、違うって。「誰だ?」って尋ねてんだから、リモコンで動くような巨大ロボはダメだろう。・・・(時計の秒針音)・・イヤイヤ、料理を作るのも違うんじゃないか?“私の記憶が確かならば”この日記でグルメの話は出ないだろう。・・・(時計の秒針音)・・ハイ、そこまで。さて、誰を思い浮かべただろうか?さっそく、候補者を挙げていってみよう。う~~~~~ん、……ルー・テーズ?いきなりマイナー路線、キタ――(゚∀゚)――!!なんてツッコミが聞こえてきそうだ……。20世紀最強の呼び声高いレスラー。う~~~~~ん、……リカルド・パトレーゼ?またマイナー路線かィィイイィ!なんてツッコミが聞こえてきそうだ……。F1において通算256戦出走の最多記録を持つ。う~~~~~ん、……室伏親子?「アジアの鉄人」と称された父親・重信とその遺伝子を受け継ぐ息子・広治。ハンマーを投げ続けて幾年……。う~~~~~ん、……佐々木竹見?知る人ぞ知る、地方競馬の鉄人。通算騎乗回数39092! 通算勝利数7153!う~~~~~ん、……寺尾常史(現・錣山親方)?「3兄弟といえば、亀田より井筒!」きっとそんな人は彼を連想するだろう。角界の鉄人は、中日の井上一樹と親戚関係にある。う~~~~~ん、……衣笠祥雄?2215試合連続出場の元世界記録保持者。国民栄誉賞を受賞したプロ野球選手は、彼と王貞治だけである。う~~~~~ん、……金本知憲?アニキィイィイィィィイイィ!昨年4月、904試合連続フルイニング出場の世界新記録。最も票が集まりそうなのは、この男か?否。ちょっと待て。やはり、時事的なことを考えると、最多得票はこの人かもしれない。今月9日、MLBの野球殿堂入りを果たした、カル・リプケン・ジュニア。通算3184安打、431本塁打。新人王にMVP受賞2度。ゴールドグラブ賞も2度獲得している。そして何よりオリオールズ一筋21年、衣笠をも超える2632試合連続出場の世界記録!遊撃手としての記録樹立だけに、評価はとにかく高い。そのことが、今回は数字で証明された。殿堂入りは、全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者による投票で決められる。合格ラインは投票総数545のうち、75%(409票)以上を得るのが条件なのだが……。リプケンの場合はというと、98.5%(537票)!これはトム・シーバー、ノーラン・ライアンに次いで史上3番目、野手としては最高の得票率である。つまり。あのベーブ・ルースより上ということ!※ ルース(95.1%):リプケン(98.5%)月並みな感想だが、凄ェ。まァ、一緒に受賞した、トニー・グウィンの腹も凄かったが。☆☆☆どうでもいい情報なのだが、実はリプケンとボブ・ホーナーはドラフトの同期である。ホーナーが全米1位、リプケンは2巡目の指名だった。ついでに、もう1つ。今回、実は惜しくも殿堂入りを逃した人物もまた、日本プロ野球に関わりのある選手だった。元ダイエーのリッチ・ゴセージ。ヤンキースなどで抑えとして活躍した実績を持つ彼は、記者の投票で71.2%の支持を集めている。票にして、あと21票届かなかった。……意外なところに思わぬ名前。Please crick here !!
2007.01.12

西暦2007年である。宇宙世紀になるまで、あとどれくらいだ。とりあえず、新年1発目ということで、年賀状など。今年も宜しくであります(ケロロ風)!ということで、ここからが本題。イチロー特番『イチ流』を見た。年イチの恒例となっているこの番組、テレ朝が権利的にMLB映像を1分しか使えないために、いろいろとバラエティ的要素を組み込んだ作りとなっている。ゴルフ、ボウリング、ユンケルの目利きと来て、今回は人生初のカジノだそうだ。舞台はラスベガスの超高級ホテル、ヴェネチアン。そして、掛け金は全て自腹とのこと。あまりギャンブルのイメージがないイチローだが、一体どのような戦いを見せるのか。登場はなんと、銀髪。ふと、オリックス入団当初の茶髪を思い出した。さァ、いざ勝負!Round1「ブラックジャック」ギャンブルには、人間の性質が出る。はたして、イチローはというと……。とても堅実な印象を受けた。とにかく、ドボンしないように戦う。自分の手が15とか16でも、ディーラーが22以上になれば勝ちとなる。しかし、堅実だけでは勝てないのがギャンブル。1000$あった持ち金はみるみる減っていき……、マイナスのまま最後の勝負に。イチローはここで一発逆転を狙っていく。全額ベット。勝てば、一気に+500$。そして、奇蹟が起きた。ブラックジャック!マジでか。どの星の下に生まれてきたんだ?流石はスーパースター。凄い引きの強さだ。Round2「ルーレット」ここでも、イチローは堅実な戦法。確率と配当のバランスを重視した、9倍中心の賭け方。ただ、このラウンドでは資金に余裕があるためか、0と00の18倍にも賭け続けていく。すると、またも奇蹟が。00ゲット!だから、どの星の下だ?生まれの不幸を呪わなければならないガルマ・ザビとは正反対の男だ。そして、更に資金を膨らませたイチローは、最後に36倍を狙っていく。ここで少し親近感が湧いた。イチローも、やはり背番号で験を担ぐのだ。馬券、銭湯や居酒屋の下駄箱、鍵つきの傘立て……、我々も好きな選手の背番号で番号を選ぶでしょう?イチローが賭けたのは、この5つ。31 ⇒ グレッグ・マダックス 24 ⇒ ケン・グリフィー・ジュニア(SEA時代)25 ⇒ バリー・ボンズ22 ⇒ 佐々木主浩29 ⇒ ブレット・ブーン(カジノ好き)……結果は3。アレ、他力本願だったからか?それでも、持ち金は当初よりも倍増。カジノに行っても稼ぐのか、この男は。因みに、番組では野球についても取り上げていた。特に興味深かったのは、守備の話だ。6年連続ゴールドグラブ賞のイチロー、キャッチの瞬間にコツがあるのだという。普通の外野手は飛球を確実に捕球するため、最後までボールから目を離さないで捕ることを心掛ける。しかし、イチローの場合は全くの逆。なんと、意識的に目を離して捕るようにしているのだ。その究極形が背面キャッチ。あれも練習なんだとか。85へえ。……古いか。そして、今最も気になる野球選手は、ハンカチ王子という情報。立ち振る舞いが気に入ったとか。補足トリビアとして、実は自分も愛工大名電時代、ポケットに入れていたらしい。但し、ハンカチではなくハンドタオルを。(上乗せ込みで)87へえ。……だから古いって。☆☆☆おまけ。あァ、今年も親バカだ。Please crick here !!
2007.01.07
全4件 (4件中 1-4件目)
1