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なんたって 、「市川染五郎丈と片岡愛之助丈が男同士の恋に落ちる。」んですよっっ。
歌舞伎で、男同士の愛って結構あるのだが、それをメインテーマにした作品は、あんまり上演されていない。今回は、 二人のラブラブぶりがとにかく見どころ
大川家に仕える大川友右衛門(市川染五郎)は江戸の浅草寺で印南数馬(片岡愛之助)はそれぞれの伴の喧嘩を仲裁するという形で出会う。一目見た瞬間から惹かれあう二人。友右衛門は数馬が細川家に仕える小姓であることをつきとめ、大川家を離れ、細川家に下働きとして仕えるようになる。 再開した二人は情けを交わし、また数馬の父のかたき討ちしようと義兄弟の契りを交わす。
かたき討ちを果たせるのか?そして二人の愛はどうなるのか?
一介の武士がその身分を捨てて、下働きに身をやつすっていうところが、尋常ならざる愛の深さを物語っています。二人が初めて合う場面というのが杜若咲き誇る浅草寺。 見つめあう目と目。語る瞳の色っぽさ
。市川染五郎丈はとても色っぽい役者ですが、そんな彼でもここまで熱い視線を送ったことがあっただろうか?と思わせるセクシーさです。そしてそれに答える愛之助丈は送られた杜若を愛おしそうに捧げ持ち、幸せな笑みを浮かべるという。。。
二人を見ているとどこにでもいる普遍的な美しいカップル。 男だからとか関係なく、美しい二人としての存在がそこにあります。
今回、初見なのですが、 ラブシーンが進化 したとのこと
。
これすごいです
。
シルエット越しに見せる、ラブシーンは 歌舞伎でここまでやっていいの
?とこちらが驚くほど。個人的には男性の帯解きクルクルって可愛くって笑っちゃうんですが、数馬じゃなくて、友右衛門がクルクルされちゃっているところがツボ。
それから、 数馬に横恋慕する、腰元あざみ(市川春猿)というのがやってくれちゃいます。
お寺であった小姓と結ばれる美しい娘=八百屋お七=私(あざみ)という妄想がふくらみ、振り切った行動に出ます。これ、数馬にとっては、甚だ迷惑なんですが、迷惑を顧みない乙女(ストーカーともいう)の役をやらせると春猿嬢(丈ではなく、嬢ね)はぴたっとはまりますね。
お嬢と言えば、中村芝のぶ嬢
は好きでもない男と結ばれた上にその夫に暴力をふるわれるという幸薄い美人妻。久しぶりに大きいお役で彼女?の見どころも満載でうれしい限り。 「成駒屋」なんて声がかかると、なんだか胸が熱くなります
。相変わらずかわいいなぁ。女にしか見えないなぁ。
ここまで、歌舞伎でやっていいの?と書きましたが、 ここまで出来る、歌舞伎の可能性を感じることができる公演でもあった。
このお話は歌舞伎だから説得力を持つわけだし、歌舞伎らしいトピックを新しい手法で見せるというのが歌舞伎を進化の一つの方向性なのだろう。松竹さん、楽しみに待ってますよ。
漫画の染模様恩愛御書はこちら→
映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。
http://mini-theater.com/