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歌舞伎座閉場式から約3週間。お芝居のお手伝いなんかもあってGWが過ぎ。。。燃え尽き、すっかり腑抜けてしまいました。歌舞伎座の後、お芝居は見ていたけれど、レビューを書く気になれなかった。単純に腑抜けいていたからですが。本日からまた書き始めます。はい。新橋演舞場花形歌舞伎昼の部そう歌舞伎は新橋演舞場で新橋演舞場もちろん何度も来ているんですがね。 こんなところに看板設置しちゃうんですね。新鮮だけど、せめて看板は歌舞伎座のようにしていただきたい。よろしくお願いします。松竹さん。 寺子屋は先月、歌舞伎座で上演された演目で御名残公演にふさわしく「これでもかっ」と幹部てんこ盛り状態で思わずひれ伏してしまいましたが、今回の顔触れはなんともフレッシュ。いい意味で。完成系の舞台を見るのも良いのですが、若手が役に追いつこうとする姿も素敵。 今回は海老蔵丈の松王丸の意地悪そうな隈どりにやられた。似合いすぎです、海老蔵丈。あの隈どりをすると本当にこわもてなんだけど、子どもの死にざまを聞かされめそめそ泣きだす(途中ワンワン泣きますが)時の女々しさがキュートでキュンキュンきちゃいます。また、その妻、千代の勘太郎丈の死んでしまった子と忠義の狭間でゆれる母心をひたむきに演じる姿にぐっときます。うまさで言ったら、やっぱり先月が上だけど、頑張る姿って演劇を見る一つの楽しみ。爽やかな寺子屋だったな。こんなに陰惨な話なのに、爽やかっていうのもなんですが。 そして、この陰惨な話の中で一つ、おいしいお役というのが、涎くりですね。小さい子供に交じって、はしゃぎまくって、菅秀才にたしなめられたり、松王丸の菅秀才チェックでビビって親父様に抱いたり滑稽な役柄を市川猿弥丈が好演。設定15歳ですが、とにかく滑稽。先月の高麗蔵丈があまりにノーブルでつっこめない感じだったのですが、全方位的にツッコミどころ満載。涎くりはこうじゃなきゃね。 それから昼の部最後の演目「お祭り」。これだけでも、見たい一本。 染五郎丈の鳶頭染吉が恐ろしく色っぽくて素敵素敵。一緒に踊る高麗屋の錦成丈のまだ男になっていない、少年らしさと比較するから、余計にその艶やかさが引き立つ。錦成丈はまだ14歳。それにしても手足の長さは現代っ子ですね。帰りがけに、やっぱり歌舞伎座に足が向いてしまう。そしてまた悲しくなってしまった。 市川海老蔵丈と石川五右衛門を作った作者の海老蔵丈面白エピソードはこちらから→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年05月23日
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閉場式は入り口からして、かなりの混雑。観客の悲しみという一言では片付けられない。それよりは、もっともっと、濃く、深い熱気に包まれている。そう、今日はお葬式じゃなくて、お祭り。みんなで歌舞伎座を崇め奉るお祭り。そんな恐ろしいまでの高揚感が広がっている。 松竹会長挨拶からスタート。なんと、会長にも声がかかる。大向こうさん、テンション高すぎ。さすが、松竹の社長は心得ているもので、さっくりあいさつは終わり、幹部の舞踊、「都風流」へ。 「都風流」 田舎の墨絵というシンプルな背景。セリから、幹部8人が登場。ため息がどよめいている。上手から団十郎丈、勘三郎丈、吉右衛門丈、菊五郎丈、幸四郎丈、仁左衛門丈、三津五郎丈、梅玉丈が登場。ノーメークの素踊り。このメンバーの素顔を一度に拝めるだけで、正気ではいられない。すごい、すごすぎる。成田屋と松嶋屋が連舞を始めた瞬間に心拍数ピーク。この取り合わせ、このままガラスケースにいれて保存したい。続く、吉右衛門丈と幸四郎丈が一瞬だけど連舞するシーン。そうだ、この二人兄弟だったね~。あまりにも二人もビック過ぎてすっかり忘れていました。チャーミングな勘三郎丈、軽やかな三津五郎丈とこんなにも贅沢な素踊りがあっただろうか。松坂牛に大間のマグロ、マツタケ、ふぐ、すっぽん、トリュフ、フォアグラの飛び切りのいいとこ、素のまま丸かじりの気分。もうちょっとでも満腹満腹。 しかし、閉場式はそれだけじゃあ、終わらない。なんと奇跡の五人道成寺!白拍子五人って。。。踊り子多すぎじゃない?EXILEみたい。。。まずは、聞いたか坊主登場。飾り気のない坊主姿の美しさ。当代切っての若手イケメンの初々しさ、爽やかさ。私、イチオシの種太郎君がトップで「聞いたか、聞いたか」やっている、相変わらず、イケメンだ。第一の花子は福助丈。のっけから、セクシー。最初から、濃縮還元200%の女エッセンスをたっぷりといただきます。すっぽんから登場は、待ってましたの大和屋、玉三郎嬢。還暦迎えたってお嬢様。すっぽんから現れるだけあって、怪しいこと、この上なし。ここからは順に時蔵丈、芝雀丈、魁春丈が次々と登場。舞台は5人の花子が入れ替わり立ち代り。個人的見所は玉三郎嬢と福助丈の連舞。コンビネーションの妙。エロい。怖い。そして、美しい。女の美しさってエロさと怖さだよなぁということを具現化する二大女形。もう、女エッセンス全開で、女の私でも鼻血出そうです。この世のものとは思えない。夢なら覚めないで欲しいくらいの別天地。この場に存在できる、幸せをかみ締める瞬間でした。今後この二人の二人道成寺なんてありえるのかしら。松竹さんぜひ、企画をしてください。いくら払ってでも見に行きます。 鐘に上ったトップ女形5人。贅沢の極み。鐘がいくら大きくっても、5人乗るようにはできていないよね。。。過剰なボリューム感のまま、道成寺終了。 口上は上手から坂田藤十郎丈、中村芝かん丈、中村富十郎丈。芝かん丈は「歌舞伎座はわが道」と表現した上で「寂しいような、(新しい歌舞伎座ができる)喜びと悲しみがごっちゃになっています」おっしゃっていた。歌舞伎座には色々な思い出があるけれど、歌舞伎はなくならない。どんどんこれからも進化していく。そんなこれからに期待している気持ちがあって、しんみりするよりも、希望に満ちた口上になった。休憩中、歌舞伎座を彩った、数々の名優を映像で紹介。映像に掛け声がかかる。不思議だ。昭和の名優が平成につながっている。 人は変わっても、成田屋は成田屋のイメージ。音羽屋は音羽屋のイメージが、連綿と伝わっている。このイメージの継承こそが、歌舞伎のすごさ。きっと100年たっても続いていくに違いない。そして、歌舞伎役者の200人揃ってのご挨拶。ひな壇は5段。名題さんまで勢ぞろい。幹部から若手まで。その光景は鳥肌が立つほど圧巻。とにかく全神経を視覚に集中。猿之助丈を発見して涙。2段上におもだか屋の面々も揃っている。最上段に中村芝のぶ丈発見。菊五郎丈がなんであんなに端っこだったんだろう?亀治郎丈と海老蔵丈が隣だ。冷静に人間関係ウォッチング。そして、手締め。本当にこれで最後だ。最後で始まりだ。思い残すことなく写真に収める。揚幕や座席や定式幕にありがとうを言う。本当にありがとう。ご飯を食べて、もう一度歌舞伎座に戻ると多くのファンが歌舞伎座最後の日のカウントダウンをしていた。この人たちが歌舞伎を支える。これからの歌舞伎が楽しみだ。そして歌舞伎座の明かりが消えた。怨念のこもった玉三郎嬢の道成寺はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年05月05日
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ついにこの日が来てしまいました。歌舞伎座閉場式の日。残りは今日一日限り甘栗屋さんは今日を持ってこちらも閉店。だけど、焼けるそばから売れていく。あっという間に売り切れ。そして、もちろんめで鯛焼きも即完売。もうみんなが「最後に歌舞伎座でやっておくこと」っていうリストがあるんだろうな。皆さんの完璧なまでの段取りに感服いたしました。とりあえず、閉場式プログラムを手に入れただけで満足。これ以上は望まない。でも、なんかちょっとは記念もの買っちゃう?ってことで、買いました閉場式記念チョコレート。1000円なり。ひゃー。さみしいし、悲しいけれど、この場に立ち会えるということはラッキー。最後まで楽しんできます。あーそれにしても、すごい人だね。これが、歌舞伎を愛して、支えてきた力なんだね。恐るべき愛すべき観客パワー。公演の内容は少々お待ちください。歌舞伎の語りべ、渡辺保さんの歌舞伎座のお話はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年05月02日
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もう1年以上さよなら公演が続くと、このままずっと終わりがないかと思えた、歌舞伎座もついについに最後。100日を切った位から、心につかえができたような気がしていたのだが、残す日にちも あと3日(閉場式までカウントダウンするんですね)。四月興業はメディアが取り上げ始めたこともあって、連日入口付近は黒山の人だかり。写真を取る人であふれかえっていました。「最後だから、歌舞伎座で歌舞伎を見たい」という人もたくさんいたし、歌舞伎の注目度も上がったのかなとも思っていたのですが。「ど~うしても、一ファンとして歌舞伎座を見届けたい」ということで、千秋楽の第三部行ってまいりました。三部のメインは何と言っても「助六由縁江戸櫻」。あまりにも有名なこの演目。見どころは数あれど、まずは仲之町の夢のような花魁たちのうつくしさ。揚巻登場の前に傾城アイドル5人組が登場するのだが、中でも、尾上松也丈の美しさは絶品、素顔もジャニーズ並みのイケメンさんだが、傾城の美しさにクラっとします。ガラスケースに入れておきたい傾城さん。相当にハイレベル。そのハイレベルアイドル達をバックに登場するのが、待ってましたの大和屋、坂東玉三郎嬢(丈というよりも嬢表記が正しい)。登場の花魁道中を見ながら、「マジ、禿(うしろにいるお付きの小さい女の子)になりたい。」と真剣に思ってしまう、大人げない、30代。。。玉三郎嬢の揚巻を見ていると、ふわふわとした雲の上を歩いているかのような、現実感のない世界にいる感じ。背中に背負った伊勢海老といい、美しいけど、なんだか分からないファンタジー。「揚巻 in 江戸ワンダーランド」。こっちも3Dです。。。「この人に惚れない女はいない」と思わせる花川戸助六の團十郎丈はもうこの人のあて書きのようなハマり方。実際には二代目團十郎のあて書きだったにもかかわらず、十代超えてもまだ、そのキャラクターがはまるって驚異的。300年アイドルやり続けてます。助六を片岡仁左衛門丈が演じることがあるけど、東の人間的には、助六はやっぱり、團十郎丈じゃないとしっくりこない、はんなり色男じゃなくて、ごっつい荒々しいかっこよさ。そして、御名残の雰囲気を作ってくれたのは通人里暁を演じる中村勘三郎丈。本当にこの人が出てくるだけで笑えます。今日は助六、團十郎丈との思い出エピソード披露「一緒にNYに行った時に、トラベラーズチェックしか持ってなくて、お兄さん両替することになったんだけど、その時に「センドラープリーズ、センドラープリーズ」って言っていたけれど。。。センは日本語!」助六お茶目~そして最後はきっちりと締める。「この歌舞伎座には夢や思い出が一杯詰まってるから、なくなっちゃうのは寂しいんだよそうなんだよねぇ。でもさ、また新しい歌舞伎座で、夢ぇ見せてもらいましょうよ」もっとも歌舞伎座がなくなるのは悲しいはずなのに、未来の歌舞伎を楽しみにしている勘三郎丈の言葉に胸が詰まる。今月の御名残公演3部見て、歌舞伎は人だ。と思った。歌舞伎座という器の中にたくさんの思いが込められて、熟成していったもんだから、この器がなくなるのは悲しい。けれど、そんなことよりも、演じている役者や、それを本当に熱心に追いかける観客というソフトの強さのほうが、歌舞伎を支える力なんだということが分かった。歌舞伎座がなくなることで、歌舞伎を取り巻く人々が熱い気持ちを寄せ合った御名残興業。最初は「くそーなんだよ、意味なくチケット値上がりして~」と思っていたけれど、今年の三月、四月はとにかくなくなるその日まで、そこで演じられる歌舞伎を見届けたいと思った。そういう熱気が続いていた。来月は新橋演舞場、そして6月はコクーン歌舞伎と続く。そう歌舞伎はこれからも進化していくのだ。 助六に吸い口たばこを渡して見たいと妄想している方はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年05月01日
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歌舞伎座の御名残公演も最後。色々な思いを含め。歌舞伎座公演最後の日です。でもね、電光表示板を見るとあと3日。閉場式もカウントに入っているってこと?でも、閉場式の日があと1日になるというのは。。。どういう数え方なのだろうか?とにかく、人がぐしゃ~と。警備員さん、「歩道で立ち止まらないでください~」の言葉が殺気立っている。もうみんなが写真撮りまくりで、周りが見れない状況なんですね。でも今日だけは許して。今日だけだから。。。あれ?扇千景さん通った?そんな中、甘栗屋さんは黙々と営業中。この甘栗屋さんもなくなっちゃうんだよね。今日の朝ズバッ情報ですが、この甘栗屋さん、東大で演劇をやってらした方だとか。千秋楽。そして千秋楽。嫌でも思い知らされる。さぁ、入りますよ観劇レビューしばしお待ちを篠山紀信さんと玉三郎丈の歌舞伎座はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。http://mini-theater.com/
2010年04月29日
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歌舞伎座も今月で終わりということで。。。とにかく盛り上がってます。が、歌舞伎座から徒歩3分の場所も歌舞伎公演です。しかも、仮名手本忠臣蔵と四谷怪談の二つをミックスした「猿之助四十八撰の内 四谷怪談忠臣蔵 仮名鑑双繪草子(かなでほんにまいえぞうし)」です。通しでやったら、丸二日かかるこの大河的ドラマがなんと3時間半。市川右近丈は今回新田義貞の霊、暁星五郎、直助権兵衛、天川屋義平と四役を演じ、宙乗りあり、早変わりあり、本水の立ち廻りありと、見どころ満載である。今回は、塩冶判官を慕うたくさんの人たちがかたき討ちに向かって、心を砕いていく一方で、塩冶の家来だった民谷伊右衛門が、あっさり寝返って高師直側に着く大悪党だというコントラストが肝。みんながみんな塩冶を応援していたわけではなく、その裏にはやっぱり、悪者がいる。悪者がいるからこそ、良い者たちが最後には本懐を遂げる心意気がくっきりと浮かびあがる。といいながら個人的見どころはハプニング(すいません)。塩冶判官(市川笑也)が高師直を切りつけ、なおも追いかけるいう有名なシーン。ここで勢いよく下手から幕が引かれて場が転換するのだが、幕が3分の1位まで来たところでからまって幕が動かない。え?幕が閉まらない???観客含めて一同固まる。SHOW MUST GO ON! 必死なのは幕を引こうとする、裏方さんと。。。高師直を追いかけるシーンを続ける笑也丈。。。幕が引かれたと思って、ふすまを勢いよく開けて転換準備を始めようとした裏方さん達の驚いた顔。。。そして次の瞬間にパタンとふすまが閉まるゴクリ。。。ど、どうなるの???20秒ほどの幕が閉まらない状況の中、ついに定式幕が引かれようとしたその瞬間に、幕が動き始めた。その瞬間の笑也丈の一瞬見せたほっとしたような、苦笑いのような表情が忘れられない。膝治療から復帰、一年ぶり段治郎さん、ご出演おめでとうござます。それにしても、この方の様な色悪の似合うクールハンサムはなかなかいない。ある意味、段治郎丈にいたぶられるお岩さんがうらやましくさえある。ぜひ、一度蹴られてみたい。膝に負担のかからない方法で。。。ああ、なにをバカなこと言っているんだろう。すいません。段治郎さん。。。春猿丈は斧定九郎という、あの有名なお役ですが、今回の斧定九郎はあっという間に死んじゃう役じゃない。大星由良之助と通じていたり、女盗賊になってみたりと大活躍。立役も女形も楽しめる春猿丈。天川屋の場があるというのが、さすが、復活狂言の名手猿之助丈の腕の見せ所。私も歌舞伎で見たことがなかったのだが、忠義者天川屋義平のエピソードは仮名手本忠臣蔵の中でも中心に置かれてもいいのではないかと思う良いエピソード。長い話の中で、見せたい部分をきちんと救い出して、見せ場を作る作り方は猿之助歌舞伎の真骨頂。楽しかった。さみしかったのは、まったく大向こうの声がかからなかったということ。やっぱり大向こうさんは歌舞伎になくてはならない演出の一つ。歌舞伎座に取られちゃったのかしら。。。満足度が高かっただけに、そこだけが心残りでした。新しい歌舞伎に挑戦し続ける市川猿之助丈のドキュメントはこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年04月25日
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滝沢演舞城スタートからなんと五年目。今年は演舞場は使えないけれど、タイトルは新たに「滝沢歌舞伎」に。前回はまでは日本昔話止まりだったが、今回のタイトルは「歌舞伎=伝統芸能」ですからね。しかも、おもだか屋の市川右近丈がアドバイスするんですってよ。新しい歌舞伎になるかも?しっかり見届けますよ。なにがすごいって、オープニングでタッキーがフライングしたと思ったら、楼門五三桐の南禅寺山門がバックで登場。えぇぇぇまさか石川五右衛門かい?と思った瞬間にわらーーーーっとジュニアの皆様の群舞スタート。ここで歌舞伎では、石川五右衛門がキセルを吹かしながら「絶景かな、絶景かな」ってせりふなんだけど、舞台上では必死で踊る少年達。そ、そうだよね、ある意味絶景だよね。一気に、歌舞伎ウォッチャーとしては楽しくなってきた。こっからはハイスピードに歌舞伎名作メドレーがスタート。仮名手本忠臣蔵。はい、5秒で塩冶判官が切腹~。お軽と勘平やら、大星由良助の大変だった色々な出来事はさっくり割愛され、はい、突然討ち入り~。タッキーは大星由良助として登場。見せたいところはここなのね。体力にまかせた、劇団新感線並みのたっぷりの殺陣。あっぱれ、若いってすばらしい。 続くは、「青砥稿花紅彩画」。なんていうより、通称白浪五人男の浜松屋ね。ジュニア君が演じる、お嬢様だけずらっと5人勢ぞろい、チーム弁天小僧。いや~新演出、新解釈。個人的にはかなりツボ。もうお嬢が5人もいるから「わいな、わいな」かしましいこと限りなし。しかしながら「これは山形屋で買った」とかは原作に忠実だったりするところが面白い。ポカスカ殴られる、リーダー?弁天小僧は邦楽専科の京本政樹さんご子息の京本大我君。男だとばれてからも、女の子のようにかわいらしい。細い。刺青シャツが浮いちゃうくらいに細い。来年はもっと男らしくなっているのだろうか?その次に控えしは、待ってました。タッキー女形2作品、娘道成寺と櫓のお七。タッキーは白塗りで白拍子花子、続く八百屋お七を演じる。愛に破れる悲しい女役が続く、タッキーだけれど、悲しいながらもどこまでもアイドル。もうアイドル見れるだけで幸せって気持ちにさせてしまう、タッキーの力。ジャニーズ舞台の常連である元MA屋良君のダンスも演技も光っていた。タッキーと屋良君二人いると安定する。安心して見ていられる。屋良君、重鎮です。最後の演目、土蜘蛛での二人の殺陣のスピード感はさすが。そしてここですごいことに気がついた、タッキーは悪者の歌舞伎メイク(公家荒れの隈)がものすごく似合うと判明。ということは色悪(民谷伊右衛門とか)も、もしかしたら似合うかもしれない。次回はぜひ、四谷怪談やって欲しい。決して完成度は高くないんだけど、とにかく「見たい」アイドルが見れるっていう作り。「アイドルを見に来て、キャーキャー騒ぐ」っていうのは江戸の歌舞伎のあり方だから、その気持にかなり近いはず。色々な意見があることを承知の上で、「アイドル版、スーパー歌舞伎」と呼ばせてください。あ、ちなみに大向こうさん(仕込みだと思うけど)の声がかかっていました。「滝沢っ」って。そのうち、自主的に声がかかるのかしら?昨年の演舞城からどれだけ成長したのか?チェックしよう→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年04月22日
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観ているのに、まったくブログがアップできていません。ということで10日以上前の歌舞伎座レポ。御名残四月大歌舞伎。本当にお名残り惜しゅうございますが、歌舞伎座もついに今月でクローズ。電光掲示板も30日を切りました。先月から引き続き三部制。一部の見どころは何と言っても、連獅子。歌舞伎知らなくてもあの、獅子の毛ぶりってのはどっかで見ているはず。連獅子初演は明治5年(なにをもって、初演のするかは色々あるようなのですが)から続く作品ということだから、140年前から続く作品ですね。その中でも、中村屋の父子連獅子は「歌舞伎で見るべき作品」の一つ。もう何回も中村屋の連獅子観ていますが「なんで、こんなにピタッと合うのか?」とDNAを恐れるしかない。そんな質問自体が愚問なんだけど、テレビ番組でも七之助丈が、どうしてそんなに毛ぶりがそろうのですか?という質問に対して「親子だから?」としらっと答えたことを思い出す。そこに理屈はない!そして今月で歌舞伎座はなくなる。ここでは、もうこの連獅子は見れない。2009年のシネマ歌舞伎の広告をYou tube発見→http://www.youtube.com/watch?v=YJjUwynuq3Yもちろんこの時も素晴らしいけれども、今月の三人は気迫は体験して欲しい。残りもあと10日になりましたが、職人技を超えた奇跡の技。ぜひ見てみてください。勘三郎丈の勘九郎時代の連獅子はこちらを→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年04月18日
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一年に一度の美輪明宏様の舞台。とにかく豪華な会場。そして、毎回飾られる美輪様人形。今年は葵上と卒塔婆小町。三島由紀夫の近代能楽集が原作である。近代能楽集と、いうことは近代じゃない能楽がまたベースにある。原型の能はどこまでもそぎ落としたお話で、極端な言い方をすると、一行で話が終わっちゃうようなシンプルなストーリー。葵上は嫉妬に狂った女が愛する男の妻を取り殺す話。卒塔婆小町は、老婆になった小野小町が若く美しかった自分と深草の少将との恋を語る話。それなのに「恋と美は死よりも残酷なものである」というキャッチフレーズが物語るように、美輪様の世界を乗っけると、過剰なまでに濃厚な愛の物語に仕上がる。主演・美術・演出全てが美輪様。出てくる家具などの舞台美術に度肝を抜かれる。座る椅子はダリの時計がモチーフだし、キャビネットはミロのビーナスだと思われる。ミロのビーナスの乳首が取っ手なんですよ。これ個人的にツボ。ミロのビーナスキャビネットで鳴神を思い出した。歌舞伎の鳴神で鳴神上人が雲絶間姫の姫の乳首に触った時、「くくり枕の先に取っ手がある」っていうのですよね。やっぱり、乳首は取っ手に似ているのだろうか?相手役は美輪様舞台常連の木村彰吾さん。1979年生まれに疑惑がもたれるほど、昭和の香り漂うイケメンさん。毎回思うのだが、彼の昭和感はどっから来るの?と考えてしまう。今回に関していうと、7:3分けならぬ8:2分けの短髪が昭和っぽいのかもと思い当たる。もちろん顔が石原裕次郎顔というのも一因であることは間違いない。それにしてもこの古い感じがとてもこのお芝居に良く合う。今後も頑なにこの昭和感貫いていただきたい。浅田真央ちゃんが使用したことでものすごく有名な「仮面舞踏会」。真央ちゃんの演技でも胸が詰まるが、「卒塔婆小町」のラストの美しさはまた違う意味で胸が詰まる思いがする。自然にスタオベ。会場が金粉の中舞う小町に夢中になる。だから美輪明宏さんに、様つけちゃうんだよなぁ。美輪様の愛の世界を歌で体感→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年04月12日
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一週間お休みしてしまいました。演劇ユニットのお手伝いが忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。復活します。桜が満開の赤坂サカス。お客さんの入りも上々。ついに春がやってきましたね。劇団☆新感線の新作ですよ。主演天海祐希とくれば、期待は高まります。今回は石川五右衛門がコルドニア王国というヨーロッパの小国に現れた。細かいことは分からないが、現れた。コルドニアで国民の人気を一身に集めるのは、弱きを助け、強きをくじく、女海賊アンヌザトルネード。眼帯をつけた、そのいでたちは男以上に男前。アンヌの一党は五右衛門を用心棒につけ、なお一層海を暴れまわる。一方、先王亡き後、国の政治を取り仕切るのは、宰相ラ-カムとその娘マローネ。ラーカムの政権下で賄賂が横行し、国は乱れる。乱れた小国を狙うのはスペインやフランス。コルドニアの行く末はお先真っ暗。そんな中、アンヌは国の兵士にとらえられ、城に連れて行かれる。そこで明かされる衝撃の事実とは?ストーリーを空洞化させ、ファンが見たいスターを思う存分見せるという、江戸時代の歌舞伎がやっていた手法をなんなくやって見せる、劇団☆新感線。ギャグ健在。スター満載。無敵のパロディ。なんにも考えず、頭空っぽで楽しめる娯楽作。ここ数年の劇団☆新感線のギャグをそぎ落とした骨太なストーリーとは一線を画しています。ストーリーより、御贔屓の役者を思う存分楽しむぞっていうのが正しい見方。特に天海祐希ファンにはたまらない内容。思わず跪きたくなるぐらいに男前。「パイレーツオブカリビアンをしのぐ、ハマりにハマった海賊ルックを見たいの」とか「こんな近衛連隊長にどこまでも従っていたいの。」そんな天海祐希に会えます。いのうえひでのりさんは宝塚のファンなんでしょう。きっとそうだ。脇を固める、豪華な役者陣も豪華。相変わらず、反則技で笑わせる橋本じゅんさん、高田聖子さん、腹黒い粟根誠さんといった悪人達はもちろん見ものだが、個人的注目は浦井健治君。東宝ミュージカルからシェイクスピアまで引っ張りだこのプリンス浦井の存在をギャグにしちゃっている。こんな贅沢できるのがセレブ劇団☆新感線のなせる技。去年、空前のヒットを飛ばした「あの映画」をネタに浦井パロディが炸裂。高度にふざけています。プリンス浦井の笑顔を見ていたら、噂の東京マガジンに出ている志垣太郎を思いだした。なんでだろう?と思って、オペラグラスで凝視をしてみた。結論として眉毛と目の間の狭さが絶妙に似ていることが判明。これから「薔薇とサムライ」をご覧になる方はチェックしてみてください。宝塚時代天海祐希の歌声はこちらから→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/演劇ユニットNYエロヒマドル制作のお手伝いをしています。http://erohimadoru.mods.jp/
2010年04月09日
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東京芸術劇場芸術監督野田秀樹脚本。松尾スズキ演出、多部未華子主演。注目作品。そりゃみんなが注目作品。 会場は松尾さんの直筆付きの品々がところどころに。お芝居の中で、日本を応援するシーンがあるのだが、そこでふってもいいし、ふらなくてもいい旗 まいてもまかなくてもいい種と植物。九州に住む百子は村の人々が従事している農業に強い嫌悪感を抱き、自由に生きる東京をでの暮らしに憧れる。偶然にも東京に行くチャンスを得た百子は毒草学者の山本の家に居候しながら、憧れの東京の暮らしに染まっていく。純真無垢な百子を執拗に愛する山本はボランティアに夢中になる百子が都罪という男性を関わっていることを知る。大衆の声を聞き、すぐさま活動に反映する都罪は百子にとって崇拝の対象であった。ある時、都罪は百子を利用して特殊な米を売りだそうとする。百子は「農業少女」と名付けられたその米のために奔走するが。。。お芝居始まるときに、多部未華子ちゃんから、もらったチラシ。やたらハイテンションになってしまいました。かわいい。テレビと同じ~。いやそれ以上にかわいい。でも、かわいいけど、それだけじゃない。多部ちゃん、今回が初舞台なのだが、レベルは高い。松尾スズキ独特の挑発する女のエロさみたいなものが、まさか出てくるとは思わなかった。健康的ではつらつしたイメージのある多部ちゃんが、見事なまでに松尾テイストに染まっていることに拍手。今後、彼女の舞台を楽しみにしたい。毛皮族、江本純子さんの、都罪の手下っていうのが飛び道具的で相変わらずパンチが効いている。江本さんの胡散臭さって、どんな舞台でも生きてくるとは限らないのだが、今回のハマり方は絶品。よく考えてみたら毛皮族と大人計画はエロがメインテーマだから、テイスト的に共通しているし、どこかつながっている。パンフレットを見ると脚本にはないようなことを足されているようだが、その江本さんへのアテ書き部分が面白い。大阪弁がなしになって、江戸弁になったそうだが、江戸弁がとにかく大阪弁以上に胡散臭い。初演の農業少女って何年だっけ?と調べたら2000年だった。そんな前だったっけ?当時は役者として松尾さんが出ていましたね。内容も2010年という現在に合わせて改訂されているけれども、それよりも松尾演出の面白さだ。松尾さんと野田さんってブームになった時代が違うし、野田さんが陽とすれば、松尾さんは陰のような作風。野田さんの脚本を松尾さんが演出すると聞いた時、想像ができなかったが、この二人が共有しているメッセージを今回は松尾風に伝えることがとにかく面白かった。松尾風が受け入れられる、そういう時代なのかもしれない。近い将来、松尾演出に多部ちゃんが出ることは間違いないと思う。その時を待ちたい。演技派多部未華子の不毛地帯を見るならこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月29日
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先月の博多座に引き続き、染五郎丈に話題の舞台が続きます。なんたって、「市川染五郎丈と片岡愛之助丈が男同士の恋に落ちる。」んですよっっ。歌舞伎で、男同士の愛って結構あるのだが、それをメインテーマにした作品は、あんまり上演されていない。今回は、二人のラブラブぶりがとにかく見どころ大川家に仕える大川友右衛門(市川染五郎)は江戸の浅草寺で印南数馬(片岡愛之助)はそれぞれの伴の喧嘩を仲裁するという形で出会う。一目見た瞬間から惹かれあう二人。友右衛門は数馬が細川家に仕える小姓であることをつきとめ、大川家を離れ、細川家に下働きとして仕えるようになる。再開した二人は情けを交わし、また数馬の父のかたき討ちしようと義兄弟の契りを交わす。かたき討ちを果たせるのか?そして二人の愛はどうなるのか?一介の武士がその身分を捨てて、下働きに身をやつすっていうところが、尋常ならざる愛の深さを物語っています。二人が初めて合う場面というのが杜若咲き誇る浅草寺。見つめあう目と目。語る瞳の色っぽさ。市川染五郎丈はとても色っぽい役者ですが、そんな彼でもここまで熱い視線を送ったことがあっただろうか?と思わせるセクシーさです。そしてそれに答える愛之助丈は送られた杜若を愛おしそうに捧げ持ち、幸せな笑みを浮かべるという。。。二人を見ているとどこにでもいる普遍的な美しいカップル。男だからとか関係なく、美しい二人としての存在がそこにあります。今回、初見なのですが、ラブシーンが進化したとのこと。これすごいです。シルエット越しに見せる、ラブシーンは歌舞伎でここまでやっていいの?とこちらが驚くほど。個人的には男性の帯解きクルクルって可愛くって笑っちゃうんですが、数馬じゃなくて、友右衛門がクルクルされちゃっているところがツボ。それから、数馬に横恋慕する、腰元あざみ(市川春猿)というのがやってくれちゃいます。お寺であった小姓と結ばれる美しい娘=八百屋お七=私(あざみ)という妄想がふくらみ、振り切った行動に出ます。これ、数馬にとっては、甚だ迷惑なんですが、迷惑を顧みない乙女(ストーカーともいう)の役をやらせると春猿嬢(丈ではなく、嬢ね)はぴたっとはまりますね。お嬢と言えば、中村芝のぶ嬢は好きでもない男と結ばれた上にその夫に暴力をふるわれるという幸薄い美人妻。久しぶりに大きいお役で彼女?の見どころも満載でうれしい限り。 「成駒屋」なんて声がかかると、なんだか胸が熱くなります。相変わらずかわいいなぁ。女にしか見えないなぁ。ここまで、歌舞伎でやっていいの?と書きましたが、ここまで出来る、歌舞伎の可能性を感じることができる公演でもあった。このお話は歌舞伎だから説得力を持つわけだし、歌舞伎らしいトピックを新しい手法で見せるというのが歌舞伎を進化の一つの方向性なのだろう。松竹さん、楽しみに待ってますよ。漫画の染模様恩愛御書はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月26日
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「トーマの心臓」Grau、Blau両チーム「訪問者」の千秋楽です。1ヶ月弱に渡る公演もついに終了。今回は曽世オスカーの卒業公演、また、オスカーのスピンオフ「訪問者」との連鎖公演ということで盛り上がった公演でありました。「トーマの心臓」Grauチーム千秋楽は、新納慎也さんも観劇しているのを発見。個人的には山本ユーリと曽世オスカーが原作に近い二人の関係性を描いていたのではないかと思う。それも観納めか~。千秋楽挨拶で曽世さんが「十二夜」の稽古中に卒業の話を聞いたこと、舞台にたって卒業を感じることなどなどを聞いていると、山本ユーリと曽世オスカーの世界がもう生で見れないことを改めて実感。それにしても、次の訪問者の準備のためにせかされるように舞台挨拶が終わったのが残念。本来、スタオベしなきゃいけない舞台だったのに、その余裕が与えられなかったなんて。時間30分繰り上げてもいいから、もう少し挨拶の時間を取ってください~。訪問者は初見。「トーマの心臓」の世界につながる、許しをどこまでも追い求める作品は倉田淳ならでは出来栄え。二つを並べてみて、ぴったりとジグゾーパズルが合わさったような快感を覚える。オスカーの寛容の原点はここにあり、オスカーとユリスモールの関係がここから始まるのだ。高根さんのグスタフは本当にダメおやじでハマり役。それにしても、青木ニーナのはじけっぷりには驚いた。ユリスモールの重圧をここで発散させているのかしら。ツッコミ激しい姉でした。千秋楽挨拶では、関戸君のエンゲリーカと青木ニーナの「私がヒロイン」発言で笑いが起きたが、吉田君のヘラが「私がヒロインです」と言った時に、我に返った。そうだよね。ヘラ以外にヒロインいないって。オスカーの荒木健太朗君号泣。「やっと終わった」とあんまり、スタジオライフの舞台挨拶では出ない言葉が出てきていた。今だから吐き出せる気持ちがあふれちゃったんだろうね。オールスタオベで訪問者は終了。植田圭輔君の号泣っぷりが忘れられない。そして「トーマの心臓」Blauチーム千秋楽岩崎オスカーの成長、そして高根サイフリートの怪演と、見どころは違えど、新しい「トーマ」の世界を感じさせた。千秋楽挨拶。荒木カイザーが「裏設定では山本シャールが好きってことになっています」と千秋楽で愛の告白。山本シャールも戸惑い気味だけれど、まんざらでもない?客演の植田圭輔君が再度号泣のため、挨拶できないほどだった。それだけ感動的かと思いきや「これで殴られることもなくなるかと思うと。。。」いうコメントに爆笑。結構、ちゃんと殴られるもんね。最後にカーテンコールはもちろんスタオベ。終わらせまいと鬼気迫るものがある。久しぶりにスタジオライフらしい作品でどっぷりとその世界に浸ることができました。終わってしまうんだけど、ゆるぎない作品の強さ、演出の妙、そしてそこに向かっていくキャストの気持ちを再度感じることができて、今後の「トーマの心臓」をまた楽しみに待ちたいと思えました。関係者の皆さま御苦労さまでした。地方公演頑張ってください。「トーマの心臓」のあのアヴェマリアを聞きたければこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月23日
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「ミニシアターに行こう」の記事アップしました。http://mini-theater.com/?p=3232チラシボロボロだ。。。ラピュタ阿佐ヶ谷の特集上映「悪女礼讃」の記事です。映画プロデューサーの市山尚三さんお勧めの悪女映画三本を掲載しています。どれもこれも興味深い作品ばかり。市山さんのコメントも素敵。映画に対する愛情があふれています。市山さんのオススメくださる映画はどれも秀作。ぜひラピュタ阿佐ヶ谷で見てみてください。それにしても、ラピュタ阿佐ヶ谷さんの特集って面白い。悪女にフォーカスしたところがすごいですね。個人的には清純な乙女よりも、自分に正直に生きる悪女に惹かれてしまう。歌舞伎とかでも伽羅先代萩の八汐とか鏡山旧錦絵の岩藤とか。なんだか嫌いになれない。悪役なのに。若尾文子さんの「清作の妻」楽しみです。戦争に奪われる夫との別離の辛さに耐えかね、妻は常軌を逸した行動に出るらしい。どんな異常行動なんだ?若尾文子さんってきれいな顔して映画の中では飛んでもない行動をするところに驚かされる。きれいな人でもこんな変人を愛し続けられる人はいないだろうなという激しい女。そして今ではソフトバンクのCM出ていてまたびっくり。いいのかな?北大路欣也のお母さんって設定でも。。。びしょ濡れ和服美女の若尾文子を見たければこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月20日
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トーマの心臓も残るところ、後一週間となりました。Grauチーム満員御礼です。本日はトークショー、題して「ヨハネ館のパジャマナイト」です。トーマの心臓が初見という友人に「ねぇねぇ、このヨハネ館のパジャマナイトってどんなことするの?」と聞かれたのですが、私だって知りませんよ。。。まずはMCの石飛さんと松本慎也君が登場。石飛さんはギーゼンの女その名も「アンゼリカ」としてMCを進行。マツシンを追いかけて、ギーゼンからシュロッターベッツにやってきたんだって。マツシン着用の寄宿舎パジャマは現在のものではなく2000年まで使っていたものを石飛さんが衣装倉庫から持ってきたのだそう。マツシンなんだかマージナルのキラにも見える。続いて、関戸君、青木君ともパジャマで登場。二人とも5人組経験者だけにパジャマがよく似合う。次に登場するのは曽世海司さん。もちろんパジャマで登場、なんだけど。。。すごいこれ。ううん、ちょっと病院の患者さんのような。。。ごめん曽世さん。ちなみにオスカーがパジャマを着用するシーンはありません。初代のオスカーが(K原さん)があまりにもパジャマの似合わないオスカーだったために、オスカーのパジャマ着用は全カットされたとか。確かに、K原さん、このパジャマでたばこ吸っていたら、夜の病院の患者さん(成人男子)だよなぁ。。。そしてそして、山本ユーリ懐中電灯を持って登場。念入りに懐中電灯で確認後、「点呼異常なしだな」のセリフまで飛び出る。この方は本当にパジャマが似合う。まだまだユーリいけますね。山本ユーリには「トーマの心臓」で失敗したことはありますか?との質問が投げかけられる。97年のベニサンピットの時に本当は舞台にいなければいけないところで、楽屋に戻ってしまったことがあったのだそう。ブッシュ先生ムチ打たれ事件の後、トーマの幻影を見たところで、楽屋に戻ってしまったら、モニターでは、図書館のシーンではエーリクが必至でユーリを探していた。。。ということらしい。エーリクはどなただったのでしょう?すごいドキドキだったんだろうな。その後の、山本ユーリの落ち込みは激しいにも関わらず、演出家の一言は追いうちをかける一言「芳樹君、今日は早く帰りなさい。顔も見たくないから」。恐怖。。。さすが、どこまでもトーマの世界を追い求める演出家。。。今では笑い話になって良かったですよね。ここからはパジャマが仮装になってくる。山崎康一さん「ギーゼンシュバルツ」として登場。河内喜一朗さんがタオルを頭に巻きつつの、パジャマ着用で、「寝る前に作業する大工さん」として登場。いや~こんなシンプルなパジャマでも、着る人によってこんなにも印象違うんだなぁ。大人の皆さま、今年のハロウィンパーティーはシュロッターベッツのパジャマなんていかがでしょうか?オスカーのパジャマを確認したい方はこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月17日
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もう歌舞伎座も残すところ二か月切りました。今月からは三部制。そして今月は十四世守田勘弥丈と十三世片岡仁左衛門丈の追善公演となっています二階にはお二人を偲んでギャラリーには名舞台の数々が並んでいます。十三世片岡仁左衛門丈の舞台を生で見たこ とはないのですが、最晩年10年間は完全に盲目だったにも関わらず舞台に立ち続けたという、伝説の立ち役者。もちろん現十五代片岡仁左衛門丈のお父様。当然良く似ていらっしゃるそしてもう一人、十四世守田勘弥丈。のつもりで見ていたのですが、忠臣蔵の小浪の玉三郎丈発見。か、かわいい。。。そんな玉三郎さんは女暫にご出演。暫の女バージョンですね。江戸版プリキュアです。悪い奴(蒲冠者範頼)が、いい人たち(清水冠者義高)をいじめているので、悪い奴を正義の味方の鎌倉権五郎ではなく、力持ちの巴御前がこらしめる。という。。。10秒で筋が説明できるお話。巴御前を演じるのは玉三郎丈。さっき見た小浪もかわいかったが巴御前もキュート。舞台番の辰次(吉衛門丈)との掛け合いはとにかく楽しい。特にひっこみの六方の時を教わるときの恥じらいは乙女そのもの。六方って男らしい歩き方だから、それをやって引っ込まないとダメと言われると恥ずかしい。もう「きゃー」って感じで帰って行ってしまう。あんな強いのに。。。強いけど、心は女の子。ここら辺やっぱり、プリキュアだな~いまだ乙女。玉三郎さまの美しさには驚かされる。59歳にしてあの美しさ。他の追随を許さないぶっちぎりのトップ立女形を独走中だ。玉三郎さんのプロとしての鍛錬に関してはNHKのプロフェッショナルが取材をしていた。最高の舞台のために普段からの体の調整を続ける姿が忘れられない。そうやって、これからもトップを走り続けるのだろう。歌舞伎座はなくなるけれど、玉三郎さんの進化は続いていく。美しくなるためのプロの努力を観たいならこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月16日
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V6の三宅健君の舞台の舞台です。前回の三宅君のお芝居は「殺人者」という、殺人事件をとりまくお話でしたが、今回は徹頭徹尾コメディ。やっぱり三宅君はコメディが似合う。 沢田俊太郎(三宅 健)は、馬術の次期オリンピック候補選手と期待される、スポーツができて、ハンサムな29歳。女の子なんてとっかえひっかえのモテモテ男かと思いきや、ナント童貞。もうすぐ、30歳の誕生。幼馴染の沙織(陽月 華)を含む、馬術部の女の子と友人の別荘にやってくる。どの女の子もかわいい。とにかく30歳になるまでに童貞を捨てたいと鼻息の荒い俊太郎。そんな時に大地震が別荘を襲う。もしかして遭難?もしかして凍死?そんな時、俊太郎は見事、女の子と結ばれるのだろうか?V6森田剛君に引き続き、三宅君も舞台とV6は舞台づいてますね。森田君もかわいかったのですが、災難に巻き込まれっぱなしの三宅君がかわいい~三宅君を見ると男子高校生を思い出す。アラサーアイドル、三宅君は実年齢でも30歳ですが、とにかくUltra pure。Pureというか、女の子とHしたいという好奇心がエロ本を隠れ読みする男子高校生レベルです。つなぎ着ているからかもしれないけど、驚異的に若く見える。このまま40歳まで突っ走っていただきたい。メタボには気をつけてね。沙織の陽月 華さんは宝塚を卒業の出演第一作目がこのUltra pure。モデルのSHIHOちゃんにも似た上品なお顔立ちで好感度大。今後もジャニーズ舞台に登場しそうですね。磯山さやかちゃん、大久保麻理子ちゃんとグラビア出身者をキャスティングするあたりが憎い。俊太郎を見る上目づかいとかはやっぱりプロ。あれでクラッとしない男子などいないはず。アイドルをここまで追い込むなんて。。。脇の役者さんがとにかく芸達者、「大奥」の鷲尾真知子さん、元「TEAM発砲・B・ZIN」の西ノ園達大さんなどなど。個人的には「2つの哲学」を延々と語る福島カツシゲさんに注目。出てきただけで笑いが出てくる、愛されキャラ。今回の作・演出は福島三郎さん。よく考えたら、福島さんとジャニーズはベストマッチだ。福島さんの作品はウェルメイドコメディだけど、どこか「死」を感じさせる。それは福島さんが大病をなさったということがベースにあって、いつも「死ぬ前にどう生きるのか」ということを問いかけているからだと思う。一方、「死」をにおわせる演出はジャニー喜多川さんの舞台でも数多い。「死」があるからきらきら輝く生がくっきりと浮かびあがる。なんかやってみたらおいしかったみたいなこの組み合わせ。今後もジャニーズ×福島三郎の企画が出てくるんじゃないか?なんだか、幸せな気持ちで会場を後にすることができました。演技者な三宅君はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月12日
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「ミニシアターに行こう」の記事アップしました http://mini-theater.com/?p=2911 シアターTSUTAYAさんで上映されていたshort hopeの最終日のトークショーレポートです。本日は最終日。出演者の飛び入り登壇OKということで、なんと12人もいらっしゃいました。ミニシアターに12人登壇。。。かなり舞台が圧迫されてます。。。実は、主演の須賀貴匡君が登壇されるというので、楽しみにしていたのですが。。。会場に辿りつかないということで(撮影が押したらしい)、結局いらっしゃいませんでした。ううう、残念。木下ほうかさんは須賀君を見ると「キュン」となるっておっしゃっていました。ぜひ、ご本人を前に「キュン」となりたかった。いつの日かイベント取材ができますように。 short hopeとは違う、正義の味方の須賀君ならこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】で記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月10日
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「ミニシアターに行こう」の記事アップしました。http://mini-theater.com/?p=26851月に亡くなられた、エリックロメール監督の特集上映がユーロスペースで始まっています。ちょうど、エリックロメールが亡くなられた時に、取材したのが舩橋淳監督でした。インタビューの中で熱くエリックロメールについて語られたのが忘れられず、今回改めて、エリックロメールのオススメをうかがいました。監督のお勧めを参考にぜひ、お気にいり作品を探してみてください。舩橋監督と言えば、膨大なデータを擁する映画データベースのような方。とにかく幅広いジャンルの映画に精通されているし、その一つ一つの作品に関する知識の深さも驚くべきものがあります。どうやって整理するとあんなスラスラでてくるのだろう?知識もさることながら、なによりも、監督のエリックロメール作品への愛情の深さも素敵でした。「エリックロメールは偶然生まれた瞬間を撮っていくことを得意としていて、例えば、カメラマンを女の子にしたりして、リラックスした雰囲気の中で女性を取るんです」と裏話まで。偶然から生まれたコメディ、私も何本か見に行ってきます。舩橋監督のお勧め作品はこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月07日
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スタジオライフ「トーマの心臓」Blauチームの初日。こちらは青木隆敏君がどんな新しいユリスモールを演じるか?岩崎オスカーがどんな風にそれを受けるとめるかが見どころ。岩崎大ちゃんが初役でこんなにも素敵なオスカーを演じていることに拍手。これからもこの作品はクオリティの高い作品として継続的に上演されるなと予感させるような、オスカーらしい、オスカーを演じていた。なんだか、上級生とかユーリのお母さんとか、違う意味で今までチャンレンジしてきていたけれど、今回はズバッと直球。見事ストライク。青木ユーリを見るとマージナルのメイヤードの青木君を思い出す。青木君は新キャストだけに山本ユーリのような高い完成度は感じられなかったが、秘めたる熱情を発散させることなく、内の中で燃焼させる役がらをひたむきに演じているように見えた。これからの公演で成長していくことを期待。それから、初役といえば、バッカスを牧島進一君が演じていたが、なんだか、とっても良かったぞ。スタジオライフのバッカスは原作とはちょっと違って、オスカーと対等に学園を見守る素敵なお兄さんと言った風情なのだが、今回のバッカスは理知的な素敵なお兄さんでした。サイフリートについては、別の日に書きます。なにはともあれ両初日があいたこと、おめでとうございます。完全版「トーマの心臓」はこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月04日
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始まりました、スタジオライフ「トーマの心臓」2006年から実に4年ぶり7回目の公演です。初期のオスカーやユーリが次々と卒業していく中、今回もオスカーが一人卒業。いや~やっぱり卒業してしまうんですね。個人的には曽世オスカーと山本ユーリのコンビがお気にいりだっただけに、この二人のやり取りが見れるのも最後かと思うと、気合いが入ります。まずはGrauチームの初日.初日からどっぷり、シュロッターベッツ。曽世オスカーと山本ユーリの安定感はさすが。初日にも関わらず、久々に見た山本ユーリはビジュアル的にも、表現的にも前回と変わらず、いや、前回以上に完成度が高い。優等生であるユーリの誰にも打ち明けることのできない苦悩というものがこんなにもみずみずしく演じられることに驚かされる(すでに30を超えているとは思えない)。曽世オスカーはその苦悩をしっかりと受け止めることができる、優秀オスカー。安心してユーリを任せることのできる存在。どうなるのかと心配だった、シモン館の5人組も健在。喧嘩しながらも和気あいあい楽しい学園生活を送る5人組の明るさが、この芝居の緊張感をいい具合に緩め、ある種の救いとなっているのだが、ちゃんとその役目を果たしている。もうすでに中堅といってもいいJr.7の吉田君とJr.8の仲原君が中堅とは思えないフレッシュさ。客演の植田圭輔君は原作通り、小さくて小回りのきく、生意気な下級生という役回りがぴったり。もう少し時間をかけて、スタジオライフの世界観に慣れていければと期待。初日は写真プレゼントのサービス付きでした。曽世オスカーを見ると、過去の「トーマの心臓」が次々と思い出される改めて、今回は曽世海司さんのオスカー卒業公演。このメンバーの組み合わせで写ることもないんだなぁと、ちょっとしんみりしてしまいました。完全版「トーマの心臓」はこちら→映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年03月03日
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「ミニシアターに行こう」の記事アップしました。 http://mini-theater.com/?p=2529男と女の時代劇で源氏物語の記事です。来週、神保町シアターで上映されますので、ぜひチェックしてみてください。長谷川一夫の「源氏物語」。何年か前に天海祐希さんが光源氏を演じたように、光源氏は中性的なキャラクターとして描かれるものだと思っていたのですが、長谷川一夫は男性的な部分がはっきり出ている。女につめよる男の強引さとかがリアルに出ているんですよね。これはこれでかなり面白いです。ちなみに監修が谷崎潤一郎だということで、光源氏の恋のお相手になる女性がなんだかとってもエロチック。平安時代にこんなに風に肌露出するだろか?谷崎潤一郎は源氏物語を途中まで訳していたらしい。源氏物語は女性作家が訳すことが多いですが、谷崎潤一郎訳っていうのも惹かれるものがあります→潤一郎訳源氏物語(巻1)改版 中性的な光源氏はこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年02月28日
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ヒッチコックの映画、「三十九夜」のパロディ化したブロードウェイのテンポの良いストレートプレイのコメディが日本に上陸。5分前に入ると前説明が始まっていた。もっと早く行けばよかった。この前説を聞いていると、見方がわかって集中して見れるようになっています。ぜひ早めのご着席を。お話はというと、退屈な英国紳士リチャードハネイ(石丸幹二)が、退屈しのぎででかけた、芝居小屋で、国家機密を握る女スパイ、アナベラシュミット(高岡早紀)と出会う。彼女が彼の部屋で殺されていたために、彼は殺人者として逃走しなければならなくなる。39Stepsを見ると落語を思い出す。なにせ4人しか出ていないのに役が130もあるのだ。貴公子、石丸幹二さんは一役なので、残りを3人が演じる。ほとんどが、浅野和之さんと今村ねずみさんに任される。その役の量は圧巻。「刑事」から「おばあちゃん」から「岩」までが演じ分けの素晴らしさ。それぞれが強いキャラクターを放っていて、混乱することなく、飽きることなく見ることができるのは見事。膨大なセリフとともになによりも演じ分けに重要なのはパントマイムのような身体的表現の妙。そして石丸幹二さんは徹頭徹尾"男前"。「いい男であるとこんなにも逃走する時に女の人が助けてくれるのね。」と説得されてしまう石丸幹二の英国紳士の男ぶりのよさ。劇団四季時代から連綿と続く貴公子ぶりは現在も健在。それにしても、このお芝居を外国人が演出したことに驚かされる。ロンドンで活躍するデビット・ニューマンが担当。外国人の演出って時に言葉がうまく咀嚼されていないことがあるが、今回は言葉が良く咀嚼されていた。日本語脚本が素晴らしいというのが大きいのだろう。ロンドンにおける、ドイツ人、スコットランド人の立ち位置を表現する言葉も分かりやすい。優秀なスタッフと素晴らしい役者。見る価値の高い一本。入口にはこのお芝居を楽しんだお客さんのコメントがどっさり。うん、愛されているお芝居であることに納得。石丸幹二の歌声もぜひ→
2010年02月24日
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さてどんじりにひかえしは、萬屋の中村獅童丈。この方はやっぱり任侠ものが似合いますね。筋の通ったかっこいい博徒がしびれます。弟分からの信頼も厚い博徒忠太郎(獅童)だが、生き別れた母親をずっと探している。やっと見つけた母親おはま(英太郎)は後家に入った家の「大人の事情」で忠太郎を実の子と知りながら、自分の子ではないと言い放つ。しかし、忠太郎を追って襲撃しようという輩がいるということを聞き、おはまは、いてもたってもおられず、後を追う、忠太郎は「両の瞼をぴったりと合わせてみるおっかさん」に会うことができるのか?中村獅童丈を見ると、任侠映画に出ている小林旭を思い出す。叔父の中村錦之介丈でしょ、と思われるかもしれません。この二人は基本、THE男みたいな感じを出しながら、どこかか細さというか、ナイーブな感じ、女の人が手をさしのべたくなるようなところがあるんです。任侠映画におけるツンデレ系ってことかな?長谷川伸先生の作品ですね。人というのはいろんな事情を抱えているがゆえに心の中に眠る愛情であったり、希望みたいなものを忘れている。それを上手にすくい上げてくれるのが長谷川作品。「一本刀土俵入」なんて、涙なくしては見れないですよね。決めぜりふが素敵なの。さて、博多座を後にして、夜は「志ら石」さんで、ふぐをいただきました。最初はとらふぐのてっさ。これで3人前それからからあげそしてひれ酒、これ飲み放題。一体何杯飲んだのだろう。最後はふぐちりですが、酔っていたせいか、写真を撮るのを忘れてしまいました。これで確か8時以降だったので6500円位かな?東京ではありえないお値段。お芝居もふぐも大満足。福岡また来ます。器のでかい男を演じる中村獅童を観たいならこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年02月21日
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博多座、夜の部に突入第二の男は市川染五郎今回は「竜馬がゆく」立志篇の竜馬役。原作はもちろん司馬遼太郎。なんといっても今年の大河ドラマの主人公。しかしながら、坂本竜馬は6年前に10時間ドラマで竜馬を演じてから、歌舞伎の舞台でも演じられている染五郎丈の当たり役。「竜馬がゆく」立志篇では明治維新の立役者となる前、土佐藩郷士であった坂本竜馬が不条理な上士との関係から土佐藩を脱藩しその後、勝海舟に出会うまでを描く。まだ、無名の下級武士時代の坂本竜馬。それでも、とにかく器のでかい魅力的な人物を染五郎丈が素敵に好演。祖先が長宗我部家だというだけで不当な差別を受けることによる反発、同じ郷士仲間に対する熱い。勝海舟の言葉から未来に強くあこがれる姿。まだまだ未熟だけれど、人間くさくて、愛さずにはいられないキャラクターだ。今回のもう一つの収穫は、平成生れの若手の頑張り。与えられたチャンスを懸命に演じる姿に惜しみない拍手を送りたい。上士によって非業の死を遂げる中村壱太郎丈。その弟のかたきを討つ若き郷士を演じる中村種太郎丈。種太郎丈は中村歌昇さんのご長男。勢いのある殺陣、坂本竜馬に「脱藩しろ」と言われた時に見せる、希望と絶望の入り混じった表情。まだまだ、子供だと思っていたのに、いつの間にかこんな素晴らしい役者になっていたなんて。中村隼人丈といい、次世代の萬屋は大変なことになるんじゃないか???市川染五郎丈の坂本竜馬をみるならこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年02月18日
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博多座での実力若手役者たちによる、二月花形歌舞伎。歌舞伎役者がやってくるというので、商店街も盛り上がっています。市川亀治郎市川染五郎中村獅童三人がそれぞれ全力でぶつかることのできる演目をひっさげて博多に参上。トップバッターは市川亀治郎丈金幣猿島郡、きんのざいさるしまのだいりって読むんだよ市川猿之助丈の「猿之助十八番」のレパートリーに入っている演目。前に花組芝居がこの演目をやった時は、ヒッピーみたいな衣装の人々が出ていたけれど、その時にも本当に面白かった。75歳、鶴屋南北最後の作品です。鶴屋南北といえば、韓流ドラマを思い出す。その10倍のドロドロさ加減を想像してください。おとこの恨み、おんなの恨みを親子の絆と主従のしがらみで固く縛って、一昼夜煮込みんで、できたのはとんこつのごとき濃縮恨みスープ(博多座ですから)。亀治郎丈は愛ゆえに身を滅ぼす清姫と藤原忠文を二役を初役で演じる。一度きりの契りを交わしてトンずらした男が忘れられず泣きすぎて目が見えなくなった清姫と将軍追討の仕事をしておきながら、平将門の娘をかくまったために地位も土地も取られ没落した藤原忠文。愛ゆえにすべてをなげうったのに、あっさり失恋。しかも平将門の娘、七綾姫(中村梅枝)と文殊丸頼光(市川染五郎)っていうのが、空気全く読めないラブラブぶり。二人の仲を見せ付けれれば、見せ付けられるほど、燃え上がる嫉妬の炎。炎はやがて宙に舞う蛇へと変化してフライング~ いよっ、おもだか屋~こんなキラキラが舞ってましたよ。嫉妬にかられる清姫と忠文の演技が体に乗り移っている亀治郎丈。男の嫉妬と女の嫉妬の演じ分けが見事。そうそう、男は女の裏切りに怒り、女の怒りの矛先ってどうしても取られた女に向かっちゃうんだよね。と妙に納得。福岡まで来たかいがありました。こんなにも面白い話が10年も上演されていないというのはどういうことなんだろうか?松竹さん、近いうちに再演お願いします。映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年02月15日
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一年半ぶりの阿佐スパ本公演。視覚聴覚に訴えるリアルな痛みがウリの劇団が「不思議な国」英国帰りだから???英国と言えばルイスキャロルの「不思議の国のアリス」だもんね。それから、今でいうとDr.パルナサスの鏡とか。阿佐スパがリアルな痛みの対極のふわふわ不思議感に挑戦。その時点で不安極まりない。・・・不安的中。アンチクロックワイズワンダーランドを見て、阿佐スパの一昨年の「失われた時間を求めて」を思い出した。迷子インワンダーランド。やりたいことは分かるんだけど、どうも咀嚼しきれない。おいてけぼり食った不安感満載。おかあさ~ん。シクシク。。作家の話自体は面白いと思ったけど、それがどうした?どうなんの?私このままでいいの?ということで、迷子のまま、2時間の公演終了。これはあくまでも、個人的な好みの問題なのかもしれない。私は阿佐スパがものすごく好きで、だから毎公演楽しみにしているのだが、ここじゃないところが好きなのだ。長塚さんの紡ぎだす痛さの中毒患者。ラストショウやシスターズは体中に痛さが走る作品だった。それなのにこの不思議な国にいると麻酔をかけられていて、痛さが麻痺する。役者さんは健闘。特に小説家の妻、村岡希美さんの平凡さとゆきずりの女、小島聖のあやしさの対比が面白い。素晴らしい役者陣だった。ただ、この実験的な演劇につきあいたいとは思えなかった。長塚さん、ごめんなさい失意の中、下北でシーサーズでクールダウン。オリオンビールがリアルにうまい。映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。 http://mini-theater.com/
2010年02月14日
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すっかり更新できていませんでした。タイトルも変えて新規一転。今後ともよろしくお願いいたします。さて本日は「血は立ったまま眠っている」。寺山修司の処女長編戯曲を蜷川さんが演出。寺山修司の世界だと思って構えてみてしまうと、なんだかまともに見えてしまう。23歳の寺山ってすごくまとも。(いや、もちろん充分不思議クンですが)六平さんを見ていると男梅キャンディーのキャラクターを思い出す。皺しわなのに脂ぎっていて、梅の酸味を感じない。六平さんが男梅キャンディーのCM出ればいいのに。世界一なめたくないキャラクター。マメ山田さんとか日野利彦さんとかの強烈キャラクターそろい踏みの中でシャープに異彩を放つ男梅。その一方、自衛隊にちょっかいを出すテロリストの灰男(窪塚洋介)と良(森田剛)。ストイックな二人のテロ活動に現れた良の姉、夏美(寺島しのぶ)。言っていることはふざけていても真剣に国を憂えているテロリストたち。猥雑な男梅の世界とふざけるほどに真剣なテロリストのアジトのパラレルワールドはどちらも戦後の形。身毒丸や草迷宮の退廃的なイメージと異なる、貪欲に生きるリアルな人々の姿を寺山修司が描いていたことに驚かされる。それにしても、V6森田剛はこんなにかわいい男の子だったのか?と開眼する思い。なんというか、寺島しのぶに甘える姿がものすごくかわいいのだ。小さいからちょこちょこ動くそのしぐさがこれまた可愛い。甘え上手君。窪塚はエキセントリックなテロリストっていうところなんだけど、もっとどぎつくてもいいのかも。クセのない食べやすいカマンベールのようなテロリスト。そこら辺は平成の限界?難解な話だけれど、予想より解りやすい。蜷川さんがこういう作品をやろうと思ったことに拍手。平成の世には絶対にない、みんなが必死になって生きようとする暑苦しい世界は一見の価値あり。それにしても蜷川さんこの後、ムサシにヘンリー6世って働きすぎじゃない?
2010年02月09日
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市川亀治郎丈御出演の現代ストレートプレイ。当然のことながら。。。立ち役で。。。しかも。。。ひげ。。。女形の亀治郎丈が好きな身としては複雑。 会社を辞めさせられ、なにもかも失った男、天野道彦(佐々木蔵之介)。舞台は父の経営するコンビニ。父は病気に倒れ、弟(有川マコト)が店を切り盛りしている。道彦によって会社を辞めさせられたくたびれた中年男性(浅野和之)。コンビニに万引きする青年(中尾明慶)。どうしようもない人たちが、なんの変哲もないコンビニで、全く違う世界に遭遇していく。全く違う世界で出会ったのは、天野の学生時代の友人、葉刈(市川亀治郎)とその知り合い岸(手塚とおる)。この世界と全く違う世界とは一体どのような意味を持つのか?その世界に対し、天野たちはどんな決断を迫られるのか。それにしても、脚本が面白い。息をつかせぬスピード感あふれる展開。SFでありながら、現在の世の中に疑問を投げかける作品。これだけの話をわかりやすく、ぐいぐいとひきこむのはハイクオリティの役者陣。佐々木蔵之介丈、浅野和之丈、手塚とおる丈、有川マコト丈と芸達者揃い。ルーキーズの中尾明慶くんもゆるい若者を健闘。中尾君、好感度大です。でも、でも、このメンツの中でも、やっぱり、亀様って。。。存在感ありすぎ。今この世界と、もう一つの世界を生きる人間として、その立ち位置が絶妙です。一歩間違えば、ノンフィクションで片付けられそうな話に、この絶妙な立ち位置が、葉刈という役をリアルなものにしていく。歌舞伎には見られない、リアル感が今回の舞台にはあるのですね。またひとつ新たな亀様を発見出来て、とてもいい気分 トリプルアンコール。亀様、カーテンコールは一人だけ。。。歌舞伎風。視線が、の観客を右から左へとじっくりと。「やっぱり、亀様だ」と二度、満足。歌舞伎と江戸のブログはじめました。こちらもよろしくお願いいたします。http://ameblo.jp/neronoji/
2009年09月05日
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納涼歌舞伎第3部はい、本日の掲示板。お国と五平この話、初めて見ました。新歌舞伎。大正11年。谷崎潤一郎作なんですね。後家のお国と若党五平は3年間のかたき討ちの旅の途中。荒涼とした那須野が原。そこへ、虚無僧姿の憎き敵、池田友乃丞が出てきて、さあ、かたき討ちのという時に友乃丞がお国に対する気持ちを語り始める。地味な作品。ただね、傍から見ると、極悪な夫の敵と後家の関係、それから、夫の敵を取ろうとする貞淑な妻とそれを支える忠義者の五平という関係が、一枚皮をめくると。。。違う関係性を持つということころが見どころです。友乃丞って最初から最後まで、とにかく恨み節、言いっぱなしだわ、その割に剣の腕はからきし弱いわで、これじゃあ、顔は良くても、モテないだろう。しかし、こういう、ミジンコみたいな小さきかかよわき人こそ、他人の気持ちをズバリと言い当てるものです。五平に対する自分の評価なんて、自虐的で笑ってしまう。この話は、坂東三津五郎丈セレクションらしい。上演履歴を見ても、ここ2回は友乃丞を演じてらっしゃいます。顔はいいけど、女々しい男をユーモラスにってところが、三津五郎丈らしいお役ですね。怪談乳房榎こちらは、見どころと言えば、とにかく勘三郎丈の早変わり。恐ろしく早いです。花道下、どうなっているんだろう。舞台はけて、次の花道の出までの時間が3秒くらいにしか思えないんだけど。普通に走っても5秒くらいはかかると思う。それとも、内部はものすごいハイテクになってるのだろうか?と質問したら、関係者曰く、それはないとのこと。ですよね。。。それでも、この納涼歌舞伎一番の見せ場。ひときわ拍手が多い。中村屋~歌舞伎と江戸のブログはじめました。こちらもよろしくお願いいたします。http://ameblo.jp/neronoji/
2009年08月16日
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納涼歌舞伎がついに始まりました。はい。本日のカウントダウン電光番。納涼歌舞伎第一部見てきました。天保遊侠録中村橋之助丈の子供が生き甲斐のダメダメ侍、勝海舟の父、勝小吉の人情話。甥の松坂庄之助の役には本当に甥の中村勘太郎丈息子の麟太郎の役には本当に息子の中村宗生丈すごいですね。お芝居とリアルに人間関係がリンクしている。息子、麟太郎のためになんとか無職から抜け出そうと、大久保上野介に接待をしてお役につこうとするのだが、元来の喧嘩っ早い性格のために宴がめちゃくちゃになる。そこに、姉である、阿茶の局が現れて、麟太郎の将来を決める、提案をする。麟太郎と小吉はどうなるのか?小吉は、三男坊に生まれて勝家の養子になったのだが、仕事がなく、道場破りなどをして相当な不良旗本だったらしい。喧嘩っ早くて、子供っぽい小吉と庄之助に対して、12歳にして既に大人の麟太郎。だからこそ、小吉と庄之助がなんとも、ニンゲン臭くて、愛らしい。橋之助丈の泣かせるいいお役。今年の夏は現代演劇の方とのコラボレーションはなかったけれど、それでも、気軽に楽しめる歌舞伎が揃ってますね。ところで、舞台になるのは、向島の料亭「葛西太郎」。人名が料亭の名前。でもなんだか、おいしそうなもの出してくれそうな堂々とした名前ですわな。向島の三囲神社に隣接した、なんだかすごい料亭だそうな。今回の宴(一回分です)にしても70両。。。つまり700~800万かかる。ちなみに、小吉は年間41石しかもらってないから、年収が推定500~600万。年収全部つぎ込む宴ってどんながけっぷち人生なんだ。麟太郎が12歳という設定ですから、1835年ということは天保の飢饉が始まって2年。民は飢えても、豪勢な暮らしをしている人もいたんですね。帰りは竹芝でビール飲みながら花火。玉屋~江戸的休日です。歌舞伎と江戸のブログはじめました。こちらもよろしくお願いいたします。http://ameblo.jp/neronoji/
2009年08月09日
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本日は歌舞伎関連で地上波テレビが2本第35回俳優祭『灰被姫 シンデレラ』放送局:NHK教育放送日時:8月8日(土)午後3:45~午後5:00福助さんの意地悪姉さんが絶品でしたね。 それからと菊乃助丈「あると思います」はあるのか?ないのか?あれもう、随分と昔に思えるのですが、3か月前か。。。 週刊こどもニュース-市川海老蔵丈御出演放送局:NHK総合放送日時:8月8日(金)午後6:10~午後6:42こちらは市川海老蔵丈の歌舞伎のおはなしと石川五右衛門の稽古と舞台裏についてもでるそうな。歌舞伎と江戸のブログはじめました。こちらもよろしくお願いいたします。http://ameblo.jp/neronoji/
2009年08月08日
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お久しぶりでございます。Neroでございます。復活しました。よろしくお願いいたします。記念すべき復活一回目の記事は阿佐ヶ谷より。坂東亀三郎さんのトークショーでございます。場所:Asagaya/Loft A日時 :2009年8月1日(日) 19:00開演出 演】・坂東亀三郎 (歌舞伎役者)・村井研次郎 (cali≠gari 、CYCLE、ex:SEXMACHINEGUNS【Guest】・kozi [ex:MALICE MIZER、Eve of Destiny] ・尾上松也(歌舞伎役者、NHK大河ドラマ「天地人」前田利長役) ・KAIKI(ex:Silver-Rose、ROUAGE、WITH SEXY) ・櫻井有紀(rice) ・KENZI(THE DEAD POP STARS、ex:かまいたち)ソールドアウトイベントだったために、当日券狙い。当日券は“若干枚”とのことで、ドキドキしていたのですが、実際30枚くらい出ていたようです。無事ゲット。阿佐ヶ谷ロフトは初めて(地元なのに)。中央線らしい、こじんまりしたライブハウス。ビールを飲みながら、あたりを見回せば、アロハ、和服、ゴスロリ風浴衣?、あと、なんかすごいバンド系のファッション(この分野全く分からず)。めちゃくちゃ、楽しい空間。こんなの初めてだ~。会場は歌舞伎ファンが3割くらい?バンドファンの皆様が7割という感じでしょうか。ちなみにアロハ的なもの着用の場合は特典で亀さんと村井さんの色紙がもらえていた模様。実はこのトークショーは3回目。もともと、尾上松禄さんと学生時代のお友達だった村井さんが歌舞伎を見にいらしたときに、cali≠gariのファンだった亀三郎さんが松禄さんに頼んで紹介してもらったのがきっかけだったとか。その後もお二人の関係は続き、バンドと歌舞伎の不思議な人間関係の輪が広がっていく。前半はゲストの方々を一人ずつ招いて、3人でのトーク。KENZIさんのお姉さんは亀三郎さんのファンだとかで、サインをもらったんだとか。Riceの有紀さんはなんだか、とてもシャイでとにかく観客が見れない。MCの二人、亀三郎さんと村井さんの進行もゆるくて優しく語りかけるのだが、そこで語るのは、「好きなお菓子」の話。「カントリーマアムの限定系。。。レモン味」がお好みなんだとか。とにかくほのぼの。Rice聞いてみたくなりました。次は歌舞伎代表の尾上松也丈。アロハ着用です。お二人が所属する野球チームのお話。二人がバッテリー(ピッチャーが松也さんでキャッチャーが亀三郎さん)組んでいるんだとか。練習せずにいきなりにマウンドに立つのが、松也流。女形の投球見てみたい。次は、来年歌舞伎座がなくなるにあたり、俳優祭をどうするかの話。亀三郎さん「東京ドームで俳優祭やってみたい」村井さん「それ自分が野球やりたいだけなんじゃないの?」亀三郎さん「いや、合間にチアガールみたいな感じでえらい方に踊ってもらってさ」いいねぇ、玉三郎さんの和服チアリーディング。想像するだけで楽しい。ぜひぜひ、実現を後半は、観客の皆様からの質問に答えるコーナー。バンドマンはギリギリOKだが、歌舞伎役者だとギリギリOUTな質問が。「人生のモテ期は?」「ファンの子と本気で恋愛したことある?」などなど。なかなか聞けませんよ、この話。。。「松也さんが、土下座して亀三郎さんにお願いした話」もこれは確実、歌舞伎コードひっかかちゃうだろうし。「亀三郎さんの着替えの時に、松也さんが気づいちゃったこと」も言えない。。。ここは阿佐ヶ谷、なんでもありな中央線。そして、盛り上がる、歌舞伎ではありえない質問をありがとう、バンドファンの皆様。写真撮影と最後はプレゼント。松也さんからサイン入り手ぬぐいが投げられたのですが、隣の女性のところに落下。残念だな~と思っているところに。「あの~、良かったら、どうぞ」「ええ~、い、いいんですか~」「どうぞ、どうぞ」あっさりと、爽やかに言われると、なんだか、ちょっと残念。となりの女の子はバンドマンさんのファンなのね。阿佐ヶ谷は来週七夕祭り、張りぼてを作る人々を見ながら、とっても満ち足りた気持ちになりました。歌舞伎と江戸のブログはじめました。こちらもよろしくお願いいたします。http://ameblo.jp/neronoji/
2009年08月02日
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今年初めての歌舞伎、「雷神不動北山櫻」見てきました。このお話、歌舞伎十八番の「鳴神」「毛抜」「不動」という三つの演目が入っていて、すでになじみのある部分が多く出てきます。しかしながらこの通し狂言は12年ぶりなそうだ。又、主演の市川海老蔵丈が五役、不動明王、鳴神上人,粂寺弾正、早雲王子、安倍清行を演じます。とにかく海老蔵丈の演じるキャラクターが愛すべきキャラクター揃い。特に「エロス」3役。切り口は違うはとにかく女が好きというエロキャラクター。粂寺弾正みたな男も女もとにかくきれいどころが大好きというオープンスケベも入れば、ストイックな上人がこっそりと女の懐に手を入れてるむっつりスケベまで、共通して言えることは女を追い掛け回す男はどこかユーモラスである。正統派のハンサム俳優、海老蔵丈がみせるかわいらしさ。かと思えば、その一方で、孤高の悪役、早雲王子はとにかくかっこいい。皇位を弟から奪い取ろうとする、悪のヒーロー。登場が鎌を持ち、蓑を着ているのですが、美しい人がこの格好をすると、すごみが増します。ああ、早雲王子ににらまれてみたい。そして、踏まれてみたい。そして、不動明王の空中浮遊。所謂、宙乗りとは違い、イリュージョンです。あれはどういう仕掛けなんでしょうね。目を皿にして要チェック。ファンにしてみれば、成田屋の十八番が楽しめ、かつ色んな角度から海老蔵丈を楽しめる、まさに一演目で二度おいしい作品。年初にふさわしい豪華な作品です。
2008年01月15日
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クリスマスイブイブにNEWSコンサート「Pacific」行ってまいりました。福井サンドーム。初めてです。福井。遠目から見るとおわんをかぶせたような形状の建物がぽつねんと。ドームなんだけど、こじんまりとしていて、どんな位地からも見やすい優秀なハコ。期待が高まります。グッズを買いに行って見たのですが、並んでいる時に地元の子らしい女子高生が。。。「やっぱさ~山Pの美しさは奇跡だね」って言ってました。名言in Fukui。奇跡見ますよ。クリスマスも近いことだしね。福井サンドームの中はクリスマスソングで満載。これはNEWSのみんなのアイデアだそうです。もちろんドームの中はサンタルックの皆様がたくさん。スタートは「Weeeek」。一曲目から楽しい。楽しい。そして「ごめんねジュリエット」で山P(山下智久)が魅せてくれました。上半身はだけてました。。。続く歓声は神を見る奇声でした。さすが、奇跡の山P。個人的には慶ちゃん(小山慶一郎)が北ブロックの方に多く来ていて(ような気がする)かなりテンションあがりました。慶ちゃんの「チラリズム」いいですよ~。踊って楽しめます。そして、トークでは客席の皆さんからNEWSメンバーへの質問コーナー。まずは「亮ちゃん(錦戸亮)と山Pで抱き合ってください」あのお。。。質問ではないんですが。。。お二人はジャンピング抱擁をしてくださいましたね。そして二つ目は「昨日の夜は何してましたか?」という質問。マッスー(増田貴久)のお答えはというと。。。「部屋についたら、ちっこい電気しかついてなくて、1時間くらい電気がないまますごした」んだ、そうです。。。。そして。。。「キーを差し込むところを見つけて、キー入れたら、バババッって電気がついて、うれしかった」すごいぞマッスーあんまりにも突っ込みどころが多すぎて、突っ込みすら許されない。山Pが「SMAPさんの番組ですごい共感してた」って言ってる側から、マッスー「オレ、テレビつかなかったから。。。」亮ちゃんが「マッサージ頼んだらプロレスラーみたいなおっさんが出てきた」という話の時にもマッスー「大阪のマッサージのおばちゃんの口車にのって延長が断れない」マッスートークかなりおいしかったです。ご馳走様。アンコールは3回。1回目はサンタ帽を被ったメンバーが客席にプレゼント。Weeeekも再度登場。最後にシゲ(加藤成亮)が「忘れちゃった。。。みんなの笑顔」っていたのだが、あれはどういう意味なんだろうか???でもみんなキャーって言ってたから。。。いいのか?楽しいクリスマスイブイブでした。NEWSのみんなが去った後にはクリスマスツリーが出てきました。これもまた粋な計らい。初めてのNEWSコンだったのですが、福井で良かった。金沢の友達に感謝。帰りがけにおいしい香箱カニを食べに連れて行ってもらいました。クリスマス関係ねぇ。。。
2007年12月26日
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師走です。とにかく忙しいですが、今月の歌舞伎座は面白い演目が目白押し。昼の部、夜の部ともに「江戸から明治へ」っていう時代がテーマの作品が入っています。12月ゆえ新しい年を迎える希望の月っていうことでしょうね。昼の部は水天宮利生深川(すいてんぐうめぐみのふかがわ)。明治維新のおかげで没落士族になった船津幸兵衛。妻に先立たれ、目の見えない長女を筆頭に3人の子供を養わなければならない身の上、先の見えない絶望の淵に立たされた幸兵衛がどうなるのか?幸兵衛の勘三郎さんは絶品である。礼儀正しく、冷静沈着という「武士らしい武士」の幸兵衛。同時に時流に鈍感であり、自分の身の振り方があまり分からないというところも武士の典型。時代の波に飲み込まれ、家族をまともに養うこともできない。稼いでも稼いでも、お金は出て行く一方。まさに幕末のワーキングプアである。とにかく暗く、悲しい。どっぷりと家族の悲しさが流れる。中村鶴松君の目の見えない娘がより悲しさを増徴させる。「貧しさに負けた~いいえ~世間に負けた~」と昭和ならぬ「明治」枯れススキ全開。崩壊した家族を目の前に、腹にたまりかねた誰にぶつけることもできない、怒りと悲しみ。その全てが噴き出す瞬間の勘三郎さんに涙以上に恐怖を感じます。家族全員びっくりですよ。こんなおとっつあん。忙しくても、これは見てよかった。それにしても、年末はお芝居も目白押し。どれだけレポート書けるのだろうか?
2007年12月26日
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アップが遅れてしまいました。花組芝居千秋楽「KANADEHON 忠臣蔵」見てきました。一回目が前の方で見ていたのですが、今回は最後列での観劇だったので、距離的にも内容的にもかなりヒキで見ることができました。今回改めて、忠臣蔵って、本当に良くできた話だなと思います。口だけでは「忠義」って簡単に言えますけどね、それを「体を張って尽くす」って言うことがどれだけ大変なことなのか。すべてが真剣勝負で命がけ。「えっ、そんなひっかけ?」みたいな出来事にも負けず、「心からの忠義」を確認したからこそ、討ち入りがあれだけドラマチックに成功するのだと思うのです。そういう意味で「命がけの真剣勝負だ」と思ったのが、大星由良之助の妻お石と加古川本蔵の妻戸無瀬とのやり取り。お互いが自分の忠義のためにぶつかりあうシーンは「この劇団しかできない」という躍動感ある真剣勝負だった。お石、山下さんと戸無瀬、加納さんはうまいだけでなく、修羅場をくぐり抜けた、中年女性のホンマもんの駆け引き。圧巻。(あれ?あんまり褒めてないか???)もう一つ、いつもは女形の大井靖彦君が大星力弥を演じられて、個人的にはかなり好みだった。力弥はりりしい少年であるが、やはりナイーブな心が光るお役。なんていうのだろうか、最上級のメトロセクシャルだと思うのですよ。大井さんとそのメトセク感がものすごくよくあってました。塩冶判官に刀をもっていくときの背中のか細さが、涙を誘います。そして、これは完全なる個人的趣味。美斉津君の七変化。かなりツボです。一体何役やったんだろうな?7役位?しかも段々威厳のない役になっていく。。。足利忠義→由松→馬。最後は全身タイツで舞台挨拶って。。。登場シーンとのギャップに腰がくだけます。水下さんとの馬コンビというのが思い切った配役でした。忠臣蔵ってこんな作品だったんだと思わせてくれてありがとう。花組の皆様。特に十段目、初めて見た十段目が花組で良かったと思いました。商人の忠義、家族の愛、いいエピソードをスピーディに見せた点。すばらしい。次回は来年の6月の「覚悟せよ牡丹燈籠」。この作品は今年片岡仁左衛門丈と坂東玉三郎丈がやっているので、どんな解釈になるのかが、楽しみ。もっとも人間くさく、どろどろしたの、覚悟してます。。。
2007年12月11日
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花組芝居「KANADEHON忠臣蔵」見てきました。20周年のトリを飾るこの作品。しかも、仮名手本忠臣蔵全11段をノーカット!でありながら2時間35分です。忠臣蔵のお話は一言で言えば「主の敵討ちをするまでのあれやこれや」。なんとシンプル。しかしながら、パンフレットの中で脚本の石川耕士先生がこの作品のキーポイントは敵討ちよりも「恋」であると書かれています。おかるが勘平に逢いたい一心で顔世の短冊を届けたばっかりに刃傷が起こってしまうという設定こそが忠臣蔵の独自性であると。私も、今までおかる勘平はサイドストーリーと思っていたので新たな発見。歌舞伎が役者を見せることに主眼を置いているのに対し、今回の公演は全体像をつかみ、作品本来の持つ、ドラマ性、独自性を見せていこうという趣向だそうです。まあ、小難しいことは抜きにして、お芝居のほうですが、やっぱり植本「おかる」ものすごい、かわいいです。逢引から二人が駆け落ちしておかるの実家に逃げるところから、遊女の時まで、とにかくラブリーです。歌舞伎でおかるを見ると、きれいで夫のために我慢する女って感じなんですが、今回はやっぱり「恋する女」が全開です。その弾んだ感じが植本さんぴったりですね。恋する女と言えば堀越涼君の小浪も初々しくかつ愛らしい。花組の女形のレベルって高いですね~。相対する勘平。勘平ってつっこみどころ満載男であるが、やっぱりかっこいい男。そんなうっかりカッコイイ男を各務さんが熱演。お父さんが誰に殺されたか位、ちょっと考えればねぇ。。。という観客の気持ちを汲んだリアクションが個人的にはツボ。それから、今回、注目は新人小林大介君。この方。。。塩冶判官と寺岡平右衛門を演じられているのですが、この方。。。ものすごい片岡愛之助丈に似ている。素顔もちょっと似ていると思ったのですが、顔すると激似です。新人ながら大きなお役を勤められてがんばっていました。今後注目します。ファンになりそうです。今回の見所の一つに十段目「天川屋の場」があります。初めて見ました。こんなお話なんだ。。。というか、こんなにいい場面なのにどうして歌舞伎でやらないのでしょうか?と思うくらい、いいエピソードですよ。花組版の描き方が秀逸なんだろうか?忠義に生きる天川屋義平とその家族。義兵の男気も素敵だが、離縁される妻おそのとその息子由松(この美斉津君がうなされそうな幼児を熱演)の家族愛も素敵素敵。本当にいい話なんだけどなぁ。最後に毎回加納幸和さんのアフタートーク付です。三段目についてのお話。質問コーナーで、斧定九郎が色悪として描かれず、熊の毛皮を着るダサい斧定九郎にしたのは何故ですか?と聞いてみたところ、「今回は定九郎に草鞋をはかせて、暗闇の中でも旅人だと分かるようにしたかった」との事。リアリティを追求するということで、単なる形式美に終わらない場面を作られていたのですね。(それでも北沢洋さんの所作はかなり斧定九郎入ってましたが。)ということは、あの馬も。。。リアリティなのか???加納さんが「忠臣蔵は歌舞伎の世界の方もなかなか演出を変えない大作である」とおっしゃっていらしたのですが、敢えてそこに挑戦をするというところが、花組芝居のすごいところだと思いました。もう一回見に行くぞ
2007年12月04日
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もう行かれましたか?シアタークリエ。芸術座の跡地に建てられた劇場です。とてもきれいで居心地がいい劇場が出来ましたね。ちょっと大きめのパルコ劇場みたいな感じ。http://www.tohostage.com/theatre_crea/index.htmlこのコージーな劇場のこけら落としになったのが、三谷幸喜さんの新作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」明治時代にアメリカに渡った役者、演出家、プロデューサーである、川上音二郎がマネージャーにだまされて、もうけたお金を持ち逃げされたところから物語りは始まる。破天荒でいい加減な音二郎に愛想をつかした座員たちは舞台に出ることを拒否。公演は明日に迫るものの、さて何を演じればいいのか?そこで、音二郎は同じ街で上演していたヘンリーアーヴィングの「ヴェニスの商人」を見て、いたく感動する。あっという間に「ヴェニスの商人」の上演が決まるが、稽古はたった一晩。さてどんな「川上音二郎一座版ヴェニスの商人」になるのやら。今年の前半の三谷作品「コンフィダント~絆」は出演者が5人でかなり密接な人間関係を描いて凝縮感のある作品でしたが、今回の作品は全く毛色が違う作品。とにかく、どんどんどんどん人が出てきて、そこここで面白いことをやっている。お芝居を作るまでの多くの人の右往左往と舞台が始まってからの思いもよらないアクシンデントをとにかく山盛りにして楽しんじゃおうというのが、今回の趣旨かと思われる。特にこの舞台は芸達者揃い。本来であれば、主役を張ってもおかしくない方々がばっちり脇を固めてます。というか本当に誰が主役なんだか分からない。じっくり語りたい方々ばかりですが、今回は一言コメントです。。。堺正章さんはとにかく全身コメディの人。声、立ち居振る舞い全てがコミカルで今回の与之助さんの役にぴったり。とにかく、困ったときの与之助頼み。コネタが光るおじ様。浅野和之さんは「きもちの悪い」女形。この方実際歌舞伎に出られてもいいんじゃないのかな?と思われるような、生粋の女形を演じてます。なんか中村小山三さん思い出しちゃったな。インパクト大で、心は女。強烈キャラクター。もう、こういう人のメイクに釘付けです。お楽しみに。今井朋彦さんは「イイオトコネ(飯尾床音)」という役。イイ男です。。。ほんとに。こういう、一見嫌な男に見える男のわき腹をくすぐるところが、三谷さんはなんてうまいのだろう。最終的に。。。彼出演CMのアレが。。。もう、イイオトコネ~新納慎也さんは外務省のお役人さん。こんな強烈キャラクターに囲まれながらも、実は英語がしゃべれる、実は○○語も話せる、すごい男。スーツ姿がきまっていながら、なぜか小心者。コンフィダントにご出演の堀内さん。あなたはすごいぞ。あの表現力。今でもボストンで確実にやってけます。なにが驚くって、堀内さん、東京出身だと言うこと。女優の底力見たり。阿南健治さんは、とにかく、フットワーク。軽い。物理的にも気持ち的にも。この他にも、戸田恵子さんも、堺雅人さんも出ているが、ツッコミ担当かな。しっかりボケを受け止めてました。(戸田さんはボケたり突っ込んだり)これだけのキャラクターをまとめるだけでも、大変な作業だと思われが、笑いどころ満載。なにも考えずに楽しめる作品。チケット取るのはやはり大変そうですが、年末に大笑いしたい方はぜひ。こけら落としの公演を見ると寿命が延びるとの説もありますしね。ああ、思い出しました。最後に一つだけ、ユースケサンタマリアのすごいところ。カーテンコールの後一本締めを会場の皆さんでやっちゃうところ。。。ユースケさんの度胸ですかね。。。
2007年12月01日
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篠井英介さん主演の「欲望という名の電車」を見てきました。テネシーウィリアムスの有名すぎる程有名な戯曲。しかしながら、男性がブランチを演じることは許可されていないらしく、篠井さんは上演許可に向けて、働きかけをされて、ついに上演することになったそうです。篠井さん、見かけによらず、熱い人だ。2001年に初演、2003年に再演が青山円形劇場でされています。お話はルイジアナ州のニューオーリンズ。ポーランド出身のスタンリーとその妻ステラは貧しいが、幸せに暮らしている。そこにステラの姉ブランチが訪ねてくる。もともとは富裕層の人間だったブランチとステラの姉妹だが、家は落ちぶれ、とうとう人手に渡ってしまったという。また、教師であるブランチは「休養をとらなければならない」といわれ、休職中の身。3人の共同生活が始まる。ガラスのように繊細な心を持つブランチをステラはあたたかく見守るが、スタンリーとブランチは衝突するばかり。スタンリーの友人ミッチはブランチに好意を寄せ、二人は交際を始める。ブランチの束の間の幸せな日々が訪れるが、スタンリーは驚くべき事実を知る。2003年版も見ているのだが、かなり刷新したイメージですね。円形劇場から、グローブ座に移ったので、舞台がよりリアルに表現がされている。前回は円形劇場なのでほとんど舞台装置がなく、能の舞台のごとく、観客の想像力で舞台をみていたのだけれど、今回はニューオーリンズにある家庭そのままに描かれている。それに伴い篠井ブランチもかなり女性度がアップ。表面的な話にとどまらず、内面としての女らしさも強化。品行方正な教師と全く逆の魔性の女の二面性を持つブランチ。それはミッチとの関係性によってよりくっきりと描き出される。今回ミッチを演じる、阿佐ヶ谷スパイダースの伊達暁君は今まで見たミッチの中でも「かっこいい」ミッチだった。ミッチというとどこかマザコンで鈍くさいイメージがあるんだけど、伊達君のミッチはさわやかな好青年。自分よりも年若い男性にときめく篠井さんの相手役として説得力がある。この純粋な女性があるともう一人のブランチ、つまり暗部のブランチの闇がより深く濃いものになっていくのだ。北村有起哉さんも新鮮。世の中に対する不安や不満によって生まれる、狂ったような残酷さというか。北村さんの残酷さは真似のできないものだと思う。「欲望と~」は別のバージョンでも見たことがあるけれど、他のバージョンよりも「女性」を感じさせるブランチ。女性のエッセンスを搾り出す篠井さんのテクニックはすばらしい。そして、来年は「サド公爵夫人」このブランチを見たら、期待が高まる。それにしても篠井さん。。。加納幸和さんに似ているなぁと思う。やっぱり花組出身者だから、芸風が似ているのかしら。
2007年11月27日
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イケメンパラダイスのお陰なのか、映画のお陰なのか、小栗旬への注目度はこれまでになく高まっている。そんな中。。。「カリギュラ」を当日券で見ようと思い立った。平日、会社を半休とって、12時半にシアターコクーン到着。取れれば、昼の部の当日券をと思っていたのだが、既に「当日券は難しい状態」とのこと。とりあえず、お昼を食べて、1時にコクーンに戻って、夜の部の当日券に並ぶことに。この時点で前にいる方は40人。。。まずい。。。結局、当日券は取れたものの、2階の立ち見でした。5時間の座りっぱなしの後、3時間半立ちっぱなし。全てが体力勝負です。今後、当日券で行こうとする方。。。がんばってください。さてさて、前置きが長くなってしまいました。ノーベル文学賞受賞者アルベールカミュの戯曲「カリギュラ」ローマ皇帝カリギュラは恋愛関係にあった妹ドリュジラの死をきっかけに、意図なく財産を持つものを殺し、財産を奪いうという暴挙に出る。3年後、カリギュラの悪行は続き、家族を殺されたり、妻をカリギュラに辱められたりした人々によってカリギュラ殺害が計画される。冷静沈着な貴族ケレアは貴族に時を待つように諫める。一方、詩人シピオンは父親を殺された憎しみを抱きながらもカリギュラに惹かれ、カリギュラを愛するセゾニアは献身的な愛を捧げる。自分は神と肩を並べる存在と信じるカリギュラは解放奴隷エリコンに「月を手に入れろ」と命令する。カリギュラは月を手に入れるのか?彼の運命は?この話、難解です。ですが、シンプルに考えれば一人の残虐な男の生き様と言ってしまえるのですね。残虐な男は全てを持っている皇帝という地位にいる。それなのに彼はそれに対してなんの満足も持たない、幸せも感じない。それで持っているもの全てを壊そうとする。めちゃくちゃ不条理。彼はこの不条理のスタートポイントを「神様だってそうじゃないか」みたいな所から論理を展開させます。それも、不条理ですが。。。小栗君、この不条理な皇帝の役を文字通り「体当たり」で演じています。蜷川さんが「小栗旬」ありきで決めた演目だけに役に合ってます。先週の情熱大陸の中でもありましたけど皇帝が持つ「理由のないイライラ感」を体現できるのは、今ではアイドルとなってしまった「小栗旬」が最適なのかもしれない。個人的には小栗君がタイタスアンドロニカスで見せたエアロンみたいな、奴隷の鬱積した怒りの爆発みたいなものが好きで、今回もそれを期待していたのだけれど、3時間通してエアロンみたいな凝縮感のある怒りは難しいだろうなと思いました。それでも、かなり反抗的、怒りは十分爆発してます。それにしても、二幕で見せる、ヴィーナス小栗は不条理ですが、悪魔的に惹きつけられます。同時に今回は貴族ケレアを演じた長谷川博巳君と詩人シピオンを演じた勝地涼君もすばらしい。彼ら二人はカリギュラを憎む立場の人間でありながら、それでもなお、カリギュラに引き寄せられてしまうという役である。二人はカリギュラと向かい会う中で、どうしても否定しきることができず、愛情を抱いてしまう。その関係性を見せることで、より悪魔的なカリギュラの魅力が際立ってくるのだ。勝地君のだまされても、カリギュラを嫌いになることができない、ナイーブな詩人かなり期待を上回りました。最初にも書いたのだが、この話は難解なのだが、スマートで論理的な舞台ではない。カリギュラのもつ暴力と熱がこもっている。そこがら見所。その熱がこの舞台の魅力かなと思う。チケット争奪戦はつらいですが。ちなみに私が見た回は撮影が入っていました。来年の1月6日にWOWOWで放映されるみたいです。
2007年11月23日
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ネット環境が整わず、3週間も過ぎてしまいました。さてさて、週末にスタジオライフのイベント「Grand life」ヘ。久々のライフのイベントです。司会進行は林勇輔さんと曽世海司さん。作品とともに役者の皆様が今年を振り返るというこの企画イベント。まずは「決闘」ご出演の皆様が登場。借りもの競争での「決闘」ということで。。。大沼亮吉君「怖いもの」→殺人事件の本吉田隆太君「金メダル」→銀貨荒木健太朗君「自由の女神」→地図仲原裕之君「秋の味覚」→マツタケの画像などなどほぼ苦し紛れに探してきていたのですが。。。なかでもつらかったのは、お題「ゴンザレス」を引き当ててしまった関戸博一君。必死に一見普通のきんちゃくを持ったまま「ゴンザレス地方で1年に1個しか作られない」というエピソードを語っておりました。続く「孤児のミューズ達」チームは自分の小さい頃の写真を披露。岩崎大ちゃんの一重の小学生写真では「整形疑惑」がもちあがったり、お姉さんに一枚一枚洋服を脱がされて写真を撮られていた小野健太郎君がいたりで、かなり強烈なラインナップ。続く「ロミオとジュリエット」チームは恋愛について1分間トークをする「恋の空回り」甲斐政彦さんの娘との恋愛話を筆頭にそれぞれが恋の話をするのですが、1分間なのでどうも核心にふれないまま進んでしまう。。。そして、高根研一さん登場。。。「こんばんは、愛のビルゲイツです」もうそれで、十分です。。。最後は「Daisy pulls it off」チームここではBoarder2ということで、Daisyの裏側を取ったドキュメンタリーを披露。Daisyは可動式の板を使用して舞台装置を作っていたので、板の裏側が垣間見れるひととき。荒木君がはしゃぎすぎて、額縁を見事に落とすというシーンがあったのですが、裏のあわてぶりはかなり笑えます。皆さん裏の顔がまた個性的で面白い。今年出演なしの笠原浩夫さんが初演で出演したということでこのチームで参加。来年はぜひ公演に出てください。今年も色んな作品やりましたね~次回作「アドルフに告ぐ」演出家倉田淳さんより戦争を題材とした作品に対する思い、手塚治虫作品に対する思い、が淡々とそして熱く語られました。続く、キャスト発表今回はかなり、納得のキャスティングです。2007年を締めくくるにふさわしい作品になると思われます。小城先生→林さん赤羽刑事→奥田君なんかは、キャラクターにかなり合ってますね。アドルフ・ヒットラーはちょっと声が高いかな?そしてゾルゲ。。。スパイの怪しさを出してくれ、下井君最後には観客全員とのハイタッチで終了。楽しいイベントでした。
2007年11月13日
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蜷川さん演出の「オセロー」を観に彩の国へ。相変わらず遠い。さてさて、今回の見所と言えば、吉田鋼太郎さんのオセローと高橋洋さんのイアゴーの一騎打ち対決。そして、一途に夫を愛するデズデモーナを演じる蒼井優ちゃんにも注目。お話は傭兵から将軍の地位まで上り詰めたムーア人のオセローに対し、旗手イアゴーは憎しみの念を告白するところから始まる。自分ではなく美貌の軍人キャシオーを副官に任命したのが原因。オセローは元老院議員の娘デズデモーナの愛を勝ち取り、周りの目を盗んで結婚をする。トルコ軍との戦いに勝利を収めたオセローに会うためにデズデモーナはキプロスにやってくる。イアゴーはオセローにキャシオーとデズデモーナの不倫をほのめかし、オセローの嫉妬を煽る。嫉妬に狂ったオセローは次第に正気を失っていく。さらに追い討ちをかけるイアゴーの策略。オセローの嫉妬はとどまることを知らず、最愛の妻を追い詰めていく。やっぱり、この舞台。なんといっても、オセローのかっこよさにやられます。もともと、吉田鋼太郎さんって存在感のある役者さんですが、今回は相当絞られたようで、ものすごいスリムになってる。さすが、プロである。オセローはもともと人望厚い、賢明で温厚な人柄。そして、デズデモーナが「堕ちた」マイノリティとして苦渋をなめた過去を秘めた彼の生き様。完璧な人間でありながら、コンプレックスを抱いている人物という。。。書きながらも、混乱するような人物。しかしながら、今回の吉田さんはその複雑なカリスマ性をビジュアルで表現してます。このビジュアル必見です。かっこいい。年の離れたデズデモーナから愛されることに無理がない。そして、「完璧な」彼が愛ゆえ転がるように狂う過程はシェイクスピア俳優最高峰の吉田さんの真骨頂。あふれ出る嫉妬がシェイクスピア独特の台詞なのにものすごくリアルに伝わってくる。オセローもかっこいいが、イアゴーもまたかっこいい。色悪なんですよ。高橋洋さん本当に魅力的な悪役になっている。内に秘めたオセローに対する憎しみの人。彼は全てをコントロールする狡猾な策士だったのに、最後はオセローに対する憎しみに歯止めが利かなくなっていく。最後は自分の憎しみに押しつぶされていく様は人間らしくて、その弱さがイアゴーの魅力。洋さん、本当に素敵です。お二人とも、演技力で申し分ないというのは観る前からわかってはいたけれど、二人が一緒に演じることで生まれる化学反応は予想を上回った。一騎打ちを見ながら、そのエネルギーに圧倒された。蒼井優ちゃんも健闘。オセローイアゴー二人と対比すると、やはり弱いかなとは思うけれど、デズデモーナの無邪気で純粋な部分はちゃんと表現できていた。フォーカスがオセローとイアゴーにあることを考えると、蒼井優ちゃんのデズデモーナはバランス的に良かったのかも。いい舞台を見たなと思う。今年のベスト5に入ると思う。しかしながら、長い。約4時間。観客の集中力も必要。私は昼見たからいいけど、夜の部観ると、終電気にしちゃうかも。
2007年10月21日
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さてさて「玉三郎さんはすごい」第二弾は当月、歌舞伎座の牡丹灯篭です。お話は落語家、三遊亭円朝師匠の書かれた、怪談牡丹灯篭の舞台化したもの。恋人を思いすぎたがゆえに死んでしまった娘が恋人のもとへ毎夜訪れ、恋人をとり殺そうとする。幽霊が恋人の家に入れるように、百両で手はずを整えるのが、伴蔵(片岡仁左衛門)である。その後伴蔵は妻お峰(坂東玉三郎)と百両を元手に商売を始め成功をするのだが、昔の長屋の仲間が訪ねて、そこに幽霊がとりついて出てくるのだが。前回書いたように、阿古屋というのは玉三郎丈のイメージそのものです。美しさ、りりしさ、堂々感。有無を言わせぬ、圧倒的なスター。今回の牡丹灯篭では、「貧乏でだらしないダメ亭主をこよなく愛するダメ女」お峰を演じているんですが、これが、この上なくキュート。衝撃的なのは砥粉塗り(白粉ではなく肌色の町人メイク)に「お歯黒」の玉三郎さん。。。。どんだけ、オバハンになっちゃうの???今回のメインは幽霊ではない。幽霊から百両をもらう夫婦の話がメインである。前半は全くの貧乏人の夫婦ふたりは、なにももたないけれど、二人の仲は円満。美しさや華やかさはまるでないけれど、伴蔵とお峰の会話はテンポの良い落語を見ているようなコミカルさ。玉三郎丈がコメディエンヌだったなんて、新たな発見である。こんなに間をよく理解しているお笑い芸人もないのではないかと思われるような絶妙な間。百両を「ちゅうちゅうたこかいな」で数える姿は必見。ああ。。。阿古屋の面影ゼロ。。。この仲の良い二人が、百両を元手に商売を始め裕福になったというのが、二幕目。裕福で幸せであるけれど、二人の歯車が微妙にかみ合わなくなってくる。昔の長屋の仲間を快く受け入れたいお峰と昔と決別したい伴蔵。お金を手に入れ、成功したものが持つ執着が伴蔵の中にある。その執着がもたらすものはなんなのか?幽霊よりも怖い人間の闇。幽霊のお露が恋人と愛し合いながら、相手をとり殺す、悲しくも美しい物語に対応して、伴蔵、お峰は人間らしいどろどろとした魅力を前面に押し出している。89年に玉三郎、孝夫時代におつゆ新三郎とお峰、伴蔵の二役を演じていたらしいのだが、今回はお峰と伴蔵のみ。故に今回は人間の欲望に心おきなくフォーカスしているのではないでしょうか。ちなみにお露は中村七之助丈、新三郎は片岡愛之助丈。こちらの美しさはいうまでもありませんでした。片岡ラブリン素敵な???死にっぷり でまた惚れました。それにしても、坂東玉三郎丈恐るべし。芸の広さはとどまることを知らない。また新たに玉三郎辞典に加わった数々。。。「幽霊こわさにおしいれににげこむ玉三郎丈」とか「ねずみをシィィィーと追い払う玉三郎丈」などなど。ああどれも、キュートで大好き。
2007年10月11日
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「坂東玉三郎という歌舞伎役者はすごい役者だ。」というのは周知の事実であるが、9月、10月の玉三郎丈を見ていると、わざわざそのことを書きたくなってしまう。まずはパートワン9月の阿古屋。壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)に出てくる、傾城の役。恋人景清の居場所を問い詰められるのですが、全く口を割らない(というか、本当に知らないのだけれど)肉体的にも、精神的にもタフな傾城、阿古屋。阿古屋の強さもさることながら、その美しさは絶品でなければなりません。「拷問されてんのに、この格好かい」などと言ってはいけません。これだけのゴージャスな傾城が拷問をされているところがポイントなんですから、豪華な打掛(うちかけ)に俎板帯(まないたおび)。私、俎板帯が大好きです。そこから、ちらりとのぞく、はだしの足がなんともセクシー。キャー玉三郎丈はこんな「うそっ」って状況の中でも説得力のある、「恋する一人の女」を演じてます。きれいな着物を着ていることもさることながら、そこにあるのは、「恋人のために耐える女」どんな恐ろしい拷問にも耐えうる女の強さという本質。玉三郎丈の演技はその輝くばかりのスター性だけではなく、心の強さ、清らかさにあるんだと思わせる一作。そして。。。この後、パート2では牡丹灯篭で、単なる美しいだけの女から、ものすごい女になります。
2007年10月09日
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行って来ました~。嵐の夏のツアーファイナル@東京ドーム。夏って。。。もう10月ですからね。肌寒いです。つか秋です。さてさて、5月から5ヶ月ぶりの東京ドームコンサート。すごいです。5万人、満員です。Everybody前進でスタート,続きDi-Li-Li基本的には7月のコンサートと変わってないですね。衣装も変わってない模様。しかしバージョンアップしてますよ。Wave!前回は横浜アリーナでビッグウェーブをやったのは記憶に新しいが、今回はなんたって5万人だ、そう簡単には行かない。。。と思ってました。1回目は二、三階席と一階スタンド席のタイミングが合わなかったのだが、二回目は「ばっちり」合いました。すごいよ。。。嵐ファンよ。。。5万人のWAVEやっちゃったよMCでは、東京ドームのバージョンアップの話です。なんと、一曲目の衣装に。。。羽がつきました。ちょっと宝塚意識してる?翔君(櫻井翔)曰く。。。「これちょっと痛いんだよね、手上げると」確かに。。。羽がぶつかる。。。5人並ぶと。。。見えなくなる。。。相葉ちゃん(相葉雅紀)「明日なくなっちゃってたりしてね」それはないんじゃないの?松潤(松本潤)「黄色のオレだよ」はしゃいでます翔君「これで目立たなかったらすごいな~」めちゃくちゃ目立ってます。バージョンアップ??本日はHey Say JUMPがゲストで来ていました。大人チームと子供チームに分かれているようなのですが、子供チームの知念君(知念侑季)。。。当然バクテンできるわけで、「翔君よりも上だよね」と相葉ちゃんに言われていました。そして知念君に翔君の印象を尋ねたところ「でも。。。バクテンできないんですよね?」と完全上から目線のコメント。MC充実の嵐コンサート。堪能いたしました。バージョンアップ後半は松潤のソロ。。。といえば、MJ walkですよ。しかし、今回は東京ドームです。まさか。。。まさか。。。と思ってましたが。。。やってました。。。できるんだ。。。東京ドームで。。。お金かかってるな。。。松潤ソロ。。。続く大野君(大野智)のソロ。。。バージョンアップか???すばらしいキレのあるダンス。。。でも、お金はかかってない。。。バージョンアップならずか???と思ったら。。。ファイトソングで突然五人がじゃんけんを始めた「大ちゃんが負けた」盛り上がる4人。。。なにかと思ったら。。。逆バンジーお一人様のみの権利獲得でした。しかもハンパない飛び方。。。ある意味。。。MJ walk凌駕してます。良かったね。。。大ちゃん。。。お金かかった舞台装置使わせてもらって。ニノ(二宮和也)は最後の言葉で。。。「今日、ドームに来るなり、ジャニーさんが「ああ、二宮だ~」って言ったんですよ。それで「二宮ですけど。。。」って言ったんですよ。どうやらジャニーさん、朝から嵐の事考えてたらしいんですよ。で。。。メンバーを思い出そうとしたみたいなんですけど「相葉だろ、櫻井だろ、松本だろ、大野だろ。。。えーと」僕忘れられてたんです。」こんな面白い話を最後にいうニノ、これからもがんばれ~アンコールは2回TIMEからラストの「ROCK YOU」まで。次回のコンサートはいつのなのかしら。
2007年10月08日
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かなり遅くなってしまいましたが、中村橋之助丈主演の憑神観てきました。昨年の魔界転生に引き続き、G2さん演出、橋之助丈主演のコンビですね。そして、スタジオライフからは昨年に引き続き、笠原浩夫さんが出演です。浅田次郎原作の憑神を舞台化。お話は下級武士の次男坊の別所彦三郎が三巡稲荷でお願いをすることで、ありがたくない神様三人に取り付かれるという話。剣の達人であり、学問にも優れ、仕事も一本やりの婿養子の彦三郎。幕末、外国からの圧力も始まりつつあるこのころ、幕府の存在時代が揺るぎ始めている。武士道というものはもはや尊敬されるものではなく、むしろ、彦三郎のようなまじめなものは疎まれる世の中。そんなときに顕れた三人のありがたくない神様。貧乏神、疫病神、死神。この神様、一回だけ宿替えをしてもいいというルールがある。彦三郎はこのルールをどういう風に使うのか?そして死神を間近にして、彼が立ち向かうものはなんなのか?前半のテンポの良いコメディでとにかく楽しい。笠原さんが青山主善という旗本で登場。この青山主善は番町皿屋敷のお菊さんの主人?なのかしら。この旗本がとにかくハイテンションで威張りちらしているのです。あまりのハイテンションぶりに脱いだぞうりが後ろではなく、客席側舞台端に飛んでしまうほど。それを冷静にかつ几帳面に拾いにいく青山主善。。。周りの人にも「おたんこなす」とやじられていました。どこか憎めない悪役。思い悩む彦次郎と対照的である彦三郎の親友、釜次郎を演じる、葛山信吾さんは野心のある幕府の高官をさわやかに演じている。三人のありがたくない神様は鈴木杏ちゃん、升毅さん、コング桑田さんと安定した演技を見せてくれる。しかし、今回はなんと言っても、中村橋之助丈である。前半の冴えない婿養子彦次郎から、ありがたくない神様とめぐりあうことで、本来の正直さ、武士としての誇りを取り戻していく。その成長に驚かされる。後半に見せる、武士としての彦三郎の捕らえた「死」というもの。そして、武士の存在意義をその中に見出していく過程。橋之助丈の台詞に泣かされる。それから、なんと言っても、彼の殺陣のすばらしさには惚れ惚れする。成駒屋っ!前回の魔界転生より、こちらの方が個人的には出来が良かったように思う。全体的にテンポが良くて、最後はホロリとするいいバランス。G2さんの舞台ではお馴染みの皆様も、それぞれいい味出してました。
2007年10月01日
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劇団たいしゅう小説家「ディレクション」見てきました。スタジオライフから曽世海司さんと甲斐政彦さんが客演です。新作の芝居がかけない有名な脚本家が恋人である大女優の別荘に行く。そこには、訳ありの人が別荘にたくさん来ていた。。。脚本家の遊びで付き合おうとする女優やら、女の子を連れてやってきた友人やら、記憶喪失の人など色々な人々。そこに新作の脚本をとりに来た若いブロードウエィイプロデューサーがやってくる。なんとしてでも、脚本を手に入れるという、敏腕のプロデューサー。そこに大女優も別荘にやってきて、複雑な人間関係が明らかなっていく。そして、脚本はどうなるのか?えびす亭の落語家曽世海司から、一変、敏腕なプロデューサーの役がかなりハンサムな出来栄えでした。冷徹な感じはOZのリオンみたいな要素があるからなのだろうか?30過ぎなのに「ママ。。。」という台詞がすんなり出るところがさすがライフ役者。そして脚本家の友人の甲斐政彦さんは飛び道具???突然ロミオとジュリエットの大公の台詞を言い出したりて、これはライファーに対するサービスなんだろうか?個人的には、コメディでそれなりに笑えるのですが、話の方向がいくつかに分散されているのが気になりました。ラストシーンがもやもやしてしまうんですね。次回「アドルフに告ぐ」でこの気持ちを払拭したいものです。
2007年09月26日
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井上ひさしさんの新作、「ロマンス」見てきました。そして。。。大竹しのぶ、段田安則、松たか子、生瀬勝久、井上芳雄、木場勝己。この上ないキャスティング。面白くない訳がありません。お話はロシアの文豪、アントン・チェーホフの少年期から晩年までを、彼の作品を絡ませながら描いてく。オリガクニッペルという女優であり、妻である女性との関係性。医者という客観的なものの見方と作家としてのボードヴィルへこだわり。井上ひさしさん自身がアントンチェーホフに寄せる思いを通して描く、井上ひさしさんのボードヴィル。井上芳雄君、ストレートプレイで見るのは久しぶりのような。今回は少年チェーホフのお役でしたが、それ以外の役柄のほうが印象的。演出家スタニスラフスキーの。。。嘆きのロシア人。しかも、しかも、秋篠宮にちょっと似てる。。。それから、「ボードーヴィル、ボードヴィル~♪」という悲しい歌声が耳を離れないほどのインパクト。いい仕事してます。4人の俳優がそれぞれのチェーホフを演じているが、中でも私は木場さんの晩年のチェーホフが好き。チェーホフの作品を、当時のロシアでは悲劇として演出をしたりしている。しかし、その演出に対しすさまじいまでの批判をするチェーホフ。喜劇のつもりで書いているのに、それを悲劇と解釈されたら、そりゃ脚本家は起こるだろう。冷静なはずのチェーホフの激しい一面を見せる場面で、木場さんの演技は説得力があった。大竹しのぶさんとの二人だけの時に通い合う気持ちも涙が出てきた。生瀬さんのトルストイは前回見たときよりも、軽快な動き。台詞も若々しい。そして、ちゃんと笑いを取っている。この方、出るだけで面白いが、そこにちゃんと、トルストイのメッセージがこめられているのはさすが。役者の演技がすばらしかった。ただ、個人的には、井上ひさしという作家は社会性を強い作品がすばらしい作品だと思っている。今回残念だなと思うのは、彼がいつも描いている社会性というものをせっかく「ロシア」という大きな問題を抱えている場所に舞台があるにもかかわらず、そこに触れていないところである。この作品はチェーホフに対する愛情あふれた作品としては、それはそれで面白いと言えるのだろうけど、なんだか、ちょっと物足りないなと感じた。
2007年09月23日
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秀山九月大歌舞伎昼の部観てきました。龍馬が行くテレビドラマでも市川染五郎丈が演じたお役。坂本龍馬。下座音楽なし。なんとなく劇団新感線っぽい。内容は土佐藩で郷士と呼ばれる長宗我部の遺臣たちのグループと山之内系の上士と呼ばれるグループに別れ、同じ武士という身分でありながら、上士が郷士の上に立ち、郷士たちは肩身の狭い思いをしていた。今回の「龍馬が行く」ではこの両者の確執から、坂本龍馬が脱藩をし、勝海舟に会うことで自分の生きていく道を見つけるまでのストーリーになっています。日本の将来を見据える、器の大きい男を演じる染五郎丈。はまり役です。その龍馬に対する勝海舟(話の中では勝麟太郎)を中村歌六丈が演じている。安定したバイプレーヤーである事はよく分かっているが、今回のようなべらんめぇ調でまくし立てる勝海舟がこんなにもあっているとは思わなかった。とにかく、音楽のセレクションといい、ところどころに入るギャグといい、かなり劇団新感染テイスト。今回は立志編っていう事で上演されているが、今後シリーズされるのかも。もしかしたら、劇団新感染での舞台化も???などと勝手に期待しちゃいます。そして、村松風二人汐汲。坂東玉三郎丈と中村福助丈お二人の舞踊。稀代のプレイボーイの在原業平の兄、在原行平が須磨に流されたときに「松風」「村雨」の二人の美女を身近に召し、かわいがっていたのですが、ついに都に戻る時に烏帽子と狩衣を置いて去っていったという伝説に基づいて作られています。今回はそんな無責任男、行平を思い出しながら幽霊美女二人が舞いますとにかく登場したときの、せりからあがってくるときの圧倒的な美しさ。玉三郎丈は白と福助丈は赤の振袖。振袖に腰蓑。。。。この組み合わせが美しい。。。ちなみにこの腰蓑は金糸が織り込まれているらしい。後半に行平の残していった烏帽子と紫の狩衣をまとい舞う玉三郎丈の愛情と恨みの混じった表情が素敵。怨念の女を演じると、この方。。。右に出るものなしですね。それにしても、玉三郎丈の舞踊はいつもフレッシュでいろいろな発見があります。来月はなんと片岡仁左衛門丈との牡丹燈籠。こっちの怨念も見所です。
2007年09月23日
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