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2016.05.10
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カテゴリ: 映画(て)


とてもロマンチックで、日本的なもの静かさの中に情熱が見える素敵な作品です。

2012 日本
ドラマ

監督
滝田洋二郎
Cast
岡田准一
宮崎あおい

市川猿之助
横山裕

ストーリー
江戸時代前期。
会津藩主・保科正之の元、将軍家に囲碁を指南する碁打ちとして藩地に暮らす安井算哲。
安井家は碁打ちの名家であった。
ある日、同じく碁打ちの名家である本因坊家の本因坊道策と共に、将軍・徳川家綱に試合を見せる「上覧碁」の打ち手となった算哲。
道策は算哲に「上様に真剣勝負を観ていただき碁の真髄をお見せしよう」と話す。
こうして2人は家綱の前で、記譜通りに打つ碁ではなく、真剣勝負を始めた。
家綱はいたく喜び真剣勝負は進んだが、決着を前に予期せぬ「蝕」が起こり城内の全ての儀式が取り止めとなってしまう。
道策は算哲に「いつかこの真剣勝負の続きをしよう」と話すのだった。

算哲は碁打ちであったが、星を観察する事が好きで天文や算術、神道といった学問に傾倒していた。
算哲は碁盤は星空をかたどり、天元は北極星の位置だからと話す。
これを聞いた保科正之は算哲に「北極出地」の一員として、日本全国を旅し、北極星を見て来る様命令するのだった...。





感想
思いもよらずになかなかロマンチックで、情熱的な作品です。



でもその情熱がとても見事に描かれています。

また演技派役者が勢ぞろいな上に、かなり完成度が高いです。
主演の岡田准一は算哲の胸の内に宿る情熱を見事に表現し、彼を支える保科正之役の松本幸四郎もとっても素晴らしかったです。
良い上司!!笑
特に危篤状態の演技は絶品で、あの状態になっても威厳と優しさを保っており素晴らしかったです。

さらに北極出地隊の笹野高史、岸部一徳もほのぼのとしてアットホームな素晴らしい雰囲気を出しつつ、とても情熱を持っています。
同じく笹野高史は病に伏せた時も、とても優しくて情熱的で素晴らしかったです。

脇役のプロレスラー武藤敬司も、「なぜ?武藤?」とか思ってたんですが、中盤ではさすがプロレスラー的な活躍をしていて、こーゆー小さなコメディ要素も良かったです。
同じく脇役の徳井優もちょいちょいコメディ要素を入れてきてくれてそれがとても良い塩梅で素晴らしかったです。

さらに宮崎あおい、佐藤隆太も良かったです。
宮崎あおいはとても着物が似合う上に控えめな昔の日本女性として完璧です。
大河ドラマにも出ていましたし、立ち振る舞いがかなり板に付いていて文句なし!です。
佐藤隆太は昔の日本男性というより、優しくて懐の深い、どちらかというと今時の恋のキューピッド的な人物として算哲とえんを見守る立ち位置を見事に演じていました。

水戸光圀役の中井貴一もさすがベテランと言える存在感と、保科正之役の松本幸四郎より、まだ現役感のある強きな姿勢が大名?(分かんないですが、なんか凄い人。笑)らしくて素晴らしかったです。
橋の上でちょっとだけ日舞?を踊ってますが、すごい上手かったと思います。
その後算哲がコッソリ真似をしてますが、レベルが全然違いました。笑
笑えました。

関孝和役の市川猿之助も素晴らしかったです。
関と算哲が直接話すのはストーリーも中盤か後半あたりになって始めてですが、同じ志を持つ者として、コインの表と裏の様な一体感があり、なおかつ関はそこから外れ始めた算哲の良い導き手として存在しており、この雰囲気を市川猿之助は見事に表現していました。

公家役の市川染五郎も嫌な役を見事に演じて存在感を発揮していましたし、その金魚の糞みたいな松太夫役の小須田康人も嫌味な公家感が満載でした。

役者陣が本当に素晴らしかったです!

そして星や太陽をテーマとしているだけあって壮大なものに挑んでいるという雰囲気もきちんとあります。

昔の鎖国時代の日本にこんな凄い人が居たんだ~と思うと感動します。
鎖国してるのに、地球は丸くて太陽の周りを回ってるって気付けるとかちょー天才!!
2時間半という大作ですが、飽きずにむしろどんどんのめり込んで観る事が出来ました。
星や太陽が好きな人も岡田准一ファンも宮崎あおいファンも、誰でも楽しめる素敵なドラマ作品です。
ちょーオススメです!!

my評価9点(10点満点中)





概要
原作は日本人小説家、冲方丁による同名小説。
角川書店の月刊小説誌「野性時代」の2009年1月号~7月号に掲載されていた。
小説は150万部以上を売り上げるベストセラーとなり、第31回吉川英治文学新人賞などを受賞し、第143回直木賞の候補にもなった。
また一般の書店員の投票によって決まる第7回本屋大賞も受賞した。
主人公の安田算哲は後に渋川春海と名を改め、1639年~1715年に生きた実在する人物である。
今作では渋川春海の生涯を描いているが、原作や史実とは多少異なるシーンもあり、エンドロールの後に断りの一文が添えられている。
また安田算哲の「貞享暦」は日本初の国産暦となった。


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Last updated  2016.05.10 14:46:18
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和希ちゃん8383 @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) ツルノカミさんお久しぶりです。 コメント…
ツルノカミ @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) 和希ちゃん8383さん、 お久しぶりです。 …
和希ちゃん8383 @ Re[1]:男と女の不都合な真実〜自由気ままに映画日記(07/03) ツルノカミさん コメントありがとうござい…

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