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2017.05.26
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カテゴリ: アメリカ旅行
セドナでは、思いがけず

バーシング・ケイブに巡り合うまでのトライアルがありました。


そこで教えられたのは、

『信頼し、委ね、明け渡すこと』と『情熱や意図、行動力』のバランス


これまでならば、「見つからないなら、行く必要がないんだ。」と

さっさとあきらめていたでしょうが、

「あきらめきれない。やっぱり行きたい!」その衝動を尊重し、

素直に行動した結果、扉が開きました。



「どちらか」、に偏れば停滞し、



そのレッスンでした。



そして、ここシャスタでも、トライアルが待ち受けていました。

名付けて「ハートレイクを探そう」



私たちは、シャスタ・シティーからレイクシスキューを通り、

山道を登っていきました。

目指すは、キャッスルレイク。透明な水を満々と湛えた、清らかで美しい湖です。


冬場は凍結するキャッスルレイクですが、真夏の熱波で温められ、

多くの人々が、水遊びを楽しんでいました。

私たちも、水着に着替え、その身を清水に浸し、ご挨拶(禊)をしました。

何とも心地の良い水温で、いつまででも泳いでいられそう。

子供も大人も、ひたすら無邪気に遊んだ、とても楽しいひと時でした。





着替えを済ませ、トレッキングシューズを履き、杖代わりの枝を手に

「ハートレイクを探そう」探検隊の出発です。



キャッスルレイクを横目に、森の中のトレイルを進み、

急な登りや岩場も、ずんずん登っていきます。

たくましくなった子供たちの後ろ姿に、感動しきり・・・




 一年先のことなんて、何がどうなっているか、わからない。

 まさに、今、このタイミングで、この旅に来られて、完璧だったなぁ!」

感慨深く、喜びと共に、一歩一歩を踏みしめていました。



途中、森の主のような立派な大樹が目に留まり、思わず抱きしめて

この地に来ることが出来た感謝を伝えました。


「ドクン・ドクン・・・」 大樹に流れる、遥か昔から続く脈動が、

私のハートとシンクロし、この胸の中で響いています。

「よく来たね。待っていたよ・・・。」そんな声が聴こえてきました。



しばらく進むと、森は途切れ、木陰のない開けた場所に出ます。

そこからはトレイルがいくつにも分かれていて、見当をつけて進んでみるも

手ごたえがなく、すっかり迷ってしまいました。


意気揚々としていた子供たちも、暑さと疲労でぐったりしてきました。

ヒデさんは、皆を気遣い、あちこちのルートを先回りして確かめに行ってくれました。

「湖があったよ!」

嬉しい知らせに、皆元気を奮い立たせ、そのルートを進んでいきました。



途中にきれいなお花畑が広がっていて、じっくり見つめるとそれらは

野生のルピナスと、オダマキでした。

園芸種とは違って草丈が低く、花も小振りで、控え目な色味でしたが、

なんとも可憐な花々が、風に吹かれて揺れていました。


「両方とも、パパが大好きな花だ!このあたりが原産なのかなぁ。

 パパはこのあたりで暮らしていた記憶があって、それであんなに好きなのかな?」

ふと、そんなことを考えていると、思いがけず涙がこぼれました。


「あれ?なんか・・・泣いてる」

後から、後から涙があふれてきます。ぼたぼた涙をこぼしながら、草原を歩きます。


ビジョンがやってきました。

ネイティブアメリカンの家族がこの山を越えて、追っ手から逃れようとしています。

私はそのリーダーである男性の視点で、追体験しています。


妻や子を守ろうと必死で抵抗しますが、力及ばなかったようです。

ハートブレイク・・・苦い後悔や無力感、罪悪感を感じていました。


その守れなかった妻は、ヒデさんなんだなぁ・・・そうわかりました。

彼女の愛した花々・・・愛おしい平和な日々の記憶


しばらくしゃがみこんで、声を上げて泣きました。

私の体を導管として、忘れられていた記憶が、未消化の感情が

解放され、光へと還っていきます。


その美しさ、完璧さに魂がふるえているのを、同時に感じます。

光はイーグルの翼となって天翔け、空に溶けていきました。



一足遅れでたどり着いた湖は、探していたハートレイクではありませんでした。

人気のない、静寂の森に佇む、リトルキャッスルレイクと呼ばれる湖。

でも上から眺めると、ハート型に見えました。


「もう一つの、秘密のハートレイク、見つけちゃったね!」皆の健闘を称えつつ

すべての必然に畏敬の念を感じていました。



その日の探検はそこまで。

翌日は、マウントシャスタへご挨拶に行きました。

雪が解けた夏場だけ、五合目(バーニーフラット)から先のゲートが開き、

標高2,390m(オールドスキーボウル)まで、車で上がっていくことが出来ます。



車から降り立つと、そこは、別天地・・・

あまりに透明で純粋な愛のエナジーにみたされていて

感動を通り越して、その気高さに圧倒されてしまうほどでした。


彼方から、インディアンフルートのメロデイーとインディアンドラムのリズムが

さざ波のように響いてきます。

ひんやり心地よい空気には、甘くかぐわしい香りが溶け込み

これは夢?現実?・・・そのリアリティを実感したくて、何度も深呼吸しました。



「愛の呼吸・・・」「呼吸は愛・・・」そんなメッセージが舞い降ります。

いつも吸っていたのは、ただの空気ではなかった・・・・それも、愛。

愛を吸い込み、愛をめぐらせ、愛を送り出していく・・・それが呼吸!

それが生かされている、ということ。


ありがたい気づきをいただき、

背筋がピンと伸び、呼吸がぐんと深くなりました。



私たちは、トレイルを歩いて進み、清冽な湧き水をいただきました。

シャスタのお水は、どこで汲んでも、みな素晴らしく美味しいのですが、

こちらは、聖水といった趣で、パワフルな癒しのお水でした。



男の子チームは、さらにルートを登り続け、万年雪のあるあたりまで

行ってきたそうです。

女の子チームは、水辺で小鳥たちやシマリス、山野草を愛でたり

変わりゆく雲の姿や空の色を眺め、まったりと過ごしました。


夕暮れ時、大空は刻一刻とその色合いを変えていきます。

ブルー、ピンク、ゴールド・・・うっとりするようなグラデーション。

遥か地上の景色も、クリアに見渡せて、まさに絶景でした。





ハートがうるうる満たされて、喜びで輝いています。

シャスタ山、シャスティーナ山に、心から感謝を伝えました。

内なるバランスを見出すことができますように・・・と祈りました。



そして次の朝、いよいよ「ハートレイクを探そう」探検隊、再アタックです。

まだ涼しい午前中、記憶に新しい道のりを、余裕で登っていきます。

前回、あんなに迷った分かれ道も、今度はすんなりクリアして、

ドキドキワクワクで進んでいきます。



とうとう発見!ハートレイクのきらめく湖面が、視界に飛び込んできました。

「やったー!!」喜びを爆発させて、子供たちと夢中で駆け寄ります。





ハートレイクはこじんまりとした可愛い湖で、きれいなハート型をしており

開けた高台に、その青い水を湛えています。

穏やかな温かいバイブレーションを放ち、そっと包み込んでくれるよう・・・



さらに道を進むと、すぐ先に小さなハート型の池?が現れます。

私たちは「ミニ・ハートレイク」と呼びました。

周囲に美しいお花畑が広がり、自然の倒木が白鳥のアートのように見えて

まるで妖精の世界! 異次元の周波数を感じました。



水辺で、感謝の祈りをささげると、そよ風が吹き抜け

キラキラと光が水面にふりそそぎました。


振りむけば、正面に、マウントシャスタの神々しい姿。

そして見下ろせば、足元に、キャッスルレイクの深い青。

なんと! キャッスルレイクこそ、完璧なハート型をしていたのでした。





童話「青い鳥」のお話みたいですね。

近くにあっても、旅してからでないと気づけないこと、たくさんありますね。



皆でゆっくり景色を堪能し、たくさん写真もとって、心身ともにフル充電。

帰り道は、翼が生えたように軽々と、駆け下っていきました。

さいごに、キャッスルレイクでひと泳ぎして、この探検はフィナーレ!



皆の情熱とぶれない意図、あきらめない行動力が

必然を信頼し、導きに委ねる、オープンハート・直観と融合し

今回のトライアルも、想像をはるかに超えた結果へ。

その貴重なプロセスを一つ一つ味わえたことが、

私たちにとって、何よりの宝となっています。





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Last updated  2017.05.26 18:15:13
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