発達障がいな息子たちとの日常

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2008.02.21

リンパ腫と抗がん剤について

(7)

テーマ：癌(3566)

カテゴリ：悪性リンパ腫の話

先週から父が入院して、
胃カメラや骨髄検査、ＣＴなどいろいろ検査を受けていましたが、
今日はその全ての結果と抗ガン剤治療について、
医師の説明を聞いてきました。

父の悪性リンパ腫は分類で言うと、
Ｂ細胞腫瘍の『びまん性大細胞リンパ腫』と言うのだそうです。
悪性度で言うと中度で、
月単位で進行しているようでした。
進行度は、横隔膜を挟んだ上下に及んでいる、３期。

その頃は進行の遅いタイプと診断を受けていました。
確かにその後も特に体調に変わりはなく、
抗ガン剤治療を断ったのも間違いではなかったかなと思っていました。

ところがこのところ急に痛みや苦しさを感じるようになり、
今回の検査で、進行が速くなっていることが確実視されたのです。

このまま放っておいていいわけはない、とは思っていても、
強い抗ガン剤治療に父が耐えられるかという不安で
なかなか気持ちの踏ん切りがつかなかったのですが、
今日の説明を聞いて、
抗ガン剤治療をすることに、家族で納得できました。

抗ガン剤には、

ＣＨＯＰ療法を併用することになりました。
リツキサンを併用することで治療効果が10％ほどアップするのだそうです。
ただ、やはり強いので、
ＣＨＯＰは抑え目に投与するという方法をとることになりました。
来週からその治療を始めるということで同意書も提出。

ただ、
説明をしてくれた担当の医師は
ガン患者や家族の暗くなりがちな気持ちを軽減させるつもりなのか
はたまた
もともとそういう無神経な性格のためなのか
時折、
「１００％で投与すると命まで持ってかれちゃうかもしれないからね～」
とか
「○○さん（父）がどうなるかなんて、やってみないとまったくわかりませんよ。まぁ強すぎてダメならやめなきゃしょうがないですよねぇ」
とか
冗談っぽく笑いながら話をするので
そのたびに嫌な気持ちになりました。

あなたにとっては、何十人、何百人のうちの１人だけれど
私達は経験者でも挑戦者でもない、
生きるか死ぬかで病院に来ているのですよ。

と、言えない弱さにも嫌な気持ちでした。
こんな時、男の人だったら
強気で言えるのかも。
あいにく兄２人とも仕事の都合がつかず
母と、娘の私と、兄嫁２人の女ばかり。
バカにされているのかしら、と思いつつ、
いやきっと大した病気ではないから医師は笑っているのよ、と
いい方へ考えるようにして
明るく病室を出てきました。

週末には一旦帰宅して
月曜日からいよいよ治療開始です。
父には頑張って乗り越えてもらわないと

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Last updated 2008.02.25 12:13:33
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■コメント

Re:リンパ腫と抗がん剤について

ほっぺさん

悪く言えば、
医者ってそういうものらしい。
患者の負担を減らそう、家族の気持ちを…という考えのない先生方がほとんどなのだそうです。
だから、お父さまのことは家族で決めるしかないのだそうだよ。どうしてあげるのが一番なのか…
どうか、治療がうまく行きますように。
(2008.02.25 15:07:49)

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はじめまして

iwatako さん

なんだか人事とは思えませんでした。
私の主人の主治医の方はこのような軽口?タイプではないですが（逆にとっても真面目な生真面目タイプ)、
お医者さんにとっては大勢いる患者の一人でも、私達家族にとってはかけがえの無いたった一人の存在なんですよね。
そういう家族の思いを医療サイドは配慮して欲しいと思います。
お父さん、頑張って乗り越えてくれるといいですね。
良い方向に進むように心よりお祈りしています。

(2008.02.25 17:20:09)

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Re:リンパ腫と抗がん剤について

ほっぺさん

言い方悪いけど、医者ってそういう人が多いよ。
特に総合病院は、どうしたら一番負担にならないかとか、患者さんサイドの考えや家族のためになんて考えは、思いやりはないものだと。
看護師さんがぼやいておりました。
すべてやはり決めるのは家族で、治療は任すしかないのだけれど、おかしいとおもったらどんどん言わっていいんですよ。患者…お父さまのことを本当に考えているのはやはり家族だけだから。
お父さまの治療がうまく行きますように。
(2008.02.26 06:08:46)

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Re:リンパ腫と抗がん剤について(02/21)

tot23 さん

こんにちは

うちの父は抗がん剤に耐えられなかったです。
でも、抗がん剤を最初からやめるのはそれは「あきらめる」ということ。やっぱりそんなことできなかったです。
いろいろ考えると複雑で、何も言えなくなります。

つらさを共有する者同士がたくさん話しをして、たくさん気持ちを伝えあい、支え合う・・・それを心がけてください。 (2008.02.27 00:01:49)

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iwatakoさん

どんどこ母さんさん

ご訪問＆書き込みありがとうございます。

＞お医者さんにとっては大勢いる患者の一人でも、私達家族にとってはかけがえの無いたった一人の存在なんですよね。

医師にとってはいつものこと、と大した問題ではないのかもしれませんね。
私達はともかく、父が医師の言葉に傷つけられないか、それが心配です。

＞お父さん、頑張って乗り越えてくれるといいですね。
＞良い方向に進むように心よりお祈りしています。

ありがとうございます。
iwatakoさんのご家族にも、よい結果が出ますよう、お祈りいたします。
(2008.02.27 10:38:42)

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ほっぺさん

どんどこ母さんさん

＞特に総合病院は、どうしたら一番負担にならないかとか、患者さんサイドの考えや家族のためになんて考えは、思いやりはないものだと。

義母が以前診てもらっていた医師もやっぱり無神経で（同じ病院）、
「裁判で負けるから」とかいう本音が出たことがあるの。呆れちゃったよ。
この頃は医師もパソコン見ながら診察してるし、患者そっちのけの医療って感じで情けないです。

＞お父さまの治療がうまく行きますように。

ありがとう。
私も精一杯のことをしてあげたいです。 (2008.02.27 10:42:09)

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tot23さん

どんどこ母さんさん

＞抗がん剤を最初からやめるのはそれは「あきらめる」ということ。

そうなんです。
抗がん剤治療は確かにリスクが高いけれど、
何もしないでいても病気は進行していくし、痛みや辛さも消えることはないんですよね。
それならば、勝ちに行くしかない、という判断で始めました。

＞つらさを共有する者同士がたくさん話しをして、たくさん気持ちを伝えあい、支え合う・・・それを心がけてください。

ありがとうございます。
こうしてブログを通じていろいろな体験談や励ましの言葉をいただけて、とても心強いです。
私も誰かの支えになれたら、と思って、父の経過を書き込んでいきます。
書き込みありがとうございました。 (2008.02.27 10:45:24)

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