手作り日記☆
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何のためにパンを作る?私はこの仕事をする上で一番大切な部分だと考えています。パンが好きだから?それは当り前のことです。パンを嫌いな人の作るパンが美味しいはずがありません。物を作る楽しさを感じるため?技術を磨くため?たまにいるのが自分のため、と答える人。私が今、一番嫌いな答えです。自分のためにパンを作って自己満足を得る。それだけでは何か大切なものが欠けていると思いませんか?私ならこう答える。私は自分の作るパンで人を喜ばせることができます。人を喜ばせる、誰かに貢献する、ということに喜びを感じているし、とても誇りに思っています。だから私は自分の存在意義を感じられる。私の作ったパンを食べてくれる人たちに、私が存在する意義を作ってもらっている、と言った方が正しいでしょうか。この仕事だけでなく、大切なのは自分のすることによって誰がどう感じて、どう思うのかを考えることではないでしょうか。喜んでくれる人がいるからパンを作る。でも、私は存在する意義を感じてはいても、今の自分に満足はできません。美味しいと言ってもらえるのは、とても嬉しいです。でも、同時に申し訳ない気持ちも感じています。もっと美味しいものが作れたら、もっと喜んでもらえるはずなのに、と。だから、もっと努力しなくてはいけないな、と思っています。プロだからこそ尚更、常により良い物を目指すのは責任の一つだと思っています。だからこそパンを作る上で一番大切なのは心だ、と思っているのです。誰かのために、と強い信念を持っていれば必然的に努力するはずですから。努力するのは自分ですが、私を努力させてくれているのは私の仕事の先にいる「誰か」なのです。決して自分で努力して成長した自分が偉いのではないのです。誰かがそうさせてくれていることを忘れてはいけないのです。だから「自分のため」と答える人が嫌いなんです。偉そうなことを書いてしまいましたが。この先、大切な何かを失わないために。9月に今の職場を退社します。技術的なレベルや、仕事の内容云々よりも、今の職場はパン職人としてのあるべき心が欠落してる人が多すぎます。私にとっては環境が悪いと感じています。例えば、小麦粉の保管してある部屋で平気に煙草を吸う人がいたり。食べ物を作る人間が煙草を吸うこと自体理解しがたいのに、パンの命とも言える小麦粉に煙草の煙をかけているのですから、パンを作る資格すらありません。と、書き出すとキリがないので。なので、人間的に「この人と一緒にパンを作りたい」と思える人の所に行こうと思っています。大切なのは心ですから。では。次の職場が決まりましたら、また!
July 12, 2008
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