わたしのブログ

2011.05.01
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カテゴリ: 競馬
・天皇賞(春)
<メジロ牧場>
天皇賞(春)といえば、先日牧場解散を発表したメジロ牧場が思い起こされます。今年の天皇賞(春)のCMにもなっているように、メジロ牧場はステイヤーを育て、メジロアサマ-メジロティターン-メジロマックイーンと3代天皇賞制覇(アサマ、ティターンは3200m時代の秋、マックイーンは春2回、秋は2000m時、1位入線も18位=最下位に降着)。4代目として、ホクトスルタンに期待がかかっています(まだ現役(7歳)ですが、今年は出走できず、このままでは記録達成は難しそうです…)。
天皇賞3代制覇は偶然ではなく、ステイヤーを重視していた結果と聞いています。メジロ牧場開設(1967年)当時、天皇賞は日本一の競走馬を決める競走として位置づけられており、春・秋何れも3200mで開催されていましたし、「『天皇』賞」はある一定以上の世代の人たちにとっては特別なレースであったことは想像に難くなく、当時の感覚としてはごく自然であったと思われます。(天皇賞には1980年まで「勝ち抜け制」があり、優勝馬は以後、同競走に出走できませんでした。これは、過去の優勝馬が再度出走して負けると天皇賞馬としての威厳を下げてしまうためだそうで、複数優勝は1988年のタマモクロスが最初でした。)
ちなみに、一方で、ダービーは以下の通り、2着が4回もありましたが、結局勝てませんでした。
1961年 メジロー(優勝馬ハクショウ、ハナ差)
     …「ハクショウのハナ」という言葉が生まれたとか。
1983年 メジロモンスニー(優勝馬ミスターシービー、1馬身3/4差)
1988年 メジロアルダン(優勝馬サクラチヨノオー、クビ差)

1990年 メジロライアン(優勝馬アイネスフウジン、1馬身1/4差)
私は大学生時代にメジロ牧場に行ったことがありますが、当時はまだ競馬ブーム到来前で見学者もそれ程多くなかったせいか、放牧場に入れさせてもらい、メジロラモーヌとメジロティターンの母馬のシェリルにさわさせてもらいました…。いい思い出です。

<人気>
前日最終オッズでは単勝3番人気まで10倍以下、単勝4~8番人気が10倍台と人気が割れている感があります。
2年連続して出走した馬の人気を比較すると以下のようになります。
フォゲッタブル:1番人気(6着)→14番人気
ジャミール:3番人気(7着)→11番人気
マイネルキッツ:4番人気(2着)→6番人気
トウカイトリック:6番人気(9着)→18番人気
ナムラクレセント:7番人気(4着)→5番人気
トーセンクラウン:10番人気(11着入線、18着に降着)→16番人気

1番人気 コスモヘレノス 1.4倍
2番人気 エイシンフラッシュ 3.3倍
3番人気 ナムラクレセント 13.1倍
3番人気 トゥザグローリー 13.1倍
5番人気 ジェントゥー 26.1倍

何故、コスモヘレノス!?

<菊花賞(距離適正)>
今では長距離レースが少なくなってしまったので、菊花賞の成績は天皇賞(春)を予想する上で重要になると思います。
優勝…オウケンブルースリ
2着…フォゲッタブル、ローズキングダム
3着…ナムラクレセント、ビートブラック
7着…ヒルノダムール
10着…ゲシュタルト
そもそも菊花賞ではなく天皇賞(秋)に出走したペルーサは距離適正がどうなのか、と考えさせられます。

<ステップレース>
私は大阪杯から天皇賞(春)に挑んだ馬は長距離実績がない限り、あまり信頼を置けないと思い込んでいます。かなり昔になりますが、大阪杯を勝ったトウカイテイオーが阪神大賞典をステップにしたメジロマックイーンに敗れ、そのメジロマックイーンが大阪杯をステップにした年にはライスシャワーに敗れた…ということがあったせいだと思われます。

<外国馬>
今年は久しぶりに出走する外国馬・ジェントゥーはどうでしょうか。日曜日の朝の段階で京都・芝コースは稍重、天候は曇り、天気予報は雨時々曇りですから、重馬場が得意そうな同馬にとっては好都合ですが…私は無印にします。
外国馬の選出は3月17日、大震災の後でした。海外からは地震よりも原子力発電所の影響を心配する声が大きく、アメリカのチャンプペガサスは辞退。それに対してジェントゥーは関西空港ではなく、成田空港から白井競馬学校へ…よくやってきたものだと思います(フランス大使館に確認した上でのことだそうです)。4月20日に日本に到着、しばらく白井競馬に(検疫のため?)滞在し、26日に京都競馬場に移動しました。このスケジュール自体はそれ程ハードではないと推測しています。
戦績は42戦10勝、最近4戦で3勝(G1 2、G3 1)2着1回と絶好調のようですが、もともとは157万円と、安いと言われたオグリキャップよりも安い馬でした。その後、現在のオーナーにトレードされたというところもオグリキャップと同じですが、現在の調教師にとって同馬でのG1勝ちは開業40年経って初めてのものとか。オーナーも所有馬12頭、昨年の馬主の収得賞金は15位とそれ程の大馬主ではなさそうで、よく遠く離れた日本まで来たものだと感心することしきりです。(ちなみに、馬名は「ヒンドゥー人」「ジェンツーペンギン」という意味だそうですが、現馬主には正確な命名意図は不明だそうです…。)
騎乗予定のドミニク・ブフ騎手は1990年のジャパンカップでオードを2着に導いたはずですが、なぜかJRAの同馬のプロフィールに書かれていません。…何かいけないことだったのでしょうか?ウィキペディアによると同騎手には麻薬密売の前科があり、有罪判決(執行猶予付き)を受けたことがあるようなので、それが影響しているのかもしれません(日本では窃盗で騎手免許を剥奪された人がいました)。ちなみに、同騎手には今回の来日での騎乗予定は天皇賞(春)以外にありません。2003年にマイルチャンピオンシップのために来日した際にはたくさん騎乗していましたが、2008年のエリザベス女王杯のための来日の際には他のレースに騎乗することなく、同レースでも10着に敗退していました。同馬には最近ルメール騎手やデムーロ騎手が騎乗していたのですから、勝てるとなれば、どちらかに依頼するのではないでしょうか…。(深読みしすぎ?)

<調教>
JRA HPに掲載されている調教映像が良く見えたのはビートブラック、ローズキングダム、ペルーサ、トーセンクラウン、次いでトゥザグローリー、コスモヘレノス、エイシンフラッシュでした。

<予想>
本命はローズキングダム。前走の日経賞はトゥザグローリーに完敗しましたが、斤量59kg(同馬初)は厳しかったと思われます(先着したトゥザグローリー、ペルーサとも58kg。前々走の日経新春杯も3着でしたが、先着したルーラーシップ、ヒルノダムールとは1.5~2kgの斤量差がありましたので、同斤量となるここではそれ程気にしなくても良いと思われます。何よりも調子がよさそうなので、菊花賞2着の実績を信じます。武豊騎手がいつもより少し前方で競馬をしてくれることが条件とはなりますが…。
ナムラクレセントは私にとっては中距離馬というイメージがありますが、3000m以上のレースの成績はなかなかよいと思います。菊花賞3着(0.4秒差)、天皇賞(春)4着(0.9秒差)、阪神大賞典3着(0.3秒差)・1着(0.6秒差)と重賞ばかりで1勝3着2回4着1回。本命視するのはどうかと思いますが、前走の阪神大賞典の勝ち時計3分4秒4はなかなかの好時計、父ヤマニンセラフィムの母はヤマニンパラダイス、その父はDanzigとマイラー血統なのではないかと思いますが、何がどうなったか、同馬は実は長距離向きなのかもしれません。長距離向きと言えば、長距離レースでより重要となる騎手についても同様だと考えています。同馬に騎乗予定の和田騎手はテイエムオペラオーとのコンビが有名ですが、1996年デビューでその年にステイヤーズSを勝っており、菊花賞をアルナスラインで2着(2007年)、天皇賞(春)はビッグゴールドで2着(2005年)と同騎手のレベルにしては長距離実績があるので、むしろアテにしてもよいのではないか…と考えています(ちなみに、テイエムオペラオーで皐月賞を勝ったのが1999年)。
ビートブラックは昨年菊花賞3着、ローズキングダムと接戦を演じました。ダイヤモンドSを55kgで負けたことは大きなマイナスですが、今回騎乗する岩田騎手はデルタブルース(菊花賞)やアドマイヤジュピタ(天皇賞(春))で長距離実績があるので、連下に据えます。
昨年のダービー馬エイシンフラッシュは2500mまでしか距離経験がないことが不安ですが、調子がよさそうですので、連下に残します。JRAのCMでメジロマックイーンが7枠15番だったため、逆に買う気がしなくなっているのは事実ですが…(ちなみに、そのときに2着は5枠9番ミスターアダムス、3着は5枠10番オースミシャダイ)。大阪杯をステップにしていますし、無印にしちゃおうかな…という瀬戸際です。
問題なのはトゥザグローリーです。しばらく外国人騎手の騎乗が続いたことから、前走騎乗した福永騎手が主戦となるはずでしたが、天皇賞(春)当日まで騎乗停止。福永騎手はやはり同馬に未練があるようで調教にも騎乗したようですが、騎乗停止になっては仕方がありません。そもそも、これだけの馬なのに、これまで12戦で連続して騎乗したのは1回のみとほとんど毎回乗り替わり(8人、うち外国人騎手3人、地方所属騎手1人)。騎乗経験のある騎手では池添騎手も空いているように思うのですが、本番は四位騎手騎乗予定。四位騎手はダービー2連覇等、JRAトップレベルの騎手だと思うのですが、その割には長距離での成績が今一つだと思います。3000m以上の重賞レースでの実績がアサクサキングス(菊花賞馬、天皇賞(春)3着)ぐらいしかないのはいけません。武(豊)騎手や横山(典)騎手どころか、和田騎手よりもひょっとすると…。しかもトゥザグローリーにはテン乗りですし、同馬も2500mまでしか経験がないので、1番人気には到底乗れません。調教はマイネルキッツと併せ、調子はよさそうでしたが、無理やり無印にしてしまいます。
ヒルノダムールは暮れの有馬記念には出走していないものの、年明け4戦目では余力を期待できないと思います。菊花賞は7着でしたし、大阪杯をステップにしたところを嫌って無印とします。
菊花賞馬オウケンブルースリ、菊花賞2着のフォゲッタブルは長距離実績でのプラスは大きいものの、近況今一つで調教もよくなかったので、無印です。
コスモメドウ、コスモヘレノスの両馬も気になりますが、長距離レースでは騎手に依存するところが大きくなるので、定量のG1では割り引かざるを得ません。
マイネルキッツが来たらば「やられた」と思うことになると思いますが、半信半疑ですし、あまり手を広げたくないので、無印にします。
大穴ならトーセンクラウンですが…。

本命 ローズキングダム
相手 ナムラクレセント ビートブラック エイシンフラッシュ
自分の買いたい目は以下の通り。
ワイド 3-4 1-4 4-15
3連複 1-3-4(経済的な理由から買いませんが…)

<おまけ>WIN5
東京10R アハルテケS-(3)ナムラタイタン
京都10R 錦S-(2)ドリームゼロワン
新潟11R 谷川岳S-(6)スマートステージ
東京11R スイートピーS-(3)アカンサス
京都11R 天皇賞(春)-(4)ローズキングダム





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最終更新日  2011.05.01 12:33:45
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