わたしのブログ

2011.12.20
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カテゴリ: 競馬
・有馬記念
いよいよ年末最後のG1有馬記念、思い入れを形(馬券)にするレースでもあります。
今年の有馬記念はこれが引退レースとなる上、同日レース終了後に引退式を行うブエナビスタと今年の3冠馬オルフェーヴルの対決がメインテーマとなるというのが衆目の一致するところだと思います。
あまり有馬記念とは関係はありませんが、昨日「オーブルチェフの故障について」という記事を見つけ、驚きました。単なる読み間違いです。なお、同馬はかなりの能力がありそうなので、この故障はとても残念です(スタートで躓き4~5馬身出遅れながら、圧倒的人気に応えて今年の全日本2歳優駿(Jpn1)を優勝したのですが、骨折(左第3指骨々折)が判明してしまったそうです)。
さて、私の把握している出走予定馬は以下のとおりです。
馬名 騎手
ブエナビスタ 岩田
オルフェーヴル 池添
ヴィクトワールピサ デムーロ
ローズキングダム 後藤
トーセンジョーダン ウィリアムズ
アーネストリー 佐藤
ペルーサ 安藤(勝)
エイシンフラッシュ ルメール
ヒルノダムール 藤田
トゥザグローリー 福永
マイネルキッツ 三浦
ジャガーメイル 四位
シャドウゲイト 田中(勝)
キングトップガン 柴田(善)
レッドデイヴィス 武(豊)
ルーラーシップ メンディザバル

まず、有馬記念が事前に引退レースとされていた馬の成績を見てみましょう。
馬名 投票 人気 着順 1(2)着馬
1956年
メイヂヒカリ* 2 1 1 (キタノオー)
1965年
シンザン* 1 1 1 (ミハルカス)
1970年
スピードシンボリ* 4 3 1 (アカネテンリュウ)
1974年
ハイセイコー* 1 3 2 タニノチカラ
1976年
トウショウボーイ* 2 2 2 テンポイント
1981年
ホウヨウボーイ 1 1 2 アンバーシャダイ
1982年
モンテプリンス 1 5 11 ヒカリデユール
1983年
アンバーシャダイ 1 1 3 リードホーユー
1986年
メジロラモーヌ* 3 2 9 ダイナガリバー
1988年
タマモクロス 1 1 2 オグリキャップ
1990年
オグリキャップ* 1 4 1 (メジロライアン)
2001年
テイエムオペラオー* 1 1 5 マンハッタンカフェ
2003年
シンボリクリスエス# 1 1 1 (リンカーン)
2006年
ディープインパクト*# 1 1 1 (ポップロック)
2007年
ダイワメジャー# 3 6 3 マツリダゴッホ
2009年
マツリダゴッホ 5 3 7 ドリームジャーニー
2011年
ブエナビスタ# 1 ? ? ?

(ミスターシービー、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、ダイワスカーレットら、故障等により結果として有馬記念が引退レースとなった馬は除きます。ちなみに、メイヂヒカリは出走時のレース名は「中山グランプリ」。馬名の後に"*"があるのは顕彰馬、その他の馬は私が独断で選びました。また、同日レース後に引退式を行った馬には"#"を付けました)
とくに引退レース当日に引退式をすることとなったブエナビスタ。まさに岩田騎手がテレビのインタビューで言っていた通り、負けるわけにはいかないレースとなりました。
私の知る限り、有馬記念に出走後、同じ日に(中山)競馬場で引退式をした馬は3頭。2003年のシンボリクリスエスは過去最大の9馬身差をつけ、2007年のディープインパクトは前年2着の雪辱を果たし優勝。2007年のダイワメジャーはもともとファン投票3位、当日も単勝6番人気でしたが、3着。どうやらファン投票順位が妥当な着順のようです。

3冠達成年 馬名 3歳時 4歳時
1964年
シンザン 不出走 優勝
1983年
ミスターシービー 不出走 3着
1984年
シンボリルドルフ 優勝 優勝
1994年
ナリタブライアン 優勝 4着
2005年
ディープインパクト 2着 優勝
2011年
オルフェーヴル ? ?

※ 最初の3冠馬セントライト(1941年)が現役時代には有馬記念がありませんでした。

コース経験は両馬とも多くありません。震災の影響で皐月賞が東京競馬場で開催されたため、オフフェーヴルは中山競馬場の出走経験がないまま3冠馬となっていますし、ブエナビスタにしてもこれまで22戦していますが、中山競馬場は過去2回、有馬記念だけ走って2着2回。実績がある分、ブエナビスタに軍配が上がる、という考え方もありますが、ブエナビスタは器用さに欠けるところがあり、似たコース形態の阪神競馬場の芝・内回り宝塚記念も2年連続で2着、実績からしてもG1 4勝の東京競馬場の方がよいと思います(ちなみに、残るG1 2勝は阪神・芝1,600mの阪神JFと桜花賞)。
では、結局のところ、どちらが先にゴールするのか、と問われれば、オルフェーヴルだと思っています。皐月賞・東京優駿では狭いところを抜け出す一瞬の脚を見せ、神戸新聞杯ではスローペースを我慢して見せ、しかもいい脚を長く使えるのですから、レースのしやすさ、展開に左右されない強みがあると思います。また、オルフェーヴルの全兄のドリームジャーニーは中山競馬場で11戦し、朝日杯FS、有馬記念、オールカマーを勝ち、3-3-1-4と得意としていました(一方東京競馬場では5戦し、東京スポーツ杯2歳Sの3着、東京優駿の5着、天皇賞(秋)の6着・10着、安田記念10着と振るいませんでした)。また、5歳時(2年前)の有馬記念では3歳で斤量に恵まれていたブエナビスタを1/2馬身差で負かしています。もっとも、このレースでは道中最後方にいた11番人気エアシェイディが3着に入ったように、リーチザクラウンが前半1,000mを58秒6のハイペースで飛ばしたレースで6番手を追走したブエナビスタよりもスタートで出遅れ、道中後方2番手を進んだドリームジャーニーに展開の利があったとは思いますが…。
ブエナビスタもレース後、同日引退式というプレッシャーはあると思いますが、3冠牡馬に負けた2着であれば許されるでしょう。G1 7勝目を飾り、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウォッカに並ぶ、というのはきれいですが、オグリキャップが今で言う3歳時に有馬記念を引退レースとしたタマモクロスを負かしたことが頭にあることもあり、オルフェーヴル→ブエナビスタとしたいと思います。
一応今のところ3着は後藤騎手騎乗を前提にローズキングダムを考えています。エイシンフラッシュも捨てがたいのですが、昨年1~3着が外国人騎手だったので、今年は日本人騎手を中心に考えたいところなのです。また、中山競馬場では4戦4勝(G1・G2 2勝ずつ)のヴィクトワールピサも侮れません。勝たれても「やっぱりドバイWC勝ちは伊達ではなかった」と納得してしまうと思います。エアシェイディの例(10番人気、11番人気で2年連続3着)もあるので、トゥザグローリーも気にしています。1戦ずつ勝ちと負けを繰り返しているルーラーシップは今度が勝つ番ですが、そういうレースでもないと思います。
ちなみに、横山(典)騎手がこの土曜日の10R香取特別で失格となり、有馬記念でペルーサに騎乗できなくなったころからレッドデイヴィスに騎乗する予定だった安藤(勝)騎手がペルーサに騎乗することになり、鞍上が空いてしまったレッドデイヴィスには武(豊)騎手が騎乗することになりました。直前の騎手の動きとしてはなかなか激しいものがあったと思いますが、これで武(豊)騎手が24年連続JRA G1勝利の可能性を残した、という意味で有馬記念への興味が増えたのは事実です。ただ、さすがに勝てないとは思います。レッドデイヴィスはオルフェーヴルに1戦1勝(シンザン記念)ですが、鳴尾記念で同斤量のショウナンマイティとタイム差なしでしたし、武(豊)騎手自身最近の騎乗は以前とは異なる(阪神C(フラガラッハ)や鳴尾記念(ショウナンマイティ)等、なぜか道中最後方を進んでいることが多くなったような気がします)ので、優勝は難しいと思います(道中再後方を進むことは、横山(典)騎手であれば、驚きませんが…)。
ここで思い出すのは伊藤修司調教師です。27年連続で重賞を勝ったのですが、最後の年となった1991年はノーザンコンダクトで勝ったラジオたんぱ杯3歳S、つまり、その年の最後から2日目の開催日に記録を更新した、ということがありました。この馬、強かったと思うのですが、明けて4歳(当時)になって共同通信杯2着、スプリングS 11着と重賞を勝てなかったのが印象的でした。
[おまけ]
騎乗停止処分について少し…。
土曜日の中山10R(香取特別)では、1位入線の3番人気馬が1番人気馬(落馬競走中止)の進路を妨害したとして失格となり、2番人気と4番人気の組み合わせで決まりました。加害馬に騎乗していた横山(典)騎手は実効4日の騎乗停止となり、有馬記念(ペルーサに騎乗予定)に騎乗できなくなりました。11月5日以来の勝利となるはずだった大竹厩舎もがっかりだったことと思います。
一方12月11日に香港で不注意騎乗があったため、香港ジョッキークラブ裁決委員から12月26日から来年1月4日までの騎乗停止処分を受け、JRAでも同じ期間だけ騎乗停止処分となった池添騎手。この期間JRA開催がなく、東京大賞典への騎乗予定もないようなので、実害なしでした。

有馬記念とは関係ありませんが、丸山元気騎手は、15日に川崎競馬採決委員から16日から29日までの騎乗停止処分を受けたのですが、もともとJRAで17日~25日まで騎乗停止となっていることから、JRA裁定委員会では16日から来年1月7日までの追加の騎乗停止処分となったそうです。どういう計算でこうなったのかはわかりませんが…。
JRAでの騎乗停止は10日の中山1Rでの走行妨害のためでしたが、川崎競馬場では進路妨害等ではなく、負担重量について騎手としての注意義務を怠った(前検量で検量した鞍を取り違えて競走に騎乗し、後検量の重量が前検量の重量と比べ2.3kg超過した)ことによる処分だそうです。慣れない競馬場での騎乗では間違いが起きやすいと思うのですが、あまり聞かない理由でした…。
(ちなみに、香取特別のケースについてパトロールビデオを何度も見ましたが、その角度があまりよろしくなく、どの程度加害馬が被害馬を邪魔したのか、わかりづらかったと思いますそのためか、馬主の(株)平田牧場は不服申し立てをしています)。





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最終更新日  2011.12.20 02:56:39
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