~講談社ノベルス、 2008 年~
Xシリーズ第3弾です。
それでは、簡単に内容紹介と感想を。
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ある朝、有名マジシャン、牧村亜佐美の邸宅で、奇妙な光景が見られた。ゲートのすぐそばに立つ、 15 メートルほどのポール。そのてっぺんに、男がぐったりとひっかかっていた。
その場に居合わせた真鍋瞬市は、バイト先の探偵社の上司・小川令子にこの話をする。小川がこの事件に興味をもち、調査してみたいと思っている頃、同業者の鷹知から事件についての話がもたらされた。小川と真鍋は、鷹知や、偶然現場近くで出会った西之園と情報交換をしつつ、事件についての調査を進めていく。
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概要は 2008.01.29 の記事から再掲。 10 年以上ぶりの再読となります。
2008 年の記事にも書きましたが、殺人をめぐる真鍋さんと小川さんの議論 (141-143 頁 ) は、今回も興味深く読みました。
本書でふれられている自殺の事件は、『ηなのに夢のよう』の事件のようです。Gシリーズも、完結後にあらためて通して読みたいと思っています。
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